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映画ファンの毎年のお楽しみ、アカデミー賞受賞式は今年も華やかだったんだろうな~なんて思いながら、仕事に追われ、さぼりがちのブログを久しぶりの更新であります。留守中にコメントやTBをして頂いた方、遅くなっていて誠に申し訳ありません。もうしばらくお待ちくださいませ。。。さて、元夫婦対決でも注目されたキャスリン・ビグロー監督『ハート・ロッカー』と対ジェームズ・キャメロン監督『アバター』は、作品、監督、編集、脚本、音響編集、録音の6冠を獲得したキャスリン・ビグロー監督に軍配が上がったようであります。女性監督としてもアカデミー史上初の受賞ということでめでたさ倍増でございますね。先日ラジー賞も受賞したらしいサンドラ・ブロックが主演女優賞を初受賞し、ジェフ・ブリッジスも主演男優賞を初受賞なんて、こちらも嬉しい限り。なにやら、長編ドキュメンタリー賞『ザ・コーヴ』という作品は、日本人としては複雑な気分にさせる作品のようで若干の居心地の悪さが???もちろん、ほとんどの作品がまだ未鑑賞なので、これから時間を見つけて堪能させて頂きたいと思っております。というわけで、ずいぶん遅れをとった忘却録でございました。ランキング参加中です。 第82回アカデミー賞結果【作品賞】★「ハート・ロッカー」 「アバター」 「しあわせの隠れ場所」 「第9地区」 「17歳の肖像」 「イングロリアス・バスターズ」 「プレシャス」 「ア・シリアス・マン(原題)」 「カールじいさんの空飛ぶ家」 「マイレージ、マイライフ」【監督賞】★キャスリン・ビグロー 「ハート・ロッカー」 ジェームズ・キャメロン 「アバター」 リー・ダニエルズ 「プレシャス」 ジェイソン・ライトマン 「マイレージ、マイライフ」 クエンティン・タランティーノ 「イングロリアス・バスターズ」【主演男優賞】★ジェフ・ブリッジス 「クレイジー・ハート(原題)」 ジョージ・クルーニー 「マイレージ、マイライフ」 コリン・ファース 「シングル・マン」 モーガン・フリーマン 「インビクタス/負けざる者たち」 ジェレミー・レナー 「ハート・ロッカー」【主演女優賞】★サンドラ・ブロック 「しあわせの隠れ場所」 ヘレン・ミレン 「The Last Station」 キャリー・マリガン 「17歳の肖像」 ガボレイ・シディビー 「プレシャス」 メリル・ストリープ 「ジュリー&ジュリア」【助演男優賞】★クリストフ・ヴァルツ 「イングロリアス・バスターズ」 マット・デイモン 「インビクタス/負けざる者たち」 ウディ・ハレルソン 「The Messenger」 クリストファー・プラマー 「The Last Station」 スタンリー・トゥッチ 「ラブリーボーン」【助演女優賞】★モニーク 「プレシャス」 ペネロペ・クルス 「NINE」 ヴェラ・ファミーガ 「マイレージ、マイライフ」 マギー・ギレンホール 「クレイジー・ハート(原題)」 アナ・ケンドリック 「マイレージ、マイライフ」【オリジナル脚本賞】★「ハート・ロッカー」 「イングロリアス・バスターズ」 「The Messenger」 「ア・シリアス・マン(原題)」 「カールじいさんの空飛ぶ家」【脚色賞】★「プレシャス」 「第9地区」 「17歳の肖像」 「In the Loop」 「マイレージ、マイライフ」【音楽賞】★「カールじいさんの空飛ぶ家」 「アバター」 「Fantastic Mr. Fox」 「ハート・ロッカー」 「シャーロック・ホームズ」【歌曲賞】★「クレイジー・ハート(原題)」 ("The Weary Kind") 「幸せはシャンソニア劇場から」 ("Loin de Paname") 「NINE」 ("Take It All") 「プリンセスと魔法のキス」 ("Down in New Orleans") 「プリンセスと魔法のキス」 ("Almost There")【撮影賞】★「アバター」 「白いリボン」 「ハリー・ポッターと謎のプリンス」 「ハート・ロッカー」 「イングロリアス・バスターズ」【編集賞】★「ハート・ロッカー」 「アバター」 「第9地区」 「イングロリアス・バスターズ」 「プレシャス」【視覚効果賞】★「アバター」 「第9地区」 「スター・トレック」【音響調整賞】★「ハート・ロッカー」 「アバター」 「イングロリアス・バスターズ」 「スター・トレック」 「トランスフォーマー/リベンジ」【音響編集賞】★「ハート・ロッカー」 「アバター」 「イングロリアス・バスターズ」 「スター・トレック」 「カールじいさんの空飛ぶ家」【衣装デザイン賞】★「ヴィクトリア女王 世紀の愛」 「ブライト・スター(原題)」 「ココ・アヴァン・シャネル」 「Dr.パルナサスの鏡」 「NINE」【美術賞】★「アバター」 「Dr.パルナサスの鏡」 「NINE」 「シャーロック・ホームズ」 「ヴィクトリア女王 世紀の愛」【メイクアップ賞】★「スター・トレック」 「イル・ディーヴォ」 「ヴィクトリア女王 世紀の愛」【長編アニメ賞】★「カールじいさんの空飛ぶ家」 「コララインとボタンの魔女 3D」 「Fantastic Mr. Fox」 「プリンセスと魔法のキス」 「The Secret of Kells」【長編ドキュメンタリー賞】★「ザ・コーヴ」 「ビルマVJ 消された革命」 「Food, Inc.」 「The Most Dangerous Man in America: Daniel Ellsberg and the Pentagon Papers」 「Which Way Home」【短編アニメ賞】★「Logorama」 「French Roast」 「Granny O'Grimm's Sleeping Beauty」 「La dama y la muerte」 「ウォレスとグルミット/ベーカリー街の悪夢」【短編ドキュメンタリー賞】★「Music by Prudence」 「China's Unnatural Disaster: The Tears of Sichuan Province」 「The Last Campaign of Governor Booth Gardner」 「The Last Truck: Closing of a GM Plant」 「Kro'lik po berlinsku」【短編実写賞】★「The New Tenants」 「The Door」 「Istallet for abrakadabra」 「Kavi」 「Miracle Fish」【外国語映画賞】★「The Secret in Their Eyes」(アルゼンチン) 「Ajami」(イスラエル) 「白いリボン」(ドイツ) 「Un prophete」(フランス) 「La teta asustada」(ペルー)サンドラ・ブロック/あなたは私のムコになるドア・イン・ザ・フロアK-19
2010.03.14
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『ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト』を観ました2006年秋、ニューヨークのビーコン・シアターで行われたザ・ローリング・ストーンズのライブを、マーティン・スコセッシ監督が撮ったドキュメンタリーです>>『ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト』関連原題: SHINE A LIGHTジャンル: ドキュメンタリー/音楽上映時間: 122分製作国: 2008年・アメリカ監督・出演: マーティン・スコセッシ出演: ザ・ローリング・ストーンズ ミック・ジャガー(ザ・ローリング・ストーンズ) キース・リチャーズ(ザ・ローリング・ストーンズ) チャーリー・ワッツ(ザ・ローリング・ストーンズ) ロン・ウッド(ザ・ローリング・ストーンズ) クリスティーナ・アギレラ 【ストーリー】06年秋、NYのビーコン・シアターでザ・ローリング・ストーンズのライブが行われることに。彼らの熱狂的ファンでもあるマーチン・スコセッシ監督は、あらゆる機材と技術を動員して、名曲の数々が演奏される模様を収めていく。ここから先はネタバレを含みます。ご注意をこの臨場感はライブでも味わえない!いや~、凄い!もう還暦を過ぎたおじいちゃんたちとは思えないパワフルなライブに圧倒されました。40年以上に渡り、ロック街道を全速疾走する、やんちゃでカッコ良過ぎる伝説的ロック・バンド“ザ・ローリング・ストーンズ”が愛されている理由がここに凝縮しているのであります。自身も大のファンであるという巨匠マーティン・スコセッシ監督が観たいところに手の届く絶妙なカメラワークでライブの臨場感を演出してくれて、ライブ会場の特等席で楽しんでいるかのような感覚を味わわせてくれるのであります。さらに、ライブ直前まで詳細を明かさないミック・ジャガーとスコセッシ監督のせめぎ合いや、まだ初々しい頃のインタビュー映像なども盛り込み、未だ現役を走り続ける彼らの素顔まで映し出されているから2重にお得な気分になります。そして、セクシーなクリスティーナ・アギレラや、ジャック・ホワイト(ザ・ホワイト・ストライプス)、ブルース界の重鎮バディ・ガイなどのゲストとザ・ローリング・ストーンズとの競演、クリントン元大統領やヒラリー国務長官まで登場する豪華ぶりでも楽しませてくれました。いつ終わるのか、いつ辞めるのか、常にインタビュアーに質問されたり、人気者が故に社会に与える影響に戸惑ったり、悩んだりしている時代があった彼らが今でも現役でロック界の第一線を突っ走っている事、歳を重ねるごとに増しているように感じられるパフォーマンスのパワー、輝いている笑顔が勇気と元気を与えてくれる最高に後味の良い映画でありました。 ランキング参加中です。 ザ・ローリング・ストーンズ レッツ・スペンド・ザ・ナイト・トゥゲザー<デジタル・リマスター版> 【中古DVD】ザ・ローリング・ストーンズ/ザ・ビッゲスト・バン <初回限定生産版>/洋楽ゲット・ヤー・ヤ・ヤズ・アウト!<40周年記念デラックス・エディション>
2010.02.07
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『Dr.パルナサスの鏡』を観ました悪魔との契約で不死身を望んだ男を取り巻く人々の皮肉な運命を豪華キャストで描く『ブラザーズ・グリム』などの鬼才、テリー・ギリアム監督による幻想的なファンタジーです>>『Dr.パルナサスの鏡』関連原題: THE IMAGINARIUM OF DOCTOR PARNASSUSジャンル: ファンタジー/ミステリー製作: 2009年・イギリス/カナダ上映時間: 141分監督・製作・脚本: テリー・ギリアム出演: ヒース・レジャー クリストファー・プラマー ジョニー・デップ ジュード・ロウ コリン・ファレル 【ストーリー】2007年、ロンドン。パルナサス博士率いる旅芸人一座がやって来る。出し物は、心の中の欲望を鏡の向こうの世界に創り出す摩訶不思議な装置“イマジナリウム”。しかし、怪しげな装置に誰も興味を示さない。そんな中、何かに怯えているパルナサス博士。彼は、かつて悪魔のMr.ニックと契約を交わし、不死と若さを得る代わりに生まれてくる娘が16歳になったらMr.ニックに差し出すと約束してしまったのだ。そして、その期限である娘ヴァレンティナの16歳の誕生日が目前に迫っていた。一方、何も知らないヴァレンティナは、偶然救い出した記憶喪失の男トニーに心奪われる。トニーは一座に加わり、彼の魅力で女性客が増え始めるが…。 ここから先はネタバレを含みます。ご注意を鏡の中は、わがままな願望でいっぱいこの迷宮から、大切なひとを救えるのか──?言わずと知れたヒース・レジャーの遺作であります。ヒース・レジャーが撮影半ばで急逝し、映画の完成が危ぶまれたところを、彼の親友ジョニー・デップ、ジュード・ロウ、コリン・ファレルが代役を演じ、完成させたという心温まるエピソード付きのファンタジー映画。ジョニー・デップ、ジュード・ロウ、コリン・ファレルの3人が鏡の中の主人公ヒース・レジャーを演じ分けるわけでありますが、さすがは親友だけにヒースの演じる主人公トニーに似せている見事な演技で全く違和感がなく、かえってファンタジー色が濃くなって面白みが出ていると感じるくらい。トーク、運の良さ、持前のルックスでどこか信用できなさそうな怪しさを秘めた魅力的なヒース・レジャー版トニーと色男風のジョニー・デップ板トニー、はしご好きなジュード・ロウ版トニー、悪いオーラがバリバリ出ているコリン・ファレル版トニーと一度に3度も美味しいのでありますね。さらに、パルナサス博士を演じたクリストファー・プラマーが長い人生の物語で悲哀を感じさせ、パーシーを演じるヴァーン・トロイヤーが博士の傍らでいつも正論をズバリと突き、変わることのない固い男の友情を感じさせ、Mr.ニックを演じたトム・ウェイツが神出鬼没で不気味さを醸し出し、憎いくらいに巧みな誘惑を仕掛けてくるのであります。ヴァレンティナを演じたリリー・コールがまだまだ少女のようであり、違う場面では見違えるほどセクシーだったり、この不思議な世界観にバッチリハマっております。ヴァレンティナに恋するアントンを演じたアンドリュー・ガーフィールドの切ない男心も見逃せません。物語自体は、テリー・ギリアム監督の映画を語るほどツウではないので、正直難解な部分も多かったかも。それでも、現代のロンドンを走るオンボロの馬車、不思議で不気味で魅力的なキャラクターたち、鏡の中の世界の不気味な美しさを放つ圧倒的なファンタジーの世界、鏡の中からブランコで飛び出るおばちゃんたちとか何が何やら理解できない、予想もできない展開の数々が面白いのでありました。ラストまでどっちに転ぶのか分らない展開と、あの着信音が劇場内に響き渡る懲りに凝ったエンドクレジット、最後の最後までギリアム・ワールドを堪能させてくれました。ランキング参加中です。 【DVD】ダークナイト 特別版スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師 特別版マイ・ブルーベリー・ナイツ プレミアムBOX(初回生産限定)
2010.02.04
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第82回アカデミー賞ノミネーションが発表されました。あれ?なんだか作品賞の数が多いぞと思ったら、今回から10作品へ変更されたみたいですね。先日ゴールデン・グローブ賞作品賞と監督賞を獲得したジェームズ・キャメロン監督の『アバター』と、全米、NY、LA批評家協会賞を獲得しているキャスリン・ビグロー監督の『ハート・ロッカー』が作品賞はじめ9部門の最多ノミネートであります。この元夫婦対決には、ついつい注目してしまいます。>>『アバター』関連アニメ作品の『カールじいさんの空飛ぶ家』が作品賞にノミネートしているのもビックリです。アニメが作品賞部門にノミネートするなんて今まであったのでしょうか?幅広いジャンルの映画が評価されるようになった気がする新しいルールには非常に好感が持てます。『カールじいさんの空飛ぶ家』関連さて、賞レースの行方はどうなるんでしょうか。やっぱり、『アバター』が勝ち抜けるのか、それとも…???いや~、楽しみであります。ちなみに授賞式は、3月7日(日本時間8日)だそうです。どうでもいいと思いますが、賞を獲るかは別にして、個人的に今観たいのは、ジェイソン・ライトマン監督の『マイレージ、マイライフ』であります。第82回アカデミー賞ノミネーションはこちら【作品賞】 「アバター」 「しあわせの隠れ場所」 「第9地区」 「17歳の肖像」 「ハート・ロッカー」 「イングロリアス・バスターズ」 「プレシャス」 「ア・シリアス・マン(原題)」 「カールじいさんの空飛ぶ家」 「マイレージ、マイライフ」【主演男優賞】 ジェフ・ブリッジス 「クレイジー・ハート(原題)」 ジョージ・クルーニー 「マイレージ、マイライフ」 コリン・ファース 「ア・シングル・マン(原題)」 モーガン・フリーマン 「インビクタス/負けざる者たち」 ジェレミー・レナー 「ハート・ロッカー」【主演女優賞】 サンドラ・ブロック 「しあわせの隠れ場所」 ヘレン・ミレン 「The Last Station」 キャリー・マリガン 「17歳の肖像」 ガボレイ・シディビー 「プレシャス」 メリル・ストリープ 「ジュリー&ジュリア」【助演男優賞】 マット・デイモン 「インビクタス/負けざる者たち」 ウディ・ハレルソン 「The Messenger」 クリストファー・プラマー 「The Last Station」 スタンリー・トゥッチ 「ラブリーボーン」 クリストフ・ヴァルツ 「イングロリアス・バスターズ」【助演女優賞】 ペネロペ・クルス 「NINE」 ヴェラ・ファミーガ 「マイレージ、マイライフ」 マギー・ギレンホール 「クレイジー・ハート(原題)」 アナ・ケンドリック 「マイレージ、マイライフ」 モニーク 「プレシャス」【監督賞】 キャスリン・ビグロー 「ハート・ロッカー」 ジェームズ・キャメロン 「アバター」 リー・ダニエルズ 「プレシャス」 ジェイソン・ライトマン 「マイレージ、マイライフ」 クエンティン・タランティーノ 「イングロリアス・バスターズ」【オリジナル脚本賞】 「ハート・ロッカー」 「イングロリアス・バスターズ」 「The Messenger」 「ア・シリアス・マン(原題)」 「カールじいさんの空飛ぶ家」【脚色賞】 「第9地区」 「17歳の肖像」 「In the Loop」 「プレシャス」 「マイレージ、マイライフ」【撮影賞】 「アバター」 「The White Ribbon」 「ハリー・ポッターと謎のプリンス」 「ハート・ロッカー」 「イングロリアス・バスターズ」【編集賞】 「アバター」 「第9地区」 「ハート・ロッカー」 「イングロリアス・バスターズ」 「プレシャス」【美術賞】 「アバター」 「Dr.パルナサスの鏡」 「NINE」 「シャーロック・ホームズ」 「ヴィクトリア女王 世紀の愛」【衣装デザイン賞】 「Bright Star」 「ココ・アヴァン・シャネル」 「Dr.パルナサスの鏡」 「NINE」 「ヴィクトリア女王 世紀の愛」【メイクアップ賞】 「スター・トレック」 「イル・ディーヴォ」 「ヴィクトリア女王 世紀の愛」【音楽賞】 「アバター」 「Fantastic Mr. Fox」 「ハート・ロッカー」 「シャーロック・ホームズ」 「カールじいさんの空飛ぶ家」【歌曲賞】 「クレイジー・ハート(原題)」 ("The Weary Kind") 「幸せはシャンソニア劇場から」 ("Loin de Paname") 「NINE」 ("Take It All") 「プリンセスと魔法のキス」 ("Down in New Orleans") 「プリンセスと魔法のキス」 ("Almost There")【音響調整賞】 「アバター」 「ハート・ロッカー」 「イングロリアス・バスターズ」 「スター・トレック」 「トランスフォーマー/リベンジ」【音響編集賞】 「アバター」 「ハート・ロッカー」 「イングロリアス・バスターズ」 「スター・トレック」 「カールじいさんの空飛ぶ家」【視覚効果賞】 「アバター」 「第9地区」 「スター・トレック」【長編アニメ賞】 「コララインとボタンの魔女 3D」 「Fantastic Mr. Fox」 「プリンセスと魔法のキス」 「The Secret of Kells」 「カールじいさんの空飛ぶ家」【外国語映画賞】 「Ajami」(イスラエル) 「The White Ribbon」(ドイツ) 「The Secret in Their Eyes」(アルゼンチン) 「Un prophete」(フランス) 「La teta asustada」(ペルー)【長編ドキュメンタリー賞】 「Burma VJ」 「The Cove」 「Food, Inc.」 「The Most Dangerous Man in America: Daniel Ellsberg and the Pentagon Papers」 「Which Way Home」【短編ドキュメンタリー賞】 「China's Unnatural Disaster: The Tears of Sichuan Province」 「The Last Campaign of Governor Booth Gardner」 「The Last Truck: Closing of a GM Plant」 「Kro'lik po berlinsku」 「Music by Prudence」【短編アニメ賞】 「French Roast」 「Granny O'Grimm's Sleeping Beauty」 「La dama y la muerte」 「Logorama」 「ウォレスとグルミット/ベーカリー街の悪夢」【短編実写賞】 「The Door」 「Istallet for abrakadabra」 「Kavi」 「Miracle Fish」 「The New Tenants」 ランキング参加中です。 マイレージ、マイライフイングロリアス・バスターズ「インビクタス/負けざる者たち」
2010.02.03
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『デート・ウィズ・ドリュー』を観ましたドリュー・バリモアにあこがれる普通の男が、彼女とデートするために奔走し、その過程をビデオに収めたドキュメンタリーです>>『デート・ウィズ・ドリュー』関連原題: MY DATE WITH DREWジャンル: ドキュメンタリー/コメディ上映時間: 90分製作国: 2004年・アメリカ監督・製作・編集・出演: ブライアン・ハーズリンガー出演: ドリュー・バリモア エリック・ロバーツ コリー・フェルドマン 【ストーリー】6歳の時に「E.T.」を観て以来ドリュー・バリモアに心奪われてしまった27歳の青年ブライアン。仕事もなく恋人もおらず、人生に行き詰まりを感じていた彼は、ある日、クイズ番組で賞金1100ドルを獲得する。クイズの最後の答えが“ドリュー・バリモア”だったことから、勝手に運命を感じてしまうブライアン。彼は賞金の1100ドルを元手に、長年の夢だったドリューとのデートを実現させるため、30日後には返却しなければならない高級カメラを手に、壮大な冒険の旅に出るのだった。ここから先はネタバレを含みます。ご注意をリアルミッション30日間限定予算はたったの$1,100憧れのハリウッドスター“ドリュー・バリモア”とデート出来るか!?憧れのハリウッドスター“ドリュー・バリモア”とデートするために返却期限ありの高級カメラ片手に、予算と時間制限ありの不利な状況下でありとあらゆる作戦を遂行していくダメダメ男ブライアンの様子に笑いながらも自然とブライアンの想いに共感し、ついつい応援せずにはいられなくなる親近感のあるドキュメンタリーでございます。もちろん、どんな作戦もブライアンだけでは心もとないというわけで、友達があれやこれやと手助けし、ドリューのそっくりさんを探し出して模擬デートをし、その映像を鑑賞しながら駄目だしするとか、友達の友達は皆友達とばかりにコネをフル活用し、なんとかドリューに近づこうと悪戦苦闘する姿がとても心温まるのであります。ブライアン自身も毛深いのを気にしてドリューと同じエステに行ってみたり、メタボな体を引き締めようとトレーニングしたりと全てをさらけ出した捨て身の努力がいじらしいのであります。なかなかドリューにコンタクトできないのに、意外とあっさりとジュリア・ロバーツの兄のエリック・ロバーツやドリューの元彼氏コリー・フェルドマンが出てきちゃったりするのも何とも豪華で、なぜか妙にカッコつけているお二人に爆笑してしまいました。20年越しの想いを成就させようとするブライアンなのに元彼女が出てきたり、お金、仕事などのプライベートまでもが描かれるリアルドラマはありそうでなかったし、音楽の使い方も絶妙でなかなか面白いのであります。そしてなんと言っても、ドリュー・バリモアであります。大女優なのに不思議と親近感を感じてしまうドリュー・バリモアの魅力が溢れております。誰もがこの作品を観て、ますますドリューを好きになってしまうこと間違いナシのキュートさ。あんなものやこんなものに逐一最大級の喜びを表現してくれる彼女に僕のハートも射抜かれっぱなしでありました。いや~、緩みっぱなしの顔は、しばらく元に戻りそうもないです。そんなこんなで何事も一生懸命やれば、きっと道が開けるんだという超ポジティヴな映画で後味も最高。良い夢が見られそうであります。ランキング参加中です。 そんな彼なら捨てちゃえば?【DVD】ダークナイト/クリスチャン・ベール クリスチヤン・ベールロストボーイ:ニューブラッド 特別版(初回生産限定)
