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先週の土曜日は今年第一回の公開実験教室を催しました。題して「染料は沸騰させない方が濃く染まる!?」 染める液を作るときにグツグツ沸騰させない方が良い色が出るんじゃない?っていう実験です。 今回使った染料は・インド茜・ザクロの二種類。どちらもミョウバンで媒染したのでそれぞれ、赤系の色と黄色系の色になりました。 まず、染料をそれぞれミルサーで粉々に砕きます。これが結構大変なんですよね。ボクがもってるのは普通の家庭用のミルサーなので、それなりの染料の分量を粉にするには何回にも分けないとできません。皆さんに手分けしてもらって茜とザクロを粉々に砕いてもらいました。こんなかんじ。右がミルサーで砕いた染料、左が普通の状態の染料です。で、これに水を入れて火にかけるのですが、普通の状態の染料は沸騰するまでガンガン熱くします。で、沸騰したら弱火でボコボコ煮立て続けます。かたや、粉状のものは、80度以上にならないように火加減をアレンジ。75度~80度の間でキープできるよう火加減を常に調節し続けます。この、75度~80度に常に保ち続けるのが結構難しいんですよね。そうやって、1時間煮て、染液を作ります。 その染液に先媒染した染めアイテムを入れて染めます。で、また媒染。最後にもう一回染液に浸けて、終了。後は洗濯。で、出来上がりがこれ。 うーん、画像ではあんまり色の差がわからないですけど、低温で焚きだした染液と、普通に沸騰させた染液とでは色の濃さだけでなく、色目が違いました。ザクロは、低温で焚きだした方が少し赤味がありました。染液なんかは、低温で焚きだした方と沸騰させた方では香りが全然違う。低音で焚きだした方が芳醇な香り。染色とは関係ないかもなんだけど、低温で焚きだした方がいろんなものが出てる感じがプンプンでした。濃度も、アカネもザクロもどちらとも低温で焚きだした色目のほうが濃い色に仕上がりました。めでたしめでたし♪ 何故低温焚きだしだと濃く違う色に染まるのか?これは、植物に含まれている色素が、通常は配糖体っていう形で入ってまして、この配糖体が壊れちゃうと水に溶けないものになるヤツがいるんですね。水に溶けないと染色できない。だから、配糖体のままで植物から取り出したい。でも、この配糖体って、温度によわいヤツが普通の植物にも結構入ってて、沸騰でずっと沸かしてるとどんどん壊れちゃうらしいんです。だから、配糖体が壊れにくい80度までのところで植物を煮出す。でも、温度が低いとそもそも成分が出にくいのでできるだけたくさん出てもらうために、細かく細かく砕く。・・・とても簡単に申し上げましたが、ざっくりそんな理由だそうです。これは、木村光雄さんという大学の先生に教えていただいたメカニズムなんです。ほんとにこの方法で染液焚きだすと、植物によってはグツグツ煮込んだときと違う色になったりもするんですよ!いやぁ、ホント素晴しい発見だなぁ、なんて思ってたんだけど、でもいろんな本を読んでると、これと同じことを昔の人はやってるらしいんです。前田雨城先生の「日本古代の色彩と染」によると、-----染液は、水に入れて待つ。一体となれば火を入れ、境がとれれば保つ、治まれば分ける。大方これなり。-----という、代々高倉家(皇族・貴族の装束を担当していた家系)に伝わる染めの口伝がありまして、この、“境がとれれば保つ”ってのが、どうも沸騰よりも低い温度で植物を煮出すことみたいなんです。前田先生のお話しでは。で、この“境”(すなわち温度?)というのは植物によって違うんだそうです。木村先生も、配糖体はいろんな種類があるから植物によって壊れ易くなる温度は違うっておっしゃっておられたし、まだまだわからないことだらけです。 でも、代々皇族の染めに携わっている人が昔から沸騰させずに色だししたほうが良い色が染まる、って知ってたのって、なんか、やっぱすごいな、と。この仕事してるとホント思うことが多いんだけど、昔の人って、すごいな、と。ボクも見習わなきゃな、と。 植物ごとに最適温度が違うみたいだし、染料を粉砕するにはその小ささが一定でないと色のブレが起きるみたいだし、まだまだいくつかハードルがあるのです。地道にトライアンドエラーをやっていかなきゃな、と改めて思うのでした。がんばろっと。 さて、今月は「伝統色のワークショップ」です。3月27日(土)に猩々緋(しょうじょうひ)色を染めます。また詳細はサイトで紹介します。お楽しみに! 店主@手染メ屋http://www.tezomeya.com/
2010年03月02日
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と思った。昨日の夜中、何の気なしにテレビをつけたら佐野元春と矢野顕子が対談してた。ザ・ソングライターという番組らしい。佐野元春がホスト役で、著名なソングライターなミュージシャンを招いて、詞とその作り方を主題に大学で公開ディスカッションをする、というもの。佐野元春は全盛期どちらかっていうとあんまり好きじゃない人だったし、矢野顕子は嫌いじゃ全然ないけどそんなにちゃんと聴いたことはない。でも話が面白かったのでそのまま見てたらソングライティングワークショップなるものが始まった。聴講の学生たちに「愛についての5W1H」シートを記入してもらい、佐野が目を通しておもしろそうなやつをピックアップして話題にする、と言う感じ。ある女の子が書いたやつが、たしか「私は、いつでも、どこでも、好きな人のメールが気になってケータイをチェックしてしまう」というかんじだったんだけど、矢野顕子と佐野元春がいたく気に入って、矢野顕子がそのシートを持って、「こんな感じ・・?」とか言って突然ピアノに向かって唄いだした。アドリブで付けたメロディとピアノのバックラインが、とっても、きゅん、となる、素晴しい唄になった。見まごう事なき矢野顕子の楽曲になってた。あまり突然のことに、佐野元春もビックリして、でも、一分くらいの短くも素晴しい唄が終わった途端に、佐野と会場が大喝采。ボクもテレビの前で拍手してしまった。 超一流って、すごい。詞とメロディがまだ原初の状態で融合をはじめる瞬間さえも劇的な芸術の域にまでのし上げてしまう。なにかができる、その瞬間の美しさ。そんなトコを見た。いや、だってナミダでたもん、ほんとに。 すごかった。いいもん見せて、というか聴かせて頂きました。 しかしこの人ピアノうまいよね。相当うまいよね。アンジェラアキとかとは次元が3段くらい違いそう。いやアンジェラアキをくさしてるんじゃなくて。 矢野顕子さん、格が違いすぎます。アーティスト、かくあるべき。 がんばろ、おれも。 店主@手染メ屋http://www.tezomeya.com/
2010年02月18日
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やっったぁ!!やっとサイトリニューアルできましたっ!構想から結局足掛け1年半。その紆余曲折の道のりは・・・ 自作ページに立ち返ろうと決心↓最近のXHTMLとCSSを素人なりに勉強↓プロのカメラマン(村川荘兵衛さん)にカット依頼↓自分でしこしこ作り始める↓悩む。乏しすぎるイメージに落胆しはじめる↓無理矢理作りこむ↓酷い出来に手が付けられなくなる↓投げ出す↓番頭に怒られて再度着手始める↓一度投げ出したものは何ともならない事に改めて気付く↓イチからやり直すことに決める↓でも頭にはノーイメージ↓お金を払ってプロに頼むことにする↓でも、どうせ頼むんならおべんちゃら無しに嫌なことも言いながら厳しく仕事を一緒にやってくれる友人がいいな、と思う↓ヒメノさんのin Aprilにテキスト以外全て任すことに決める。↓ごっちゃごちゃになってたサイトのページをキレイにわかりやすく整理し直したサイトマップ案を持ってきてくれる。↓ゴキゲンなデザイン案を持ってきてくれる。↓手染メ屋らしからぬとってもスマートなレイアウト案をもってきてくれる。↓もちろん全部OK。製作にかかる。↓ページ製作にはいってもらう↓どんどん作ってもらう↓更にどんどん出来てくる↓ページデザイン完成する!↓カード決済システムを自前でサイトに載せるのに一苦労する↓一苦労では終わらなくなる↓結局&ldquoperl”という暗号解読に着手するハメに↓全然わからない。解読不可能↓理解できない暗号を暗号のままいぢりまわす↓まぐれでプログラムが動く(こんなことってあるんだなぁ)↓まぐれでなくなるよう何十回も試す↓ちゃんと安定してカードシステムが言うことを聞いてくれるようになる↓全て完成!わーい! ってことなわけです。こんなに時間がかかったのは、ひとえに自分の身の程知らずと優柔不断さによるものでございました。深く反省・・・。 とにかく見てください!こんな感じ!!手染メ屋のベタな井型マークをこんなにスマートに使ってもらえるとは。ほんと、デザインやってる人ってどうなってるんでしょう、頭の中。 ちなみに、自分でやってて煮詰まっちゃって途中で挫折したページのトップはこんな感じ。あのですね、写真は素晴しいんです。写真は。村川さんが撮ってくれた写真、ホントいいんですよ。でも、その使い方が、アハハハ・・・。ハジをしのんでお見せしてますけど、もう、ひどいです。申し訳ありません。村川さん。でも、村川さんのカットは新しいサイトつくりでふんだんに使わせて頂くことが出来ました!素材は素晴しかったんです、はい。料理の仕方が全然ダメだっただけです。 で、ちょっと宣伝。サイトリニューアルにともなって全品10%OFFでございます!!太っ腹企画です。この機会に是非手染メ屋アイテムお試しくださいね!そして、リニューアルページからカードも使えるようになりました!!この規模のサイトにしては珍しいと思うんですけど自動認証システムも導入しましたっ!ボクが皆さんのカード番号見ることなく決済ができます!!もちろんSSL対応。安心してご利用くださいね。これまで以上に手染メ屋のページ、ご愛顧のほど宜しくお願い致しますm(__)m。 いやでもほんとin Aprilに頼んでホントよかった。ヒメノさん、せっきーさん、たくさんわがまま言ったのに我慢して聞いてくれてありがとでした。これから更新していくときも、作ってくれた雰囲気を崩すことなく気をつけながらいぢります!もし、おかしなことしだしたらまた注意してください。ね、ヒメノさん。  in April(デザインスタジオ)http://www.in4.jp/村川荘兵衛(カメラマン)http://www.eonet.ne.jp/~murakawa/店主@手染メ屋http://www.tezomeya.com/
