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みえこ55@ Re:調律師さんが亡くなってしまいました。(12/09) 20年間も二人三脚で人生を共にされてきた…
2013年03月14日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
発表会の4日前に、ズルっこ決め込んでさぼっていたのを、うまく甘えてごまかして済ましちゃおうと思っていた小3ちゃん。

先生に処刑されていましたが、発表会にはお姉ちゃんの演奏を聴きにきました。

帰り際の複雑な顔がなんとも言えませんでした。(笑)


発表会後初のレッスン、笑顔で迎えると、気まずそうな顔。


でも、お姉ちゃんから聞いてありました。発表会を聞きに行った後、お姉ちゃんに聞いたりしながら曲の練習を頑張ってあったんです。発表会は多分、まだ早かった。だから、ドタキャンでよかった、と心の中で思っていた私ですら驚くほどの美しい変化ぶりでした。


この良い子が、この子の心の中から起き上がってくれるためなら、あのドタキャンだってあってよかったと思うくらいです。嬉しそうにピアノを弾きながら、ドタキャンのときの気持ちをポツリポツリと聞かせてくれました。


そのときはまだ色々わからなくて、サボっただけだったのもあるけど、今日はピアノに来るのが怖かった。あの時は怖くなかった。怒った先生は怖かった。(笑)


発表会、みんなのを聞いてたら、頑張りたくなった。


この間、発表会に出ない、を、言いにきたときの自分は「悪いあたしだった。今日のあたしとは違う」




…思わず笑い出す素直さに、私はその「悪いあたし」を逆に本当にかわいいなと思いました。

その「悪いあたし」を私はすごく好きだけど、その「悪いあたし」をうまく操れるようになったら素敵だね、とも言いました。


このステップを見守れて、きちんとこの子の心がここに届いたこと。喧嘩の後の照れくさい仲直りみたいな顔をしていること。この間はごめんなさい。反省していますの手紙。先生大好きの言葉。


そんなものが発表会の後に私に届けられてしまいました。


そして、来年の春の発表会には絶対に出る、と言われてしまいました。


これでもう二人の生徒の小さな約束が来年に続いてしまいました。きっと来年の春も私はてんてこ舞いです。(笑)生徒にとって、「レベルの高い発表会」として、認識されつつあることも感じました。


春の発表会がいつしか、「自信がないという脱走兵がじゃんじゃか出るほど」敷居の高いものになりつつあったことに、こんな風にやっぱり後から気付きました。


おしゃれして、小さな曲を弾いて、楽しいだけのイベント、という発表会とは完全に趣が変わっていたのです。


もしかしたら、そのことの続く先に、私の理想の「少しレベルの高いコンサート形式の発表会」が待っていてくれるかもしれない。


厳しくあること、優しくあることの境目はいつも曖昧で、私は答えを手探りするばかりですが、生徒がザワザワと訪れる教室で日々を重ねていくことは、かつてほど難しいことではなくなってきてもいます。


教室でいつも先頭を切って私を奮い立たせてくれるのは、意外にもクソババアちゃんです。





気付けばこの春の発表会で、びっくりするほど腕を上げた演奏を披露していたのも、クソババアちゃんでした。曲も演奏も本格的なのです。(笑)まだ怪しいところもたくさんあるけれど、彼女が脳内に描いている「音楽の世界」というのが、本格的なのです。


ピアノの先生はきれいで、エレガントでなくてはならない、という、厳しい小言を私に言い続けるのはいつも彼女です。部屋着のようなラフな格好はレッスンでしないで、とか、お洒落して、とか、キレイにして、とか言いながら、自分はノビノビと振る舞い、おやつをむしゃむしゃ食べ、ベタベタの手でピアノを触り、気まぐれにピアノを弾く。


彼女のバイオリンの伴奏をした何年も前の景色を今日は思い出しています。


雪の中、まだ心を開いていなかった彼女が繋いできた手を思い出しています。


私の人生の記憶の中に、ピアノのない日は無かったから、私の人生にはいつもピアノがあります。





この先も、私の人生には多分、ピアノがある。私の人生にピアノが無かったら?なんて考えるだけ、時間の無駄だな、とすら思うようになりました。そんな人生を私は想像できる経験がない。


だから、自分の経験を踏まえて生きるしかない。


雪の中で繋いだクソババアちゃんの手は、まだ目の前で踊っていて、早く次の曲をよこせ!!と騒いでいるのだから。しかし、本当に彼女は、私にとって頼もしい味方です。いつか彼女が巣立っても、彼女が私にくれたものは、私の中に確実に残ることでしょう。





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Last updated  2013年03月14日 09時09分09秒
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