2010.02.01
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『ソウ5』を観ました殺人ゲームを仕掛ける究極の殺人鬼ジグソウと、彼のターゲットにされた人々の手に汗握る攻防を描き、大ヒットを記録してきたシチュエーション・スリラーの第5弾です>>『ソウ5』関連原題: SAW Vジャンル: ホラー/サスペンス製作: 2008年・アメリカ上映時間: 93分監督: デヴィッド・ハックル出演: トビン・ベル コスタス・マンディロア スコット・パターソン 【ストーリー】ジグソウの罠に掛かってしまうものの何とか危機を脱し、一命を取り留めたFBI捜査官ストラム。彼は、同じくジグソウの殺人ゲームに操られながら傷一つ負わずに生還したホフマン刑事がジグソウの後継者ではないかと疑念を抱く。一方とある法律事務所では、ジグソウの元妻ジルが、生前にジグソウから預けられたという遺言のビデオテープと遺品の入った精巧な木箱を弁護士より手渡される。そしてビデオのジグソウに従うがまま、彼女はその箱を開けるのだった。またそんな中、密室の中でそれぞれ首輪を装着された5人の男女が目覚める。彼らの首輪は、部屋の壁にある大きなV字型の刃とケーブルで直結されていた。こうして、またしてもジグソウのごとき殺人ゲームが何者かの手によって始まるのだが…。 ここから先はネタバレを含みます。ご注意を謎を暴け。ジグソウが遺した【遺言と遺品】。真の後継者は誰なのか?グロくて、痛そうで、クタクタになった前作『ソウ4』の記憶は、既に抹消しかけているので、あまり覚えてない状態での鑑賞であり、相変わらず役に立たないレビューであります。ジグソウさんが死んだ後から始まっている今作。冒頭のザックリから、早々と指の間からの鑑賞に突入でしたが、その後は意外とマイルドな展開で怖がりの僕も一安心。FBI捜査官ストラムとホフマン刑事の攻防と何者かが仕掛けた新たなゲームがジグソウ生前の懐かしい過去と共に繰り広げられ、なかなかスリリングでございました。そうは言っても、やっぱりソウシリーズでございます。ジグソウの後継者の正体とその悲しい過去、新たなゲームに強制参加させられた人々に待ち構えていた衝撃の答え、ジグソウのアドバイスを聞き入れないFBI捜査官ストラムに待ち受ける未来は…などなどあんなことやこんなことに、ビビりながら、そして仰け反りながらの鑑賞で最後はやっぱりグッタリしてしまいました。そんなこんなで、あの箱の中身は何じゃらホイ?という肝心なところが分らず、謎が全て解明されてスッキリとはいかないのが残念なところ。いつまで続くのか、こうなったら最後まで付き合うしかないのであります。ランキング参加中です。 ソウ6 アンレイテッド・エディション / トビン・ベルソウ4 / トビン・ベルソウ3 / トビン・ベル
2010.01.30
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『インクレディブル・ハルク』を観ました怒りや恐怖の感情が高まると、緑色の巨人“ハルク”に変身する青年の苦悩と活躍を描くヒーロー・アクションです>>『インクレディブル・ハルク』関連原題: THE INCREDIBLE HULKジャンル: アクション/SF/アドベンチャー製作: 2008年・アメリカ上映時間: 112分監督: ルイ・レテリエ出演: エドワード・ノートン リヴ・タイラー ティム・ロス【ストーリー】科学者のブルース・バナーは、恋人ベティの父、ロス将軍の命令を受けて人体への放射線抵抗を研究していた。ところがその研究実験中に事故が発生、多量のガンマ線を浴びたブルースは、怒りを感じて心拍数が200を越えると約2.7メートルもの巨大な緑色のモンスター=ハルクに変身する特殊体質となってしまう。それ以来、彼を利用しようとする軍の追跡を逃れ、ブラジルに身を隠して治療薬開発と細胞の解明に専念するブルース。しかし、ふとした出来事からブルースの居場所が割れてしまい、ロス将軍によって送り込まれた特殊部隊員ブロンスキーらに包囲されてしまう。だがその時ブルースはハルクへと変身、部隊を一蹴し、間一髪のとこで逃亡に成功するのだったが…。 ここから先はネタバレを含みます。ご注意をその「力」、ためらうな。2003年にアン・リー監督がエリック・バナ主演で実写映画化したハルク。まだまだ記憶に新しいのに、リメイク。おや、アン・リー版は無かったことになのか(?)なんていう疑問を抱えての鑑賞であります。そうは言っても、原作を読んでいない僕にとっては、2003年版で学習したハルク誕生秘話と、冒頭部分のサラサラッと流される思い出映像で、ブルースの隠遁生活の意味、精神鍛錬の意味、治療薬の開発の意味が分かるわけでありまして、アン・リー版も観ておいて良かったとなるのであります。その効果もあってか、こちらの作品の方がギュギューッと濃縮された感じがして、数段面白く感じられました。隠遁生活が一転して軍から追われるブルースさんが逃げ回る姿は、まるでボーン・シリーズのような生身のアクションが繰り広げられ、真昼間の大学構内ではハルクの暴れっぷりを迫力のCGで描き出し、さらには、ライバルも必要だねってことで、いかにも極悪そうなアボミネーションを投入し、NYの街をグチャグチャにしてガチンコのバトルを繰り広げてくれちゃうわけで、アクション映画大好き&アメコミ映画大好きの僕の心をしっかりと鷲掴みされてしまうわけであります。ブルースを演じたエドワード・ノートンが科学者らしく知的で、どう見たって肉体派ではなく、ヒーローっぽくないというのがブルースというキャラクターにピッタリとハマっております。ハルクに変身したくない、平穏な暮らしを求める姿に哀愁と苦悩を感じさせるのは流石演技派であります。ブルースが愛するベティには、リヴ・タイラー。見るからに愛らしく美しいリヴ・タイラーは、ブルースの痛みや悲しみを感じ取れる唯一の理解者としてのベティのキャラクターにこれまたハマっております。ハルクと洞窟で並んで座る姿もキング・コングを髣髴させ、なんか良い感じだったし、タクシーの暴走にはブチギレし、ブルースをドギマギさせてしまうなんてお転婆度も兼ね備えていて、ことさら可愛らしいのであります。そして、最強の兵士になりたいブロンスキーを演じたティム・ロスの怪演、愛する娘と軍の兵器であるハルク捕獲に頭を悩ますロス将軍を演じたウィリアム・ハートの安心感のある演技に支えられ、人間ドラマとしても楽しめるのでありました。一番伸びるパンツを調達するブルースとか、心拍数の上がってしまう素敵な運動は出来ない残念さとか、コミカルな描写も絶妙に組み込まれ飽きさせることのない楽しませ方も良いんですね。さすがに、ハルクスマーーーーシュが炸裂した時には、コミカルどころではなく爆笑してしまいましたが・・・。ラストには、超リッチでダンディなあの方が登場するなんて、最後まで憎い演出が光る作品でありました。ランキング参加中です。 [枚数限定][限定版]ハルク/エリック・バナ幻影師アイゼンハイムストレンジャーズ/戦慄の訪問者/リヴ・タイラー
2010.01.28
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『アフター・ウェディング』を観ましたデンマークの女性監督、スサンネ・ビア監督が、家族の大切さをリアリティあふれるタッチで描いて2007年のアカデミー賞外国語映画賞にノミネートされたラブストーリーです>>『アフター・ウェディング』関連原題: EFTER BRYLLUPPET AFTER THE WEDDINGジャンル: ドラマ製作: 2006年・デンマーク/スウェーデン上映時間: 119分監督・原案: スサンネ・ビア出演: マッツ・ミケルセン ロルフ・ラッセゴード シセ・バベット・クヌッセン【ストーリー】インドで孤児たちの救援事業に従事するデンマーク人、ヤコブ。運営している学校の財政難に頭を悩ますヤコブのもとに、デンマークの実業家ヨルゲンから巨額の資金援助の申し出が舞い込む。そして面会したいというヨルゲンの求めに応じて、久々に故郷デンマークへと戻ったヤコブ。面談を無事終えたヤコブは、ヨルゲンから週末に行われる娘アナの結婚式に強引に招待され、断り切れずに出席することに。ところが、そこに待っていたのは思いがけない人との再会、そしてさらなる衝撃的な事実だった。あまりのことに激しく動揺するヤコブだったが…。ここから先はネタバレを含みます。ご注意を愛は、死なない。命の終わる日を知った時、大切な人に残したいものがある。インドで孤児たちの救援事業に従事する男ヤコブと、その活動に資金援助を申し出た実業家の男ヨルゲン。共通点がなさそうな2人のデンマーク人の男を巡って展開されるスリリングなドラマに目が釘付けでありました。巨額の資金援助と引き換えに、祖国デンマークに残ることを条件にする、娘の結婚式で昔の恋人に再会させ衝撃の事実を知らせるなど、お金持ちヨルゲンの不可解な行動は、メロドラマ的な何でも手に入ることに飽き、更なる刺激を求める金持ちの歪んだ道楽や歪んだ愛情、さらには悶絶ものの復讐のようにも思えて、なんとも釈然としないわけであります。そんな釈然としない思いとは裏腹に、デンマークの美しい景観、伝統と格式を感じさせられる建物や調度品、娘の結婚式でほっこりさせられたりもして、そうかと思うと、登場人物たちの目、唇などにカメラをズイズイッとクローズアップさせて言葉に出ない感情を訴えかけてくる意味深な演出にすっかりと飲み込まれてしまう絶妙さであります。そして、いよいよミステリアスなヨルゲンの行動の真実が明かされるわけでありますが、この男の痛みに涙、涙であります。もう金持ちの歪んだ道楽とか言ってごめんなさいと必死に謝りたくなるほど、大きく深い愛情に、器のでかい男ぶりに完敗です。対して、ヤコブは理想を追い求めた生活を奪われ、デンマークでの現実へ送り込まれることになるわけで。なんとも言えない複雑な思いが駆け巡るのであります。一緒に来てほしいと願った我が子のように愛していた孤児の少年は、インドにいたいと言い、燦々と降り注ぐ太陽の下、幸福と輝きに満ちた顔で元気に遊びまわり、その姿を寂しげに見送るヤコブの顔が実に印象的でありました。主人公のヤコブを演じたのは『007/カジノ・ロワイヤル』で悪役を演じたマッツ・ミケルセン。どうにも悪人のイメージが拭えなかったのですが、この作品でリアルな男の苦悩を演じきっていて素晴らしいのであります。相対したどうにも出来ない苦悩の抱えたヨルゲンを演じたロルフ・ラッセゴードも、これまた良いんです。 しかし、冷静に考えると、全てを手にしていた男は、多額のお金を遺すことができるわけで、何もここまでしなくとも…っていう具合に思えなくもないわけであります。そんな大人の事情を考える隙も与えず、ストーリーに没頭させてくれるというのはやはりお見事。2007年のアカデミー賞外国語映画賞にノミネート作品だというのも納得です。そんなデンマークの女性監督、スサンネ・ビア監督の手腕が光ってます。家族、愛情、本当の幸福とは、一体なんなのだろうか。全てを手にしていた男と現実から逃げ慈善活動に没頭していた男の姿を見守りながらしみじみと考えてしまう秀逸な作品でありました。ランキング参加中です。 ダニエル・クレイグ/007/カジノ・ロワイヤル スペシャル・エディションしあわせな孤独悲しみが乾くまで スペシャル・エディション
2010.01.26
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『Mr.ブルックス 完璧なる殺人鬼』を観ましたケヴィン・コスナーが、抑えられない殺人衝動を持て余す連続殺人鬼を怪演するサイコ・スリラーです>>『Mr.ブルックス 完璧なる殺人鬼』関連原題: MR. BROOKSジャンル: サスペンス/犯罪上映時間: 120分製作国: 2007年・アメリカ監督・脚本: ブルース・A・エヴァンス製作・出演: ケヴィン・コスナー出演: デミ・ムーア デイン・クック ウィリアム・ハート 【ストーリー】オレゴン州ポートランド。ある日、若いカップルの全裸死体が発見される。現場に残されていた血のりの指紋から、女性刑事アトウッドは“指紋の殺人鬼”と呼ばれる連続殺人犯が2年の沈黙を破り再び動き出したことを知る。実は、その殺人鬼の正体は、地元でも指折りの名士として知られる実業家、アール・ブルックスだった。家族思いの好人物と評判の彼は、その裏で殺人の衝動を抑えられず残忍な人殺しを繰り返していた。しかし、そんな彼の二重生活についに綻びが生じてしまう。カップル殺害の際、その一部始終を一人の青年によって隠し撮りされていたのだった。ここから先はネタバレを含みます。ご注意を富も名声も手にいれた男彼が殺人鬼であることは、誰も知らない渋いケヴィン・コスナーが殺人の衝動に悶え苦しみながらも、サラサラっと完璧なまでの犯行を繰り返すお姿にゾクゾクしてしまうのであります。こんなケヴィン・コスナーは観たことがなかったので目が離せませんでした。そんなアール・ブルックスといつも一緒のもう一人の自分マーシャルを演じたウィリアム・ハートがアール・ブルックスの深層心理をえぐり出して、顔色の悪さと、しかめっ面が不気味さをさらに際立たせて、殺しのお誘いをしちゃうんですから、恐ろしいことこの上ないのであります。さらに、ブルックスにまとわりつく男スミスには、デイン・クックがブルックスを追い詰めていく捜査官役にはデミ・ムーアが登場して、さらに予期せぬあんなことやこんなことまでが、完璧な殺人鬼ブルックスを追い詰めていくスリリングさがたまりません。オチはあれ(?)でしたが、渋いケヴィン・コスナーとウィリアム・ハート、逞しいデミ・ムーア、危なっかしいデイン・クックが新境地を開拓したようなキャラクターを演じて豪華に共演しているのはやっぱり見ごたえもあり、知的な連続殺人鬼にもなす術がなかったDNAの怖さが絶妙なスパイスを醸し出すサスペンス映画でありました。ランキング参加中です。 迷い婚 ~すべての迷える女性たちへアニー・リーボヴィッツ レンズの向こうの人生 コレクターズ・エディション噂のアゲメンに恋をした!コレクターズ・エディション
2010.01.24
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『イントゥ・ザ・ワイルド』を観ましたすべてを捨てアラスカへと放浪の旅へ出た裕福な青年の心の軌跡を描いた人間ドラマです>>『イントゥ・ザ・ワイルド』関連原題: INTO THE WILDジャンル: ドラマ/青春上映時間: 148分製作国: 2007年・アメリカ監督・製作・脚本: ショーン・ペン出演: エミール・ハーシュ マーシャ・ゲイ・ハーデン ウィリアム・ハート【ストーリー】1990年夏、ジョージア州の大学を優秀な成績で卒業した22歳の青年、クリス・マッカンドレス。卒業祝いに新車を買ってあげるという両親の申し出をあっさり断った彼は、通帳にあった預金全額を慈善団体に寄付し、家族に何も告げることなく、文字どおり無一文でアラスカへ向けて旅に出る。道中、様々な出会いと経験を重ねるクリス。サウスダコタでは彼の無鉄砲を諫めてくれる陽気な兄貴分ウェインと親交を深め、スラブスではヒッピーなどアウトサイダーたちが集うコミューンに身を寄せ、そこで美しい少女トレイシーと出会う。彼女はクリスに好意を抱き、クリスにも恋心が芽生えたかに思われたが…。一方その頃、残された家族は音信不通の息子の身を案じ、祈る思いで彼の帰りを待つのだったが…。ここから先はネタバレを含みます。ご注意をそして僕は歩いて行くまだ見ぬ自分と出会うために裕福な家庭で育ち、将来有望だった青年クリスが、なぜそんな過酷な旅に出たのか、旅路で何を見つけたのかが時間軸を一部前後させながら、ゆっくりと紐解かれていく148分の心の旅路でありました。大学を優秀な成績で卒業したクリスは、卒業祝いに新車をプレゼントしようとする両親に反発し、お金を捨て、IDを捨て、誰にも何も告げずに、生きる事をただ貪欲に探し求めるサバイバルの旅 荒野のアラスカを目指すのであります。道中、頭でっかちになるなと戒める陽気な農業家ウェインの元で働き、親交を深め、ヒッピーのカップル レイニーとジャンのギクシャクした関係を取り持ったり、交流を深め、美しい少女トレイシーと恋心が芽生えかけたり、皮職人の孤独な老人ロンと年齢を超えた友情を築いたり、悩みを抱えたさまざまな生き方の人々と出会い、人間と人間の絆、人の温かさを感じながらも、それでもアラスカを目指すストイックな青年クリス。彼が目指したアラスカでは、神々しいまでの自然の美しさと何物にも属さない究極の自由、さらに過酷な出来事が待っているわけで、彼のテンションが上がりまくりの達成感と共に、これでいいのかという疑問が常に拭い切れない、複雑な気持ちになってしまうのであります。クリスが抱いている社会や両親に対しての怒りと不満は、尾崎豊を聞いていた思春期真っ只中の10代の頃ならきっと100%共感させられたであろうと思います。そんなモヤモヤした心境をクリスの一番の理解者であったはずの妹のナレーションが鋭くつき、音信不通の息子の身を案じ、心配でボロボロになっていく両親の姿が時折はさまれ、クリスに100%共感できないのであります。さらに、息子の事で心を痛めるヒッピーのカップル レイニーとジャンに音信不通の息子の帰りを待ち続ける両親の気持ちを垣間見せられ、公平さを問われたり、全てを許すことで光がさすと、若きクリスを心配し家族に迎えたいと言ってくれた老人ロンの涙を浮かべた言葉に、人生の先輩方の言葉が逐一心に沁みるのであります。しかし、クリスの決意は変わらず。孤独な旅路は続くのでありました。そんな過酷な心の旅路に挑んだ真っ正直な青年クリスを演じたのは、『スピード・レーサー』のエミール・ハーシュ。知的さと純真さを漂わせて、迫真の演技を見せ付けてくれます。ラストのシーンの表情が忘れられません。母親には、マーシャ・ゲイ・ハーデンが、父親にはウィリアム・ハートが、それぞれ息子の身を案じて道路にへたり込んでしまうほどボロボロになって行く様子に心が痛みました。頼れる兄貴分の農業家ウェインには、ヴィンス・ヴォーン、ヒッピーのキャサリン・キーナーが母親の思いを切なく伝え、クリスと恋仲になるトレイシーには、クリステン・スチュワートが素敵な歌声も披露してくれたり、皮職人の老人ロンを演じたハル・ホルブルックの深い言葉に何よりも心揺さぶられました。たくさんの本を読み、小説の言葉を引用し、ただ生きる事に挑戦した青年クリスが見つけたものが、誰かと分かち合う幸福だったなんて悲しすぎました。静かなストーリー展開ながら、監督ショーン・ペンの熱い思いが伝わる力作。壮大な自然の中に、真っ正直な青年が一人挑むその姿は、まぶしいほどの輝きを放って、同時に痛々しくもあって、実話ベースということもあり何とも言えない余韻が残る作品でありました。 ランキング参加中です。 スピード・レーサー 特別版/エミール・ハーシュミルクトワイライト~初恋~ スタンダード・エディション
2010.01.23
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『ゲット スマート』を観ました1960年代にアメリカで人気を博した伝説のテレビドラマ「それ行けスマート」を映画化したスパイ・アクションです>>『ゲット スマート』関連原題: GET SMARTジャンル: コメディ/アクション製作: 2008年・アメリカ上映時間: 110分監督: ピーター・シーガル出演・製作総指揮: スティーヴ・カレル出演: アン・ハサウェイ アラン・アーキン 【ストーリー】アメリカの極秘諜報機関“コントロール”に所属する敏腕分析官マックスウェル・スマート。彼は40種類もの言語を自在に操り、些細な重要情報のヒントも見逃さない脅威の分析能力を持つため、これまで憧れのエージェントへの昇格を見送られていた。そんなある日、コントロールの本部が世界征服を企む国際犯罪組織“カオス”の襲撃に遭い、全エージェントの顔と身元が割れてしまう事態に。そこで急遽、敵に顔が知られていないスマートがエージェントに昇格するのだった。エージェント“86”となったスマートとコンビを組むのは、整形手術によって新しい顔を手に入れた男勝りの美人エージェント99。2人はカオスの陰謀を阻止するため、さっそく極秘任務に就くのだが…。ここから先はネタバレを含みます。ご注意を本気で世界を救おうとしている人を、笑ってはいけません。伝説のテレビドラマ「それ行けスマート」は残念ながら観たことがないのですが、この作品のスピンオフムービーである『ブルース&ロイドの ボクらもゲットスマート』には、ドジな研究員・ブルースとロイドにまるで”コチョコチョ銃”の攻撃を受けたかのように笑わせてもらいました。そんな僕なので、本家のこの作品にも爆笑の連続でありました。兎にも角にも優秀すぎてエージェントに昇格できなかった主人公の敏腕分析官マックスウェル・スマートを演じた『40歳の童貞男』のスティーヴ・カレルが最高なのであります。ビシッと着こなしたスーツ姿、髪型で敏腕分析官という役所なのにどこか抜けているスマートさんは、憧れのエージェントに昇格し、本気で世界を救おうと奮闘しているわけですが、数々の痛いトラブルが続出してあたふたするという絶妙な仕事ぶりで笑わせてくれるのでありますね。そんなスマートさんとコンビを組まされたのが、整形手術によって新しい顔を手に入れた男勝りの美人エージェント99。演じているのは、『プラダを着た悪魔』のアン・ハサウェイでございます。優秀なエージェントであり、美しくことはもちろん、セクシーな演出でも満載で楽しませてくれました。2人の息の合った掛け合いも楽しいことこの上なく、ナイスキャスティングです。さらには、屈指の敏腕エージェント23に『ハムナプトラ2/黄金のピラミッド』のドウェイン・ジョンソンがあの顔芸(?)を披露し、十八番のアクションも魅せてくれるし、『リトル・ミス・サンシャイン』のアラン・アーキンがチーフとしてこのとんでもない組織をビシッと束ねている(?)なんていう豪華さでも楽しませてくれました。もちろん、ブルース&ロイドも期待以上のおとぼけ度で、スマートさんをがっちりとサポート(?)してくれるのであります。いや~、マシ・オカさんの活躍が嬉しい限り。そんなこんなでことごとく笑わせてくれるのに、『007』、『ミッション:インポッシブル』なんかで観たような空中ダイビング、カーチェイス、ガンアクションなどのスパイものでは定番のカッコいいアクションシーンも緊迫感ある迫力の演出で抜かりなく、様々な角度から楽しめるスパイ・アクション・コメディ映画でありました。 ランキング参加中です。 【送料無料選択可!】40歳の童貞男 無修正完全版ケイト・ハドソン/アン・ハサウェイ/ブライダル・ウォーズマーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと 特別編
2010.01.20
