わたしじかん

人と喋るのを生業にしているので、
言葉には気を付けて話しているつもりですが、
なかなか、こちらの意図を理解してもらうのは難しいです

まず、先日の話

とある顧客さんと雑談していると、その人から、不意に言われました

「イチローって九州男児なんですよね」

「は？」

「この前、みつきさんが言ったでしょ、イチローは九州男児だって」

記憶の底を掘り返し、前回の対応時の雑談を思い出すと
たしか、顧客さんの息子さんが少年野球で熱くならない
もっと感情をフルに出して、全身で戦ってほしいという話を聞いて......

あ！思い出した

「いや、言ってないです。
　私が言ったのは、あなたの息子さんのプレイスタイルは
　イチローか金本かと言われたら、イチローですね、と言いましたが、
　イチローが九州男児だとは、一言も言ってませんし、
　イチローって名古屋の人でしょ？」

「えーーーー！息子に、イチローはお前と同じ九州男児だって言ったら　すっごく喜んでいたのにーーーー」

「そもそも、あなたは九州出身でも、　息子さんは生まれも育ちも関西人だし」

どうやら顧客さんの中では、こうつながったもよう

息子の野球スタイルはイチロータイプ
→息子とイチローは似ている
→自分と息子も似ている
→自分は九州男児
→自分の息子は九州男児
→イチローは九州男児

なんでだーーーーー！

ある顧客さんの娘さんの話で、来年、高校受験なのだけども、まだ受験生の意識がないと言う話から

「今時、高校くらい出ておかないと、将来が困るから　絶対に高校には行ってもらいたい」

「確かに、高卒と中卒では時給も違いますし、
　高卒相当じゃないと専門学校や大学に進学できなくて、
　職業の選択肢も狭くなりますからね」

などなど、高校進学への熱い思いを聞いていたら、、

「でも、うちの妻はあまり進学には熱心じゃなくて、　勉強漬けにするのは可哀想とか言ってさぁ、」

「高校にもいろいろあって、見学できるみたいですよ」

「妻は高校で苦労するくらいなら、中卒でいいとも言っていて、　見学しても、どこも一緒だろうと行く気もないみたいで」

「じゃ、【顧客さん】が娘さんと一緒に一緒に高校見学に行けばどうですか？」

「でも、中卒でも人間的に劣るわけではないし」

ん？高卒のメリットについて話してたんじゃなかったっけ？

「中卒でも大きなことを成し遂げた人もいるから、　高卒だけが人生じゃないし、中卒でも人間的に優れていれば」

「あの、【顧客】さんは、高校進学させたいのか、　しなくてもいいのかどっちですか？」

「何で、そういう揚げ足取るようなこと言うかなぁ」

いや、揚げ足って

「せっかく楽しく会話してたのに、そういうこと言うとつまんないよ」

つまんないとかじゃなくって

「話なんて、その場のノリでしょ。いちいち矛盾だの言ったら、　面白くないよ。あー、もういいや」

会話って、何なんでしょう......
その場のノリで、適当なことを言うと、
人から信用されなくなると思うんだけど......

同じ日本語を話しているのに、
全然、話が通じない/かみ合わないって
ある意味、凄いことかも......