2010年02月16日
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11日木曜日の建国記念日は、今年最初の手習い講座。そう、念願の蕎麦打体験でございました!梵保庵の岡崎健二さん、通称健さんと奥様の美智子さんにお越し頂き、道具一式を持ち込んで頂いての本格的蕎麦打ち。蕎麦打ちといえば世の男子の憧れの職人技、ということで、今回は手染メ屋イベントとしては異例の男性参加者が多い教室となりました。しかも、みんな真剣。ノートとるわ質問攻めするわ見やすい場所の陣地取りするわで、スゴイ熱気でした。かく言うワタクシメも、相当気合いが入っておりまして今回は沢山沢山写真をとりました!ということで蕎麦打ち体験のご報告、画像メインでどうぞ! まずは、先生の健さんが手本の蕎麦作りを披露してくださいます。最初は水回しってやつから。独自の配合のそば粉に水をいれて混ぜていきます。すると、こんな風に。で、ダマになった粉をまとめて練り始めると・・こんなキレイなカタマリになり、これを伸ばしていくと・・・まん丸になって、見る見る四角になって、こーんなに大きくなって、それをたたんで、切り台に乗せて、トントン切ります!まだまだ切ります!そうして、キレイなほそぉい蕎麦の出来上がり!・・・と、派手な動きは無く、とてもキレイな所作と流れる動き。50分くらいであっという間に見本打ちが終了。みんな、見とれてしまいました。いやほんと美しい動きです。 そうして、次は体験打ちが始まります。 健さんの指導の下、水回しから始めます。粉を動かすあたりはまぁいい感じでも、粉をまとめて練り始めると、あれ? なんか違うな・・伸びない・・、四角にならない・・・、大きさ揃わずたたみにくいし、切るのむずかしいし、細くなったり太くなったりするし、 ・・・と、実際にやってみると、全然動作が流れないのでした。まぁ、当然といえば当然ですが。そんなすぐにね、うまくならないですよね。でも、出来上がった蕎麦は、皆んな健さんからお褒めの言葉を頂いてました。初めてにしてはとても上手だったって。健さんのお気遣いに感謝(ってギャラリーのアタシが言うことじゃないですが)しつつ、試食会に! ゆでるのはタイミングが難しいのでこれは全て健さんが作業。皆さんが打った蕎麦と健さんが打ってくださった蕎麦を交互にゆでて、出来上がり! みんなで食べます! 皆さんが打った蕎麦もおいしかったです!でもね、やっぱり、先生の健さんのお蕎麦は全然違う。腰やつるんとした感触が、ね。粉の配合同じなのにこんなに違うんだ・・・。すごい。と思いました。 でも、皆さんのお蕎麦もとても上手にできてました。これ、思ったんですけど、健さんの説明がとても的確だったんですよ。健さんご夫婦は梵保庵をはじめてまだ8年。手染メ屋とほぼ同時期の開業です。梵保庵さんは開店して数年で早々とおいしくて有名な手打ち蕎麦やさんとしてあちこちで紹介されるように。健さんはお蕎麦やさんを始める前はある下着会社の偉いさんだったんです。はい、ボクも努めていた会社です。それが、突然脱サラして蕎麦やさん。いろいろとトライアンドエラーを独自にしながら今の蕎麦打ちスタイルが出来上がったそうなんです。だから、僕ら素人が悩んだりわかんないところがスゴイわかってらっしゃるみたいなんですよね。だって、ちょっと前まで健さんも素人さんだったから。これ、スゴイ大事だと思うんです。作業や所作をニュートラルに見ている、ってことですよね。そうやって見てると、自分でまだ工夫の余地があるところとかが見えてくるんですよ。多分。そうやって、進化し続けるんだと思います。健さんはそうやって、お蕎麦を打ち続けていらっしゃるのだろう、と。素晴しい!見習わなきゃ、です。 ・・・なんて、そんな話や蕎麦談義をしながら、蕎麦がなくなった後も話題は尽きないのでした。 今回の蕎麦打ち体験、本当にアツイイベントでした!皆真剣だったし。いや他のもそうなんですけど、今回は特に。マナコ充血してる男子が多かったからかも。これはまた是非やりたい!健さん、美智子さん、本当にありがとうございました!ご馳走様でした!そして、第二弾も是非宜しくお願い致します! ※次回の手習い講座は人気のシルバーアクセサリーです。今回もアラマルーツの加藤さんにお越し頂きます!3月22日と4月3日の2回構成。詳細お待ちを! 梵保庵(食べログサイトです)店主@手染メ屋http://www.tezomeya.com/
2010年02月11日
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先週の土曜日は今年初めてのイベントワークショップでした。内容は伝統色のワークショップで「松山櫨で染める黄櫨染」。あの“黄櫨染”を、ワークショップで染めちゃおう、というとても身の程知らずなイベントでございます。ちなみに身の程知らずはご参加の方ではなく、もちろんワタクシでございます。 黄櫨染、それは着物の色無地の中ではとても特別な響きがするのではないかな、と思います。一つは、古来天皇のみが袍の色目として使うことのできるいわゆる「禁色(きんじき)」であったこと。もう一つは、光源によって色がころころ変わる不思議な色目であること。後者の色目を新しい手法で染め上げて作品を作ってらっしゃる著名な染色家、奥田祐斎さんも以前おっしゃっておられましたが、この黄櫨染というのは本当に独特の色感があると、ボクも思います。 そんな素晴しい色目をめざして、今回も7名にご参加頂きワークショップを開きました。 まずはハゼノキのチップを煮出します。このハゼノキのチップが手に入ったことが、今回の黄櫨染のワークショップの開催にこぎつけられた一番のポイントです。このチップは、松山櫨という種類のハゼノキ。これを供給くださったのが、福岡県の松山櫨復活委員会の矢野さんです。一度は絶滅に瀕した松山櫨を、地元の方に働きかけて再び地元の産業として復活させようと奮闘されている方が矢野さんでして、櫨の使い道の一つとして染色用のチップを準備なさってくれたんです。櫨のチップなんて、普通に探してたら絶対に手に入りません。矢野さん、本当にありがとうございます。 そのありがたい櫨のチップから抽出した液に先媒染した絹のストールたちを浸けて火にかけて染めます。・・・って、すみません、画像がありません。また例のごとくしゃべりに夢中で今回も全然写真撮ってませんでした。イベントが終了して参加の方に「青木さん、また写真撮らなかったですね・・・」と指摘されてはじめて気付く始末。次回からは番頭にとってもらいます。撮ってくれた写真に文句つけるのも辞めます。で、画像が無くてホント申し訳ないんですけど、この時点でかなりキレイな山吹色に染まります。山吹色というよりも、黄金(こがね)色かな。素晴しくキレイな色です。もう、このままでも十分高貴です。この櫨染め、染液ってそんなに色濃くないんですよ。透明感のとても高い山吹色な染液です。そこから、染液よりも濃度が濃いくらいの色が染まります。こういうことがあるので、染色って面白いですよね。 そして、その後再度みょうばん媒染をして、やはり事前に煮込んで用意しておいた蘇芳の染液に入れて染めます。入れて火をつけてかき混ぜていると、見る見るうちに蘇芳の赤がはいって色は茶系に。黄色+赤で色がくすんでオレンジではなく茶色になります。これも画像ないですけど。ちなみに、これは染色終了後の蘇芳の染液です。すんません、こんなの画像で残してても面白くもなんとも無いですね・・・。ごめんなさいです。 ま、とにかく、そうやって色が入って十分茶系になったところで、また引き揚げて最後のみょうばん媒染。そして、十分に洗いにかけて、出来上がりです。 こんな感じ!すみません、お二人帰られてからの写真です。先ほどお伝えしたとおり、画像撮ってないこと皆さんのお帰り間際に気付いたので・・・。たたんで袋に入れてカバンにしまった仕上がり品を皆さんにお願いしてわざわざ取り出してもらって無理矢理取らせていただいた集合写真です。ホント段取り悪くて申し訳ありませんm(__)m。色は、こんな感じの茶系です。残念ながら、この短時間での染めではそれほど演色性(光源によって色が変わる性質)がわからなかったですけど。でも、いい色でした。皆さん、お疲れ様でした! 黄櫨染、こんなに簡単に染めてしまいましたが、ちゃんと昔の染め方をしようとすると本当は今回使った分量の20倍以上の染料を使わないといけないんです。いつも申しておりますが、このイベントは、常に「なんちゃって」でございます。ですので、皆さんに今回頑張って染めていただいた色も、いわば「なんちゃって黄櫨染」です。二十分の一の労力と染料分量って、“なんちゃって”というのもはばかられるかもですね。 でも、そんな省略しまくりの作業と染料分量でも、なんとかそれっぽい色目になる。これ、延喜式とおりに昔通りの分量で染めをしたら一体どんな色になるんだろう・・・。ご参加いただいた皆様にもその辺のことを想像して頂きながら作業と染め上がりを楽しんで頂きました。ご参加いただいた7名様、作業お疲れ様でした。そして、ご参加本当にありがとうございました! ・・・とこんな感じで今年もイベントワークショップ開催します!次回は2月27日に公開実験教室です。内容は、意外な濃い染め方を実験してみます。くわしくはこちらで!本年も手染メ屋のワークショップを宜しくお願い致します! 店主@手染メ屋http://www.tezomeya.com/
2010年02月03日