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アカデミー賞”の前哨戦第67回ゴールデン・グローブ賞の受賞結果が発表されました。注目の作品賞は、ドラマ部門でジェームズ・キャメロン監督の『アバター』。>>『アバター』関連ストーリーは単純でしたが、完成された世界観と驚異的な映像に圧倒されて癖になりそうな新たな映画の世界を切り開いた作品だけあり、監督賞も貫禄の受賞を果たしたジェームズ・キャメロン監督には拍手喝さいでございますね。そして、作品賞のミュージカル/コメディ部門は、『ハングオーバー』。『ハングオーバー』って???となったので調べてみたら、>>『ハングオーバー』関連なんと日本では劇場未公開で、2010年03月10日にDVD発売されるらしい。。。最近よくお目にかかる『バレンタインデー』『そんな彼なら捨てちゃえば?』のブラッドリー・クーパー、なんだか懐かしい気がするヘザー・グレアムまで出演しているのに可笑しなもんですね。ストーリーは、独身最後のパーティーでグデングデンに酔っぱらった男3人が繰り広げるドタバタコメディのようで、かなり面白そうです。さらに、主演男優賞には、ジェフ・ブリッジスとロバート・ダウニー・Jrという偶然にもアイアンマン組が揃って受賞し、主演女優賞には、サンドラ・ブロック、メリル・ストリープ。まだ作品を観ていないのに名前を聞いただけで納得できてしまう名俳優が栄冠を手にしております。この結果を受けて、2月2日(日本時間同日)に発表される第82回アカデミー賞のノミネートと3月7日(日本時間8日)の授賞式がますます楽しみになってきました。第67回ゴールデン・グローブ賞 受賞結果はこちら【作品賞(ドラマ)】★「アバター」 「ハート・ロッカー」 「イングロリアス・バスターズ」 「プレシャス」 「マイレージ、マイライフ」【作品賞(ミュージカル/コメディ)】★「ハングオーバー」 「(500)日のサマー」 「恋するベーカリー」 「ジュリー&ジュリア」 「NINE」【主演男優賞(ドラマ)】★ジェフ・ブリッジス 「Crazy Heart」 ジョージ・クルーニー 「マイレージ、マイライフ」 コリン・ファース 「ア・シングル・マン(原題)」 モーガン・フリーマン 「インビクタス/負けざる者たち」 トビー・マグワイア 「マイ・ブラザー」【主演女優賞(ドラマ)】★サンドラ・ブロック 「しあわせの隠れ場所」 エミリー・ブラント 「ヴィクトリア女王 世紀の愛」 ヘレン・ミレン 「The Last Station」 キャリー・マリガン 「17歳の肖像」 ガボレイ・シディビー 「プレシャス」【主演男優賞(ミュージカル/コメディ)】★ロバート・ダウニー・Jr 「シャーロック・ホームズ」 マット・デイモン 「インフォーマント!」 ダニエル・デイ=ルイス 「NINE」 ジョセフ・ゴードン=レヴィット 「(500)日のサマー」 マイケル・スタールバーグ 「ア・シリアス・マン(原題)」【主演女優賞(ミュージカル/コメディ)】★メリル・ストリープ 「ジュリー&ジュリア」 サンドラ・ブロック 「あなたは私の婿になる」 マリオン・コティヤール 「NINE」 ジュリア・ロバーツ 「デュプリシティ ~スパイは、スパイに嘘をつく~」 メリル・ストリープ 「恋するベーカリー」【助演男優賞】★クリストフ・ヴァルツ 「イングロリアス・バスターズ」 マット・デイモン 「インビクタス/負けざる者たち」 ウディ・ハレルソン 「The Messenger」 クリストファー・プラマー 「The Last Station」 スタンリー・トゥッチ 「ラブリーボーン」【助演女優賞】★モニーク 「プレシャス」 ペネロペ・クルス 「NINE」 ヴェラ・ファミーガ 「マイレージ、マイライフ」 アナ・ケンドリック 「マイレージ、マイライフ」 ジュリアン・ムーア 「ア・シングル・マン(原題)」【監督賞】★ジェームズ・キャメロン 「アバター」 キャスリン・ビグロー 「ハート・ロッカー」 クリント・イーストウッド 「インビクタス/負けざる者たち」 ジェイソン・ライトマン 「マイレージ、マイライフ」 クエンティン・タランティーノ 「イングロリアス・バスターズ」【脚本賞】★「マイレージ、マイライフ」 「第9地区」 「ハート・ロッカー」 「イングロリアス・バスターズ」 「恋するベーカリー」【歌曲賞】★「Crazy Heart」 「アバター」 「マイ・ブラザー」 「Everybody's Fine」 「NINE」【音楽賞】★「かいじゅうたちのいるところ」 「アバター」 「インフォーマント!」 「ア・シングル・マン(原題)」 「カールじいさんの空飛ぶ家」【アニメ賞】★「カールじいさんの空飛ぶ家」 「くもりときどきミートボール」 「コララインとボタンの魔女 3D」 「Fantastic Mr. Fox」 「プリンセスと魔法のキス」【外国語映画賞】★「The White Ribbon」 ミヒャエル・ハネケ監督 「抱擁のかけら」 「Baaria」 ジュゼッペ・トルナトーレ監督 「La nana」 Sebastian Silva 監督 「A Prophet」 ジャック・オーディアール監督 ランキング参加中です。 イルマーレダウト ~あるカトリック学校で~/メリル・ストリープ2009年03月18日発売アイアンマン 日本限定フィギュア付 Blu-ray BOX Blu-ray Disc
2010.01.18
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『マンマ・ミーア!』を観ました往年の人気ポップグループABBAのヒットナンバーで構成され世界中でロングランとなった傑作ミュージカルを銀幕へと昇華したロマンティック・コメディです>>『マンマ・ミーア!』関連原題: MAMMA MIA!ジャンル: ミュージカル/コメディ製作: 2008年・イギリス/アメリカ上映時間: 108分監督: フィリダ・ロイド出演: メリル・ストリープ アマンダ・セイフライド ピアース・ブロスナン 【ストーリー】ギリシャの美しいリゾート地、カロカイリ島。小さなホテルを営む母ドナと2人暮らしのソフィは、恋人スカイとの結婚式をいよいよ明日に控えていた。またそんな彼女には、“父親と結婚式のヴァージン・ロードを歩きたい”という密かな夢があった。しかし、母子家庭で育ったソフィは未だに父親が誰なのかを知らない。そこで母の昔の日記から、父親であろう3人の男性、建築家のサム、銀行マンのハリー、冒険家のビルを探り当て、ドナに内緒で結婚式の招待状を送ってしまっていた。やがて、道中鉢合わせた3人が揃って到着。ソフィは結婚式のサプライズのため、ドナの目が届かない場所に彼らを匿うことに。ところが、ドナが偶然3人を目撃してしまったことを機に、様々な問題が湧き起こっていく…。ここから先はネタバレを含みます。ご注意をどんなことがあっても、笑っていよう。自分の人生がもっと好きになる。結婚式を目前に控えた古びたリゾート・ホテルの女主人ドナと父親を知らない娘ソフィのもとに集結した父親候補であるドナの元恋人3人、個性的な親友たち等人生最大のビックイベントを巡って巻き起こるドタバタ劇場だけでも面白いのに、そのドタバタを「ダンシング・クィーン」「恋のウォータールー」など音楽に疎い僕でも聞いたことがあるABBAのおなじみの楽曲に乗せて、全体的に軽いノリの楽曲で盛り上げて、時折シリアスなものや感動的な楽曲でメリハリをつけるという演出で、全編通して繰り広げられるABBAワールドが楽しすぎるのでございます。主人公の花嫁の母であり、ホテルの女主人であるドナを演じた大女優メリル・ストリープがこんなに楽しそうなのは観たことがないと思えるくらいに楽しそうで観ているだけで元気になれそうであります。シングルマザーで娘を育ててきたドナが、娘の成長が嬉しくもありながら若干寂しさを感じさせるシーンには、思わずホロっときてしまいそうにまでなりました。そして、3人の元恋人に振りまわさて、個性的な親友たちと作戦を練るなんてシーンに何度も爆笑させてもらいました。娘ソフィを演じたアマンダ・セイフライドは、笑顔がキュートで父親を知りたいという純粋な思いが胸を打つ愛らしさであります。そして、建築家のサムには元007のピーアーズ・ブロスナン、銀行マンのハリーには、コリン・ファース、冒険家のビルには、ステラン・スカルスガルドとこちらも観るからに個性的な3人が集結し、ドナと恋に落ちた頃のやんちゃな姿で登場したりもして、可笑しいことこの上なく。しかし、誰しも人との繋がりというか、愛情に飢えている寂しい男だったりするそんな思いを歌声に乗せて歌って踊るのだから、いや~、参っちゃいます。そんなこんなで濃いキャラ揃いの豪華キャストが、ドタバタ感をさらに盛り上げ、ラストまで気が抜けない70年代調のギラギラも軽くて、緩くて、こんなことやりそうもない大人が集まって、限界までやりきったダサダサな感じが爽快で楽しいミュージカル映画でありました。しばらくABBAの楽曲が耳を離れそうにありません。 ランキング参加中です。 ダウト ~あるカトリック学校で~美しい人 デラックス版あぁ、結婚生活
2010.01.16
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『クリムト』を観ました19世紀末のオーストリアに実在した天才画家クリムトの、時代を先取りした作品と彼の人生を描いたファンタジーです>>『クリムト』関連原題: KLIMTジャンル: ドラマ/伝記上映時間: 97分製作国: 2006年・オーストリア/フランス/ドイツ/イギリス監督・脚本: ラウル・ルイス出演: ジョン・マルコヴィッチ ヴェロニカ・フェレ サフロン・バロウズ 【ストーリー】1900年、パリ万博に出品されたクリムトのスキャンダラスな絵画は、保守的なウィーンでの酷評をよそに賞賛をもって迎えられる。その会場で、美しい女性レアを目にして心奪われたクリムトは、恋人ミディの嫉妬にもかかわらず、文化省の書記官の計らいで、レアとの密会を果たし、彼女の肖像画を描く約束を取り付ける。その後ウィーンに戻ったクリムトは、国からの助成金を打ち切られたことでますます反発を強め先鋭的になっていく。恋人ミディ、絵のモデルたち、そして“宿命の女(ファム・ファタール)”レア、愛に奔放なクリムトの心は次第に現実世界を飛び越えていく…。ここから先はネタバレを含みます。ご注意を私の自画像はない。自分自身に興味がない。むしろ他人、特に女性に強く惹かれるのだ。クリムトさんという画家をよく知らないのに、ジョン・マルコヴィッチと”エロティック”という言葉に惹かれて観てしまった作品であります。19世紀末のウィーンでエロスを究極の美に昇華させた天才画家クリムトの病院での最期、混濁した意識の中、自らの人生を回想していくわけでありますが、鏡やら、ヌードの女性やら、猫、可笑しな書記官、謎の女性とその偽者、さらにはマルコヴィッチの穴を垣間見たような偽者のクリムトとの殴り合いに爆笑、という具合に実に掴みどころの無い、アーティスティックなストーリー展開に単細胞の僕の脳みそは混乱し、ボーっと眺めるという手法に落ち着いていました。クリムトを演じたジョン・マルコヴィッチが気だるさを漂わせて、謎の女性を追い求める女たらしのクリムトを熱演し、全裸の女性モデルに囲まれ、金箔が舞い落ち、雪の降る街並みに、豪華絢爛なセレブパーティーに、エロティックな部屋に、謎めいた19世紀の雰囲気にハマっておりました。しかし、芸術というものには縁遠い僕の脳では消化しきれず、なんとも表現し難い不思議な映画でありました。ランキング参加中です。 ザッツ★マジックアワー ダメ男ハワードのステキな人生/ジョン・マルコヴィッチリプリーズ・ゲーム/ジョン・マルコヴィッチバンク・ジョブ デラックス版
2010.01.13
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『2012』を観ましたマヤ暦による2012年終末説を題材に、『インデペンデンス・デイ』『紀元前1万年』のローランド・エメリッヒが手掛けるディザスター・ムービーです>>『2012』関連原題: 2012ジャンル: パニック/サスペンス製作: 2009年・アメリカ上映時間: 158分監督・製作総指揮・脚本: ローランド・エメリッヒ出演: ジョン・キューザック キウェテル・イジョフォー アマンダ・ピート 【ストーリー】ロサンゼルスでリムジン運転手をしている売れない作家ジャクソンは、別れた妻ケイトのもとに暮らす子供たちと久々に再会し、イエローストーン公園までキャンプにやって来た。彼はそこで怪しげな男チャーリーから奇妙な話を聞かされる。それは、“地球の滅亡”が目前に迫っており、その事実を隠している各国政府が密かに巨大船を製造、ごく一部の金持ちだけを乗せ脱出しようとしている、という俄には信じられない内容だった。しかし、その後ロサンゼルスをかつてない巨大地震が襲い、チャーリーの話が嘘ではないと悟るジャクソン。そして、大津波や大噴火など、あらゆる天変地異が世界中で発生、次々と地球を呑み込んでいくことに。そんな中、ジャクソンはケイトと子供たちを守るため、巨大船がある場所を目指して必死のサバイバルを繰り広げるのだが…。 ここから先はネタバレを含みます。ご注意を2012年12月21日マヤの予言通り、世界は終わる──。大地震、火山の大噴火、洪水、ひび割れる道路、粉々に崩れていく街が半端じゃなくて始終目玉が飛び出るような驚きの映像で、ハラハラドキドキでした。さすがは、『デイ・アフター・トゥモロー』『紀元前1万年』のローランド・エメリッヒ監督。ストーリーには突っ込み所も多々あるけど、これでもかと矢継ぎ早に繰り広げられる破壊の限りに突っ込むことも忘れて見入ってしまう迫力はお見事であります。2009年、太陽の活動が活発化し、地球の核が熱せられた結果、3年後に世界は終わりを迎えてしまう。なんて恐ろしい事実を知ってしまった地質学者エイドリアンが米大統領に報告し、米大統領が世界各国の首脳に伝え、逃げ出すための方舟計画が秘密裏に進行中。助かるのは10億ドルでチケットを買ったごく一部の金持ちとお偉いさんだけ。一般人はこの驚愕の事実を知る術も無いわけで、助かることが出来る人々と危機一髪のところでこの事実を知ってしまった売れない作家兼リムジン運転手の一般人代表ジャクソンと子供たち、別れた妻&恋人の御一行様との立場の異なる登場人物の対比を世界が崩壊していく迫力の映像と共に面白くみせてくれました。ジャクソンを演じたのは、ジョン・キューザック。いい加減にのほほんと生きている感じが実にハマっていて、ダメ親父を返上し、生き残るべく奔走するドタバタ劇に見入ってしまいました。度重なる神業と幸運が凄すぎて笑ってしまいそうになるのは御愛嬌であります。出演シーンはそんなに無いけど、ウディ・ハレルソンが演じたイエローストーン公園の怪しい男チャーリーも良い味を出してました。驚愕の事実を知り一般人にも警告しようとしている人なのに、サイトも含めて怪しいってどう言う事なんだと笑ってしまいそうになる人物であります。噴火する大地にテンションが上がっているチャーリーの姿が凄すぎて忘れらない濃いキャラクターでありました。政府側の計画通りに事を進めようとするオリバー・プラット演じる主席補佐官と地質学者エイドリアンの対立、大統領の決断は全面的には賛同しがたいという、正解が分からないモヤモヤ感もなんとも言えません。ロシア人の金持ちのオッサンが実に嫌なヤツで、その子供も可愛げが無くて、庶民の僕には共感しようも無い人々が助かる側で、助からない人々は愛情溢れた良い人として出てくるのも分かり易く、助かる息子と助からない父親、わだかまりを払拭しないまま別れを迎える親子などなど随所に散りばめられる王道の家族愛劇場にホロッときてしまうのも憎い演出であります。全ての運を使い尽くしたかのようでありましたが、どんなトラブルも危機一髪で回避していく一般人代表ジェクソンには、大富豪で無くともお偉いさんでなくとも生き残るチャンスがあると教えてくれる僕ら庶民に希望を与えるものでございます。しかし、10億ユーロ払った人には迷惑なお話だっただろうと思えてしまうのがストーリーはそっちのけで、今回も映像に力を注ぎきったのであろう愛すべきローランド・エメリッヒ監督らしさなのでありますね。兎にも角にも、映像は今まで観た映画の中で一番凄かったと言える、ディザスター・ムービーでありました。ランキング参加中です。 ジョン・キューザック/さよなら。いつかわかることレッドベルト 傷だらけのファイター/キウェテル・イジョフォー紀元前1万年
2010.01.10
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『パブリック・エネミーズ』を観ました大恐慌時代のアメリカに実在した伝説のアウトロー、ジョン・デリンジャーと彼の恋人との逃亡劇を描いたラブストーリーです>>『パブリック・エネミーズ』関連原題: PUBLIC ENEMIESジャンル: ドラマ/ロマンス製作: 2009年・アメリカ上映時間: 141分監督・製作・脚本: マイケル・マン出演: ジョニー・デップ クリスチャン・ベイル マリオン・コティヤール 【ストーリー】大恐慌時代。貧困に苦しむ民衆は、汚い金が眠る銀行だけを標的に大胆不敵な手口で金を奪う世紀の銀行強盗、ジョン・デリンジャーに喝采を送っていた。そんな中、神秘的な美女ビリー・フレシェットと出会い、一瞬で恋に落ちるデリンジャー。一方、フーバー長官はデリンジャーを“社会の敵(パブリック・エネミー)No.1”と呼び、その逮捕に全力を挙げていく。そしてメルヴィン・パーヴィスを抜擢し捜査の陣頭指揮に当たらせるが…。 ここから先はネタバレを含みます。ご注意を奪うのは、汚れた金愛したのは、たった一人の女。大恐慌時代の義賊的振る舞いで庶民に喝采を浴びていた伝説のギャング ジョン・デリンジャーと、彼を追うFBIの男たちとの攻防をスリリングにみせ、ジョン・デリンジャーが唯一愛した女性ビリー・フレシェットとのロマンスを描いていくわけで一度で二度美味しいのであります。そして兎にも角にも、ジョン・デリンジャーを演じるジョニー・デップの魅力に尽きるのでございますね。久しぶりにいろんなメイクやらカツラやらを装備していないジョニー・デップを見たような気がする今日この頃。冒頭の黒のロングコートで登場した時から、世界中の女性を釘付けにしたことでありましょう。運命の女性ビリー・フレシェットに一目惚れし、一気に落とすまでの攻撃の数々は、二枚目にしか出来ない”俺についてこい技”でございます。昨今の草食男子ブームの間逆を行く強引さと肉食猛獣男子ぶりで、男も痺れるカッコ良さ、これはもう罪の領域ですね。ストーリーは、単純明快で脱獄、銀行強盗、銃撃戦、追走劇、そしてロマンスを繰り返し、デリンジャーの生き様を意外と静かに追い続けるのでありました。もっと派手にいくのかと思っていたので、デリンジャーがビリーと運命的に恋に落ちる部分や、ダメダメなFBI側になんだかモヤッとしてしまう感情も無きにしも非ず。しかし、マイケル・マン監督お得意の銃撃戦はマシンガンを炸裂させ、追う側メルヴィン・パーヴィスと、追われる側ジョン・デリンジャーとの立場の違う男たちをカッコ良く、なおかつ上手く見せる演出は流石であります。さらに、デリンジャーが愛した女性ビリーにマリオン・コティヤール、追う男メルヴィン・パーヴィスにクリスチャン・ベイル、お久しぶりのスティーヴン・ドーフ、よりセクシーになったリーリー・ソビエスキー、 スティーヴン・ラングとジョヴァンニ・リビシのアバター組まで登場するものだから目にも楽しく、まだまだ改良が必要な銃や、クラシックカー、大恐慌の時代に生きた人々のそれぞれの思惑などなど・・・当時の雰囲気にどっぷり浸ることができる面白さがありました。仲間を見捨てない熱さ、捕まってもサラリと脱獄、大衆に手を振りスターのような振る舞いで魅了するカリスマ性、捜査本部へも入り込んでしまう大胆不敵さ、クラーク・ゲーブルで覚悟を決め愛する女性に残した言葉、男の約束を守るスティーヴン・ラング、マリオン・コティヤールの流す涙、いや~、どこまでもカッコ良い男の生き様に痺れる作品でありました。ランキング参加中です。 パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンドターミネーター4 コレクターズ・エディションエディット・ピアフ 愛の讃歌
2010.01.05
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『アバター』を観ました『タイタニック』のジェームズ・キャメロン監督が12年ぶりに発表した、最新の映像技術を駆使して作り上げたアドベンチャー大作です>>『アバター』関連原題: AVATARジャンル: SF/アドベンチャー/アクション製作: 2009年・アメリカ上映時間: 162分監督・脚本・編集: ジェームズ・キャメロン出演: サム・ワーシントン ゾーイ・サルダナ シガーニー・ウィーヴァー 【ストーリー】戦争で負傷し下半身不随となり車いす生活を余儀なくされた元海兵隊員のジェイク。ある時、彼は“アバター・プロジェクト”にスカウトされる。それは、地球から遥か彼方の衛星パンドラで、莫大な利益をもたらす希少な鉱物を採掘するための事業。そのために、人間に有害なパンドラの環境で活動できるよう先住民ナヴィと人間のDNAを掛け合わせた肉体“アバター”が造られていた。そしてジェイクに課せられた任務は、そのアバターに意識をリンクさせ、遠隔操縦によりパンドラで生活し、ナヴィ族との交流を図ること。アバターを介してついに身体の自由を得たジェイクは、さっそく神秘的なパンドラの森へと足を踏み入れ、やがてナヴィ族の美しい女性ネイティリと運命的な出会いを果たすのだが…。 ここから先はネタバレを含みます。ご注意を観るのではない。そこにいるのだ。もうひとつの体。もうひとつの運命。『タイタニック』のジェームズ・キャメロン監督が構想14年、製作4年の歳月を費やしたらしい話題の映画で、3Dデビューをしてまいりました。いや~、もう凄すぎです。いよいよ映画の世界もここまで来ちゃったのかというほどの体感型映画の世界。全ての映画が3Dになったらそれはそれで困るけど、病み付きになりそうな楽しさであります。熱帯雨林のようだけど見た事もない植物がワンサカ茂っているパンドラの世界。ちょっと気を抜くと恐竜のような不気味なヤツや、オオカミのようなヤツがしつこくしつこく襲ってきて、絶体絶命になる主人公と共に手に汗握るハラハラドキドキを体感し、一気にテンションが急上昇。深海の生物のように光る生物たちが生い茂る夜に出逢った美しい王女様ネイティリに叱られながらも、髪の毛の触手のようなもので様々な生物と繋がり、空を飛んだり、森を駆け回ったり、泳いだりのナヴィ族特訓を受ける日々に、ほのかな恋心が爆発する主人公の気持ちに共感しつつ、神秘的な木を囲んで生活するナヴィ族の生活と、美しきパンドラに酔いしれてしまうわけでありました。そんな驚異的な映像の数々がなんとも表現しがたいほど凄いのであります。ストーリーは、パンドラに住むナヴィ族と、資源を求めて侵攻する人類との対立の中に放り込まれた青年ジェイクが、ナヴィ族と交流を深め、幻想的な彼らの世界に魅了されていくにつれ、ついに利己的な人類に反旗を翻すという王道な展開で分かり易く、魅惑的なパンドラの世界にどっぷりと浸ることが出来る設定で有難いのであります。元海兵隊で車いす生活を送るジェイクを演じたサム・ワーシントンが板ばさみの状態になった青年の葛藤を上手く演じてくれて、それを母親のように見守るアバタープロジェクトの責任者であり、植物学者グレース博士を演じたシガーニー・ウィーヴァーとの関係が微笑ましく良いんですね。さらにジェイクが恋に落ちちゃうナヴィ族王女ネイティリは、しなやかな動き、大きな瞳で一際美しいのであります。彼女の素顔は拝めないのですが、演じているゾーイ・サルダナの魅力にやられてしまいます。そんな強くて美しい女戦士である彼女が嘆き悲しむ様子は、胸に突き刺さるほどの痛々しさで観ていられないほどに辛いのでありました。そんな魅力的なキャラクターと美しいパンドラにすっかり魅了され続けた前半を経ていよいよ後半は、高価な鉱物を手に入れるため何でもやっちゃおうという人類との緊迫感漲る戦闘シーンが圧巻でありました。圧倒的な数のパンドラ民族たちとこれまた圧倒的な武力を持つ軍隊の対決で壊されていく美しきパンドラに、愛すべきパンドラ民族たちの姿に、他民族への迫害の歴史を見ているかのようで胸が痛むのでありますが、スティーヴン・ラングが演じるしぶと過ぎて笑えてしまうマイルズ・クオリッチ大佐とジョヴァンニ・リビシが演じるパーカーのいい加減度が憎たらしいことこの上なく、良い仕事してくれています。そんなこんなで出来たら僕もアバターにリンクしたいと思わせてくれる圧倒的な世界観に始終魅了され続ける162分でありました。まるで実際に飛んだり跳ねたりしていたかのようでちょっとした倦怠感と、とびっきりの充実感まで感じさせてくれたアドベンチャー映画でありました。 ランキング参加中です。 ターミネーター4スター・トレックウォーリー
