☆★☆季節の風☆Kazeのミステリ街道☆

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June 17, 2006
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カテゴリ: なにげない日常


 2日連続で暑かったから、過ごしやすいです。

 寝る前にブログのテンプレートを変更していたら、朝になっていました。
 トップ写真の、山と森が気に入りました。どこの写真かなー
 ずっと前に行った白神山地を思い出しました。
 もう、夏のバカンス予定を立てている方も多いですね。
 今年は、どこ行こう。
 県内めぐりで、ミステリーゾーン再発見しようかなー。
 地元の事って、知らない事が多いです。
」と気づいて青くなってます。

 さて、最近、読んだ本の中では、横山秀夫の短編集「第三の時効」が面白かった。
 事件と、警察内部の人間模様を扱った警察小説です。

第三の時効
第三の時効

 「F県警・捜査一課強行犯係」の中、刑事たちが激しく手柄を争いながら、ときには誰かの足を引っ張りながらも事件を追っていく短編集です。
 六編、収録しています。
 表題作の「第三の時効」は最後のどんでん返しで唖然。
 あまりに凄すぎて3回も読み返してしまいました。
 これは、ある主婦の元彼が、彼女に横恋慕した末に旦那さんを殺してしまう。
 それが15年前の話で、容疑者である元彼は逃げています。
 ところが、容疑者は7日間、海外に渡航しているので、その分は時効の進行が停止になる。

 容疑者が、そのことを知らずに、「第一の時効」が終わったら、主婦に連絡してくるかもしれないと、張っているんですね。
 ところが、彼からは連絡がない。
 そして、夫を殺害された主婦からも、「昔のボーイフレンドにはこのまま逃げ切って欲しい・・・」という内心がかいま見えてきます。
 そして第一の時効が過ぎ連絡は来ず、第二の時効が迫って来る。
 担当の刑事たちのトップで、「冷血」とあだ名される班長が、周囲の批判を振り切ってあらゆる人脈を駆使し、警察の側から犯人に精緻なトリックを仕掛けます。

 最後まで読むと「えーっっ、そんなぁーーーーー」と、ジタバタしたくなること大保証です
 そして、とっても読みやすい。
 このシリーズ、巻末の池上冬樹の解説を読んだら、「小説すばる」で、再開しているそうです。3月号だったらしい。バックナンバーがあったら、買いたいな

 今日の一枚は、先月、弘前城のところで撮ったしだれ桜の写真です。

sakura8.jpg

来年も行こう





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Last updated  June 17, 2006 04:57:24 PM
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