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寒中見舞いが届いた。どれどれと階段を上がりなら言葉を追ってて「えっ!」と大声で叫んでしまった。1月9日に山崎青樹さんが永眠されたと記されていた。 ご子息の山崎和樹さんからのおはがき。和樹さんの柿生の工房に4年ほど前に一度お邪魔して以来、ここしばらくずっとご無沙汰をしている。和樹さんももちろんボクとは格の違う方でいつもお忙しくされていて、こうやっておはがきを下さるだけでもとてもうれしい。ありがたい。が、このはがきには絶句した。 山崎青樹さんには一度もお会いしたことがない。お話を伺って、何かをご教授いただいた訳でもない。当然だが、ボクが一方的に存じ上げているだけだ。でも、僕に限らずこの仕事をしている人間なら、ご本人にお会いしたことは無くても、山嵜青樹さんの著書の2冊や3冊には出会ってるはずだ。そして、その考え方に触れ、染め手法を参考にしたりして、何らかの形で影響を受けているはずだ。天然染料に関わることしている人間なら、大なり小なり山崎青樹さんのフレイバーに感化されているはずだ。今の「草木染め」文化をお父様の斌さんと作り上げた大家。その山崎青樹さんが亡くなった。 何年か前に出演されていた「人間ドキュメント」ではとてもお元気だった。ご子息の和樹さんや樹彦さんとご一緒に紫根を揉みくだして、高松塚古墳の女子群像がまとっている紫の復元染めを精力的にされていた。「世界中の染色が草木染めになるように・・・」と願って活動されていたのに。 残念だ。残念でならない。お話をじかに伺えなかった、というのもそうだが、物事の中心におられる、バイタリティやエネルギーのカタマリのような方がお隠れになる、ということが、だ。門下の者でもなく、お付き合いがあったわけでもないボクがこんなことを言うのも甚だ失礼なのだが。 なにか、空虚な穴が開いてしまった感覚が数日たってもどうしても消えないので、ブログに書いてしまった。 もし、御気を悪くされた方がいらっしゃいましたらお気兼ねなくおっしゃってください。すぐに訂正・削除いたします。 山嵜青樹様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。合掌 店主@手染メ屋http://www.tezomeya.com/
2010年01月26日
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garageの中西さんに借りて読んだ。村上春樹の『1Q84』。読むまでどんな話か知らなくて、題名も“アイキューはちじゅうよん”なんて間違って読んでて。なんか知的障害者の子の話なのかな、なんて大変失礼な独りよがりの想像をしてたんだけど。いやいや、入り込んでしまいました。 2冊で計1000ページを超える長編をこんなに一気に読んだのは久しぶりだ。 なんていうのかな、あの、突き放した感プンプンの文体。少ない言葉で表現する、って感じじゃ全然ないんだけどわざとっぽく無味乾燥な、ニュートラルに言えば客観的な、そして、時には人を食ったような比喩でいろんなことをぐしゃっと、でも淡々とつづっていく、あの独特な感じ。これまで読んだ村上春樹の小説では、一番ガッツリきました。いえ、そんなに村上春樹好き、ってわけじゃないんですけどね。ノルウェイの森やねじ巻き鳥や他の短編いくつか読んだ事あるけど正直全然頭に残ってないんです。これまでで一番ガツンと来たのは訳本の「心臓を貫かれて」。 でも、それよりもだいぶキた。この、わけわかんないカルトSFファンタジーみたいな話に例のシツレイな文体表現。よかったです。 この人、藤沢周平だとか山崎豊子だとか多分絶対理解できない人なんだよな、と。俗社会が建前でかかげる男性像だとか教科書的な母親像とか、そういうものを一切無視。で、アンチテーゼでもないんだよね。無視。よくある、「社会のうわっつらな道徳観をぶっこわすっ!」的なパワフルなものとかも全然ないので、拍子抜けするくらい力抜けてる。で、その乾いた感じのまま摩訶不思議な話がごく当たり前に淡々と続くわけだ。この空気感にやられました。独特のドライブ感。 スガシカオと村上春樹って仲がいいらしい。って何かで読んだ。スガシカオが村上春樹をリスペクトしてて、村上春樹がスガシカオの詞の感性に感心している、と。今回、この1Q84を読んで、なんかそれってわかる感じがした。 ほら、スガシカオの歌詞って、オトコ版松任谷由実的なとこあるじゃないすか。オトコの恋心をオトコの目で写実的に淡々と語る口調。一応ロックだから、村上春樹よりは起承転結の強弱は付いてるしちゃんとオチがあったりするけど。ナイショで付き合ってる女と別れる時に「二人のために付き合ってたことは黙っておこうね」とか、街中の信号待ちで隣に停まった車の助手席に元カノが乗ってるのを発見して「ココロがざわつい」て声かけるか迷ってるうちに先に行かれちゃったりとか、なんか、全然かっこよくないことを、スピリチュアルにではなくもちろんアンチテーゼでもなく、「なんかこんなことありましたけどぉ・・」的に、淡々と。いや、それって恥ずかしくて言わないでしょ、ふつう。ってなことも歌うわけですよね、彼は。多分、ほっといたら自慰まで普通に唄にしそう。村上春樹もスガシカオも、淡々と、写実的に、ニュートラルに。そういう口調で、「いやいや、さすがにそんなことはないでしょう・・・」ってことを村上春樹が言い、「あぁ、それありそうありそう、うんうん・・・」ってことをスガシカオが言い。どちらも乾燥具合がおなじかな、と。アツくない具合がちょうど同じ頃合かな、と。 で、読みながら思ったんだけど、「誰か映画化したいって言い出さないかな」と。ほら、ノルウェイの森も今頃映画化されるし。無理だよね。ムリムリ。絶対やんないほうがいい。読んだ人はわかると思うけど、話の内容をそれなりに話に忠実に現物の映像にすると、エロSF映画になっちゃうよ。この人の性描写ってすごい赤裸々じゃないすか。今回だって主役の女子は中年の頭が禿げたオトコを引っ掛けてはお盛んにはげしくエッチするし、主役の男子が不倫の情事の後のピロートークするときはかならず相手の女が睾丸をもてあそんでるし、未成年虐待的な性描写もあるし、そうかといえば話の流れはパラレルワールド的だし(もの凄くはしょって言ってますが)。 映像化しちゃった時点で全然雰囲気でないよね。 ノルウェイの森、その辺りどうするんだろ。 村上春樹原作の映画って「トニー滝谷」しか見たことないけど、あれはよかった。昔のブローニーで撮った写真みたいにコントラストも輪郭もあまあまな柔らかい風合いの映像に、単調な坂本龍一教授のピアノ。で、イッセー尾形と宮沢りえの乾いたしばい。すっごいキレイな、で、ありえない、きわめて村上春樹な映画でした。 でも、この1Q84はそうはならないよね。そんな“風合い”の要素をうまく作っただけではオブラートできないドライブ感溢れるストーリーがあるから。で、ストーリーを追うには、どうしてもエロSFにならざるを得ない。むりだろうな・・・。デビッド・リンチとかだったらできるんだろうか。日本人じゃないけど。 そして、この小説さらに続編がでるそうですね。4月頃に。 もう、ウレシハズカシです。心境複雑です。普通に考えたら、謎解きコーナーになっちゃいそうだし。リトルピープルのこととかくうきさなぎのこととかなんで青豆がヤナーチェックを知ってたのかとかふかえりのドウタのこととか元ネタの1984でおなじみのビッグブラザーのこととか1984と1Q84のつながりだとか・・・・・いっぱいいっぱいあるなぞなぞの答え合わせになっちゃうのかな、と。それはそれで嬉しいけど、なんか、知ったら最後、この小説の妙にしっくり来てるザラツキ感がさぁーっとひいて無くなっちゃうような。かさぶたがやっと剥がれてつるんとしたうすぅい新皮が顔を出したような、嬉しいけど寂しい終わりみたいな。謎解きだったらまぁ面白いかもだけど、寂しいかも。でも、謎解きな内容じゃなかったら「さすがぁ!」だけどがっかりしちゃうかも(笑)。 まぁ、どっちにしても、楽しみだ。出たら読もう。直ぐ読もう。 ・・・と、取り留めなく書いてしまった。1Q84読んでないひとには何がなんだかわからないかもです。すみません。でも、ホント面白いですよ。さすがベストセラー。おすすめっす。長いけどね。このブログも長かったかっす。すんまそん。 店主@手染メ屋http://www.tezomeya.com/
2010年01月15日
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あけましておめでとうございます。2010年の手染メ屋でございます。今年も宜しくお願い致しますm(__)m 年末年始はまぁいつものことだが泊まりで旅行に行くでもなく、のんびり過ごした。誰も聞いてないかもだけどその報告。 年の瀬そして新年といえばやっぱり映画。・・・と思ってたんだけど授業で学生に聞いてみたらだれも正月に映画見に行ってる子がいなかった。これって時代の流れなの?正月に映画見に行くってのは、もう、古いのか。そんなことはいいとして、観てきた。アバター。もちろん3Dで。すごかった。ジェームスキャメロン、金かけてた。ビックリ仰天な映像でした。おもしろかったよ。でも、率直な感想を申しますと、「過ぎたるは及ばざるが如し」かな。決してこの映画をクサしてる訳ではなく、これは、もう、『映画』という娯楽芸術形態の限界なのかな、と。おそらく、もう3Dの映画を観に行くことはないでしょう。もう一度2Dでこの映画みたい。でも、わざわざ映画館には足運ばないかな。DVDが出たらレンタルしようかな、と。 1月3日は地元の正月行事に。氏神さんの下御霊(しもごりょう)神社のお千度参り。境内に行くと、こんなお札たちを10枚もらう。で、舞殿を1周回るたびに本殿にこのお札を1枚納める。そうすると、100回参ったことになるらしい。それを10回周るから お千度参り。今年一年息災に過ごせるように神様にお願いする行事だ。昔は100回とか1000回とか本当に周ったのかな。お札のおかげでだいぶ楽させて頂いてる御参りだけどそれでも舞殿の周りを10回も歩くと、だいぶあったまる。あったまったところで町内会のメンバーそろって宮司さんにおきよめの祈祷をしてもらって、その後はお神酒をいただく。ま、神社の境内でおおっぴらに飲み会ができるわけです。めでたいめでたい。こういうの、なんとなく、いいです。町内の人たちと世間話をしながらこういうのがいい、って思える人間になったんだな、とちょっとウレシイ気持ちになったりした。あはは。 次の4日は、MTBで山へ。椅子張職人の澤田さんとの今年初ツーリング。澤田さん、ほんと元気。最近はロードにはまってるらしく、山はあまり行かないみたいだけどそれでもガンガンいっちゃう。久しぶりのケモノ道は、自転車サボリ気味のアタシに活を入れるに十分な優しい厳しさで迎えてくれました。やっぱ、気持ちいいよ。山は。登山とはまた違う躍動感をくれる。歩いて登るときに感じるキーンとした深遠なる空気ではなく、もっと身近なトモダチと遊ぶ、みたいな感じ。木々や岩々の無邪気ないたずらめいた“しかけ”に引っかからないように、そしてそのしかけを見つけることを楽しむように、山を駆る。そんな感じかな。歩くよりも速いスピードで通り過ぎるからかもだけど。登るのも走るのも、どっちも好きです。ハイ。トレイルランニングだと、また違うのかな。もうそんな体力はないが。とにかく久方ぶりの楽しい裏山走りでした。澤田さんありがとでした。また行きましょうね。 そんな感じで、一昨日から仕事はじめてます。今年も楽しく観て聴いて食べて飲んで、そして染めて寝て。いやおうなしに過ぎ行く時間を、単純明快な行動で全うしていきたい思います。本年も変わらず何卒宜しくお願い致しますです。 店主@手染メ屋http://www.tezomeya.com/
