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児島の美術に関する優れた審美眼を養ったのは、ヨーロッパ留学であったといわれています。ベルギー印象派に師事した児島は、乾いたスポンジのようにその理論と技術を吸収し、彼独自の美しい作品を生み出しています。僕が特に惹き付けられた作品は「和服を着たベルギーの少女」(左の作品)でした。恐らくヨーロッパ渡航時にもっていったものだろうと思われる花柄の振袖を着た地元の少女を、きらびやかな色彩と複数のタッチを組み合わせて描いています。まだ幼い少女ときれいな振袖のコントラストがこの作品のアクセントになっていて、観るなり眼が留まってしまいます。この作品を、僕は後に本家の大原美術館の本館入口で再び眼にしました。歴史ある建物に鎮座するその姿には、日本の西洋美術黎明期の情熱と、大原や児島の絵に対する想いが伝わってきます。フェルメールの絵に会いにいく Oct 8, 2008
旅のお話(美術館・展覧会篇) Nov 26, 2006 コメント(4)