2010.01.03
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2010年でございますね。いや~、めでたい。年末はしがないサラリーマンの宿命でバタバタしていて、映画からも遠ざかってしまい、ブログの更新も出来ず、仲良くさせて頂いている方々のブログへも伺えず、すっかり新年が明けてしまいました。コメントやTBを頂いた皆様の所への訪問が遅れてしまって大変申し訳ございません。これから少しずつお返ししていきますのでどうぞお許し下さいませ。。。そんなこんなで、やっとお正月を迎えたので気分も新たに、早速近所の神社へ初詣に出かけ、一年間の無病息災を願ってまいりました。今年のおみくじは、なんと”大吉”。なんだか幸先が良いので、妙にテンションが上がってしまいます。皆様の所にもこの大吉の御利益が届きますように。幸多き、実り多き一年となりますように。今年もどうぞ宜しくお願い致します。
2010.01.02
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しがないサラリーマンの僕が師走の大波に飲み込まれている間に、”アカデミー賞”の前哨戦第67回ゴールデン・グローブ賞のノミネーション発表が行われたということで、一応メモ書きしておきます。ジェイソン・ライトマン監督&ジョージ・クルーニー主演の『マイレージ、マイライフ』が6部門の最多ノミネーションであります。まだ詳しい事は分からないけど、お二人とも大好きな監督&兄貴なのでこれは見逃せません。マイレージ、マイライフ / Up In The Air 輸入盤 【CD】さらに、ダニエル・デイ=ルイス主演の『NINE』が5部門、日本でも公開の始まったジェームズ・キャメロン監督の『アバター』とクエンティン・タランティーノ監督&ブラッド・ピットの『イングロリアス・バスターズ』が4部門でありますね。『イングロリアス・バスターズ』は結局観る事が出来なかったけど、『アバター』は何とかして観たいと思います。アバター オリジナル・サウンドトラックそして、なんとサンドラ・ブロックとメリル・ストリープ、マット・デイモンはダブルでノミネートでめでたさ倍増であります。ジェフ・ブリッジスや、モーガン・フリーマン、ヘレン・ミレンなどの大御所からコリン・ファース、トビー・マグワイア、ウディ・ハレルソン、輝きまくっているペネロペ・クルス、マリオン・コティヤール、ジュリア・ロバーツ、おおっと、クリント・イーストウッド監督は貫禄のノミネートですね。そんな蒼蒼たる豪華なメンバーに今からテンションが上がります。ちなみに、授賞式は2010年1月17日(日本時間18日)だそうであります。 第67回ゴールデン・グローブ賞 ノミネート結果はこちら【作品賞(ドラマ)】 『アバター』 『ザ・ハート・ロッカー(原題)』 『イングロリアス・バスターズ』 『プレシャス』 『マイレージ、マイライフ』【作品賞(ミュージカル/コメディ)】 『(500)日のサマー』 『ザ・ハングオーヴァー(原題)』 『恋するベーカリー』 『ジュリー&ジュリア』 『NINE』【主演男優賞(ドラマ)】 ジェフ・ブリッジス 『Crazy Heart』 ジョージ・クルーニー 『マイレージ、マイライフ』 コリン・ファース 『ア・シングル・マン(原題)』 モーガン・フリーマン 『インビクタス/負けざる者たち』 トビー・マグワイア 『Brothers』【主演女優賞(ドラマ)】 エミリー・ブラント 『ヴィクトリア女王 世紀の愛』 サンドラ・ブロック 『The Blind Sid』 ヘレン・ミレン 『The Last Station』 キャリー・マリガン 『アン・エデュケイション(原題)』 ガボレイ・シディビー 『プレシャス』【主演男優賞(ミュージカル/コメディ)】 マット・デイモン 『インフォーマント!』 ダニエル・デイ=ルイス 『NINE』 ロバート・ダウニー・Jr 『シャーロック・ホーム』 ジョセフ・ゴードン=レヴィット 『(500)日のサマー』 マイケル・スタールバーグ 『ア・シリアス・マン(原題)』【主演女優賞(ミュージカル/コメディ)】 サンドラ・ブロック 『あなたは私の婿になる』 マリオン・コティヤール 『NINE』 ジュリア・ロバーツ 『デュプリシティ ~スパイは、スパイに嘘をつく~』 メリル・ストリープ 『恋するベーカリー』 メリル・ストリープ 『ジュリー&ジュリア』【助演男優賞】 マット・デイモン 『インビクタス/負けざる者たち』 ウディ・ハレルソン 『The Messenger』 クリストファー・プラマー 『The Last Station』 スタンリー・トゥッチ 『ラブリーボーン』 クリストフ・ヴァルツ 『イングロリアス・バスターズ』【助演女優賞】 ペネロペ・クルス 『NINE』 ヴェラ・ファミーガ 『マイレージ、マイライフ』 アナ・ケンドリック 『マイレージ、マイライフ』 モニーク 『プレシャス』 ジュリアン・ムーア 『ア・シングル・マン(原題)』【監督賞】 キャスリン・ビグロー 『ザ・ハート・ロッカー(原題)』 ジェームズ・キャメロン 『アバター』 クリント・イーストウッド 『インビクタス/負けざる者たち』 ジェイソン・ライトマン 『マイレージ、マイライフ』 クエンティン・タランティーノ 『イングロリアス・バスターズ』【脚本賞】 『ディストリクト 9(原題)』 『ザ・ハート・ロッカー(原題)』 『イングロリアス・バスターズ』 『恋するベーカリー』 『マイレージ、マイライフ』【歌曲賞】 『アバター』 『Brothers』 『Crazy Heart』 『Everybody's Fine』 『NINE』【音楽賞】 『アバター』 『インフォーマント!』 『ア・シングル・マン(原題)』 『カールじいさんの空飛ぶ家』 『かいじゅうたちのいるところ』【アニメ賞】 『くもりときどきミートボール』 『コララインとボタンの魔女 3D』 『Fantastic Mr. Fox』 『プリンセスと魔法のキス』 『カールじいさんの空飛ぶ家』【外国語映画賞】 『抱擁のかけら』 『Baaria』 ジュゼッペ・トルナトーレ監督 『The White Ribbon』 ミヒャエル・ハネケ監督 『La nana』 Sebastian Silva 監督 『A Prophet』 ジャック・オーディアール監督ランキングに参加していますそして師走の慌しさの中、悲しい出来事もありました。太陽のような笑顔で僕らを魅力してくれた女優ブリタニー・マーフィが32歳の若さで旅立ってしまったそうであります。コミカルな役でもシリアスな役でも見事にこなし、いつでも忘れられない演技を見せてくれたブリタニー・マーフィ。大きな瞳と人懐っこい笑顔がとても魅力的で、輝いていた女優さんでした。誰とも似ていない味のある女優だっただけに、突然の訃報に衝撃を受けました。もっとあのキュートな笑顔を観たかったな・・・非常に残念であります。御冥福をお祈りします。。。ブリタニー・マーフィ Brittany Murphy (映画 シン・シティ Sin City)ラーメンガール
2009.12.27
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『レールズ&タイズ』を観ました妻の病に目を背け現実逃避していた鉄道技師が、不慮の事故で出会った少年と家族のような交流を重ねることで次第に絆が芽生え再生していく姿を描いたヒューマン・ドラマです>>『レールズ&タイズ』関連原題: RAILS & TIESジャンル: ドラマ製作: 2007年・アメリカ上映時間: 101分監督: アリソン・イーストウッド音楽: カイル・イーストウッド出演: ケヴィン・ベーコン マーシャ・ゲイ・ハーデン マイルズ・ヘイザー【ストーリー】鉄道技師のトムは、妻のミーガンが末期の乳ガンに冒されている事実に正面から向き合おうとせず、仕事に没頭することで気を紛らわせていた。そんなある日、トムの運転する列車が前方線路上に停車していた1台の車を轢いてしまう。その車には一組の母子が乗っていたが、息子は激突寸前に脱出し、母親は轢死。原因は母親による無理心中だった。そして息子の少年ディヴィは里親へ出されることに。だがやがて、トムのもとにディヴィが訪ねてくる。図らずも加害者となったトムと、彼を憎みながら本当の家族を探し求めるディヴィ。そこで、子宝に恵まれなかったミーガンの希望によりディヴィを迎え入れるのだった。徐々にディヴィと打ち解け合い、夫婦仲も取り戻していくトム。しかし、そんな中、ミーガンの死期は刻一刻と迫っていた…。 ここから先はネタバレを含みます。ご注意を命が失われようとも、愛は存在する。いや~、涙しました。妻ミーガンの病に目を背け仕事に打ち込み事で現実逃避していた鉄道技師トムが、不慮の事故が原因で出会った少年ディヴィと交流を重ねるうちにまるで家族のように深い絆で結ばれていくという痛々しくも温かいドラマであります。現実逃避の鉄道技師トムには、ケヴィン・ベーコン。病気の妻と上手く向き合う事の出来なくなってしまった鉄道大好き男の姿が実によくハマっております。冒頭部分の事故の壮絶さと妻との関係のギクシャクさにも絶え強がっている男の姿が実に痛々しく、不器用な男の姿に共感してしまう流石の演技であります。死期が近い妻ミーガンには、マーシャ・ゲイ・ハーデン。予期しなかった人生の終わりが近づくにつれて、母親になれなかった後悔に涙し、夫との関係に悩む姿が痛々しくて観ていられません。 そして、母親に目の前で死なれた少年ディヴィを演じたマイルズ・ヘイザーが実に初々しくて、危なげで守ってあげたい少年らしさを兼ね備えています。冒頭シーンで、トムをボコボコに殴りつけた瞬間、トムを許すと言った瞬間、2人との生活に安らぎを感じていく瞬間に次々と涙を誘う少年らしい愛らしさで溢れていました。そんなワケアリの設定はいかにもお涙頂戴的映画を想像させますが、登場人物3人の怒りや苦しみの感情がぶつかり合いの繰り返しが痛いほどに伝わる描写の数々に、素直に涙腺が緩みっぱなしになってしまうのでありました。クリント・イーストウッドの娘さんであるアリソン・イーストウッド監督が初メガホンを取った作品ということですが、しっかりと巨匠の手腕を受け継いでおります。登場人物たちの感情を静かで繊細に綴っていきながら、母親のような温かさで傷ついた人々をそっと包み込んでいるような優しい演出がジーンと心に沁み込みました。音楽は兄上カイルが担当されたそうで、出演陣もそれぞれにクリント・イーストウッド監督作品でも馴染みの人々が連なり、イーストウッド・ファミリー集結といった感じが作品としての完成度を高めているのかもしれません。不慮の事故によって出来上がった家族の姿を違法と知りながらも、見て見ぬふりをしてそっと立ち去った児童養護施設の女性が象徴するような母性、人間同士が知らず知らずのうちに守り守られて、繋がっている絆を感じとらせ胸に染み入る優しい作品でありました。ランキング参加中です。ポチっとしてくれたら感激ですケヴィン・ベーコン/秘密のかけら臨死タイトロープ
2009.12.12
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『シャッター』を観ましたカメラマンとその新妻に襲い掛かる突然の恐怖劇と、それにまつわる驚がくの真実がショッキングな描写で描かれていくスピリチュアル・ホラーです >>『シャッター』関連原題: SHUTTERジャンル: ホラー製作年・製作国: 2008年・アメリカ上映時間: 90分監督: 落合正幸出演: ジョシュア・ジャクソン レイチェル・テイラー 奥菜恵 【ストーリー】ニューヨーク在住のカメラマン、ベン。彼は恋人ジェーンと結婚し、間もなく仕事とハネムーンを兼ねて日本を訪れる。しかし、これから異国の地で幸せな未来が待ち受けていた矢先、彼らは夜の山道で車を走らせていた時に突然目の前に現われたひとりの女性を轢いてしまう。事故の衝撃で気を失うもやがて目を覚ましたベンとジェーンだったが、何故か被害者の女性は見当たらず、忽然と姿を消していた。そしてこれを境に、彼らの撮った写真には不気味な白いモヤが写り、ベンが体調不良を訴えるなど、次々と奇怪な現象が起こり始める。さらに、行方知れずだったあの女性がたびたび姿を現わすようになるのだが…。ここから先はネタバレを含みます。ご注意を忘れたとは言わせない。2004年のタイ映画『心霊写真』をハリウッド・リメイク。さらに舞台は日本。さらにさらに、奥菜恵と落合正幸のハリウッドデビュー作品だそうございます。ジャパニーズ・ホラーファンにはおなじみの『リング』『THE JUON/呪怨』の製作陣が勢ぞろいし、日本で撮られた作品だそうで、何だか親近感を感じてしまいます。未だ『リング』『THE JUON/呪怨』も観てない僕が言うのも何ですが・・・。しかし、ストーリーには親近感を感じたくない怖いお話。以前に日本に滞在したことのある男ベンが新妻ジェーンを連れて仕事のために再来日し、山奥での交通事故、体の不調、白い影だらけの写真、アメリカ人の友達が次々に・・・なんて恐怖の体験をしていくわけであります。演じているのは、『ドーソンズ・クリーク』のジョシュア・ジャクソンであります。良いヤツそうだけど・・・っていう役にハマりますね。 妻ジェーンの目線で観ると、言葉も通じない異国での生活の孤独と、スピリチュアルな体験の恐怖がリンクしてさらに恐怖感を高めてくれるわけであります。ジェーンを演じているレイチェル・テイラーは、どこかニコール・キッドマンに似ているような感じ。その美しさと愛らしさが、じっとりとしたジャパニーズホラーの様相で一層輝きを増してお美しい。そして、キーパーソンのメグミを演じた奥菜恵がセリフはほぼないのに、存在感を発揮しております。一途に想い続けたメグミの強い恋心が原因かと見せかけて、真実はもっと酷だったなんて・・・。奥菜恵の大きな瞳が、時に悲しげに、時に艶を帯びて、情念やら怨念やらを語りかけてくるのでありました。それにしても、心霊写真という概念が欧米人にはないっていうのは、初めて知ったので驚きでした。そんなことを、『HEROES/ヒーローズ』のアンドウくん役ジェームズ・カイソン・リーが今作でも当たり前のように日本人として登場し、いろいろと力説してくれるモテモテの心霊雑誌の編集長役でしたが、やっぱり日本語は怪しくて笑ってしまいました。そんなこんなで、ぼやっとした日本語を話す主人公ベンやパラパラ写真、コナキジジイ状態になぜか吹き出しそうになったりもしますが、怖いシーンと痛いシーンと驚かせシーンと美女が程よく散りばめられて、最後まで面白く観る事が出来るホラー映画でありました。ランキング参加中です。ポチっとしてくれたら感激ですザ・スカルズ/髑髏(ドクロ)の誓い呪怨 劇場版 デラックス版 『THE JUON/呪怨』劇場公開記念パッケージ心霊写真パークプム・ウォンプム
2009.12.09
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『ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー』を観ました地獄生まれの心優しき異形のヒーロー“ヘルボーイ”が活躍するアメコミ原作ファンタジー・アクションの続編です>>『ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー』関連原題: HELLBOY II: THE GOLDEN ARMYジャンル: アクション/アドベンチャー/コメディ上映時間: 119分製作国: 2008年・アメリカ監督・原案・脚本・撮影: ギレルモ・デル・トロ出演: ロン・パールマン セルマ・ブレア 【ストーリー】遥か昔、エルフ族と人間は地球の支配を巡って壮絶な戦いを繰り広げていた。やがてエルフの王は最強の鋼鉄兵団“ゴールデン・アーミー”を生み出すが、そのあまりの戦闘力に心を痛めた王みずからがそれを封印、人間と休戦協定を結ぶ。以来、ゴールデン・アーミー復活の魔力を持つ王冠は3つに分散され、決して1つになることはなかった──。超常現象捜査防衛局(BPRD)の凄腕エージェントとして人間のために魔物退治にあたっているヘルボーイ。目下、同僚であり恋人でもあるリズとの関係に頭を悩ませる日々。そんなある夜、マンハッタンの古美術オークション会場が何者かに襲撃される事件が発生、さっそくヘルボーイは相棒のエイブ、そしてリズと共に現場に急行する。そして、そこにいた凶暴なトゥース・フェアリーの群れを何とか退治した一行は、事件の手がかりを求めて妖精や魔物たちが跋扈するニューヨークの地下世界“トロール市場”に潜入する。やがて、エルフのヌアダ王子がゴールデン・アーミーの復活を目論んでいることを知ったヘルボーイたちは、人類を守るためその恐るべき計画の阻止に立ち上がるのだったが…。ここから先はネタバレを含みます。ご注意を地獄生まれの正義のヒーロー魔界最強の敵に挑む!!地獄からやってきたちょんまげ姿の赤いおっさん ヘルボーイが魔物退治で活躍する、姿はカッコ良くないのに、なぜかカッコ良いヒーロー映画であります。遥か昔のエルフ族とのなんやかんやで、エルフ族の王子が最強軍団ゴールデン・アーミーを復活させて人類滅亡を企んでいるのを知った超常現象捜査防衛局凄腕エージェントのヘルボーイが、半魚人みたいな水棲人間エイブと念動発火の能力をもつリズと共に人類のために頑張ってくれちゃうわけでございますね。歯の妖精、森の妖精、トロール市場などのファンタジーな世界で登場する肉厚で滑らかで自然な動きで、顔の表情さえも豊かに表現されたクリーチャーたちの完成度の高さ、ワンサカでてくるゴールデン・アーミー軍団には圧巻であります。『パンズ・ラビリンス』のギレルモ・デル・トロ監督らしい魅惑的なファンタジーの世界が繰り広げられ、魅了されまくりでありました。アクションシーンにも手抜きは一切無いのであります。ヘルボーイとマッチョな怪物ウィンクとの戦いは、ボクシングのような荒々しい激しさでのぶつかり合い。ヘルボーイとヌアダ王子との戦いは、舞踏のように華麗で美しくなど、キャラクターに合わせたバトルシーンの数々で楽しませてくれました。ヘルボーイを演じるのは、もうこの人しかいないロン・パールマンであります。相変わらず、特殊メイクなのに、ロン・パールマンそのもの。やる気があるのかないのか分からないオヤジヒーローぶり、ジョークを飛ばしまくりのダルイ仕事ぶりと、猫好き&赤ちゃん好きの心優しい一面、恋人リズとの関係に頭を悩ませ、人間に好かれようとするおちゃめさ、人間臭さがなんとも魅力的であります。そんなヘルボーイが、初ロマンスが訪れた水棲人間エイブと共に、バリー・マニロウの「涙色の微笑」を不器用な男心と共に、ほろ酔い気分で歌い上げる姿には吹き出しました。こんな風に所々で懐かしかったり、カッコよかったりする音楽が絶妙に使われているのも最高であります。赤ちゃん片手のヘルボーイと豆っころだったはずの森の精霊とのド迫力の戦いの後、もののけ姫を連想させるような美しい描写と人間たちに化け物扱いされるヘルボーイと仲間たちのシーンや、ヘルボーイを想うリズに、恋したエイブの思いに、悪役のはずのヌアダ王子の思いにまでもなんだかか切なくなってしまったりもして侮れない演出が光ります。そんなこんなで、前作よりもスケールが格段に大きくなって帰ってきたヘルボーイは、ヒーロー映画としても、アクション映画としても、ヒューマンドラマやコメディ、不気味で美しいファンタジーの世界、ヘルボーイ&エイブのほろ酔い歌劇場まであったりしてさまざまな要素でこれでもかと楽しませてくれる満足度の高い映画でありました。 ランキング参加中です。ポチっとしてくれたら感激ですロン・パールマン/ヘルボーイパンズ・ラビリンスヘルボーイ アニメイテッド ブラッド・アンド・アイアン
2009.12.05
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『アイム・ノット・ゼア』を観ました『エデンより彼方に』などの鬼才トッド・ヘインズが、構想から7年をかけて挑んだボブ・ディランの伝記映画です>>『アイム・ノット・ゼア』関連原題: I'M NOT THEREジャンル: ドラマ/音楽/伝記上映時間: 136分製作国: 2007年・アメリカ監督・原案・脚本: トッド・ヘインズ出演: クリスチャン・ベイル ケイト・ブランシェット 【ストーリー】詩人のランボーに傾倒する青年が男たちにプロテスト・ソングを止めた理由を問われ、詩人らしい言葉で応じていく。ウディ・ガスリーに憧れる黒人少年が放浪の末に一人のブルース・シンガーの家に転がり込むが…。その他、プロテスト・フォークの世界で時代の寵児となる新人シンガー、仕事の成功と裏腹に結婚生活で破綻を迎える映画スター、フォーク・ソングと決別し観客から裏切り者と罵声を浴びるロックスター、田舎で隠遁生活を送るアウトローといった様々な人格のボブ・ディランが登場し、彼の多面性と波乱に富んだ人生が多彩なスタイルで描かれていく。ここから先はネタバレを含みます。ご注意を詩人・無法者(アウトロー)・映画スター・革命家・放浪者・ロックスター全てボブ・ディラン 6人の豪華キャストが演じる、生ける伝説相変わらず音楽には疎いわけでありまして・・・ボブ・ディランの事もほとんど知らぬまま、予習もせずに観た自分が悪いのですが、非常に難解な映画でありました。時代の変化と共に様々な音楽性を魅せるボブ・ディランを全く共通点のないような6人の俳優が違うキャラクター名で、時間軸もめちゃめちゃにして演じ分けていくわけでありまして、一般的な伝記映画とは違ったアートな雰囲気も味わえる異色の伝記映画でありました。詩人のように語る青年時代アルチュールをベン・ウィショー、デビュー以前を投影させたらしい幼少時代の描写には、放浪する黒人少年ウディのマーカス・カール・フランクリン、フォーク時代のジャックと伝道師ジョン牧師の二役にはクリスチャン・ベイル、妻との関係に悩む俳優ロビーを演じたのは、亡きヒース・レジャー、フォークを捨てロックへの転向した時代ジュードをケイト・ブランシェット、そして米国開拓時代の無法者ビリー・ザ・キッド風の初老のビリーは、リチャード・ギアが演じ、豪華さ満点ですが難解度も急上昇であります。中でも一際目を惹くのは、フォークを捨てロックへの転向し裏切り者扱いされていた時代のディランを演じたケイト・ブランシェットの演技でありました。本物のケイト・ブランシェットを忘れてしまうほどのなりきりぶりでひたすら圧巻でありました。そして、亡きヒース・レジャーの寂しげな様子も胸を締め付けられるような感じで忘れられません。時代毎のひとつひとつの出来事とリンクさせたそれぞれのキャラクター性と演じた俳優の演技力が抜群なのでディランのファンの方々はきっと細かい部分にも楽しめる要素がいっぱい詰まった興味深い映画なのだろうと思います。勉強不足の僕には、ボブ・ディランについて理解するまでにも至らず残念でありました。しかし、全く別人のような、これだけの多面性を持っているのが一人の人物ボブ・ディランだというのだから改めて驚かさせると共に、監督と出演陣のボブ・ディランへ対する熱い思いがビシビシと伝わる映画でありました。ランキング参加中です。ポチっとしてくれたら感激ですベンジャミン・バトン 数奇な人生【DVD】ダークナイト 特別版<グレイテストヒッツ>[DVDソフト] ボブ・ディラン ノー・ディレクション・ホーム
2009.12.03
