京阪・淀駅の北、妙教寺の境内には、学徒兵の句碑がありました。

「音もなく我より去りしものなれど 書きて偲びぬ 明日といふ字を」 木村久夫
この碑の横には、木村久夫さんの生い立ちが記されていました。それによると、京都大学在学中に学徒兵として徴収され、逃げ去った上官の責任を負わされて絞首刑になったということです。
この句も含め、木村久夫さんの遺した文は、「きけ わだつみのこえ」に収録されています。その中では「上官」のことには触れられていませんでしたが、このようは背景を知って読むとなおいっそう、無念さが行間から伝わってくるような気がしました。
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