2010年01月07日
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年末だ。あと4日で2010年。そして43歳。40超えると、年を取ることに対する意味不明な焦燥感もなくなっちゃったな。ウチはボクの誕生日が正月だし手染メ屋の決算は1月スタートだしだから、年が明けると全てがリセットされる。この仕事はじめてから、年末年始というのはとっても明快な、全ての「事始め」なんです。 まぁ、そんなこんなで忘年会の季節。先週23日はクリスマス会。なんか、お子様な響きがいいです。クリスマス会。いつも遊びに行ってるヒメノさんとこのみるきくサローネで。皆さんお持込みの食べ物と飲み物とプレゼント交換。で、メインイベントは、映画鑑賞。2年前の映画「今宵フィッツジェラルド劇場で」。ロバート・アルトマンの遺作だ。この、クリスマスとは全く関係のないお話しを選んだmiさんのセンスに脱帽。 この映画、2年前の手染メ屋アカデミー賞だったやつ。番頭は違ってたみたいだけど。あまり明るい話題ではない内容をさらりとかるぅく笑い飛ばせる、メンタルお洒落な、アメリカ映画。こういう映画が、昨今落ち目なアメリカの魅力をいまでも保っててくれるんだなと思わせてくれる秀作。 うだうだ言ってるけど、要は、とてもとても好きな映画だ。 そのフィッツジェラルド劇場を年末に観て、改めて思ったんだけど、この映画、リセット感がとても心地いいんだ。これからリセットして2010年頑張ろうと思ってる僕たちの後押しをしてくれるような、そんなやつだった。miさん、素晴しかったよ。ありがとう。 その後はチェロ演奏なんかもあったりしてとってもホーリーなナイトを過ごしました。あんまりホーリーに楽しすぎて帰れなくなっちゃってヒメノ宅に転がり込んでしまった。ヒメノさん、Niiさん、おじゃまでしたm(__)m。来年もヨロシクね。 で、その週の土曜日は仲間内で忘年会。近くのおいしいお好み焼き屋さんで飲んで食べて工房で2次会でした。あぁでもない、こうでもない、そんな話をたくさんしました。ことさら今しないといけない話なんて一つもないんだけど、飲んで、食べて、どうでもいいことくっちゃべって。 人間て、聞くことで無形の雑エネルギーを食べてしゃべることで無形の芳香物を排泄する生き物なんだな、と思うんだけども、その健康的な営みをとても楽しいと思える自分が幸せです。そう感じることが出来た夜でした。みなさん、いつも付き合ってくれてありがとね。 そんなこんなで日いちにちと過ぎていく。 何不自由のない暮らしには程遠いけど食べて飲んで聞いてしゃべって考えて手動かしてそんなことしながらなんとか生きていけるってホントいい場所と時に生まれたなお父さんお母さんありがとう家族のみんなトモダチの皆さんありがとうそんな風に思う、年の瀬なのでした。keep on keepin', oh yeah だね! 店主@手染メ屋http://www.tezomeya.com/
2009年12月28日
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冷え込みがとても厳しかった先週末の土曜日、工房では今年最後のワークショップを行いました。今回のお題目は「消毒用アルコールで染めてみよう!」です。ドラッグストアで売っている、消毒用エタノールを使って植物から色を取り出して染色して、普通に水で染色したものとどのくらい染め色が違うかをみてみよう、という実験です。 植物に含まれている色素の中には、実は水には溶けてくれないないものも結構あるんですよ。普通の水での焚きだしだと、この水に溶けない色が出にくくてイマイチ濃く染まってくれない、なんてことがたまにあります。 で、水に溶けないものの中には油に溶けるものがあるんですね。水に溶けない代わりに油には溶けてくれる。そういうへそ曲がりな色素があるんです。この油に溶けてくれる性質を「脂溶性」とか「親油性」とか言うんですけど、そういう脂溶性の色素を植物から取り出してみると以外に濃く染まるかも、ということです。 そこで登場するのがエタノール。エタノールというのは面白い性質がありまして、なんと水とも油ともお友達になれる液体なんですよ。よく、「水と油」なんていいますけど、エタノールは、この仲を取り持ってくれるものなんです!エタノールには脂溶性のものも溶けてくれるので、これに植物をつけると、水だけでは出てこなかったものが出てきたりするんです。 そこで、水で出したいつもの液と、消毒用エタノールで出した液で染め比べてみよう、という内容で実験してみました。 今回の実験で使用したのは・クチナシ・アカネ・紫根の3つの染料を使いました。実は、この3つの植物に含まれている色素はどれも水には溶けにくいものばかり。クチナシにはルテインアカネにはプルプリンやアリザリン紫根にはシコニンというものが入っています。これらは脂溶性のものだ、ということが、先人の研究でわかっているんですよね。この脂溶性の色素たちが、はたして理論通りエタノールにたくさん溶けてくれて濃く染まるのか!? ということで、皆さんにシルクを染めてもらいました。こんな感じでちまちま火にかけていつも通り媒染と染色の繰り返し。作業の合間にはアルコールの話なんかも織り交ぜながら。はい。お酒の話です、早い話。で、出来上がったのが、この写真。画像ではわかりにくいんですが、紫根はエタノール染め >> 水染めでした。エタノールで出した染液のほうが液の色は薄いのに濃く鮮やかに染まりました。で、クチナシは、すこぉしだけエタノールが濃かったかな。濃い、というよりも、すこし山吹にふれた厚みのある色目だった、という感じでしょうか。アカネは、水出しの方がすこし濃かったです。エタノール出しは少しだけオレンジ系に振れていて、水出しはピンクっぽかったのですが色は水出しの方がほんのすこしだけ強かったです。 ・・・と、染料によって結果はまちまち。その理由は・・・、わかりません(笑)。 そもそも染色なんて、分子レベルでは実際にどんなことが起こってるかと言うことは詳しくはわかってないんですよ。典型的な動き、例えばイオン結合や水素結合、そしてファンデールワールス分子間力で色素分子と繊維分子はくっついているらしいとか、金属イオンが色素や繊維とくっつくのは非共有電子対による配位結合が重要な役割をしているらしいとか、そんな理論的なところはわかっているらしいんだけど他にもいろんな事象が複雑に絡み合って同時に起こってるらしくて、染色されている状態を正確に化学的表現で説明することは、多分無理なんだろう、と。だから、「この色素は脂溶性だからアルコールでよく染色できるのか?」なんてことも、実際にやってみないとわからないんですよね。で、やってみると、その予想が今回みたいに外れることも往々にしてあるわけです。で、予想と外れた、その『結果』が、正解なわけです。そこに、特に理由は必要ないのかな、と。 科学とは、この理由なりメカニズムなりをとても大事にする学問です。メカニズムが解明されると常に応用ができるようになる。とても便利です。でも、自然界の現象ってのは、そんな単純なメカニズムじゃない。理想的な状態での理論的解決方法の知識はあった方がいいと思うけど、それだけじゃ、この地球上で起こっているあまたの事柄は解明されないです。だって、これだけ有名な地球規模の温暖化の原因でさえ、それが二酸化炭素かどうかってことのちゃんとした理論的説明は存在しないじゃないですか。 だから、すくなくとも僕たち実践者には原因と結果の間にある“メカニズム”のことは、実はそれほど重要じゃない。因果関係さえ、ちゃんと押さえてられればその間の理由は、まぁ、目をつぶっても実はあまり大勢に影響はないかな、と。なんか、この植物おもろい色が出そう。↓その植物使って染色してみた。↓良い色が出た!↓バンザーイ!これだけでいいんですよね。で、大事なのはこの成功体験なり、もし失敗したときはその失敗事例を覚えておくこと。必要なら記録しておくこと。この事例の蓄積が、データですよね。そして、データが集まると、いろんな傾向が理解できたり推し量ったりすることができるようになる。で、そこから新しいことを類推・予想する。あの植物でこんな色だったんだったら、この似たやつだったらやっぱりこんな色になるんじゃないか?とか、この植物は煮て出すと色が染められないからあの植物と同じようにぬるま湯で色を出さないといけないのかも、とか。 昔の人たちはそうやっていろんなトライアンドエラーを繰り返し繰り返し行って天然染料の理論体系を培ってきたんですよね で、そうやってデータ蓄積ができると「なぜ?」とか「どうして?」の答えが見えてきたりして。 僕らも普段から「なんでそうなるの?」「こうなるってのは、どういうこと!?」なんて、気になって気になってしょうがないことたくさんありますよね。 そのためには、とにかくやってみること。トライしてエラーしてトライしてエラーしてトライして・・・。僕の仕事なら、染めて染めて染めまくること。で、それをいちいち記録しておくこと。もう、この作業の繰り返しに尽きるんだと思う。 この公開実験講座は、ボクのトライアンドエラーの一部でございます。だから、来年もやりますよぉ。どんどん染めて、どんどん失敗しますよぉ。また来年もお付き合いのほど何卒宜しくお願い致しますですm(__)m。 さて、来年の染めワークショップ第一弾は1月30日(土)に予定しております。内容は、伝統色のワークショップで黄櫨染を染める予定。ハゼノキとスオウを使って天皇だけが許された禁色を染めてみます。詳細はまたサイトで紹介いたします。乞うご期待! 店主@手染メ屋http://www.tezomeya.com/