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『ブロードウェイ♪ブロードウェイ コーラスラインにかける夢』を観ましたブロードウェイの伝説的ミュージカル「コーラスライン」再演を前に行なわれた、8か月間に渡る出演者オーディションに密着したドキュメンタリーです >>『ブロードウェイ♪ブロードウェイ コーラスラインにかける夢』関連原題: EVERY LITTLE STEPジャンル: ドキュメンタリー製作年・製作国: 2008年・アメリカ上映時間: 93分監督・製作: ジェームズ・D・スターン アダム・デル・デオ 【ストーリー】1975年初演の「コーラスライン」が再演されることとなり、19人のキャストを求め3千人ものダンサーたちがオーディションに集まった。ダンサーたちの半生を基に描かれたこのミュージカルに、誰もが「これはわたしの物語」とキャリアをかけて挑戦。4か月後の2次選考では演技や歌の審査もさらに激しさを増し、ついに運命となるキャスト発表の日が訪れる。ここから先はネタバレを含みます。ご注意を涙、歓喜、夢──人生のすべてがここにある!感情が高ぶると歌って踊るミュージカルに照れを感じる日本男児でありますから、「コーラスライン」も、もちろん観た事がないわけで、聞き覚えがある曲だなって程度の超初心者状態での鑑賞でありました。しかし、そんな無知な僕にも貴重なオーディション・テープやインタビュー映像で伝説の「コーラスライン」がどのようにして出来上がったのかが興味深く語られている親切さも含んでいるストーリー展開で、ダンサーたちの憧れの「コーラスライン」とは何なのか、役を射止めることがどんなに凄い事なのかが十分に伝わるのでありました。それゆえに、ダンサーたちの真剣さが胸を打つわけであります。オーディション会場前の行列、海を越え、山を越え、世界中から集まった全てのダンサーたちにはそれぞれにコーラスラインのキャラクターたちと同じようなドラマがあり、ダンスや歌、舞台にかける情熱があるわけで、気づいたときには応援しているわけであります。歌声だけで審査員を魅了するもの、涙まで流させてしまうもの、日本人ダンサーの高良結香さんも小さな体でコニー役を射止めようと、親友とガチンコ勝負をすることになったり、8ヶ月間に渡るオーディションで当初の感覚を忘れてしまうもの、実際のコーラスラインさながらの夢、希望、葛藤が描き出されるリアルな人間ドラマに一喜一憂し見守ると同時に煌びやかなステージに並ぶダンサーたちに拍手喝采を送りたくなるのでありました。何ともまぶしい人々であります。そんな夢に向って頑張るダンサーたちに元気をもらえる作品でありました。ランキング参加中です。ポチっとしてくれたら感激ですコーラスライン ニュー・ブロードウェイ・キャスト・レコーディング/映画「ブロードウェイ♪ブロードウェイ~コーラスラインにかける夢」サウンドトラックコーラスライン オリジナル・ブロードウェイ・キャスト(輸入CD)(CD)高良結香/free to fly
2009.11.30
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『ドラゴン・キングダム』を観ました現代に暮らすカンフーオタク少年が、古代の帝国で巨悪に立ち向かうアドベンチャー大作です>>『ドラゴン・キングダム』関連原題: THE FORBIDDEN KINGDOMジャンル: アクション/アドベンチャー 上映時間: 105分 製作国: 2008年・アメリカ監督: ロブ・ミンコフ出演: ジャッキー・チェン ジェット・リー マイケル・アンガラノ 【ストーリー】現代のボストン。カンフーオタクの気弱な青年ジェイソンはギャングに脅され、馴染みの質屋を襲撃する羽目に。そしてギャングの凶弾に倒れた老主人から、元の持ち主へ返すようにと金色の棒を託される。しかし、ジェイソンもギャングに追い詰められ、その棒を持ったままビルの屋上から転落してしまう。だがやがて目を覚ますと、時空を越えて古代の中国に行き着いていた。そんな中、ジェイソンの前にルー・ヤンという酔拳の達人が現われ、ジェイソンの持つ金色の棒は、悪の支配者ジェイド将軍によって石に封じ込められた孫悟空の武器で唯一の救出手段でもある“如意棒”だと知らされるのだった。こうして、女戦士ゴールデン・スパロウも仲間に加わり孫悟空を解放する旅に出る一行だが、今度は謎の僧侶サイレント・モンクが姿を現わし…。ここから先はネタバレを含みます。ご注意を無敵の帝国<キングダム>呪いを解けるのは奴らだけ──ジャッキー・チェンとジェット・リーの夢の共演が実現ということでコテコテのカンフー映画と思い気や、さすがはハリウッド。現代のボストンと数百年前の中国という2つの時代を巧みに操作し、主人公の少年が2人のカンフーの達人に指導され、友情を育み、小さなロマンスまで垣間見えちゃったりしております。そして、最終的には、いじめっ子に立ち向かう勇気と技を習得し、青春成長映画バリバリの路地裏への決闘へ繋がるわけでありますね。そんな感じで主人公はアメリカ人少年でしたが、やっぱり目を引くのはジャッキー・チェンとジェット・リーでありました。ジャッキー・チェンはおなじみの太陽のような笑顔と酔拳で華麗にコミカルに敵をなぎ倒し、ジェット・リーは寡黙な僧侶でニヒルな魅力と、オラ孫悟空とは言わないめちゃくちゃ強い孫悟空ぶりで如意棒を振り回し、華麗に技を決めてくる。期待したそんな2人の対決にはあまり時間を割かず、ほどほどの見せ具合で最終的なボスキャラとの戦いに余力を残すもったいぶった演出が憎いのであります。極悪非道なジェイド将軍の荒業も炸裂し、強くて美しい白髪魔女と女戦士ゴールデン・スパロウの女の戦いもトゲトゲしていて、ジャッキー・チェンとジェット・リーはもちろん凄いし、彼らから指導を受けた主人公の少年にもそれぞれに見せ場があってナイスなマルコメ君の働きもあり、最高潮の盛り上がりを見せる戦いの数々には大興奮でありました。カンフー・アクションはもちろんのこと、ファンタジーや、アドベンチャー映画、青春映画としても分かり易くて楽しめる大満足の映画でありました。ランキング参加中です。ポチっとしてくれたら感激です新宿インシデントハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝 リミテッド・バージョンスノー・エンジェル
2009.11.25
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『1408号室』を観ましたホラー小説の巨匠スティーヴン・キングの同名小説を基にとあるホテルの1408号室で連続する騒動を軸に描かれたサスペンスホラーです>>『1408号室』関連原題: 1408ジャンル: ホラー/サスペンス上映時間: 104分製作国: 2007年・アメリカ監督: ミカエル・ハフストローム原作: スティーヴン・キング 『一四〇八号室』(『幸運の25セント硬貨』所収) 出演: ジョン・キューザック サミュエル・L・ジャクソン 【ストーリー】超常現象を一切信じないマイク・エンズリンは、幽霊や怪奇現象が噂されるスポットを訪ね歩いては、その体験を文章にまとめるオカルト作家。ある日、そんな彼のもとに“1408号室には入るな”と書かれた謎めいたポストカードが届く。絵柄はニューヨークにあるドルフィン・ホテルのものだった。興味をそそられたエンズリンだったが、ホテル側は1408号室の宿泊に異常な拒絶反応を示す。支配人はエンズリンに、1408号室の宿泊客で1時間以上もった者がいないこと、その犠牲者は56人にものぼるという驚愕の事実を明かして、宿泊を思い留まるよう説得する。しかしそれを聞きますます興味をかき立てられたエンズリンは、支配人の再三の忠告を無視して、ついに1408号室へと足を踏み入れるのだったが…。ここから先はネタバレを含みます。ご注意をこの部屋はあなたのココロを破壊するスティーヴン・キングの短編集「幸運の25セント硬貨」の7つの中の1篇「1408号室」の映画化だそうでございます。“1408号室には入るな”と書かれた謎めいたポストカードを受け取った幽霊なんて信じないオカルト作家エンズリンがオカルト作家魂を発揮し、何とか阻止しようとする支配人の猛攻撃も跳ね除け、念願叶って宿泊する事になったドルフィン・ホテル 呪われた1408号室。はてさて何が起こるのかをじっと見届けるストーリーに期待感は高まります。1+4+0+8=13 になる基礎的なホラー要素と、支配人サミュエル・L・ジャクソンの語る1408号室の悪意の数々。あの強面サミュエル・L・ジャクソンがホラーの雰囲気を漂わせて56人を死に至らしめたおぞましいファイルまで見せ付け説得したのに、オカルト作家エンズリンの好奇心というか、仕事への熱意は凄すぎます。どんな事にも屈しなかったジョン・キューザックと悔しさ満点&ガッカリ気味の支配人サミュエル・L・ジャクソンの掛け合いは、なぜかコントみたいで笑えてしまうどこか可笑しいのに緊迫した状況がいいんですね。意気揚々と入った部屋の中、何事も起こらない普通の部屋に余裕綽々な主人公をビックリさせる突然鳴り出す音楽、使ったはずなのに三角折りされているトイレットペーパー、クーラーの故障で蒸し風呂状態やら、窓ガラスが突然落下し、傷口に熱湯などなどのお化け屋敷バージョンの驚かせは、まだほんの序の口。部屋が本気を出してきたあたりからが、実に壮絶でありました。完全に閉じ込められた主人公の心の奥底を鋭い刃で切り裂くような悶絶の苦悩を味わわせる恐怖に継ぐ、恐怖。外の壁を伝って隣の部屋に逃げ込もう大作戦も、手に汗握る恐怖。部屋事態が監獄のようになり、ジョン・キューザックもずぶぬれになったり、凍りついたり、もうボロボロであります。そんな呪いの部屋 対 ジョン・キューザックの攻防は、ジョン・キューザックの一人芝居みたいなので、冷静に見ると笑えたりもしますが、何とも表現できない壮絶さでありました。自信満々だったジョン・キューザックの恐怖の弱みをあっさりと見つけ、そこを執拗に攻撃した呪いの部屋は、見事ドクロ10個獲得であります。そんな恐怖体験映画は、観ている僕ももう勘弁してくれと言いたくなる執拗さですっかりグッタリしてしまい、呪いの部屋の謎の解明なんてどうでもよくなってしまうほどでありました。そんなこんなで、自らの心の中に潜んでいる恐怖が最もダメージが大きい事を痛感させられ、サミュエル・L・ジャクソンの助言には素直に従おうと思わせられた映画でありました。ランキング参加中です。ポチっとしてくれたら感激ですジョン・キューザック/さよなら。いつかわかることサミュエル・L・ジャクソン/ブラック・スネーク・モーン スペシャル・コレクターズクライシス
2009.11.23
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『誘惑の微笑』を観ました『スパイダーマン』シリーズの人気俳優ウィレム・デフォー主演の愛と欲望に満ち溢れたエロティック・サスペンスです>>『誘惑の微笑』関連原題: BEFORE IT HAD A NAMEジャンル: サスペンス上映時間: 90分製作国: 2005年・アメリカ監督・脚本: ジアダ・コラグランデ出演・脚本: ウィレム・デフォー出演: クラウディオ・ポトッソ シーモア・カッセル 【ストーリー】美しいイタリア人女性、エレノーラは、亡くなった恋人からニューヨーク郊外の一軒家を相続する。家について何も知らされていなかった彼女は、恋人の面影を自分の目で確かめようと家を訪れる決心をする。しかし、都会の喧騒から離れ、ひっそりと佇むその家には、もの静かな管理人レスリーが住んでいた。亡くなった恋人の私物を無断で処分し、エレノーラの求めるものは何も無いと冷たくあしらうレスリー。始めはお互いに心を閉ざしていた二人だが、少しずつその感情は変わっていく。そして、ついには欲望に逆らえず禁断の関係を持ってしまう。その果てに、想像を絶する結末が待っているとも知らずに…。ここから先はネタバレを含みます。ご注意をニューヨーク郊外で渦巻く愛と欲望の誘惑。そこにあるのは、現実か幻想か…。誘惑というタイトル文字に文字通り誘惑され、ウィレム・デフォーに惹かれて鑑賞してみましたが、ウィレム・デフォーが脚本まで手掛けているだけあり、見てはいけないような、見たくなかった&知りたくなかったようなお姿を観る事ができる珍作でありました。亡き恋人の面影を探し求めてやってきた傷心のイタリア美女エレノーラに対して、もの静かな管理人ウィレム・デフォーは亡くなった屋敷主人の私物を無断で処分し、冷たい振る舞いをしてしまうわけであります。そんな2人が誘惑の言葉の如く、激しく求め合う関係になり、亡くなった恋人への疑惑もそこそこに、エロティックな描写をこれでもかと魅せ付けるわけでありまして、こっちが動揺してしまいます。想像を絶する結末と言えば、その通りでしたが、結局現実なのか、幻想なのかイマイチ良く理解できずただただエロいウィレム・デフォーをとことん堪能させられてしまう作品という印象しか持てなくて笑っちゃうほどでありました。脚本手掛けたくらいだから、これがやりたかったウィレム・デフォーさん。役者としてこういう方向性も持っていた事には映画の結末よりも衝撃を受けました。ランキング参加中です。ポチっとしてくれたら感激ですウィレム・デフォー セブン:ビギンズ ~彩られた猟奇~チャーリー・シーン/プラトーン アルティメット・エディションジョン・マルコヴィッチ/シャドウ・オブ・ヴァンパイア
2009.11.19
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『4ヶ月、3週と2日』を観ました共産政権末期のルーマニアを舞台に、ルームメートの違法中絶を手助けする女子大生の1日を描き、2007年カンヌ国際映画祭パルムドールを受賞した人間ドラマです >>『4ヶ月、3週と2日』関連原題: 4 LUNI, 3 SAPTAMANI SI 2 ZILE 4 MONTHS, 3 WEEKS AND 2 DAYS 4 MOIS, 3 SEMAINES, 2 JOURSジャンル: ドラマ/サスペンス製作年・製作国: 2006年・ルーマニア上映時間: 113分監督・製作・脚本: クリスティアン・ムンジウ出演: アナマリア・マリンカ ローラ・ヴァシリウ【ストーリー】1987年。官僚主義がはびこり、人々の自由が極端に制限されていたチャウシェスク独裁政権末期のルーマニア。大学生のオティリアは、望まない妊娠をした寮のルームメイト、ガビツァから、違法中絶の手助けを頼まれる。手術当日、オティリアは恋人からお金を借りると、ガビツァが手配したはずのホテルへ向かうが、そんな予約はないと門前払いされてしまう。やむを得ず別のホテルを探すオティリア。さらに、体調のすぐれないというガビツァに代わり、約束の男ベベも彼女が迎えに行くことに。無愛想なベベは、やって来た女も違えば、ホテルの場所も変更になり警戒心を募らせる。やがて、2人が用意した金が足りないと知ると、怒りも露わにその場を立ち去ろうとするのだったが…。ここから先はネタバレを含みます。ご注意をこれは二人だけの秘密──。あらすじさえ読まず、なんとなく観はじめた作品で、ルーマニア=ヴァンパイアというチープな思考によって勝手にヴァンパイアやゾンビや魑魅魍魎の皆様方が出てくるのではと思ってしまったバカな自分が恥ずかしくなるほど、壮絶な作品でありました。官僚主義がはびこり、人々の自由が極端に制限されていた独裁政権下のルーマニアにおいて、望まない妊娠をしてしまったルームメイト ガビツァを助けるべく奔走する女子大生オティリアがヒロインであります。とにかく冒頭からオティリアは、ガビツァのために献身的であります。彼女の好みのタバコを探し、恋人からもお金を借りて、手配されていなかったホテルの予約をなんとかし、もぐりの医者を迎えに行き、そんなことまでですかと言いたくなるような事までして、さらには、生々しい後処理まで。。。その間に恋人の母親の誕生会にも参加し、若い女性は人前でタバコを吸うなから始まり、料理があーだこうだ、お父さんは何をしているのかなど、官僚主義的思考で凝り固まった人々に囲まれもみくちゃにされ、頼りにならない恋人とも喧嘩をしてしまうわけであります。心配でたまらないオティリアに対して、当のガビツァは電話に出なかったりの傲慢な態度を見せたり。彼女の思いはどこまでも報われず、言葉にならないほど心身ともにクタクタになりそうな長い一日。そんな彼女の逞しい行動を、音楽を使わずリアルな音を通して、寒々しい雰囲気のルーマニアの街並みと共に淡々と描かれていくストーリー展開が新鮮で目が放せませんでした。しかし、始終胃がもたれているようなモヤモヤした感覚が残るのも事実あります。今後語られることも無い2人の秘密は、最後まで何の理由も明かされず、街の暗闇の中にゾンビが現れる事も無く、静かに淡々と進み、そして突如終わってしまうのであります。重苦しく、100%理解できたとは言い難い作品でありますが、政治に抑圧され続けてきた人々の思い、固い絆、自らの力で生き抜く逞しさについて考えさせられる作品であり、非常に印象に残る映画でありました。ランキング参加中です。ポチっとしてくれたら感激ですアナマリア・マリンカ/セックス・トラフィックコッポラの胡蝶の夢
2009.11.17
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『スタートレック』を観ましたテレビドラマや映画でおなじみの「スター・トレック」を再構築し、ジェームズ・T・カークの若き日を描くスペース・アドベンチャーです >>『スタートレック』関連原題: STAR TREKジャンル: SF/ドラマ/アドベンチャー製作年・製作国: 2009年・アメリカ/オーストラリア上映時間: 126分監督・製作: J・J・エイブラムス出演: クリス・パイン ザカリー・クイント エリック・バナ ウィノナ・ライダー【ストーリー】突然の非常事態に見舞われる惑星連邦軍戦艦USSケルヴィンの中で生を受けたジェームズ・T・カーク。この時キャプテン代理を務めていた彼の父は、自らが犠牲となり800人のクルーを救った。22年後、無軌道な青春時代を送った青年カークは、未だ将来を見出せずにいた。そんなある日、父の壮絶な最期を知る惑星連邦艦隊のパイクと出会う。新型艦USSエンタープライズの初代キャプテン、パイクの“父親を超える男になってみろ”との檄に突き動かされ、艦隊に志願するカーク。それから3年、優秀な能力を発揮しながらもトラブルが絶えないばかりに士官への壁を越えられずにいたカーク。ある時、緊急事態の発生で同期の仲間たちが出動していく中、謹慎中のために待機となるカークだったが、友人の機転でUSSエンタープライズに潜り込むことに成功する。そこには、サブ・リーダーとして搭乗しているバルカン人と地球人の混血、スポックもいた。バルカン人特有の論理的で冷静沈着なスポックと直感で行動する男カークは互いに相容れない存在として、以来ことあるごとに対立してしまうが…。ここから先はネタバレを含みます。ご注意をなぜ挑むのか。『スター・トレック』はほとんど観た事がないのでほぼ初心者の状態での鑑賞でしたが、さすがはJ・J・エイブラムス監督であります。本能のままの青年カークと正反対の沈着冷静なスポックとの対立、友情、美女を巡るロマンス、それぞれが抱える葛藤と成長物語がド迫力の最新のVFXで描かれていくわけで、テンションが上がりまくりでした。偉大な父を超えようとUSSエンタープライズに意気揚々と乗り込んだ青年カークには、クリス・パイン。美しき通信士官のウフーラに一目で恋に落ち、あれやこれやとアプローチするのに撃沈しまくりですが、やるときはやる行動力と強運の持ち主なので親近感が沸き、応援したくなる若さ溢れるキャラクターでありました。ライバルとなるスポックには、『HEROES/ヒーローズ 』のザカリー・クイント。冷静沈着な性格でめちゃくちゃに頭の良いバルカン人と人類のハーフであります。ペタッとした髪型が可笑しいけど、彼の生い立ちにまつわる葛藤が伝わるすばらしい演技を魅せてくれます。母親役には、ウィノナ・ライダーがかなり老け込んで登場してビックリしましたが、母親を思い、故郷を思うスポックにはジーンとさせられる事が多々ありました。『HEROES/ヒーローズ』では、凶悪なサイラーを演じているザカリー・クイントなので、怖い人だと思っていた印象が一変してしまう好演でありました。地球の破壊をもくろむ凶悪な敵ネロには、エリック・バナであります。惑星連邦への憎しみに燃えるロミュラン人であるネロの容姿の不気味さ、情けなしの凶悪さは鳥肌ものでありました。一見すると誰だか変わらないくらいの変身ぶりなのに、こんな風になってしまったネロの悲しい過去がわかる好演には、役者魂を感じさせられます。迫力満点の戦闘シーン、少年カークの暴走族ぶり、パラシュート降下、転送に次ぐ転送の近未来の描き方、様々な惑星やら、生物やらと魅力的なキャラクターとそのドラマまで詰め込んで、多種多様に楽しめる気分爽快な映画でありました。ランキング参加中です。ポチっとしてくれたら感激ですスター・トレック 新スター・トレック劇場版BOX(BD) ◆20%OFF!ベン・アフレック/スモーキン・エースマシ・オカ/他/HEROES/ヒーローズ シーズン3 DVD-BOX 2
2009.11.15
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『ブラッド・パラダイス』を観ましたブラジルにやって来たバックパッカーの若者たちが罠にハメられ、臓器売買の標的にされてしまったことから決死の逃走劇を繰り広げるさまを描いたサバイバル・スリラーです>>『ブラッド・パラダイス』関連原題: TURISTASジャンル: サスペンス/ホラー上映時間: 105分製作国: 2006年・アメリカ監督・製作: ジョン・ストックウェル出演: ジョシュ・デュアメル メリッサ・ジョージ オリヴィア・ワイルド 【ストーリー】ブラジルを旅行中のアレックスたち。その道中で美しいビーチを見つけた彼らは夜通しで羽目を外し、酔いつぶれてしまう。だが翌日目覚めると、パスポートや身に着けていた貴金属などが奪い去られていた。やがて、地元の子供たちが彼らの持ち物を手にしていることが分かったものの、住民たちと言い争いになり、逆に追われる身となってしまう。その危機を救ってくれたのは地元の青年キコだった。キコによって安全な場所だというジャングルのコテージへ案内されるアレックスたち。しかし10時間も歩かされ、ようやくそのコテージに到着してみると、そこは臓器密売組織による臓器摘出の現場だった。罠にはめられた事を知ったアレックスたちは必死に脱出を図るのだが…。ここから先はネタバレを含みます。ご注意をこの楽園から、生きて帰れるのか…ブラジルにやって来たバックパッカーの若者たちが臓器売買の標的にになってしまいさあ大変!・・・というストーリーに記載された通りに展開する親切丁寧な設定の映画であります。冒頭からブラジルのモードが漂う雰囲気を覆すかのようなバスの横転事故で、ひょんなことから美しいビーチに辿り着いたアメリカ、イギリス、オーストラリアから観光に訪れた外国人御一行様。トップレスだ!酒だ!女だ!と浮かれに浮かれて楽園を楽しんでいたはずなのに、強盗に遭って、村の人にも助けてもらえず、唯一味方になってくれた現地人キコの案内でなぜか山奥の叔父さんのコテージに10時間かけて歩く羽目になってしまうわけでございます。なんだか突っ込み所が万歳ではありますが、いよいよ究極の地獄絵巻きになってしまうんですねっと期待を煽る分かり易さにハラハラドキドキしてしまいます。一見必要なさそうな、サービスのようなシーン、キコ自慢の美しい海の洞窟の件もラストにしっかりと効いてくるので見逃せません。やっと辿りついた不気味なコテージで繰り広げられる残忍な光景は痛すぎて、グロすぎて・・・。しかし、その最中に犯人のボスが犯行の目的を説明するわけでありまして、画面を観ないわけにはいられず、苦悩の時間でございました。臓器販売だけなら何もアメリカ人でなくともと思っていたら、そこには根深い恨みがあったとのこと。いや~、恐ろしい。そして、待ってましたのサバイバル逃走劇で『トランスフォーマー』シリーズのジョシュ・デュアメルが妹役オリヴィア・ワイルドとロマンスの相手になりそうなメリッサ・ジョージを守りながら頑張っちゃいます。中でも水中での逃走劇は息苦しさが伝わり、非常にハラハラしてしまいました。搾取された恨みで残忍な犯行を繰り返していた犯罪組織のボスも、ブラジルの先住民から見ると搾取した側なのかと気づかせられるシーンには、いろいろと考えさせられてしまいました。パラダイスが一転し、地獄のようになると共に美しかった異国の風景もダークな様相に早変わり、天気も雨という風にわかり易い映像なのも分かり易くて、『イントゥ・ザ・ブルー』のジョン・ストックウェル監督だけあり、海と水着女性を美しく撮る手腕が発揮されていてなかなか楽しませてくれました。ランキング参加中です。ポチっとしてくれたら感激ですトランスフォーマー スペシャル・コレクターズ・エディション【HD-DVD Video】悪魔の棲む家(2005) 特別編ボビーZ
