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2004年01月29日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
生まれてこの方34年、誰と一緒に過ごした時間が長いかと言いますと、それはもう、ダントツで母であります。
姉は結婚が早く、兄は仕事で大阪住まい、父は2年半前に亡くなり・・・と、家族が一人一人、順に家から出る中で、母と私は変わらず一緒におりますこと現在進行形です。
もうしばらくは、未来進行形でもありそう・・・ぷぷぷ(謎)
ただ長いだけでなく、俗に言う一卵性母娘というタイプでもあります。
あ、逆ですか・・・一卵性だから長く一緒にいられるのでしょうね。 ま、どちらでも良いのですが。
長い上に、密度の濃い母娘関係だと思って下されば結構なのです、ハイ。
時々は派手な喧嘩もしますが、まずまず以上に上手くいっている二人です。
呼吸や基本の発想が似ていることもありまして、お互いの頭の中身は、いちいち説明しなくても解り合っている・・・

はずだったのですが!


お互いについて、「何を今更(@@」 と目を丸くするネタは、まだまだ残っておりました。
こちらが当然だと思っていたことに驚かれますと、こちらは3倍驚いてしまいます。

今日は、かな~り久々に発生したネタを御紹介しましょう。
例によって前置きが長いのですが、どうか御辛抱下さいませ(ぺこ)

母は、もうずっと昔から、自分の娘に ある小さな違和感を感じていました。
口に出して尋ねるほどのことではないので黙っていましたが、ヘンだなぁ、とは常々思っていたのです。
そして娘も・・・母ほどではないにせよ、どうしてだろう と思うことが、時々ありました。
こちらは、別に黙っていたわけではなく、思った端から忘れていただけなのですが。
なまじ普段からツーカーで通じ合う場面の多い母娘だけに、声に出して確認するという点が疎かになっていたのは否めません。
しかし、一番大きな原因は、いちいち確かめるほど重大な話でもないから、という点に尽きるでしょう(爆)

何かと言えば、お天気の話です。

サンサンと晴れた午前中に洗濯物を干そうとしていると、散歩からフラリと帰ってきた娘が、
「今日は、お昼には取り込む方が良さそう」
などと言います。
まさか、こんな上天気なのに・・・と思っている内に、俄か一点かき曇り、大雨が降り出したなどということがありました。
明日は雪だと聞いて覚悟していたら、学校から帰ってきた娘は、

と言い、母が用意していたスノーシューズを靴箱に戻しました。
翌日の朝、娘は強風に小柄な身体をキリキリ舞いさせて、ヨチヨチと登校して行きました。

こんなことが、娘の子供の頃から何度もありました。
TVの天気予報、特に全国版では市どころか県名すら挙がらない田舎のこと、母にとっては大助かりなのでした。
どうして解るのか? という事は二の次で、当たってくれればそれで良い・・・という呑気な姿勢は、奇しくも娘に丸ごと受け継がれたのでした。
・・・増幅されたかも知れませんが。 ぼそ。
ともあれ、それだけでしたら、母は助かり娘は喜ばれというシアワセな関係が続いたはずなのでした。

しかし、母は・・・時々、「???」 と思うことがありました。
たまに、
「今日のお天気はどうですやろな?」
と尋ねますと、熱心に本を読みふけっている娘は、
「さあ、知りませんのやけど」
と、いかにも面倒そうな口調で言い、本から顔も上げない始末です。
読書を中断されることを非常に嫌う娘なのは知っていますが、なんと横着な態度・・・と、ちとムッとする母。
またある日は、二人で大阪に出て、買い物や用事をしていました。
「今頃は、(家の方では雨が)降ってますやろかな」
と娘に言いますと、
「え、天気予報で言うてましたん?」
と、キョトンとした顔で応える娘です。
出る前に、娘が洗濯物を取り込んでいたのを見た母は、てっきり降るのだろうと思っていたのです。
「いやぁ、別に他意はおへんやったのよ。 今日は一日出てるから、一応入れておこうと思っただけで」
と、ヘラリと応える娘。
天気のことより、洗濯物を干しっぱなしにして、空き巣に目をつけられては剣呑、と案じただけだったのでした。
はたまた、大阪ならぬ、住んでいる市内の県庁に用事で出向いていた娘が、雨に濡れて帰ってきました。
「急に降り出すんやもん、参りましたわぁ」
とブーブー言う娘に、母は不審を抱きました。
「降るって解らへなんだん?」
濡れた服を苦労して脱いでいる娘は不機嫌に、
「ウチ、今日は京都からチョクで(県庁に)回りましたんやもん」
と、母には繋がりの解らない理由で答えて風呂場へ飛び込んで行きました。