2009年12月22日
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月曜日の朝、地元の消防団の研修でヘリコプターに乗ってきた。ヘリコプター、乗ったことある?ボクははじめて。もう、わくわくだ。カメラを抱えて、他の団員と京都市伏見区にある「京都市消防局航空隊」のヘリポート基地へ。 これが今から30分のランデブー(いえ仕事です)に連れて行ってくれる「ひえい」号。 以外に大きいんだな。近くで見ると。それもそのはず。だって救急救命活動にも使われるので後部座席には救急担架がヨコに入って緊急処置が出来るようなスペースがある。 さぁ、乗り込んだ。ボクは今回はじめてだったので一番前の席、操縦席の真後ろのかぶりつきに座らせてもらった。すごい。ほんとにこんなにたくさん計器があるんだ。もう、気分は白バイにまたがらせてもらう園児と全く同じだ。 航空操縦士の方がいろいろ計器チェックをしてる。ドキドキドキドキ。あ、外でグランドスタッフが両手グーをした!ほんとにするんだ!画像撮るの忘れた・・・。 で、発進!!!・・・って、あんまりゆれない。ほら、地獄の黙示録とか見てると離陸するときブランブランゆれるじゃないすか。それを期待(?)してたんだけど、すぅぅっとあがっていった。で、あれよあれよという間に、もうこんなに高く。 後で聞いたんだけど、今の最新鋭のヘリはホント性能が上がってて、乗り心地も格段に改善されてるんだって。確かに、全然ゆれなかったよ。「もう、最近のヘリは飛行機みたいなもんやでぇ!」って団長が言ってたのを思い出した。 そして、あっという間に中京区内上空へ。ここまで約1分。はやぁ。 御所なんかがきれいに模型に見える。 高度は大体1000フィート前後。この高さ以上飛ばないといけない、って航空法で決められているらしい。で、上は3000フィートくらいまでしかあがっちゃダメなんだって。他の航空機と高度で住み分けてるとのこと。なるほどね。ちなみに、機体の性能としては15000フィート位までは上昇できるとのこと。それ以上は、空気が薄すぎて上昇できない。なるほどね。 わが分団担当地区をぐるっと回ると、サービスで琵琶湖に行ってくれた。向きを北東に取ってちょっと飛ぶと、もうそこが比叡山。京都って狭いなぁ。比叡山の山頂の真横を飛びます。 で、比叡山を越えるともう向こうが琵琶湖だ。山から眺める琵琶湖とはまた違う。だって、足元に琵琶湖が見えるんだもの。すげぇ。比良山系まで行ってくれないかな、とやんわり聞いたら「時間オーバーですっ!」って隊員に怒られた。はい、すみません。遊びじゃないんですものね。 いやぁ、楽しかったです。い、いえ、勉強になりました!超高度テクニックを要するヘリコプター操縦士さん、皆さんとても規律正しくカッコよかったです。それもそのはず、操縦士さんって、半分くらいが航空自衛隊さんから転任してくるんだって。もちろん消防局内の消防署員さんで勉強して訓練して操縦士になる人もいるらしいけど、それだけでは人数をまかなえないらしい。それだけ難しいってことだよね。ヘリ操縦士さん。いつもお疲れ様です。 いやぁ、いい経験させてもらった。いいわぁ、消防団。皆さんも是非地元の消防団、いかがですか? 京都市消防局航空隊のもう少し詳しい資料はこちらhttp://www.habataki.org/information/kyoto-city.pdf 店主@手染メ屋http://www.tezomeya.com/
2009年12月17日
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先週の土曜日は今年最後の手習い講座。「nuriさんのキャンドル教室」を開催致しました。 今回もnuriさんがいろんな道具を用意してくださってゼブラ柄のキャンドル作成の手ほどきをしてくれました。 去年のnuriさんの教室の時もそうだったんだけど、さすが人気作家さん、皆さん遠方からのご参加でした。横浜、富山、愛知など、わざわざ新幹線でいらっしゃる方も。しかも日帰り!本当にありがとうございました。 nuriさんの手馴れた指導で、皆さんゼブラの柄の蝋ができていきます。なるほどね、こうやって作るんだ。参加者の人はもちろん、近くで覗き見のボクも思わず感心。ある意味発明だよね。「いいの、こういうの教えちゃって?」なんて心配がる参加者も(笑)。 nuriさんの話では、名も名乗らず作り方だけを聞きにくる同業の人たちがいるらしい。やっぱね。nuriさんのキャンドルホントかわいいもの。もちろん、そういう方には丁重にお断りするんだそうです。そりゃそうだよね。おとといきやがれっ!って感じだよね。 ・・・なんて話や、映画の話や、旅行の話や、いろんなガールズトークが交わりながら(参加者皆さん女性、男性はボクだけ)、皆さん楽しそうに作業されてました。 そして、出来上がったのが、これ! すごいかわいいですよね、皆さんの作品!!すっかり売り物の風格でした。すごいよね。 ボクも作ってる方の人間だけど、こういう仕事してると自分が作ってるのとほぼ同じクオリティのものを短時間で参加者に作ってもらう段取りを計画するのってホント難しいと思うんです。nuriさんは、そういうところをうまくコントロールできる、稀有な作家さんの一人だと、ボクは思う。作る作品はかわいいし、参加者に作ってもらうものもかわいくなるし、ご本人もかわいい(笑)。 nuriさん、今回もありがとうございました。そしてご参加の皆様もありがとうございました!nuriさん、今回もすぐに一杯になっちゃったのでまた近々お願いしていいですか♪ 来年は2月にそば打ち教室の予定!とってもおいしいおそばを打って食べて、というイベントです。是非お楽しみに!詳細はお待ちください。 nuri candlehttp://nuricandle.jugem.jp/ 店主@手染メ屋http://www.tezomeya.com/
2009年12月15日
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10と11日で行ってきた東京出張、二日目はまず、foglia 仁平幸春さんのアトリエへ。この仁平さんのアトリエには、だいぶ前から行きたい行きたいと思っていた。 仁平さん、とっても強い染色家。いや、実際にお会いするのは今回で2回目。なんだけど、断続的にではあるが数年前から、メールで何度も長文のやり取りをさせてもらっている。この人とのメールのやり取りは生半可な気分ではできない。少なくともボクはそうだ。話の趣旨に全くブレがないし、ぶれない趣旨を説明するための表現の精度がとても高い。うわっつらな意味ではなく、本当に頭のいい人だ。とずっと思ってる。本当は夜にお酒を囲みながらお会いするべきなのだが今回のボクのスケジュールの都合でお昼前の訪問になってしまったんだけど、思わず、というか、当然の成り行き、というか(笑)、すぐにビールとウィスキーを飲みながらの話に。にへいさんが最近凝ってる、ジョニ黒のオールドボトル。秘蔵のモノを頂いてしまった。奥様、わざわざお届け頂いてありがとうございましたm(__)m。で、これが面白きお酒でした!もう既に封はにへいさんが切ってらしたんだがグラスに入れた途端、どんどん香りが変わるんだ。にへいさんが「しいたけ臭」と表現していた樽の香りとは違う旨みのある湿った木の香りと、メイプルシロップの甘い香りが、なぜか十数分ごとに交互にやってくる。なんだろ、これ。おもしろい。画像にもあるけど、昔のジョニ黒ってラベルもカッコいい。もう空いてるけど左のジョニ黒はもっと面白かったんだって。オールドボトル宴会、アタシも参加したいですっ! そんなおいしいお酒を頂きながらにへいさんの帯や染め着物を見せて頂きながら着物のモノづくりや商売の話をいろいろ教えてもらったり。 これ、仁平さんの作品のお一つ。すんません・・・。性能悪い携帯画像で、しかも酔っ払ってて色が全っ然出てません・・。ごめんなさいm(__)mこの帯、ものすごいかっこいい!アシンメトリーなバランス感、陳腐でないフォークロアな無国籍感、そして、にへいさんの色使い。地の着物は蝋を使ってムラに仕上げたものだそうです。すみません、写真がダメダメで全然画像に出てないですけど・・・。この生地と帯がホント合ってました。 にへいさんは、ご自分のプロダクトに関して全て明確に状況説明をされる作家だ。「なんか、こんな感じで・・・」ということが一つもない。 これは素晴しい、と思う。行き当たりばったりや、あとづけの製作行動なんかがない。モノづくりをしてるものカクあるべき。と思う。 そんな、強い強い仁平さんと一緒に展示会をしたい!そんな無謀なお願いをしに今回お邪魔したのです。アタシが色無地を染めて、それににへいさんの帯を合わせさせてもらって合同展示をする・・・。手染メ屋にとって多分初めてとなる染め着物のお披露目。 これ、今から本当に楽しみです。絶対かっこいいと思うんだよね。にへいさんの帯と天然染料の色無地。 もう、今からニヤニヤしながらお話しをさせて頂きました。 なんて、濃い話を色々しててあっという間に夕方に。酔い冷めやらぬまま、またの再会を約束して赤い顔でボクは代官山の方に足を向けたのでした。 にへいさん、本当にお邪魔しました!たのしかったっす!がんばります!!がんばりましょう!! その後は、代官山・目黒周辺の気になるshopを見に行って、夜の帰路に着いたのでした。 いやぁ、やっぱ、東京は疲れるけど刺激的です。毎月なんて無理だけど(心的にも経済的にも)、マメに来るようにしよっと。にへいさんはじめ皆様、本当にありがとうございました!今後とも宜しくお願い致します!! 仁平幸春 fogliahttp://www.foglia.jp/ 店主@手染メ屋http://www.tezomeya.com/