2009.11.13
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『いつか眠りにつく前に』を観ました人気作家スーザン・マイノットのベストセラー小説を、豪華アカデミー女優陣の競演で映画化した感動作です>>『いつか眠りにつく前に』関連原題: EVENINGジャンル: ドラマ 上映時間: 117分 製作国: 2007年・アメリカ/ドイツ監督: ラホス・コルタイ原作: スーザン・マイノット 『いつか眠りにつく前に』出演: クレア・デインズ トニ・コレット ヴァネッサ・レッドグレーヴ 【ストーリー】重い病に倒れ、人生の最期を迎えようとしていたアン。そんな死の床で長女のコンスタンスと次女のニナに見守られる彼女は、混濁する意識の中、“ハリス”という男性の名を何度も口にする。そして“ハリスと私がバディを殺した”という母の言葉に戸惑う娘たち。それは40数年前に遡る。歌手を目指すアンは親友ライラの結婚式でブライズメイドを務めるため、彼女の別荘にやってきた。そこでライラの弟バディに別荘周辺を案内してもらっていたところ、ライラの家庭に仕えるメイドの息子で医者のハリスと出会う。ライラの初恋相手でもあったハリスと次第に惹かれ合い、恋に落ちていくアン。しかし、この2人の関係がのちにアンの人生を狂わす大きな悲劇をもたらしてしまう…。ここから先はネタバレを含みます。ご注意をすべての女性の人生が、美しい一瞬を持っている。ヴァネッサ・レッドグレイヴとメリル・ストリープ、さらにグレン・クローズの大女優共演に加え、ヴァネッサ・レッドグレイヴの実の娘ナターシャ・リチャードソンとメリル・ストリープの実の娘メイミー・ガマーが共演しているいろいろと見応えのある作品であります。2人の娘に見守られ、人生の最期を迎えようとしている老女アンが混濁する意識の中で何度も口にした”ハリス”という男の名前。困惑する娘たちと共に、観ている僕らもアンの記憶を辿って、1950年代のある週末の出来事へと導かれ、謎の男”ハリス”の正体と彼女の胸に秘めた思いが紐解かれていくという、味わい深いストーリーでございます。親友の思いに気づきながらも恋に落ちることを止められなかった若き日のアンを演じたクリア・デインズ、結婚に進むことを決めたが、密かにハリスを思い切なく揺れる胸の内を繊細に表現した若き日のライラ役のメイミー・ガマー、死の床にある老女アンを演じたヴァネッサ・レッドグレイヴ、旧友へのわだかまりを忘れ、旅立つ友への慈悲を感じさせる老女ライラを演じたメリル・ストリープ、アンの次女ニナ役のトニ・コレットと長女コンスタンス役のナターシャ・リチャードソンはそれぞれが正反対の人生を歩み、母を失う不安と寂しさと人生の岐路に戸惑っている様子を好演しております。 様々な世代の女優の圧巻の演技と、美しい湖畔のお屋敷、50年代の雰囲気とが相まって映画全体を華やかに彩っておりました。しかし、男目線で観るとバディは自業自得の部分があるにしても、やっぱり可哀想でした。パニクってハリスにキスするとかちょっと気持ち悪いヤツだし、手がかかる子供のような感じでありますが、玉砕に玉砕を重ねていく姿は切なかったです。ずっと大事にしていたメモ紙をくしゃくしゃにしている捨て犬のようなヒュー・ダンシーがあまりにもハマりすぎであります。確かに、自らの息子にバディと名をつけ過去の過ちを背負って生きようとしている男 ハリスの方が男気があるような気もしますが。ハリス役のパトリック・ウィルソンがもう少しだけ弟分バディに気を使ってくれていたらなあ、なんて思ってしまうのでありました。そんなこんなで女性目線の物語故に、なかなか上手く感情移入はできませんでしたが、不安に苛まれている娘に対して、「人生に過ちなんてない」と優しく語った老女アンの言葉が非常に新鮮で印象的でありました。ランキング参加中です。ポチっとしてくれたら感激ですクレア・デーンズ/スターダスト スペシャル・コレクターズ・エディションリトル・ミス・サンシャインキーラ・ナイトレイ/つぐない
2009.11.11
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実は先週も日帰り出張でお邪魔していたのですが名古屋に出張に来ております。そして、本日は仕事が早めに片付いたので、念願叶っての名古屋城へ参上であります。石垣を観ながら表二之門から入ると(指が入りました。スミマセン・・・。)秋の雰囲気たっぷりの菊人形に出迎えられ、 ずいずいずいっと進むと、工事中の鉄骨の奥からお城が見え、さらに奥に進むと、すばらしい城が目の前に!テンションが上がります。中に入るとちゃちほこを発見し、これまたテンションが上がり、最上階まで登って、ナゴヤドームを一望しました。帰り道の東門に愛らしいものたちを発見♪お昼は、名古屋らしくみそかつ&えびふりゃ~のお弁当を頂きました。いや~、美味でございます。そんなこんなで、コメントやTBのお返しが遅れ気味です。後ほど必ず伺いますので、お許しください。。。ランキング参加中です。ポチっとして頂けたら励みになります
2009.11.08
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『デス・レース』を観ました脱獄不可能の刑務所で繰り広げられる、“死のレース”へ出場を決意する男の試練を描くアクション・ムービーです>>『デス・レース』関連原題: DEATH RACEジャンル: アクション/SF上映時間: 105分製作国: 2008年・アメリカ監督・製作・原案・脚本: ポール・W・S・アンダーソン出演: ジェイソン・ステイサム ジョーン・アレン声の出演: デヴィッド・キャラダイン 【ストーリー】2012年、経済が破綻し、失業率も犯罪も増加の一途をたどるアメリカ。刑務所の運営は民間へ委託され、孤島の刑務所ターミナル・アイランドにはとりわけ凶悪犯罪者が収容されていた。この刑務所では“デス・レース”を開催し、インターネット中継によって世界中の人々を熱狂させ大きな収益を上げていた。そのレースは囚人がドライバーを務め、マシンガン搭載の改造車を駆って刑務所内のコースを3日間の行程で競い、5勝を挙げた者には自由が与えられる一方、敗者には無惨な死が訪れるという、まさしく生死を賭けたサバイバル・レースだった。そんなある日、妻殺しの濡れ衣を着せられた元レーサーのエイムズは、冷酷な女刑務所長ヘネシーからレース出場を強要されてしまう。ここから先はネタバレを含みます。ご注意を命を、賭けて、参加せよ。1975年のデヴィッド・キャラダイン主演の『デス・レース2000年』のリメイク作品だそうでございます。残念ながら、オリジナルの方は観た事がないので比較する楽しさは味わえませんでしたが、『バイオハザード』シリーズのポール・W・S・アンダーソン監督お得意のビデオゲーム感覚と迫力満点のかっこいい映像と音楽で嫌でもテンションが上がる満足度の高い映画でありました。舞台は、アメリカの経済が完全に破綻すると予測されている2012年の近未来アメリカ。めちゃめちゃでボロボロになった国民の生活ゆえに、刑務所さえも民間委託されている現状。孤島の刑務所では、女刑務所長の指揮の下、工場跡地のようなむき出しの鉄のだらけレース場で命懸けのレース”デス・レース”が開催され、利益追求に邁進しているのであります。ただスピードを競うレースではなく、助手席にはセクシーなお姉さんを同席させ、「槍」やら「盾」やらのアイテムが登場し攻撃できたり、女刑務所長のさじ加減で戦車みたいなものまで登場し、残忍なレースを展開させていくわけでありまして、ドキドキハラハラしてしまいます。無実なのに刑務所に入れられ、命がけのレースに参加せざる追えなくなった主人公は元F1レーサー。そんな設定が似合い過ぎるジェイソン・ステイサムが無骨さむき出しの改造車で怒りを爆発させてレースに参戦している様は、文句なしにカッコいいのであります。対する女刑務所長は怖いくらいに冷静でお上品な冷たさが漂うジョーン・アレン。彼女の思惑やら、妻殺しのあれこれは意外と早めに予測がついてしまうお手軽さでしたが、汚い言葉が大嫌いな彼女が汚い言葉を連発した時、主人公の良き相談相手のおやっさん イアン・マクシェーンのキメ顔が・・・っていう予測不能の展開には吹き出しちゃいました。アメリカ国民の鬱憤のはけ口になっていたのか、より多くの刺激を求める人々の欲求に支えられ、インターネット配信で大人気になっているという設定は、『ブラックサイト』に似たような怖い状況でありましたが、大衆目線の描写はなく、リアリティを感じさせないのでエンタメ作品として軽い気分で楽しめるのも有難い所。そうは言っても、いきなりやってくるグロイ映像はあるので苦手な方は注意が必要ですが。こういう作品が観たかったんだと思えるお手軽で分かり易くてテンションが上がるド迫力B級映画で気分爽快でありました。ランキング参加中です。ポチっとしてくれたら感激ですジェイソン・ステイサム/バンク・ジョブ デラックス版ケヴィン・コスナー/ジョアン・アレン/ママが泣いた日ザ・シーカー 光の六つのしるし
2009.11.07
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『BULLY/ブリー 』を観ました「KIDS/キッズ」で衝撃的な監督デビューを飾った写真家ラリー・クラークが、1993年に実際に起こった10代の少年少女による殺人事件を映画化した問題作です >>『BULLY/ブリー』関連原題: BULLYジャンル: ドラマ/サスペンス製作年・製作国: 2002年・フランス/アメリカ上映時間: 111分監督: ラリー・クラーク原作: ジム・シュッツ 『なぜ、いじめっ子は殺されたのか?』 出演: ブラッド・レンフロ ビジュー・フィリップス レイチェル・マイナー【ストーリー】南フロリダに住む少年ボビーとマーティは幼馴染み。裕福な家庭に育った切れ者のボビーとは対照的にマーティは高校の落ちこぼれだったが、2人は大の親友同士。ある日、彼らはアルバイト先のスーパーで2人の女の子アリとリサをデートに誘う。そして、マーティとリサはすぐに意気投合し恋仲に。交際が深まるに従い、リサはマーティとボビーの異常な関係に気づく。ボビーはマーティを時には暴力を振って一方的に支配していたのだ。やがて、彼女はマーティへの愛が強くなると同時にボビーへの憎しみを募らせ、マーティにある驚くべき提案を持ちかける…。ここから先はネタバレを含みます。ご注意をちぎれた心が暴走する1993年にアメリカで実際に起こった少年たちによる殺人事件を基に映画化した作品だけあり、どこまでも救われないモヤモヤした感覚を味わってしまう作品でありました。親友ボビーに奴隷のように扱われ、振舞わされてきた主人公の少年マーティ。ある日、ナンパで知り合った女の子2人とそれぞれに付き合うようになるのであります。しかし、ボビーの暴力やいじめはマーティの恋人リサや、周囲の友人たちにも及ぶようになり、恋人へのボビーの不当な扱いに業を煮やしたリサはついに周囲を巻き込んだ”ボビー殺害計画”を持ち出すのであります。今は亡きブラッド・レンフロが親友にいじめられ振り回され、将来に悲観し鬱憤を蓄積させ、恋人に影響を受け殺人へと駆り立てられてしまう主人公の少年マーティを繊細に演じていてお見事であります。親友ボビーには、『ターミネーター3』のニック・スタールであります。一方でいじめっ子としてどこまでも暴力的で理不尽で憎たらしく、その一方で親からの期待を息苦しく感じている良い子として、相対する2つの顔を見せ、モヤモヤ感を煽ります。そして、マイケル・ピットが薬物に溺れたどうしようもないヤツをグダグダに演じ、女の子たちは体を張った演技で若き情熱と鬱憤を爆発させています。そんなドキュメンタリーのようなリアリティのある映像と、どこまでも深く深く切り込んだ殺される側と殺す側のおかれた状況とそこへ行きつくまでの深層心理。それぞれが熱病に侵されたかのように、安易な犯行計画で一気に盛り上がり、犯行へと進んでしまい、情報漏洩が甚だしい信頼関係の無さに疑心暗鬼に陥る少年たちの様子は、誰に共感出来るというわけでもなく。どうにかしたら、止められそうな浅はかさに溢れていて、ただただ若さゆえの痛々しさを感じてしまいました。同じように少年による殺人事件の実話を基にした映画『アルファ・ドッグ 破滅へのカウントダウン』を観た時と同じような感覚で観終わった後に虚しさが消えない映画でありました。ランキング参加中です。ポチっとしてくれたら感激ですゴーストワールドアーノルド・シュワルツェネッガー/ターミネーター3 プレミアム・エディションシルク スペシャル・エディション
2009.11.05
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『リービング・ラスベガス』を観ましたジョン・オブライエンの同名小説を基にした、短くも壮絶な愛の姿を綴った異色のラヴ・ストーリーです>>『リービング・ラスベガス』関連原題: LEAVING LAS VEGASジャンル: ドラマ製作: 1995年・アメリカ上映時間: 112分監督・脚本・音楽: マイク・フィギス出演: ニコラス・ケイジ エリザベス・シュー ジュリアン・サンズ【ストーリー】重度のアルコール依存症のために映画会社をクビになった脚本家ベンは、ハリウッドでの生活を処分してベガスへ向かう。そこで死ぬまで酒を飲み続けようというのだ。だがベンは街で出会った娼婦サラに何か惹かれるものを感じ、一夜を共にする。暴力的なヒモに脅えるサラもベンに安らぎを感じ始めていた。ほどなく二人は互いの行動に干渉しない事を前提として同居生活を始めるが、アル中と娼婦という彼らの立場は周囲と軋轢を生むばかりだった…。 ここから先はネタバレを含みます。ご注意を酒に溺れて死のうとするアル中の男と彼を愛する娼婦。仕事を無くし、妻子に逃げられ、絶望真っ只中のアルコール依存症の男 ベンが死ぬまで酒を飲みまくろうと全財産を持ってやってきたラスベガスで娼婦サラに出会って、やがて2人は愛し合うようになるのでありますが、依存症というのは怖いものであります。ここでもやはりお酒が暗い影を落とします。そんな哀しくも絶望的な恋愛が展開されていくストーリーは、胸を締め付けられるような思いがしました。主人公ベンには、我らがニコラス・ケイジであります。ボロボロのアルコール依存症の男を演じてアカデミー賞主演男優賞を受賞しただけあり、酒に塗れ、汗に血に塗れたどうしようもない男の姿は、切なくもあり、痛々しくもあり、言葉に出来ないほどの強烈さであります。そんなベンを愛しているのに、どうすることも出来ない娼婦サラには、エリザベス・シュー。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のあの彼女でございますね。しかし、ここではそんな純粋な姿ではなく見事にイメージチェンジを果たしておりました。天使のように美しく、慈悲に溢れている彼女が娼婦をしなければいけないというギャップも凄いし、ボロボロなニコラス・ケイジを介抱する姿がことさら切なく映ります。絶望的な男女のロマンスに一滴の幸せが垣間見れたりする演出も音楽もすばらしく、どこか虚脱感を感じさせるムーディーな雰囲気にどっぷりと浸ることが出来る味わい深い映画であります。以前観た時は、あまりにも強烈過ぎて、理解に苦しんだ作品でありますが、月日が経つと感じ方も変わるもの。絶望に向かって行く男の気持ちが少しだけ分かるような気がしました。そんな熟練度や疲れ度のバロメーター的な作品であります。ランキング参加中です。ポチっとしてくれたら感激ですノウイング プレミアム・エディションハイド・アンド・シーク/暗闇のかくれんぼオーシャンズ13 特別版[2枚組]
2009.11.03
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『最後の初恋』を観ました嵐が近づくノースカロライナ州の海辺の街を舞台に、運命的な出会いを果たす中年の男女を描くラブロマンスです >>『最後の初恋』関連原題: NIGHTS IN RODANTHEジャンル: ロマンス/ドラマ製作年・製作国: 2008年・アメリカ/オーストラリア上映時間: 97分監督: ジョージ・C・ウルフ原作: ニコラス・スパークス 『最後の初恋』出演: リチャード・ギア ダイアン・レイン【ストーリー】浮気で家を出ていった夫や反抗的な思春期の娘など家庭の問題に悩まされているエイドリアン。そんな日々に疲れ果てていた彼女はある時、友人が経営する小さなホテルを5日間だけ手伝うことになり、ノースカロライナの海辺の町ローダンテにやって来る。季節外れのリゾート地に宿泊予定の客は高名な外科医のポール・フラナー一人だけ。一見、横柄で無愛想なポール。だが実は彼も家族の問題を抱えていたのだった。互いの事情を知ると共に心を開き、次第に想いを寄せていくエイドリアンとポール。こうして2人の関係は、滞在3日目に訪れた嵐と相まって急接近するのだが…。ここから先はネタバレを含みます。ご注意を人生に迷いながらも走り続けたからこそ出逢える、”最後の初恋”嘘みたいに波打ち際に建つ、青と黒い木材が基調の不思議な魅力が漂う古くて小さいホテルが舞台であります。季節はずれのたった一人の宿泊客をもてなすことになったワケありの女と宿泊客であるワケありの男が出会って、これまた嘘みたいにとんとん拍子に恋に落ちていくラブストーリーでありました。親友が経営するこのホテルを手伝うためにやってきたワケありのヒロイン エイドリアンには、淑女の鏡 ダイアン・レインでございます。アーティストになる夢を諦め、幸せな家庭生活を選んだはずなのに、反抗期の娘との関係、喘息の息子、夫の不倫で別居という辛い状況に耐える女性であります。精一杯頑張る母親でありながら、心身ともに疲れている様子が垣間見られるエイドリアンをお年を召してもなお美しさが健在のダイアン・レインが等身大で魅せてくれます。そして、ワケありの宿泊客の男には、紳士の鏡 リチャード・ギアでございます。優秀な外科医でありながら、妻と別れ、息子にも愛想をつかれた寂しい男を、いかにもな高圧的な無愛想さで見せておきながら、抱えていた心の重荷を打ち明け、反省と情熱さをみせる、女性がコロリと惚れてしまうだろという作戦が違和感無くハマるダンディさがお見事でありました。「君といる幸せに気づかない男は愚か者だ。」こんな歯の浮くようなセリフがビシッと決まる、リチャード・ギアの魅力が憎いくらいに全開であります。そんな絵になる2人が、絵になる海辺のホテルで、絵になるようなロマンスを展開させていくのでありますが、それだけではない切ない描写が胸を打ちます。特に、頑固さがにじみ出ていた地元の男ロバート役のスコット・グレンが亡き妻への思いを語るシーンにはウルウルと込み上げてくるものがありました。さらに、悩みながら走り続けた男女に待ちうけた衝撃的な展開は、切なさでいっぱいなのであります。肩を震わせ悲しみに打ちひしがれるダイアン・レインは観ていられないほどに可哀想で…。苦悩する表情が似合ってしまうジェームズ・フランコの悲しみも痛々しくて…。何とかしてあげたい気持ちになるのでありました。思うようにいかないのが人生で、これまた思うようにいかないのがロマンスといったほろ苦い部分を見せつつ、やっぱり希望があるラストシーンが美しい大人のラブストーリーでございました。ランキング参加中です。ポチっとしてくれたら感激ですきみに読む物語リチャード・ギア/ハンティング・パーティ-CIAの陰謀-リチャード・ギア/ダイアン・レイン/運命の女 特別編
2009.11.01
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『ロードキラー マッドチェイス』を観ましたサスペンス・スリラー『ロードキラー』の続編。殺人鬼が巨大トレーラーで襲い掛かるバイオレント・スリラーです>>『ロードキラー マッドチェイス』関連原題: JOY RIDE: DEAD AHEAD JOY RIDE 2: DEAD AHEADジャンル: サスペンス/ホラー上映時間: 92分製作国: 2008年・アメリカ監督: ルイス・モーノウ出演: ニッキー・エイコックス ニック・ザーノ カイル・シュミット 【ストーリー】メリッサは婚約者のボビーと妹のケイラ、そして妹がネットで知り合った男ニックと4人で車に乗り、ラスベガス旅行へと出掛けた。ところがその道中、砂漠のど真ん中で車がエンストを起こしてしまう。そして、仕方なく歩き出した4人は一軒家を発見。彼らは悩んだ末、連絡先を残してガレージにあった車を借りることに。すると、立ち寄った食堂でボビーが姿を消し、メリッサに電話が掛かってくる。それは車の持ち主からだったが、彼は車と引き替えにボビーを引き渡すと言い放つ。その男は、実はトラックを駆る殺人鬼ラスティ・ネイルだった。こうして、メリッサたちはラスティの運転するトレーラーに執拗に追い回され、絶体絶命の危機に陥っていくのだが…。ここから先はネタバレを含みます。ご注意を恐怖のドライブを楽しもう……ラスベガス旅行へと出掛けた男女4人が、160kmの間にガソリンスタンドもお店も何にも無い道中で車にトラブルが発生し、もちろん携帯も繋がらない。仕方なく歩きはじめた4人が見つけたオンボロの空き家で、ピカピカの車を見つけ、連絡先を残して無断借用するという良い人なのか、悪い人なのかの行動が家の持ち主であり、実は殺人鬼ラスティ・ネイルの逆鱗に触れてしまったから、さあ、大変なんですね。まさに深夜に観る恐怖映画のお約束な展開でございます。荒野に佇むラスティ・ネイル邸宅は不気味な雰囲気を醸し出し、まるで目玉のようにグリグリと闇夜を照らすライトが恐怖心を煽るバカでかい殺人鬼御用達トレーラーを縦横無尽に乗りこなし、逃げても逃げてもどこかで見張っていてる殺人鬼ラスティ・ネイルがそれはそれは恐ろしいのであります。顎パックリやら、新鮮な中指を御所望やら、焼印、串刺し何でもありの恐怖のサイコロゲーム、カーライトをバッチリあててのストリップ劇場やら、何も無駄にしないエコ精神の持ち主なのか犠牲者のお洋服でおしゃべりニックを女装させてなんていうことまで、婚約者を一途に愛するヒロインを極限状態にまで陥れる数々のミッションでハラハラドキドキさせられました。一体ラスティはどこから見張っているのか?自分のピカピカな車をめちゃめちゃにしていいのか?結局何がこの人をこんな風にさせてしまったのか?続編、あ、ありですか?そんな疑問がチラリと頭をよぎるのですが、そんな事はお構いなしに、逃げても逃げても追いかけてくる巨大トレーラー。分かり易く、勢いでもっていこうとするこの強引さ、難しい事は描かない潔いこの姿勢。これぞB級といった感じで、嫌いじゃありません。そんなこんなで幸せだった4人の男女が遭遇してしまった不運な出来事。残酷の限りを尽くして、執拗に襲いかかる殺人鬼ラスティ・ネイルの恐怖にグッタリしてしまうのでありました。ランキング参加中です。ポチっとしてくれたら感激ですロードキラーX-ファイル:真実を求めて<ディレクターズ・カット>ヒッチャーII 心臓”完全”停止(初回生産限定)(DVD) ◆20%OFF!
