2004年03月17日
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お久しぶりです!先週は火曜日から日曜日まで東京にいたのですが、なかなか充実した時間を過ごすことができました。なんといっても、一番の事件はのど自慢のチャンピオン大会。奈良県代表のWちゃんが見事優勝を果たしてくれました。応援に行っていた我々も大興奮!ということで、パンの話ではないので恐縮ですが、応援顛末記いってみましょー。



「Wちゃん、チャンピオン大会に出るんだって!すごいよねー。応援に行く?」
2月の半ば頃、のど自慢出場者のカラオケ同窓会から帰ってきた嫁さんが、興奮気味にたずねてきました。それを聞いた私の最初の感想は、「えー、のど自慢の応援?また、行列に並ばなきゃならんのかー」。ところが、よくよく話を聞いてみると、今度はちゃんと応援団席というのが準備されているらしいのです。そして、応援団員は家族でも誰でもいいのですが、桜井市ののど自慢出場者の人にも来て欲しいとのことでした。さらに、すべての開催地のチャンピオンが出場できるわけではなく、テープ選考を勝ち抜いた16人しか出場できないとのこと。おお!そんな人を応援する機会なんて、滅多にないチャンスじゃないか。ひょっとしたらいい線までいくかもしれないし、是非とも応援に行ってきたら。つーか、俺も一緒に行かせろ!ということで、私も応援に行くことになりました。ま、実際は、3月の頭までは予定がつくかどうかで迷ってたんですけどね。

本格的に応援に行くことが決まってから、今度はどんな応援をするかで悩みました。横断幕は桜井市ののど自慢で「ひょっこりひょうたん島」を歌った方が作ることだけは決まっていたのですが、嫁さんは何だか物足りなさそう。「どうするのがいいかなー」「どうしようかなー」と何度も聞いてきます。私は横断幕もあるんだし、後は声出して応援してあげればいいじゃない、と思って適当にあしらっていたのですが、嫁さんの「どーしても応援する気持ちを形にしたい!」という情熱に押されて、最後には「応援うちわとか作ってみたら?」「ペンライトを皆で持つのもいいなー」などと応援団参謀として引き込まれてしまいました。いやー、氷川清ファンに囲まれて心細い思いをした経験がこんな形で活きる時が来ようとは。氷川ファン様様です。

3/6、7の週末に100円ショップやスーパーを回ってどんな材料があるかを下見して、月曜日に材料購入して作成です。次の日は仕事で出張だというのに、私もしっかり手伝わされました。とほほー。嫁さんは、のど自慢の個人サイトを運営している方にもメールして、どんな応援がいいかアドバイスをもらっていました。曰く、「鹿や大仏など、奈良らしさを出すか、Wちゃんの故郷のモンゴルにちなんだ応援がいいんじゃない?」ということで、急遽おみやげ屋で鹿と大仏の指人形なんかも仕入れてきました。で、用意できたグッズが下のような感じ。


これの他にも、ペンライトとビニル人形の鹿も準備しました。
パネルに何を書こうかと嫁さんと相談して、「がんばれ」という意味の中国語「加油」と書くことにしました。ジァヨォと読むそうです。うーん、インターネット仕込みのにわか中国語で大丈夫か?

さて、私は火曜日から東京出張だったので、翌日から東京へ。嫁さんは金曜の夜から上京して合流。さらに、その他ののど自慢出場者達は金曜の夜に車で奈良を出発、土曜の朝に東京着の強行軍での応援参加でした。14:00にNHKホール前で落ち合いましたが、応援団全員が揃わなくては中に入れません。応援には他にもWちゃんのご家族の方が駆けつけていらっしゃるはずでしたが、誰も面識がありません。一時は大丈夫かと思われましたが、なにやら中国語っぽい言葉で会話をしている一団を発見。それがWちゃんのご家族、および関係者の方でした。



本番は、出場者も応援団もさらに気合が入ります。あっという間にWちゃんの番になり、我々応援団は前後の見境もなく、「加油!」なんだか、「がんばれー!」なんだかよくわからずとにかく、「ワーッ!」と声を出して応援したのでした。Wちゃんのお父さんは、リハーサルの時は頑固に端っこで座ってだけといってきかなかったのですが、本番ではご自分で用意された紙に「加油!」と書いて掲げて、必死の形相で応援してたのが印象的でした。Wちゃん本人といえば、リハーサルの時は線が細いと思われた声もよく出ていて、歌いっぷりも堂々としていて、素晴らしかったですね。

そして、優秀賞が発表され、いよいよグランプリの発表です。照明が落とされ、ライトが交差し、ドラムの音が会場に響き渡ります。みんな固唾を呑んで見守っているんですが、会場のカメラは我々応援団の方を向いているんです。「あれ?ひょっとして?」と思ったら、「14番!」と彼女の名前が呼ばれました!「うわー!」っと、応援団席はもう大狂乱。「おめでとー!」と声をかけると、彼女もようやく安心したのか応援席の方を見て手を振ってくれました。最後にもう一度「もらい泣き」を歌って番組終了となるのですが、応援団(特にご家族の方)はもうボロボロ泣いてました。うちの嫁さんも泣いてたかな。お互い、よかったね、よかったねと声をかけあって、握手をしました。前に座っていた、他の方の応援団の方からもお祝いの言葉をいただきました。

番組終了後、この喜びを是非ともWちゃん本人とも分かち合いたかったのですが、チャンピオン同士のセレモニーがあるということで、応援団のメンバーだけで近くの飲み屋さんで祝杯をあげました。いやー、楽しかった!奈良ののど自慢出場者組は、翌朝、奈良で用事がある人もいて、その後またすぐに車でUターンしていきました。我々夫婦は、東京でもう一泊して、私は日曜日に奈良へ、嫁さんは火曜まで彼女の姉のところに居候して帰ってきました。

お祝いの席で、ある方がぽつりと言った言葉が心に残りました。

「Wちゃんだって、最初は予選の応募はがき一枚から始まったはずや」

そうなんですよねー。チャンスは、全ての人に与えられていたはずなんです。のど自慢に限らず、自分に与えられらたチャンスをがっちりとつかんでいけるようになりたいものだと思いました。我々応援団をつなぎ、元気を与えてくれた彼女の歌に、感謝、感謝です。





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最終更新日  2004年03月17日 08時28分19秒
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