2009年12月14日
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先週の木曜日と金曜日、久しぶりに東京に行ってきた。例のごとく夜行バスで東京入り。カフェで朝ごはん食べてからまず向かったのが、青山にある根津美術館。 前から気になってたところ。しばらく改装してたみたいで全然開いてなかったんだけど10月くらいから新装リニューアルでオープンしたらしく、朝イチに足を運んだ。根津青山って人の私設コレクションなんだけど、かなりすごいらしい。 ボクはお茶や古美術って全然わからないんだけども数年前にしてやられた樂茶碗と、やはり数年前からはまっている「へうげもの」の影響で、ちょっとこういったものに興味が出てきたわけだ。 もりっとした志野茶碗や品のいい天目茶碗、銘入りの有名らしい茶入なんかが盛りだくさん。茶入れってかわいいよね。良し悪しはよくわからんが、ぷにっとしてて、釉のたれ具合がなんともおいしそうなやつがあった。空也って銘だったけど。 で、ところどころにスゴイ名前のものが。小堀遠州作の竹の花入や古田織部作の茶杓や細川忠興作の茶杓や利休作の茶杓とか。なんか、ボクでも知ってる有名な人のモノは茶杓が多かったな。 道入作の黒樂茶碗発見!ぽってり、こってり、いい感じ。触りたかったなぁ。無理だけど。宝くじあたったら、1口欲しいものです。樂茶碗。使い方知らないけど。他にも、とってもキレイな江戸の蒔絵の調度品や殷時代の青銅器(これ、よかった)や、ゆさぶられるものばかりだった。商談の時間がせまってたんでゆっくり見れなかったんだけど堪能させて頂きました。今度はちゃんとゆっくり半日つぶせるように来よう。 その後昼過ぎまで2つ商談させて頂いてから向かったのは千葉の佐倉。川村記念美術館である。 この1年で3回目。今回のメインの目的は、またもロスコだ。前回のロスコ展の時にしっくり来なかったロスコを常設展で観てみたかったからだ。 他に見たいものももちろんあるけど、とりあえず常設のロスコルームへ。 ・・・・ここは、シビアに張り詰めた空間だった。決して湿っていたり、重圧感にさいなまされたり、そんな感じじゃない。 神社のご神体って鏡じゃないですか。それを思い出した。ロスコルームで絵に囲まれながら。 なんか、自分の中身を、壁にかかったロスコの絵に見透かされてる。そんな、感じだった。 誤解のないようにしてもらいたいのだが、絵に魂なんてない。そう思ってる。これは絵に限らず、人間が作ったプロダクト全てに言える事だと思うんだけど、人間の手で作り出した表出物に精霊や言霊らしきものがやどるなんて、おこがましすぎる。作り手の「気」や「エネルギー」を垣間見る&ldquoスイッチ&rdquoや&ldquo暗号&rdquoみたいなものが、プロダクトに込められてるだけなんだ。「だけなんだ」って言っちゃったけど、でも、それがすごいことなんだよね。作り手が作品に練りこめたスイッチや暗号に、観察者が同期した途端に、観察者が本来持っていた気やらエネルギーやらが、観察者の中で変質するんだ。時には増幅されたりして。で、それがあたかもそのプロダクトの作者から出てきたものであるかのように感じる。これが、「共感」やら「感動」やら「衝撃」やら「がっつーん!」やらなんだろうな、と思うんだけど、このロスコルームは、この気やエネルギーが多分、作者であるロスコの「彩り」に変換されないのかな、と思った。ロスコ自体、際立った彩を持たない作家だったのかな。まるで神社のご神体の鏡みたいに。なんか、そんな感じがした。3月のロスコ展では全く気付かなかったことだ。なんでだろ。展示の方法が違うからなのかな。それとも、オレが何か変わったのかな。 いずれにせよ、ロスコルームは素晴しい空間だった。決して安易に気持ちいい場所、なんていえるトコじゃないけど、確実にソウルフルでロックな部屋だ。よかった。ロスコ嫌いにならなくて。 他にも、夜の暗い部屋のニューマンルームや特別展の展示を見たりして、閉館までじっくり過ごして、3月のイベントで偶然お会いした古舘さんや和泉さんと奇跡的な再会をして、一緒にご飯を食べて夜は更けていきましたとさ。さてさて、二日目は次号に続く、です。 根津美術館http://www.nezu-muse.or.jp/ 川村記念美術館http://kawamura-museum.dic.co.jp/ 店主@手染メ屋http://www.tezomeya.com/
2009年12月13日
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こないだの日曜日は母のお墓にお参りに。ちょっと最近バタバタしてて全然行けてなくて、久しぶりに家族で。すんません、出不精の息子です。 でも、最後に心臓破りの坂があるちょっとした山寺への道のりは、車がない我が家としては決して楽ではない道のりになる。もうそれは半日がかりのサイクリングイベントと化すわけだ。 母が眠っている寺は、血天井や中庭を覗く丸窓なんかで有名なちょっとした名刹。紅葉真っ盛りのこの時期は観光客で一杯だ。 「ほぉ~っ!」とか「きれい~!」とか秋の風物詩を満喫されている観光客さん達の脇を、サイクルジャージや運動着を着て汗ダラダラかいたうちの家族が、お花や寺バケツなんかを抱えてそそくさと通り過ぎていく。すんません、観光のお邪魔ですね・・。 いつもの通りお墓を掃除して、お線香立てて、蝋燭立てて、お花を飾って、墓石にお水をかけて、手をあわせてみんなでお祈り。 この時間って、ほんと、いい、と、思う。いや、昔から嫌いではなかったですけどね。 ボクも小さい頃に、田舎に帰ったら必ず、父と母に連れられておばあちゃんのお墓のお参りに行ってた。弟とふたり、ひしゃくで墓石にお水を上げるのどちらが先かケンカしたりしてた。どうでもいいことなのにね。わいわい騒ぎながらお花上げて線香上げて、でも、手を合わせるときになると、家族みんながシーンと。 今、同じことをうちの子供らがやってる。 長男が、「ほら! お墓のてっぺんから水かけられるよ!」と騒いでる。次男が、それを羨ましそうに見てる。あぁ、そうだな。おまえ、背、伸びたからな。オレも昔、うれしかったよ、初めてのとき。 何の変哲もない、こういったことが、ずっと回って続いていくんだな。ボクは父や母から、父は母はおじいちゃんやおばあちゃんから、そしてうちの子供はボクや家内から、回って続いていくわけだ。何十年かたったら、この墓石に、ボクの骨が入ってて、長男や次男の子供達が、どっちが線香に火をつけるのかケンカしてるわけだ。 なんか、いいよな。これ。 なんて思うようになったボクは、相当におっさんになった、という証拠ですな。 今回お墓にあげた花は子供達が選んだので、こんな、季節外れでしかもお墓に似合わないセッティングになってしまった。ま、いいよね。ゆるしてね、おばあちゃん。 で、お寺の木々は、ケレンミたっぷりに赤づいておりました。今週末くらいまではまだ見ごろみたい。うちの墓はどうでもいいんだけど、このお寺、とてもいい感じなので、もし京都にお越しの際は是非、鷹ヶ峰の源光庵にお寄りくださいませ! で、ついでに手染メ屋にも遊びに来てくださるとうれしいです♪ ・・・って、結局宣伝ですが。しかも、ついでにこれる距離じゃないですが・・・。 店主@手染メ屋http://www.tezomeya.com/
2009年12月02日
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11月も後半、寒いですね。晴れた割には気温が上がらなかった勤労感謝の日、手染メ屋では第五回目の伝統色のワークショップを開催いたしました。真冬間近の寒空の下、定員7名ご参加頂きました。今回は「二藍(ふたあい)」色。ふたつの藍で染める色です。その二つの藍とは藍と紅花。 そう、紅花も昔は「藍」って呼ばれてたんですよ。ご存じない方でお時間がおありの方はこちらの「青の変遷」ってところををご覧くださいね。 ということで、今回のワークショップも染料を二つ使うために大忙しです。染めの順番としては、1.藍で染めて青色にする。2.紅花でピンク色を染めて 青+赤=紫になる。という段取り。なんて書くと単純なんですが、この紅花染めに時間がかかるんです。実際の作業は、ほとんど紅花の染料作り。藍はその合間にちょちょっと染めて、かるぅく青に染めておきます。 この紅花染め、火は使わないんですけど、紅花を水洗いしたりアルカリ水で揉みだして赤色を抽出したり染める生地を絞って柄を作ったり抽出した液にクエン酸を入れて中和したりダミーで脱脂綿を染めたり染めた脱脂綿からまた色を抜いたりで、また中和したりなんて、ホントいろいろな作業が錯綜しましてバケツの準備やら鍋の交換やらクエン酸の計量やら中和の確認やらもう、ボクもしっちゃかめっちゃかでした、ハイ。段取り悪くて皆さんすみませんでしたm(__)m。 なにせこの紅花染めってホント理科の実験みたいなんです。高校の化学でやらないかな。すごいイイと思うんだけどな。 で、実際のワークショップの染め結果は、お優しいご参加のみなさんの多大なるご協力のお陰を持ちまして、本当にキレイな色に染まりました。こんな感じ。例のごとく、作業に夢中でワークショップ中は全然写真撮ってませんでして、イベントが全て終了して、ちょっと居残ってくださっていたSさんご夫婦とHさんの3名様の作品だけ慌ててカメラに収めさせて頂きました。これ見てもわかるんですけど、皆さん全然色違いますよね。使用した染料の割合はどれも同じなんですよ。シルクでも若干素材が違うから、というのもあるんでしょうけど他の方たちもことごとく紫味が全く違っていました。藍と紅花は、最も色の再現性が低い染料たち。すなわち、同じ色目を出すのが難しい、ってことです。そんな2つの染料を使った染め色なんだから色が皆さん合わないのは当たり前なんですけど、それでも本当に毎回紅花と藍は違います。おもしろいです、この2つの染料は、ほんと。 話し足りないことがたくさんあったんですけど、仕上がりは皆さんご満足いただけたみたいで、平安時代の流行色である二藍を皆さんでお楽しみいただけて本当によかったです!皆様、今回も伝統色のワークショップにご参加頂き本当にありがとうございました! さて、来月は今年最後の染めワークショップ。公開実験教室でアルコール染めを行います。日時は12月19日13時から。また詳しいことはサイトアップいたします。是非是非皆さんご参加くださいませ。 店主@手染メ屋http://www.tezomeya.com/