2009.10.30
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『ストンプ・ザ・ヤード』を観ました兄を亡くし心に傷を負ったバトル・ダンサーの苦悩と再生を描いた青春ダンスムービーです >>『ストンプ・ザ・ヤード』関連原題: STOMP THE YARDジャンル: ドラマ/青春/音楽製作年・製作国: 2006年・アメリカ上映時間: 114分監督: シルヴァン・ホワイト出演: コロンバス・ショート ミーガン・グッド Ne-Yo【ストーリー】LAのストリート・ダンサー、DJは、仲間とチームを組み、ダンス・バトルで次々と相手を負かして喝采を浴びていた。だがある日、負けたチームの報復に遭い兄を殺されてしまう。DJは兄の夢を継ぎ、アトランタの大学へ進む決意をする。大学では、集団が一糸乱れずスピーディーなダンスを繰り広げる“ストンプ”で、名門チーム<ガンマ>と弱小チーム<テータ>が激しく対立していた。やがてDJは<テータ>に入り、打倒<ガンマ>に燃えるチームメイトたちと厳しい特訓を始めるが…。ここから先はネタバレを含みます。ご注意をリズムを踏み鳴らせ!盆踊りくらいしか踊った事のない僕にとって”ストンプ”というダンスは、もちろんはじめて知ったわけでございます。そんな若葉マークの僕にとっては、このストンプというダンスは、まるでラグビーの試合でもおなじみのニュージーランドの原住民マオリの人々が踊る民族舞踊のような伝統と力強さを感じる事の出来るダンスで目が釘付けでありました。ロサンゼルス、ダンス・バトルで兄と共に賞金稼ぎしていた主人公DJが、自らの無謀な行いによって兄を殺された悲しみとトラウマを抱え、兄の夢である大学進学を果たし、一糸乱れるスピーディーなダンス”ストンプ”を通じて仲間と友情を育み、トラウマに打ち勝ち、美女エイプリルを巡っての争奪戦にも勝ち抜き、叔母夫婦に支えられ、人間として成長していく王道のストーリーが展開されていきます。出演者はアフリカ系アメリカ人の皆々様であり、Ne-Yoや、クリス・ブラウンなど超豪華であります。このハンサム軍団がオオカミになり、ヘビになり、友愛会というアメリカの伝統にもチラリと触れたり、熱い友情、ロマンス、家族愛などなど、笑っちゃうほど青春しているのであります。さらに、主人公が一目で恋に落ちる美女ミーガン・グッドが美しく輝き、僕の目を楽しませてくれるのでありました。世代を超えた三角関係のイザコザまで持ち込み恋路を邪魔しようとするお父上の気持ちもちょっと分かったりするほどの育ちの良さを感じさせるのにセクシーな美女具合は一目で恋に落ちてしまうお相手という設定に説得力があります。そして、何といっても最大の魅力は、ストップモーションや、スロー・モーションを多用したダンスシーン。ストンプの動きの力強さと計算された繊細な動きと技を十分に魅せてくれる演出で奥の深いストンプの世界を堪能させてくれました。待ちに待った大会のシーンは、盛り上がりの最高潮で、大迫力のオオカミ 対 ヘビの戦いを見せてくれて嫌でもテンションが上がります。しかし、僕にはあまりにも知識がなさ過ぎて、バトルや大会の勝敗の感動に乗り遅れ気味だったのが非常に悔しいところ。そんなこんなで紆余曲折が散りばめられた王道の若者の成長物語は、勇気と希望をもらえる清清しさに溢れていて、安心感と後味の良さが心地よい作品でありました。ランキング参加中です。ポチっとしてくれたら感激です宇宙戦争セイブ・ザ・ラストダンス2ユー・ガット・サーブド コレクターズ・エディション
2009.10.28
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『サラエボの花』を観ました第二次世界大戦後のヨーロッパで最悪の紛争となったボスニア・ヘルツェゴヴィナの内戦によってもたらされた深い爪痕に苦しむ母娘の再生と希望の物語を描く衝撃と感動のヒューマン・ドラマです >>『サラエボの花』関連原題: GRBAVICA GRBAVICA: THE LAND OF MY DREAMSジャンル: ドラマ製作年・製作国: 2006年・ボスニア・ヘルツェゴヴィナ/オーストリア/ドイツ/クロアチア上映時間: 95分監督・脚本: ヤスミラ・ジュバニッチ出演: ミリャナ・カラノヴィッチ ルナ・ミヨヴィッチ【ストーリー】ボスニア・ヘルツェゴヴィナの首都サラエボのグルバヴィッツァ地区。女性たちの集団セラピーに通いながら12歳の娘サラと2人で暮らしているシングルマザーのエスマ。生活は苦しく、子どもがいることを隠してナイトクラブで深夜まで働く日々。一方、父親がシャヒード(殉教者)であることを誇りに思っている活発な少女サラは、サッカー中のケンカがきっかけとなり、同じシャヒードの遺児、サミルと友情を深めていく。そんな中、サミルから父の最期を訊かれ、何も答えられなかったサラは、父のことを話そうとしないエスマに、次第に不満を募らせていくのだったが…。ここから先はネタバレを含みます。ご注意を母娘、真実を生きてゆくボスニア・ヘルツェゴヴィナの内戦が終わった後も人々の心に深い爪あとを残している様子が戦争の悲惨なシーンを盛り込まずに表現されていて、悲しくもささやかな希望が見える見応えのある作品でした。美しく響く歌声と共に映し出される悲しみに満ちた女性たちの表情。一体彼女たちに何があったのか?そんな内戦によって傷ついた女性たちのための集団セラピーに通うシングルマザーのエスマは、内戦の影響で夢を諦め、12歳の娘サラとのつましい生活のために奔走する毎日。サラの修学旅行費を捻出するため仕事を掛けもちし、ナイトクラブで働くことにするなど、愛情深く、頑張り屋の母親であります。演じたミリャナ・カラノヴィッチが辛い過去を隠し、複雑な思いで娘を愛する母親の心境を繊細に演じていてすばらしいのであります。クラブの用心棒とのロマンスに素直に喜べず、娘へ真実を隠し続け、ボロボロになるまで身も心も傷ついている様子が痛々しく伝わってきます。一方、娘サラは、戦死者の遺児は修学旅行費が免除されると知り、母に提案するも幾度と無くうやむやにされ、強く父親の事を知りたいと思いはじめるわけであります。そんな純粋で思春期真っ只中のサラを演じたルナ・ミヨヴィッチがなんともふてぶてしく、子悪魔的な可愛らしさで役柄に見事にハマっています。そんな母と娘に訪れたロマンスや、修学旅行を巡ってのドタバタに絡めて、内戦で傷ついた人々の壮絶で悲しい過去、内戦で失ってしまったものを間接的に描き出し、戦争の悲惨さを静かに強く訴えかけてくるストーリー展開が絶妙で目が放せませんでした。そして、どんどん関係が悪化してしまう母娘に、ついに真実を明かさなければいけない瞬間が訪れます。両者の思いがぶつかり合うこのシーンは、非常に痛々しくて切なくて、観ていられないほどでありました。真実を知ってしまったサラの決意の行動も、まだまだ子供だった彼女の心には抱え切れないほどの大きな傷だったのだろうと複雑な思いが伝わるシーンで胸が痛くなりました。そんな壮絶なぶつかり合いの末、途切れてしまったかに思えた2人の思いが、静かに、それでいて確かに繋がりあっていると感じられるラストシーンが温かな余韻を残してくれて、ほっと胸をなでおろすことができるのでありました。戦争の悲惨さを直接描くのではなく人々の思いに焦点をあてて描いた深い物語と、絶妙な構成と演出、出演陣の好演が光る一本でありました。ランキング参加中です。ポチっとしてくれたら感激ですライフ・イズ・ミラクル 【DVD】アンダーグラウンドスティーヴン・ディレーン/ウェルカム・トゥ・サラエボ
2009.10.26
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『かけひきは、恋のはじまり』を観ました20年代のアメリカを舞台、アメフトに人生を懸けたキザ男と、最先端ファッションで身を包んだ上昇志向剥き出しの美人記者の恋を描くロマンティックコメディです >>『かけひきは、恋のはじまり』関連原題: LEATHERHEADSジャンル: コメディ/ドラマ/ロマンス製作年・製作国: 2008年・アメリカ上映時間: 113分監督・出演: ジョージ・クルーニー製作: シドニー・ポラック出演: レニー・ゼルウィガー ジョン・クラシンスキー ジョナサン・プライス 【ストーリー】1925年、アメリカ。アメフトのプロチーム“ダルース・ブルドッグス”のキャプテンとして活躍するドッジ。しかし、創設間もないアメフトのプロリーグは集客に苦しみ、ドッジのチームも存続の危機に陥っていた。そこで、ドッジはチームの窮地を救うため、プロより人気が高いカレッジ・フットボールの花形選手カーターを勧誘することに。またカーターは、第一次大戦でのヨーロッパ従軍時にたった1人でドイツ軍小隊を降伏させた、という武勇伝を持っていた。やがて、カーターのいるシカゴに到着したドッジは、スター選手の密着取材に来たという野心的な敏腕女性記者レクシーと出会い、彼女の魅力に惹かれていく。だが、レクシーには、カーターの武勇伝はウソだとのタレコミをもとにその真相をスクープする、という本当の目的があったのだった…。ここから先はネタバレを含みます。ご注意を遠回りするほど、楽しいのが大人の恋。男が男であり、女が女であり、恋が恋であった時代・・・1920年代のアメリカを舞台に、“恋のかけひき”を描く、大人のラブ・ストーリー1920年代のアメリカン・フットボール界を舞台に、アメフトをこよなく愛する中年選手と、アメフト界のスクープを狙う敏腕女性記者、注目のアメフト新人選手であり戦争のヒーローでもある青年との間の男女の三角関係が絡んだ恋のかけひきと、アメリカン・フットボールがプロスポーツに進展した時代や、女性が男性だらけだった社会に華やかに登場し始めた時代の新鮮さとドタバタ感が往年のクラシック映画さながらの様相で描き出されていて、懐かしくほのぼのとした気分で鑑賞できる一本でございました。クラシックな映画にハマる事を知っている監督&主演のジョージ・クルーニーがダンディでコミカルで、大人の男の余裕を漂わせ、時に殴り合いや泥まみれ、追走劇を繰り広げる絶妙な演出で魅せてくれます。恋のお相手になるレニー・ゼルウィガーが演じる男勝りの敏腕記者とのマシンガン・トーク バトルも実に絵になるし、楽しい限り。レニー・ゼルウィガーの美脚自慢や、派手派手な帽子の数々もクラシックな雰囲気にマッチし、ストーリーに華を添えております。どれだけ顔を殴り合っても傷ひとつ無しとか、寝台列車のカーテン劇場、もぐり酒場の追走劇、飛びおり劇、往年映画さながらのロマンチックなキスシーンと口紅べったりのジョージ兄貴のキス疑惑、世間話ありの酒場での乱闘、どれもこれもが懐かしさいっぱいで展開されて、ニンマリとさせてくれます。泥んこプロレスと化した試合が、選手たちを判別不可能にし、粋な結果を呼びこんで、恋のかけひきにもハッピーな幕切れをみせるわけでありまして、盛り上がりは無いに等しいストーリー展開でありながら、不思議な充実感に包まれる後味も良い映画でありました。アメリカン・フットボールがプロスポーツに昇格した時代のあれこれは非常に興味深く、新ルールやなにやらに振り回されている大人たちの様子も可笑しく見せてくれました。年寄りだ、年寄りだとバカにされていたジョージ・クルーニー兄貴が「英雄は人々が作り上げるものだ」と若きライバルに微笑みながら言う大人の男の器の大きさを魅せつけるシーンに、兄貴ーっと叫びたくなるのであります。そんな憎らしいほど渋くてカッコいいジョージ・クルーニーに出会える作品でもありました。ランキング参加中です。ポチっとしてくれたら感激ですフィクサーブリジット・ジョーンズの日記パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド コレクターズ
2009.10.24
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『ハード・クライム』を観ました仕事で現金を輸送中、強盗に銃撃され奇跡的に助かるも後遺症のせいで自ら人生を狂わせてしまった男が、犯人に復讐を果たすため独りで追跡する執念を描いた犯罪アクションです >>『ハード・クライム』関連原題: THE TAKEジャンル: 犯罪/アクション製作年・製作国: 2007年・アメリカ上映時間: 85分監督: ブラッド・ファーマン出演: ジョン・レグイザモ タイリース・ギブソン 【ストーリー】ロサンゼルスで家族と平穏に暮らす現金輸送車ドライバーのフィリックス。その仕事中、現金を狙ったアデル率いる黒人強盗団に襲われ、頭部を打ち抜かれてしまった。幸運にも一命を取り留めたフィリックスだったが、深い後遺症が残り感情のコントロールが利かなくなっていく。以前とは別人のようになってしまったフィリックスに次第に距離を置く妻子は、やがて彼のもとを去っていく。図らずも家族に見放された我が身を憂えると同時に、犯人への怒りを募らせるフィリックス。独自に捜査を続け、ついにアデル一味の居場所を突き止めるのだが…。ここから先はネタバレを含みます。ご注意を奴を追い詰めて殺る 自分を取り戻す為に- 温厚な人の逆鱗に触れる事くらい恐ろしい事はないと改めて教えてくれる不運な現金輸送車ドライバーの男の物語であります。現金輸送車ドライバーとして働き、子供と妻に愛されているお父さんでもある温厚な性格の持ち主だったフィリックスさん。ある日、仕事中に強盗団の襲撃に遭い、頭を打たれてしまうのであります。奇跡的に一命を取りとめたものの、感情のコントロールができなくなる後遺症に悩まされ、ブチキレまくりの性格に変貌。恐怖を感じた家族もフィリックスのもとを離れ、孤独と絶望、不安、そして強盗団に対する憎しみと復讐の炎がメラメラと燃え上がるのでございます。ここから、フィリックスの独自捜査が始まり、ついに犯人一味を見つけ、最後の復讐へと参上する男の執念深さが永遠に描かれていくアクションあり、人間ドラマあり、アメリカの中のヒスパニック系とアフリカ系の少数派の対立あり、いろいろと楽しめる映画でございました。前半のリアルな襲撃シーンから期待度が高まりますが、後半は思った以上に地味に展開してしまい残念な感じに。しかし、どんな映画でも忘れられない濃いキャラクターが似合うジョン・レグイザモの熱演がうまくカバーしております。父親の鏡のような優しい男と痛々しいほど怒りまくる男の相反する両極端の性格を見事に演じ分けているのが見事なんですね。ブチギレのジョン・レグイザモに慣れ親しんでいる僕にとっては、前半の温厚なジョン・レグイザモは少し気持ちが悪く見えたりもして、後半のブチギレ ジョン・レグイザモには待ってましたと拍手を送りたくなってしまうのでありました。強盗団の一味『トランスフォーマー』シリーズのムキムキなタイリース・ギブソンとのガチの対決をもっと見たかったけど、意外な感じで終結し、逆どんでん返しを味わわせてくれました。ブチギレ フィリックスさんがこの後どんな人生を歩むのでしょうか。予期せぬ事件に巻き込まれ、幸せな生活を失ってしまった不幸な男に同情してしまう映画でありました。ランキング参加中です。ポチっとしてくれたら感激です★予約特典:EZコレクション ステルスバンブルビー付き(DVD)トランスフォーマー/リベンジ バンブルビーBOX【バンブルビー フィギュア付きDVD2枚組】ハプニング[枚数限定]キル・ポイント/ジョン・レグイザモ[DVD]
2009.10.22
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『アルビン/歌うシマリス3兄弟』を観ました歌って踊る3匹のシマリス、アルビン、サイモン、セオドアが活躍するファミリー・ムービーです >>『アルビン/歌うシマリス3兄弟』関連原題: ALVIN AND THE CHIPMUNKSジャンル: コメディ/ファミリー製作年・製作国: 2007年・アメリカ上映時間: 92分監督: ティム・ヒル出演: ジェイソン・リー デヴィッド・クロス キャメロン・リチャードソン声の出演: ジャスティン・ロング【ストーリー】リーダー格で多才なアルビン、頭脳派のサイモン、ナイーブなセオドアのシマリス3兄弟は歌うことが大好き。彼らはいつも森の中で息の合ったハーモニーを奏でている。ところがある日、3匹の住む木がクリスマス・ツリーとなるため伐採され、トラックで運ばれてしまう。やがて、その木の中にいた3匹が外を見ると、そこは業界一ホットなジェット・レコード社だった。一方、その社にやって来たしがないミュージシャン、デイブ。ソングライターとして一向に芽の出ない彼は、大学時代の友人で今は社のトップになったイアンへ売り込みに来たのだった。しかし、敢えなく酷評され追い出される始末。さらに、デイブは知らぬ間にシマリス3兄弟を家に連れ帰ってきていた。こうして3匹を同居させるハメになったデイブだが、彼らが歌を歌えることを知ったことから思わぬ転機が訪れる。ここから先はネタバレを含みます。ご注意を歌って踊れるシマリスが、レコード・デビュー!?冒頭から森の中であの「アメリカン・アイドル」で使われていたことでもおなじみのダニエル・パウターの『バッド・デイ~ついてない日の応援歌(Bad Day)』を歌う3匹のシマリス、アルビン、サイモン、セオドアがもこもこで可愛らしくて、歌が抜群に上手で、いきなりやられてしまうわけでございます。そんなシマリス3兄弟がひょんなことから売れない作曲家デイブと出会い、これまたひょんなことから”ザ・しまっピーズ”としてデビュー。愛らしいクリスマスソングからノリノリの曲まで歌って踊って、持ち前の可愛らしさで世界中を虜にし、大ブレイクしちゃうんであります。一方、売れない作曲家で、恋人との一歩踏み込んだ関係も築くことが出来ない煮え切らない男デイブは、シマリス3兄弟との同居生活で部屋をめちゃくちゃされ喧嘩、愛らしさとおとぼけな3兄弟に笑い、手元を離れた3兄弟への寂しさと心配で泣き、大事な絆に気づきはじめるというお決まりのパターンを辿り、少しずつ大人の男として成長するわけでございます。いよいよ訪れた胡散臭さいっぱいのイアン叔父さん デヴィッド・クロスとのシマリス3兄弟争奪戦に最高の盛り上がりを見せる男デイブ。可愛らしいシマリス3兄弟に懐かれまくりのデイブを羨ましく思いながらも、3匹と男一人の間には愛情が溢れており、ジーンときてしまいました。ジェイソン・リーは、こういう振り回される役がお似合いでございます。リーダー格で多才で元気いっぱいなアルビン、頭脳派のメガネっ仔サイモン、のんびり屋でナイーブなセオドアのシマリス3兄弟はそれぞれ個性的で愛らしいのでありますが、特に末っ子セオドアの怖い夢見たの攻撃は、強烈な愛くるしさでこっちが狂ってしまいそうでありました。そんなこんなで、毛むくじゃらでもこもこで、愛らしいシマリス3兄弟にすっかり癒される楽しい映画でありました。ランキング参加中です。ポチっとしてくれたら感激ですあの頃ペニー・レインと デラックス・ダブルフィーチャーズブルース・ウィリス/ダイ・ハード4.0ガーフィールド2 <特別編>
2009.10.21
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『バンディダス』を観ました『バニラ・スカイ』のペネロペ・クルスと、『デスペラード』シリーズのサルマ・ハエックのラテン系セクシー美女2人が1840年代のメキシコを舞台に暴れまわる娯楽大作です>>『バンディダス』関連原題: BANDIDASジャンル: 西部劇/アクション/コメディ上映時間: 93分製作国: 2006年・フランス/メキシコ/アメリカ監督: ヨアヒム・ローニング エスペン・サンドバーグ製作・脚本: リュック・ベッソン出演: ペネロペ・クルス サルマ・ハエック スティーヴ・ザーン 【ストーリー】1848年のメキシコ。鉄道建設のため、ニューヨーク銀行はサンタ・リタ周辺の銀行を買いあさり、銀行に借りのある農民達を追い出していた。立ち退きを命じられた農民の娘マリアは、銀行頭取の家に行き不当を訴えるが、聞き入れられず、それどころか家に帰るとニューヨーク銀行に雇われた人殺し、テイラー・ジャクソンに父親が殺されていた。ジャクソンの目的は、この地からお金を搾取するための、新しい銀行の建設。騙されたと知った銀行頭取もまたジャクソンに殺され、彼の娘のサラが取り残される。育ちの違いから初めは反発し合うマリアとサラだが、殺された父親達の復讐、そして土地を取り上げられた民衆達を助けるために、銀行強盗になることを思いつく。元・銀行強盗のビルに頼み、銀行強盗修行をした二人は、殺人調査に来ていたクエンティンも巻き込んでいよいよ銀行に乗り込む。しかし彼女達を捕らえようとするジャクソンは、新たにガンマンを雇っていた。ここから先はネタバレを含みます。ご注意をセクシー美女、指名手配中。勝気な性格で馬と話せる農民の娘マリアとヨーロッパ帰りでインテリの銀行頭取の娘サラ。育ちも性格も正反対の超美人な2人が殺された父親達の復讐と、そして土地を取り上げられた民衆達を助けるために、銀行強盗になってしまうノリノリのガールズ・ウエスタンでございます。銃の名手で田舎娘のマリアには、スペインを代表する美人女優ペネロペ・クルス。知られざるナイフの名手だったお嬢様のサラには、メキシコを代表するセクシー女優のサルマ・ハエック。この超美人のお二人がはじめは反発し合い、教会でアクロバティックな喧嘩を見せたり、事あるごとに負けず嫌いな競い合いを繰り広げ笑えます。常に素敵なお胸を強調した衣装、七変化なコスプレ祭りも刺激的で嬉しいことだらけ。しかし、伝説の強盗サム・シェパードは凄かった。彼に弟子入りし、基礎からみっちり教え込まれ、川に落ちて友情を築き上げるわけでありますから。これだけですかって言いたくなる短い出演時間でありますが、サム・シェパードの渋さが光ります。さらに、NYから来た捜査官クエンティンを演じたスティーヴ・ザーンのおとぼけキャラが良い感じで美女2人に絡みます。超真面目なクエンティンがコスプレ美女の来襲を受け、負けず嫌いな2人のキスの実験台と化していく様子は、猛烈に羨ましいのであります。 そんなデコボコ3人組が、見るからに超極悪人なドワイト・ヨーカムをやつけるために、コメディ感たっぷりなどたばたアクションを繰り広げるわけであります。リュック・ベッソン製作・脚本とは思えない程、スピード感があまりなく、緩い雰囲気が漂い、バシッと決まるガン・アクションとナイフ捌きが爽快で楽しい映画でありました。ランキング参加中です。ポチっとしてくれたら感激ですそれでも恋するバルセロナロンリーハートトリプル・パック エル・マリアッチ+デスペラード+レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード
2009.10.19
