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April 1, 2011

『ダブルキャスト』（２２９）第７章・祈り

テーマ：連載小説を書いてみようｖ(10178)

カテゴリ：ダブルキャスト

　彼は、目の前でかしこまる若いイベントスタッフの前で、照れくさそうにしていた。
（権太も、昔より相当、一目おかれる立場になったな）
　と、嬉しくなった。
「さっきまでイベントホールにいたよ。俺も挨拶してきたし、この辺にいんじゃね？」
「それが、リハーサルの時間にも来なくて…」
「どこを探してもいないんです。あと１５分で、シンガポールの子供達にお土産を渡すセレモニーなのに！」
「落ち着いて連絡を待とうよ、なにか理由があるんだ」
　権太が言った。

「そうですね…それしかないか」
「でもテツさんじゃないと面白くないんですよね～」
　彼らは口々に言った。
「でも時間がないんだろ、俺も探してみるから。でも、とりあえず代役の準備をしたほうがいいよ」
　権太が言った。
「はい、…はい」
　２人は、腑に落ちない表情でイベントホールの方へ走り去った。
「谷村徹平が消えたのね？」
　ナオミが言った。
「どこさ行ったんだべ…さっきも言ったとおり、あの人には、ドタキャンなんか絶対ありえない」
　権太は腕組みをした。

　隆一は呟いた。
「何事もなかったように外へ出て、イベントを観ましょう。もう、犯人が動いてるかもしれないわ」
　ナオミが言った。
「ほんと、谷村さんどうなったんだ？」
　いぶかる権太と一緒に、寒風吹きすさぶベイエリアへ出た。

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　今日は、生協の配達が少しだけありました。
　まだ、なかなか品物は揃わない中で、なぜか牛乳が余っていたようです。

　関東以北の製品の買い控えでしょうね。
　北海道のものなので、もちろん放射線の影響はありませんが・・・
　配達の方が困っていた様子だったとかで、母と叔母とで３本ずつ買っていました。
　普段、牛乳は飲まないのに^^;

　ただ、いまはヨーグルトが売っていないので、自家製ヨーグルトの材料に出来ていいです
　風評被害がじわっと及んできたなぁ、という感じですね。
　まぁ、当面は地産地消で頑張りましょう～

　夜には、秋田のほうで内陸が震源の震度５がありました。
　これは、東日本大震災の余震じゃなくて、別口ですね。
　その後すぐに、岩手県沖震源の余震が来ました。
　震災発生から３週間たち、地震酔いがすごいので、とうとう車酔い用の薬を服用しました。
　４月に入っても、なかなか気が安まらないですね