2009年11月24日
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いやぁ、すみません、すんごいサボってしまった…。ボク、本来キョーレツなナマケモノでして、ちょっと気がゆるむとナマケモノの虫がうずうずしてくるんです、はい。まあ、正直、最初に飛ばしすぎた、ってのもあるかも知れませんが。イベント続きで全然日記かけなくてすみませんでした。まぁぼちぼちやります。♪♪♪・・・今日のBGM・・・♪♪♪プリンス "レインボー・チルドレン"一昨年のアルバム。プリンスが十数年ぶりだたったかにメジャーレーベルからだしたやつです。すんごいカッコいいよ。ボク、そんなに殿下ファンではなかったんだけど、これは聴いてぶっ飛んだ。元々ジャケットとプロデューサーで買ったんだけど(プロデューサーはラリー・グラハム)予想をはるかに越えるカッコよさで当時買って一週間ほどは毎日かけてた憶えがあります。黒いんですよ、このアルバム。キャッチーで黒い。そして、屈折した明るさがあって。初期のPファンク系が好きな人とか絶対好き。っていうか、そういう人は多分聴いてるよね。かなり話題になったし。歌詞がとても宗教的なんです。たまたまこれは国内盤を買ったんだけど、訳詞がすごい。何がすごいかって、訳注だらけ(笑)。ここのこの歌詞の部分は新約聖書のマタイ伝のカクカクシカジカによる・・・とか、そういうのばっかり。こんな訳詞みたの初めてです。ちゃんと聖書読んでるヒトとかだったら更に楽しめると思います。なんかね、殿下、何年か前にお子さんを事故か何かで亡くしたらしく、そのあとキリスト教に帰依したらしい。で、ラリー・グラハムってなんと牧師をしてるらしくて(笑)、そこからプリンスとラリー・グラハムが急接近してこのアルバム、なんだって。そりゃ、グラハム伯父さんがやってりゃ黒いわな。今日も腰ふりふりしながら染色してしまいました。♪♪♪・・・・・・♪♪♪
2004年05月06日
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♪♪♪・・・手染メ屋 今日のBGM・・・♪♪♪ザ・バンド カフーツへぇっ、へぇっ、へぇっ。デジタルリマスタ盤だよぉ~ん。3年くらい前に出たやつ。出て直ぐに3枚買っちゃいました。さすがに、CDでもすでに持ってるやつは買ってないけど。でさ、すんごいのは、ボーナストラックが入りまくっちゃってるんだな、リマスタ盤。カフーツも、未発表音源とかが全部で5トラック。CD入れると、全部で60分とかでるんだよ、ホントは40分ちょっとだと思うんだけど。笑っちゃう。「カフーツ」が発売された時のラジオの宣伝コマーシャルテイクまではいってるし。そこまでしなくても、って感じだけど。ザ・バンドって、ほんと、変なバンドだと思う。まとまってないのにまとまってる。ただ、田舎くさい、ってだけじゃなくて、オト自体がまとまってない。で、そのまとまって無さ加減がバンドのノリになってて、そこに一本スジが通っててそれがなんか“まとまり”になっちゃってるんだな。で、かっこいいんだな、これが。彼らに、“タイト”というリズム感覚はないよね、多分。いや、もしかしたらレボン・ヘルム(ドラム)は、自分ではむちゃくちゃタイトに叩いてるつもりなのかもしれないな。世の中、リズム感の無いカッコいいドラマーって多いけど、彼もその一人だと思う。大好きです【^^】。昔、学生の頃、このヒトタチの曲をいくつかコピーして、さんざ練習して思ったんだけど、変なんだよ。何回やっても、それっぽくならない。ま、それっぽくならないことは、ザ・バンドの曲に限ったことじゃないんだけど、他のヒトタチの曲は、自分なりにそれなりなノリが出てくるのね。何度もやって、こなれてるうちに。でもさ、ザ・バンドの曲って、何度やってもそうならないんだよね。オトやリズム的にうまいことできるようになっても、全然しっくりこない。で、当時のメンバー皆で一致した意見は、「ザ・バンドの曲は、うまくなればなるほど、できなくなるんだ…」でした(笑)。偉大なり、ザ・バンド大好きです、ハイ。今度はいつ「ラスト・ワルツ」観ようかな。♪♪♪・・・・・・♪♪♪今日、すんごい人とお酒飲みました。ボクより一回り年上のバンドマンです。なんと、CCRとか、BBAとか、10代のチャ-がギター弾いてたあのスモーキー・メディスンとか、そしてそして、なんと、ツェッペリンとかの、日本公演を観たよ、って人とお話しました。もうね、こういう人って、無条件に尊敬してしまいます。だって、ボクは幾ら頑張っても手に入れられない感動を持ってる人だもん。ドラえもんがいれば別だけど。昔の音楽を好きだと、ほんと、これ、ハンディだよね。だって、リアルタイムにちゃんと聴いてた人は、リアルな時の感動を持ったまま好きでいられるけど、リアルで聴いてない人間は、そこのフラストレーションを持ったままふつふつとしながら好きなわけ。ここには、精神衛生上かなりの優劣差が出ると思う。ほんと、うらやましいです。まぁ、でも、この方は、かなりのロック好きで、ストーンズのブートレグだけで700枚くらい持ってる、とおっしゃってたし(爆)。明日はストーンズ聴こうかな(笑)。
2004年04月25日
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いやぁ、また2日も日記サボってしまった…。ちょっと眠くてね、あはは。ま、あんまり気張りすぎると長続きしないし、書きたいときだけ書きます。すみません、元々すんごいなまけもんなんで。♪♪♪・・・手染メ屋 今日のBGM・・・♪♪♪ドゥービー・ブラザーズ ミニット・バイ・ミニット工房では、どちらかというと耳障りのしない、聴き流せる感じのものをチョイスするようにしてるんですが、これもその傾向がニョジツに現れているCDです。本当は、「ドゥービーといえばトム・ジョンストンじゃなきゃぁ」派なんですが(そんな派あるのか?)お店で当り障りなく、となると、やっぱこれになっちゃうんだよね。それに、初期のころはLPでしか持ってないの多いし。思うんだけど、なんでドゥービーのデジタルリマスタリングシリーズってでないんだろ(って、でてるのかな?)。全部買います、出たら。初期の作品は。5枚目のSTAMPEDEまでは絶対買う。って、デジタルリマスタネタばっかだけど…。いや、オヤジになってくると、ほら、アッタラシイ音楽聴かなくなっちゃうじゃないすか、だけど、CD買うペースを落とすのは、なんか、裏切り行為のような気になっちゃってさ(苦笑)。誰に、って感じだけど。で、出ちゃうと、LPで持ってるやつを全部買い直しちゃうわけ。バカみたいに。レコード会社もその辺よくわかってるみたいで、リマスタ盤CDはわざわざ紙ジャケで作って、しかも、初回盤のLPについてたのと同じオビ(わかる、オビって?)付けたりとか、当時ついてたポスターまで縮小して入れちゃったりして。中身と全然関係ないんだけど、ほら、そういうの、レココレ読んでる人系のオヤジロックファンって、弱いんだよね。若い頃と違って、バカ買いしても誰にも怒られないから、全部とか大人買いしちゃう(笑)。10年弱前のスティーリー・ダンの紙ジャケセットにヤラレたのが始まりです、ははは。あれからだよね、この攻撃が激しくなったのは。誰か、他にもやられた方いらっしゃったらご一報を。一緒にキズをなめあいましょう(苦笑)。このノリはもう食玩と一緒です、ハイ。食玩も買っちゃったりしてます、ハイ。家族の方たち、ゴメンなさい。って、全然話が飛んじゃいましたが、このアルバム、もう全然AORです。これ、確かドゥービーの8枚目なんだけど、2枚前くらいからスティーリー・ダン離れたマイケル・マクドナルドが入ってきて、どんどんバンドを乗っ取っていっちゃうのね、オト的に。で、トム・ジョンストンはもうこれの前で辞めちゃってて、すっかりドゥービーじゃなくなっちゃう。バンド名替えちゃったらいいのに、って言う位、全然違うんだね。でも、このアルバムでグラミー賞取っちゃったりして、妙に評価されちゃって、それがまたいやでジェフ・バクスターとかも抜けちゃって、もう、ハラホロヒレホロになっちゃうんだ、ドゥービー。そういうわけで、昔は、ダイッキライなアルバムだったんだけど、結婚して、落ち着いたあたりからマトモに聴くようになって、これはこれで、いいぞ、と。もう、ドゥービーって思っちゃいけないんです、これは。マイケル・マクドナルド&ヒズ・カントリー・ファイブ、っていうバンドだと思って聴いてます(笑)。で、このマイケル・マクドナルド&ヒズ・カントリー・ファイブは、この後なし崩し的なアルバムを2枚出して解散するんです。かわいそうね。マイケル・マクドナルド&ヒズ~(しつこい?)の一番カッコいいのがこのミニット・バイ・ミニット。スティーリー・ダンが、ちょっとわかりにくい、って方にはオススメかな。♪♪♪・・・・・・♪♪♪
2004年04月23日