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『ハプニング』を観ました何かに追い詰められ、人類滅亡の岐路に立たされた人々の姿を描くサスペンス大作です>>『ハプニング』関連原題: THE HAPPENINGジャンル: サスペンス/ミステリー上映時間: 91分製作国: 2008年・アメリカ監督・製作・脚本・出演: M・ナイト・シャマラン出演: マーク・ウォルバーグ ゾーイ・デシャネル ジョン・レグイザモ 【ストーリー】ある日、ニューヨークのセントラルパークで人々が突然時が止まったかのように立ちつくし、中には唐突に自らの命を絶つという事態が発生。また、とある工事現場では作業員たちが次々とビルの屋上から身投げする不可解な惨事が起きていた。この異常現象はアメリカ全土へ拡がりをみせ、多数の犠牲者を生んでいく。判明しているのは、彼らはみな、死ぬ直前に言語と方向感覚を喪失していることだけだった。これら大事件の報せを受けたフィラデルフィアの高校教師エリオットらは、妻のアルマたちと共に安全な場所を求めて避難を開始。その道中で人々の凄惨な姿を目の当たりにしながら、やがて自然界の生物がこの大惨事に影響を及ぼしていることを知るエリオットたちだが…。ここから先はネタバレを含みます。ご注意を人類は滅びたいのか。『シックス・センス』『サイン』のM・ナイト・シャマラン監督が未だ原因不明のミツバチ大量失踪事件を基にひらめいて作った作品だそうでございます。『ザ・シューター/極大射程』のマーク・ウォルバーグが演じる主人公エリオットがフィラデルフィアの高校の科学教師として冒頭に語ってくれた、その事件でございますね。言語の喪失→方向感覚の喪失→そして”死”。ある日突然、道行く人々が自らの命を絶つ奇行の数々を目にした人々は、避難を始めるわけでありますが、行く先々で原因不明の不可解な自殺現象が広がり、恐ろしい事この上なく。拳銃を拾ってバンバン死んでいくとか、落ちてくる人とか、吊るされている人とか、壁に、窓に激突するおばあちゃんまで登場し、変にリアリティがあってゾーッとしてしまいます。常に静かに繊細な印象を与え、ここぞというときビックリさせる音楽の使い方、カメラワークも実にシャマラン監督らしくてゾクゾクさせてくれました。主人公エリオット役のマーク・ウォルバーグと妻アルマ役のゾーイ・デシャネルとの倦怠期(?)カップルの行く末にはハラハラでありました。諦めない男エリオットと、ティラミス事件が後ろめたい女アルマは、実に不思議なカップルでありますが、ゾーイ・デシャネルはいつにも増して可愛らしいし、危機を乗り越え愛が深まっていく様子はいいものです。さらに、主人公の親友で数学教師のジュリアンにはジョン・レグイザモであります。個人的にお気に入りのアクの強い俳優なので、マーク・ウォルバーグとの親友同士の絡みや、アルマの冷戦はもう少し長めに観ていたかった。ジョン・レグイザモには、いつキレちゃうのかと期待してしまうわけでありますが、そんな風に思っていたのが恥ずかしいほど、ジュリアンは娘と妻思い、そして親友思いの優しい男。アルマに責任感を奮い立たせた言葉なんかは、非常にカッコいいのでありました。そして、ベティ・バックリーが演じたジョーンズ夫人。見えない恐怖の映画の中で唯一見えてしまっていた恐怖でしたが、アルマ曰く「エクソシストに出てきそう」のような恐怖を担当しておりました。一体原因は何なのか?放射能漏れなのか?環境破壊?テロ?ざまざまな原因を考えながら、時折はさまれる主人公夫妻の痴話喧嘩や愛の復活劇、家族愛溢れる感動劇までも盛り込んで、スケールを狭めながら展開していきおや?って感じのモヤモヤ状態で終わってしまいました。M・ナイト・シャマラン監督といえば、ついどんでん返しを期待してしまうわけでありますが、あえてモヤモヤとした終わり方にし、地球温暖化、テロなどへの問題提起をして社会派映画監督へ移行しようと試みたのか?それとも見えない恐怖によってどれだけ怖がらせることが出来るのかという実験的な映画だったのか?監督の意図も謎が謎を呼ぶわけでありますね。そういえば、おなじみの”シャマランを探せ”も今回はちょっと難しかったかも。しかし、世界の終わりなんてものはこんな風に突然、そしてあっさりしているものなんでしょうね。ミツバチ失踪事件と共に謎が謎を呼ぶ、シャマラン・ワールドでありました。ランキング参加中です。ポチっとしてくれたら感激ですブルース・ウィリス/シックス・センス コレクターズ・エディションマーク・ウォールバーグ/ザ・シューター/極大射程 スペシャル・コレクターズ・エデタブロイド/ジョン・レグイザモ
2009.10.17
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『ウォーク・ハード ロックへの階段』を観ました伝説のスターたちと共演し栄光の座をつかむもドラッグや女、酒に溺れ転落していく波瀾の人生を歩んだ架空のミュージシャンをパロディ満載で描いたヒューマン・コメディです >>『ウォーク・ハード ロックへの階段』関連原題: WALK HARD: THE DEWEY COX STORYジャンル: コメディ/音楽/ドラマ製作年・製作国: 2008年・アメリカ上映時間: 96分監督・脚本: ジェイク・カスダン製作・脚本: ジャド・アパトー出演: ジョン・C・ライリー ジェナ・フィッシャー 【ストーリー】幼い頃から様々なジャンルの音楽に触れ、ミュージシャンになることを夢見ていたデューイ・コックス。彼はやがてその夢を叶え、スターの座に上りつめる。エルヴィス・プレスリーやビートルズ、ボブ・ディランなど大スターたちとの共演も果たすデューイ。私生活も華々しくなり、多くの女性と関係を持ったうえに結婚離婚を繰り返し、子供も多数抱えることに。そんなデューイも、彼のバックシンガーとして長年栄衰を共にしているダーリーンだけは唯一本気で愛していた。それでもデューイは、音楽もプライベートも波瀾万丈な我が道を突き進んでいくのだが…。ここから先はネタバレを含みます。ご注意をロック、ブルーズ、ソウル、ドラッグ、酒。すべてを通り過ぎた俺に残ったものは…?架空のキャラクター デューイ・コックスが子供の頃のトラウマを抱え、ロックスターとして成功を収め、やがてドラッグ、女性、酒に溺れ転落していく波乱万丈の人生をブラックなコメディで描いている作品であります。『ウォーク・ザ・ライン』のパロディなのかなっと思えるような、どこかで聞いた事、観た事がある出来事の数々が”よくある感”を醸し出し、コメディの天才アパトー節がピリリと効いてます。何と言っても、15歳のデューイ・コックスで登場し始めるジョン・C・ライリーが最高に可笑しいわけであります。兄のバッサリ事件、父親との確執を抱え、家を飛び出した少年はそのまま無邪気な子供のままだったのか、アホ過ぎて重婚したり、あれだけ警告を受けたのにドラッグに溺れ、妻も子供も蔑ろにして”よくある”ロック・ミュージシャンの人生を歩んでいくのでありますね。一度観たら忘れられないお顔のジョン・C・ライリーがめちゃめちゃ上手い歌声と、おバカぶりを披露し、15歳から晩年までのデューイ・コックスの人生を熱演し、とことん笑わせてくれました。音楽には疎い僕でも知っているような超有名ミュージシャン エルビス・プレスリーや、ボブ・ディラン、ジョニー・キャッシュなどのロック史に残るスターたちのスタイルを髪型や衣装でサラリとパクッて圧倒的な歌の上手さで魅せてくれるわけで圧巻です。そしてやはり、ジャド・アパトーが関わっているだけあり、正統派の伝記映画と一線を画す、ダークでシュールなユーモアが全開であります。ティム・メドウスがドラッグに警告する顔の可笑しさなどなどの何度も繰り返すギャグの応酬、現役ミュージシャンも登場し、有名ミュージシャンの微妙なそっくりさんがザクザク登場し、様々な音楽や出来事をパクっているのも楽しい限り。そんな中で、何よりツボにハマったのはノン・クレジットで登場するビートルズの4人。ジャック・ブラック、ポール・ラッド、ジェイソン・シュワルツマンの面々の緩くてシュールな笑いであります。微妙な似せ方、なりきり度、なぜかアニメーションの使い方、いや~、爆笑でした。ロック、ブルーズ、ソウル、ドラッグ、酒、すべてを通り過ぎ転落した人生の先にデューイ・コックスが見つけたもの、それは家族との絆、仲間との友情であり、華々しい復活で感動的に締めくくると見せかけて、ブラックなオチを準備していたなんて。アパトー作品は、やっぱり侮れませんね。ランキング参加中です。ポチっとしてくれたら感激です俺たちステップ・ブラザース-義兄弟- コレクターズ・エディション紀元1年が、こんなんだったら!? コレクターズ・エディションウォーク・ザ・ライン 君につづく道 特別編
2009.10.15
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『ミスター・ロンリー』を観ましたマイケル・ジャクソンのものまねパフォーマンスで生計を立てている青年が、マリリン・モンローとして生きる美女に恋をするラブストーリーです >>『ミスター・ロンリー』関連原題: MISTER LONELYジャンル: ドラマ製作年・製作国: 2006年・イギリス/フランス上映時間: 111分監督・脚本: ハーモニー・コリン出演: ディエゴ・ルナ サマンサ・モートン 【ストーリー】マイケルは、幼い頃から自分に対する違和感を抱え、いつしかマイケル・ジャクソンを演じることでようやく生きていられる不器用な青年。仕事としてモノマネを披露している時はもちろん、それ以外の時もずっとマイケル・ジャクソンになりきって生活していた。ある時、老人ホームでの仕事の際、彼はマリリン・モンローとして生きる美女と出会い、恋に落ちる。彼女は夫のチャップリンと7歳の娘シャーリー・テンプルと一緒に、スコットランドの古城で他のモノマネ芸人たちと共同生活を送り、彼らと地上最大のショーの実現を目指していた。そんなマリリンに誘われるまま、スコットランドへと向かうマイケルだったが…。ここから先はネタバレを含みます。ご注意をマイケル・ジャクソンでしか生きられない僕が出逢ったのは、マリリン・モンローでしか存在できない君かりものの人生の、ほんものの幸せ。マイケル・ジャクソンとマリリン・モンローのそっくりさんがパリで出会ってスコットランドの古城で有名人のそっくりさんだらけの共同生活を送ることになるわけであります。マドンナ、ジェームス・ディーン、エリザベス女王などなど出てくるそっくりさんが微妙なそっくり度で、“地上最大のショー”と言われても苦笑の連続で痛々しいのであります。『天国の口、終りの楽園。』『ダンシング・ハバナ』のディエゴ・ルナが「生まれたときから」マイケル・ジャクソンとして生き、その名もマイケルの主人公を演じております。ディエゴ・ルナらしく、繊細な青年の表現は非常に上手いのですが、ポォーッ!なんて決めポーズをされるとやっぱり笑ってしまいます。これがまたキレがあって微妙に似てたり、似てなかったりなんで。さらに、「胸が大きくなってから」マリリン・モンローとして生きているその名もマリリンには、『CODE46』のサマンサ・モートン。美しく、セクシーなお姿はマリリン・モンローっぽく、投げキッスにやられてしまいそうでありました。そんなマイケルとマリリンとチャップリンの三角関係あり、古城に、鶏、羊、赤ずきんちゃんやらなにやらまで出てきて、卵アートはしゃべり、何が何だか理解しきれない摩訶不思議ワールドが展開されております。他人の仮面をかぶり生きる事で自らを見失った人の不器用な生き方が切なく、痛々しく映りました。一方では、信仰心がMAXのシスターは、パラシュートなしで飛行機からダイブしても奇跡の生還を果たし、違う場面で死を迎えるなんて非情さが描かれていたりもして。死は思いも寄らないときに訪れ、避ける事ができないと言う事でしょうか。良く分からないまま、何だか分からないけど虚しく感じるわけでありました。そっくりさんだらけでゲラゲラ笑えるのかと思っていたら全く違って訳のわからない映画ではありましたが、いつも僕らを楽しませてくれるそっくりさんにはそっくりさんなりの辛さ、理解されない孤独は分かるような気もして、温かく受け止めてあげたくなる不器用な人たちの物語でした。ランキング参加中です。ポチっとしてくれたら感激です【送料無料選択可!】ジュリアン / 洋画ダンシング・ハバナティム・ロビンス/CODE46 スペシャル・エディション
2009.10.13
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『ヴィーナス』を観ました20代の奔放な女性の登場により、自分の人生を見つめ直す70代の男性の心の旅が描かれるヒューマンドラマです>>『ヴィーナス』関連原題: VENUSジャンル: ドラマ/コメディ/ロマンス上映時間: 95分製作国: 2006年・イギリス監督: ロジャー・ミッシェル出演: ピーター・オトゥール レスリー・フィリップス ヴァネッサ・レッドグレーヴ 【ストーリー】70代の英国人俳優モーリス。若い頃は数々の浮き名を流した人気スターも、いまや回ってくるのは端役ばかり。私生活でも妻と別居し独りで暮らすモーリスにとって、人生の輝きはすっかり過去のものとなっていた。そんなある日、モーリスは俳優仲間のイアンのもとにやって来た彼の姪の娘ジェシーと出会う。乱暴な口を利き、無作法きわまりないジェシーだったか、モーリスは若くて美しい彼女に年甲斐もなく心ときめかせてしまう。そして、ジェシーに手を焼くイアンに乞われて、何かとジェシーの相手をするモーリスだったが…。ここから先はネタバレを含みます。ご注意を男って、いくつになっても…。あの『アラビアのロレンス』の名優ピーター・オトゥールが8度目のアカデミー主演男優賞にノミネートされた作品であります。ピーター・オトゥールが演じたかつての名優モーリス・ラッセルは、今や死体の役が多く、毎日、俳優仲間と新聞の死亡欄に目を通し、棺おけジョークを飛ばし、飲んでは踊り、どこか満たされない哀しき晩年を過ごす70代のおじいちゃんであります。プレイボーイとして浮名を流した過去を持つだけあり、前立腺をちょん切られようが、未だ女性に対する興味は健在であるんですね。そんな中、俳優仲間イアンの元に田舎町からやって来た彼の姪のジェシーと知り会うのであります。乱暴な口を利き、無作法きわまりないジェシーにすっかり手を焼いたイアンに対して、女性の扱いに慣れたモーリスは、ジェシーを”ヴィーナス”と呼び、エロスの力も借り、少しずつ打ち解け、絆が深まっていくのであります。母親にも理解されず、大叔父イアンにも嫌われ、何も上手く行かない人生にやさぐれ気味のジェシーと人生の終わりを感じ始め人生を振り返っている孤独な老人が出会い、お互いを必要として満たされなかった人生の一部を補って、人生と自信を取り戻していく様子が心に響きます。ただのエロ爺とお金目当ての不良娘と見えなくもない設定ですが、名優ピーター・オトゥールの英国紳士ぶり、紳士的なエロさ、未だ健在の澄んだ青い瞳の中にはそんな邪道さを感じさせないから凄いです。そんなモーリスのヴィーナスであるジェシーを演じた新人女優ジョディ・ウィッテカーがモーリスに恋焦がれられ、英国紳士の甘い女性賛美の言葉の数々に磨かれ、徐々に心もキレイになっていく姿が初々しいんですね。決して美人とは言えないし、扱い難いわがまま娘であるジェシーなのに、ピンクのシーツに包まって眠る姿はやっぱり”ヴィーナス”と思えるほど美しかったり。モーリスのエロが行き過ぎた時に、バシッと罵倒したり、とても正直で子悪魔的な魅力が憎いのであります。シニカルなジョークを飛ばしまくり、足の爪まで切ってあげる信頼で結ばれたモーリスと俳優仲間イアンを演じたレスリー・フィリップスとの関係がほほえましいし、妻を演じたヴァネッサ・レッドグレーブがモーリスと長い歳月をかけて積み重ねてきた絆もじわじわと心に沁みる人生の深さであります。舞台の英国の雰囲気、耳に馴染む音楽も心地よくありました。70代の老人と20代の女性の年の差を超えたロマンスでもあり、生と性、人間同士の繋がり、愛情の形などを描き出した人生賛歌でもある、とても味わい深い作品でありました。ランキング参加中です。ポチっとしてくれたら感激ですアラビアのロレンス 完全版/ピーター・オトゥールレミーのおいしいレストラン(初回生産限定)つぐない
2009.10.11
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『プロムナイト』を観ましたかつて残忍なストーカーに家族を惨殺された女子高生が卒業ダンスパーティーで再び恐怖に見舞われるさまを描く1980年製作の同名作品のリメイクしたサスペンス・ホラーです>>『プロムナイト』関連原題: PROM NIGHTジャンル: サスペンス/ホラー上映時間: 88分製作国: 2008年・アメリカ/カナダ監督: ネルソン・マコーミック出演: ブリタニー・スノウ スコット・ポーター 【ストーリー】高校卒業を間近に控え、プロムを楽しみにしている女子高生のドナ。彼女は3年前、ストーカーと化した学校教師によって両親と弟を殺されるという悲惨な事件に遭っていた。家族を失い悲しみに暮れるも周囲の支えと時の経過で立ち直り、ドナはようやく平穏を取り戻すのだった。そして待ちに待ったプロム当日、恋人ボビーや親友たちと共にパーティー会場へ向かう。しかし、その頃、刑務所に幽閉されていたストーカーが脱走し、再びドナへ接近し始めていた。そんな事態を知る由もなく、プロムを満喫するドナ。やがて、プロム会場に潜入したストーカーは生徒たちを次々に血祭りにあげていく。こうして、いよいよドナも追いつめられてしまうのだが…。ここから先はネタバレを含みます。ご注意をあのプロムナイトの恐怖がふたたび……ストーカーによって家族を奪われたヒロインが、周りの人々に愛され、支えられ、辛い過去を乗り越えて、いよいよ高校卒業っていう華々しいプロムの夜に舞い戻ってきたストーカーの悪夢を描いている作品であります。1980年の作品のリメイクだそうで、なんとなく80年代の香りがする作品でありました。犯人は始めから顔出ししており、このたった一人の犯人が強運の持ち主らしく、とんとん拍子に運ぶ犯行と彼の不気味な動きを余すことなく見せながらドキドキハラハラさせる演出なので、感の良い人なら簡単に先が読めてしまうのですが、突然ランプにぶつかる、突然背後に立っているとかの手法と音でお化け屋敷のようにビックリさせてくれるので侮れません。高級ホテル貸しきり、スイートルーム、リムジンなどあちらのお国の羨ましい現状を見せられ、女子たちのイザコザやら、痴話喧嘩、アメフト部の男子とチアリーダーが高校最後の夜にキングとクイーンになるおなじみの青春模様までがノリノリのダンスミュージックと共に展開され、その合間に残忍なストーカーの犯行模様まで描写されて、不思議と目が放せないわけであります。『ヘアスプレー』で意地悪なミシェル・ファイファーの娘役だったブリタニー・スノウが主人公のドナを演じています。全く雰囲気が違っていて、警官も口々に言いたくなるほどの可愛らしさは、ご近所にいそうな女の子、親近感があります。そんな娘がこんな災難に遭うなんて・・・警察官じゃないけど守りたくなります。そんなドナと堅い友情で結ばれた親友リサ役には、『HEROES/ヒーローズ』でコピーキャット能力を持つモニカを演じていたダナ・デイヴィス。ビニールのヒラヒラのあの手の部屋に入って良い事があったためしはないと、数々の映画の中でも観たような気がしました。設定が設定なだけに笑えるお話でもなく、内容的にはそれほど怖くも無く、ホラーに必須のエロさもなく、ストーリーにもひねりが無く、ストレートに挑んでくるサスペンス・スリラーといった感じでしょうか。ストーカーとドナの関係性もあまり深くは描かれていないので、どこかモヤモヤしてしまう感覚があったり。そんなこんなで、警察、ボーイフレンドのボビー、叔父さん叔母さんたちと共にドナを心配してドキドキハラハラしますが、犯人はどこからともなく忍者のようにすぐそばに・・・なんてシーンがてんこ盛り。とんとん拍子でドナのそばに登場するストーカーには、一体どんな術を使ったんだと突っ込みたくなる面白さのある映画でありました。ランキング参加中です。ポチっとしてくれたら感激ですヘアスプレー■ジョン・トラボルタHEROES/ヒーローズ シーズン2 DVD-SETプロムナイトDVD-BOX
2009.10.09
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仕事のあれやこれやがサクサク片付いたので、初秋の京都を満喫できました。まずは、笑っちゃうほど、金色の鳥居がゴージャスな神社は、お金を祭る神社”御金神社”でございます。「おかね」ではなく「みかね」と読むんだそうであります。小判型のお守りやイチョウ型の絵馬など、一風変わっていて面白いです。お次は、女性に大人気らしい鈴虫寺へ。虫が苦手なので虫かごの中をじっくりと見るなんて事はしませんでしたが、鈴虫の音色を聞きながら聞く、お坊さんの説法はユーモア満点で面白く分かり易く、自分の生き方について考えなおす良い時間になりました。どんな願い事でもひとつだけ叶えてくれるという鈴虫寺のわらじを履いたお地蔵様です。いや~、有難いです。さらに、嵐山へ。渡月橋ではマイナスイオンをたんまりと浴び、竹林の小道で涼を感じ、タネも仕掛けもあるジョニーさんに目が釘付けに。(この写真では良く見えませんが、真ん中くらいで人形がフワフワしてます。)そして、日本三大名月観賞池のひとつ、大沢の池で観月の夕べが催されるということで大覚寺へ。 琴の調べが響く中、月が池に映り、龍頭船がまったりと進むというなんとも雅な催しでありました。困っていると、すかさず道を教えてくれた優しいおっちゃんやおばちゃん、方々で出会った人々にもほっこりとさせられました。いや~、やっぱり京都はいいですね。留守中にコメントやTBを頂いた方々、いつもありがとうございます。後ほど必ず伺わせて頂きますね。すっかり遅れてしまってますが、どうかお許しくださいませ。。。
2009.10.06
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仕事のあれこれで、京都に来たのでついでに観光しております。京都タワーに挨拶し、清水の舞台を横から眺め、お気に入りのコーヒーで一休みし、これまたお気に入りのあの映画の舞台でおお~っと唸り、京都の猫と戯れたりしております。いや~、雅でありますね。というわけで、コメントやTBのお返しが遅れますが、どうかお許しくださいませ。。。
2009.10.03
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