当たる時はズバズバと当たるけれど、外れることも多い娘の天気予報。
いえ、外すと言いますより、最初から解らない、予想自体をしていないこともあるらしい・・・?
母は、時々、不審に思っていました。
そしてまた、口には出さないながら、娘も同様に、おかしい母だなぁ、と思っていたのでした。

母は 時々不意に、天気はどうなるかと尋ねてくる・・・世間話ノリではなく、本気で知りたそうに。
風邪で寝込んでいて、昨日から家を一歩も出ていない私が見たはずがないではないか。
大阪にいながら、住まいの方の天気なぞ見通せたら却ってコワおすがな。
昨夜は、京都の友達の部屋に泊めてもらっていたのに、どうして見ることが出来ようか。
市内でも、県庁の辺りからは建物が邪魔で眺められませんてば。
今、丁度いい所を読んでいるのに、わざわざ外に出て見て来いとは御無体な・・・。

お気付きでしょうか、「眺め~」 または 「見て~」 というフレーズに。
そうなのです、私は、お天気の変化を、比叡山を見て占っているのです。
占っているなどとは御大層な言い方で、見れば大体のところは解るのです。 それだけです。
これは何も、私だけに授かった特殊な観察眼でも何でもありません。
地元、特に比叡山(私達は、「お山」 と言いますが)の麓近辺で育った土地っ子ならば、誰でもやっているコトなのです。
TVの天気予報よりも、よほど確かに、お山は天気を教えてくれます。
何となくお山が近くに見える今日は、一日中晴れだな、とか。
晴れているけれど、奥のあの辺りに雲が掛かっているから降るね、とか。
夜であっても、稜線の映え具合で明日のことは大体ですが解るものです。
逆に言いますと、(私にとっては)当然のことながら、お山を見ないことには予想も何もないワケなのであります。
外に出ていて、しかも眺められる位置にいてこそ解るという、極めて局地的な天気予報です。
学齢前のわずか数年を除いては、ずっとこの地元・・・琵琶湖と比叡山の真ん中で育った私にとっては、それこそわざわざ口に出すなど考えもしない、ごくごく当たり前のことなのです。

当然と思うヒトがいれば、当然ではないヒトもいる・・・人間の数だけ、各々の当然があるものだなぁ、と。
・・・いうコトを、付き合って34年目の昨日、母娘はお互いに再認識し、呑気モンなりに驚き入ったワケです(爆)

母は、和歌山育ちです。
そうです・・・極めて親密な母娘と言えど、育った環境が大きく違うのです。
母は海を横目に眺めて暮らしたヒト、片や娘は湖と山しか知らないヒト。
言うなれば、海幸彦と山幸彦の関係なのです。
京都で父と結婚してこの地に移り住んだ年数が、和歌山で過ごした年数を越した母ではありますが、「お山」 で天気を判断するという感覚は、とうとうと言いますか、そもそもと言いますか、根付かなかったようです。
海のない県に住む以上、TVの予報か 娘の「お告げ」か どちらかで天気の推移が解ればいいワ、と太平楽に考えていたとのこと。
「やぁっと解ったわぁ、たりちゃん! まあまあ、自分が育てた娘でも、まだまだ知らへんコトはあるもんやわねぇ♪」
などと、大笑いしながら手を打ち合わせて興がる昨夜の母でした。
・・・そのお言葉、主術語を入れ替えて、そっくりそのままお返し申しますゼよ、ママン。
貴女にとって、お山は西日の蓋か何かでしかありませんのかいなと言いたい、いえ、言いましたけれどね、更にウケ倒すこと限りなし(爆)
あああ、疲れるおヒトでありまする~。
明日、姉に電話する用事がありますので、ついでにグチってやろっと・・・ブチブチ。
グチりましても、姉はどうせ、ワハハと笑うだけでありましょうけれどねっ。 んで、
「まあまあ、たりサン、宜しゅう おもりしてあげてぇな☆」
などと、ヘラヘラするのデス。 聞かずとも解る・・・むぅ。

行き場のない私のモヤモヤは、こうして、御訪問下さる方々に向くのでした(笑)
さてさて、お茶を点てましょうか・・・って、あっ、逃げないでえええ(^^;











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最終更新日  2004年01月30日 03時02分19秒
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