2002年02月21日
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ロンドンでの生活はいかにお金をかける事のできないものでしたが、それを苦痛に思う事はありませんでした。何故ならお金が無いから我慢するなんて事は、まず無かったからです。楽しむのにお金をかける必要は殆どありません。数々のパークやガーデンを散策するのにお金なんてかかりませんし、美術館や博物館も無料の処が多いのです(寄付は募っていますが)。友人とお喋りするのにパブでビール一杯で何時間だって過ごせますし、映画だって新作じゃなければとても安く観られます。たまに贅沢してミュージカルを観に行ったって、日本の半額以下。キャンセル待ちを狙えば更にその半額です。新品に拘らなければ、セカンドハンドやストリート・マーケットでちょっとしたものを買うだけでも一日費やして買物気分は充分満喫できます。

長距離列車も早割りチケットを使えば、愕く程安く旅行に行かれます。(一日前でも早割りはありますので、旅される時は是非有効利用してください)
お金が無くたって出掛けられるのがロンドンでした。
日本に戻ってきて、一番辛いのはその点でした。お金が無ければ出掛けられない。何をするにもお金が掛かる。勿論地方ではまた違うでしょうが、同じ首都という点で東京での生活は息が詰まります。お金が無ければ何処にも行き場が無いのです。勿論東京だって一部を除き、公園を散策するのにお金はかかりません(ちなみに私は天気の良い日に日比谷公園を散策するのが好きです。でも行くのにお金がかかるのでその為だけに行かれません)。美術館や博物館…高くて滅多に行かれません。東京にもイギリス風パブはあれど、実際のパブの定義からは大きく外れており、とても一杯のビールで楽しめる場所ではありません。千円もするコーヒー一杯で一時間も費やせないのが東京という街ですから。最近は安いチェーン店が沢山ありますが、狭くて不快に騒がしくて落ち着けないイメージがあります。例外もあるにはあるのですが。
映画はサービスデイを利用すれば安く観られますが、ミュージカルは問題外です。あまりの高さにチケットを購入するにはかなりの勇気がいります。
買物は安い店が多々ありますので、困る事は無いですが、流行りもの主体で面白味にかけるのは確かです。まあ、それは好みの問題ですが。
一番のネックは交通費です。定期券を持っていても、定期券内からちょっと外れれば当然お金がかかります。違うルートを使う事もできません。いつもと違うルートを使って、電車やバスを乗りついてちょっとした小旅行気分を味わえたロンドンでの生活が懐かしくてならないのです。
ロンドンでは様々な視点で生活を楽しむ事ができました。日本では何か違う事をしようとする度にお金が掛かり過ぎて、結局は固定された視野から外れる事ができない生活です。勿論日本ならではの良さは沢山あるのですが、何故?という疑問が日々の生活に付き纏って離れないのです。





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最終更新日  2002年02月22日 12時53分13秒
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