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♪♪♪・・・手染メ屋 今日のBGM・・・♪♪♪えーと、今日は、一日クレイジーケンバンドばっかり聴いてました。朝から晩まで、ハイ。最近はまってます。こないだ話したCKBBベストと、お客さんが作ってくれたmy BEST。のとっかえひっかえ。このmy BESTがまたいい!U様、ありがとうございました!このヒト、歌詞がほら、覚えやすいんだよね、すごく。もう、多分10曲以上カラオケレパートリーになってると思う。っていうか、唄いながら染めしててお客さんが上がってきたの気付かなくって、ちょっと恥かしかった…。♪おれの話をきぃけぇ~~♪って。なんと、取引先のお得意さんも、帰り際に「いやぁ、いいですねぇ、ケンさん。ボク、昔ッから好きなんですワ。いゃ、クールスの時代からなんです…」とか白状されたりして。いやぁ、いいですねぇ、剣さん【^^】。♪♪♪・・・・・・♪♪♪ちょっと、今、染めで試してることがあるんッス。塩入れるんですよ、シオ。そう、食べる塩ね。入れると濃く染まるっていうウワサがあって、前も、時々使ってたんだけど、あんまり考えずにやってたのね。でも、いろいろ読んでると、このお塩、すごいことしてくれるみたいで、ちゃんと説明しようとすると高校化学Bの話になっちゃうからやめとくけど(笑)ちゃんと、理にかなってるんですよ、これ。昔のヒトって、なんでこんなこと知ってたんだろ。すごいや、ほんと。ってなこと、ときどきあるんだけどね、この仕事してると。というわけで、塩なんですが、これ、結構ドバッといれるといいんですよ。生理食塩水の濃度くらいはあったほうがいいみたい(小声)。それと、伯方の塩(こっちの方が良さそうだけど)じゃなくて食塩。そう、安いやつでOK。まだまだお試し中だけど、ちょっと、久々のヒットです。嬉しいんでつい書いちゃいました。
2004年04月20日
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日記、二日間休んでしまいました…。え、あの、えぇ、ちょっと、酔いつぶれてしまいました。二日間とも二日酔いで、えへへ。ってなわけで、♪♪♪・・・手染メ屋 今日のBGM・・・♪♪♪リッキー・リー・ジョーンズ 「The evening of my best day」新譜です(っていっても、去年だっけ、発売は)。そのツアーもあって、行ってきちゃったよ、大阪に。かぁっこぅよぅおぅおかぁったあぁぁ。よ。ホント。もうさぁ、確か50歳超えてるんじゃぁないかとおもうんだけども、すんごいかわいい声して、目つぶってたらデビューの頃と全然変らない(笑)。っていうか、あの頃より無邪気な感じが出てたりして、うん。すごぉいよね。でもさ、この新譜、よくよく歌詞カードみてみると、反戦カラー一色だぁ!「イラクのヒトタチを苦しめて、あたしゃ怒ってるんだよ!」みたいな歌詞があったり、ブッシュの家族(だと思う)の悪口言ってたり(苦笑)。このヒト、遅れてきたビートニク世代とか言われたりするんだけど、なるほどね、って感じだった。でも、そんな歌詞は日本人の僕らにはちゃんとは耳に入ってこないんで、すごく和むCDになってます、手染メ屋では。リッキー、怒るかもな…。♪♪♪・・・・・・♪♪♪雨だねぇ。洗濯物がかわかないよ。柿渋も干せないし。自転車で工房いけないし。傘、かっこ悪いのしか持ってないし。やだやだ。昔、若い頃って雨結構好きだったりしたんだけど、最近、雨音にぼんやりする、とか気分を忘れちゃっててこう、なんつうのかな、ほら、湿り気が醸す情緒的な間っていうの?そういうの、わかんなくなっちゃってるのかなぁ…。っていうか、そういうのを大事って思わなくて、それより自転車乗れないから時間かかる、とか、そういったことに気がいっちゃってるんだろうね、きっと。やだやだ。ボクもひとつオトナになりました。って、言い訳か…。
2004年04月19日
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♪♪♪・・・手染メ屋 今日のBGM・・・♪♪♪フェアグラウンド・アトラクション ライブ・イン・ジャパン去年の9月に発売になった時は、もう発狂寸前でした(笑)。だって、あの、89年のクラブチッタ川崎でのライブ音源がCDになったんだもん。あの頃ボクは大学生…。チケット取れずに泣く泣く見逃したライブでした。だいぶ後になって、ライブに行ったトモダチからさんざ話を聞かされて、何年も後だったのに、それでも悔しかった。それが聴けるなんて、って感じでしょ。んで、中身は、想像以上に素晴らしいモノでした。このツアー後、空中分解して衝撃的解散してしまうなんてこれっぽっちも感じさせないパワーが、いっぱい詰め込まれてました。ホント、愛らしいヒトタチですよね、フェアグラウンド・アトラクション。エディー・リーダー(ボーカル)って、その後のソロも何枚か聴いたけど、やっぱりフェアグラウンド・アトラクションのエディーが一番輝いてる。フェアグラウンド好きの人はみんな言ってるけどね。特に、このライブはすんごいノリノリです。エディーが、舞台を走り回りながら唄ってるの図が音から入って来る。一曲目の「ハレルヤ」から、もう涙モンですよ、ほんと。ボクは初聴きのとき、真剣目頭熱くなりました。去年、ツェッペリンの「伝説のライブ」が発売されなかったら、間違いなく手染メ屋グラミー賞(笑)に輝いた一枚でした。ホント、こんな素晴らしい音源残ってくれててありがとう、って感じです。♪♪♪・・・・・・♪♪♪ところでさ、今夏、なんかすごいフェスやるみたいね。「ザ・ロック・オデッセイ 2004」出演メンツがすごいの。エアロスミスレニクラレッチリポール・ウェラーザ・フー他…日本人もでるらしいんだけど・矢沢永吉・B’sの稲葉・ラルク・アン・シェルだって。なんか、すごくない?これ。っていうか、ビッグネーム集めすぎだよ。2日間に分かれるらしいんだけど、例えばさ、1日目がエアロスミスとフーと稲葉とポール・ウェラー。誰がトリとるんだろ。やっぱエアロスミスかな、でも、フーかも知れないし。で、ポール・ウェラーねらいの人は絶対他のヒトタチ観たくなさそうだし(笑)。2日目は、レッチリとレニクラと永ちゃんとラルクアンシェルがガチンコらしいんだけど、永ちゃんのファンがレニクラ観るって、ちょっと面白い。ラルク目当ての女の子とか、大丈夫かな?襲われたりしないかな(苦笑)。「時代を先取りする究極のロックフェスティバル!」って、ウド-がうなってるそうです。確かに究極だよね。で、時代を先取りっていうか、誰もやらない、って感じ。カネが無いからやれない、という話もあるけど。みなさん、ステーキと北京ダックとフォアグラソテーとマツタケ土瓶蒸しを一度に食べたい、と思います?ボクは思いません。はっきり言って、趣味悪いです、このフェス。それがいいたかっただけですが。いや、出るヒトは好きなんですよ。ザ・フー、初来日だし(笑)。行きたいけど、行って動員数の一人になるのがしゃくだから絶対行かない。まぁ、チケット高すぎていけない、ってのもあるけどね^^;。
2004年04月16日
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えー、では、さっそく。♪♪♪・・・手染メ屋 今日のBGM・・・♪♪♪クレイジーケンバンド(以降CKB) oldies but goodiesCKBのベスト。3月に出たやつです。略してCKBB(笑)。いや、ほんとそう言うらしいし。これ、マジでかっこいいよ。CKBって、あんまし知らなくて、ボクは店のお客さんがCD焼いてくれてそれで知ったんだけど。それが、4曲目くらいまでしか聴けなくて(なんのアルバムかは忘れた)、でも、その4曲がいちいちカッコよくて気になってたからCD屋いったらベストが出てたから即買いしてしまいました。横山剣、元クールスのメンバーって、全然知らなかったんだけど、スッパラシイ方ですね、ハイ。R&Bあり、ボッサあり、ジャンプブルースあり、ロカビリーあり、ビートルズ系あり…。って、もうなんでもアリなんだよね。言い方悪いけど、ケントスとかのハコバンのノリ。でもさ、そういうのと全然違うのは、演奏の懐の深さ。まず、むちゃくちゃうまい。で、カッコいいポイントとパロディのポイント押さえまくり!全ての曲に感心&ホクソエミがありまして、モノによっては腹抱えて笑ったり。また、歌詞がなんともはや、いいですねぇ。松本隆師匠も真っ青って感じ。ストレートで、リズミカルで。もう、これはホント大人の世界ですね。この完成度、中々真似できない。だって、全てのパートにエキスパートつれてこなきゃだもん。しかも、技だけじゃなくってよくオンガクを聴いてる人たち。ホント、よく聴いてる人たちだと思うよ、このヒトたち。ボクが言うのも偉そうだけど。パロってるところが満遍なく入ってるんだけど、多分、ボクなんかのレベルでは分らないところも沢山ありそう。いや、すごいです。カッコいいです。年とったら、こんなバンドやりたいなぁ、と思います。できるわけないけど、ね。すでに、もう年だし(苦笑)。♪♪♪・・・・・・♪♪♪イラクの日本人人質3名が解放されたみたい。ばんざーい! 先ずは良かったです。ボクは何もしてないけど、ホントよかった。でも、根本的なところは全然解決されてないよね。このまま、「イラクは危険なところだから行かないように!」で、終わっちゃいませんように。今回の占領統治(あえてこう言う)で、英米やそれに手助けしてる国々は、もしかしたら一つだけイラクのためになることをしてるのかな、と思う、最近。シーア派とスンナ派(スンニー派)が仲良くなりそうなこと。共通の一つの敵を目の前にして、派の違いなんか言ってられなくなってて、イスラムとして肩組みはじめてるみたい。これまで1300年以上もいがみ合ってるんだし、そんな簡単に仲直りはしないと思うけど、とりあえずここしばらくのしがらみは置いといて、って感じになって、とにかく固まればいいのにな、と思う。いいことしてるのか、アメリカ?って、すごく不謹慎な話かもしれません。とにかく、ヒトゴロシは早く辞めてください。お願いします。
2004年04月15日
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店は定休なんだけど、工房にでてきちゃった。仕事たまってるし。で、♪♪♪・・・手染メ屋 今日のBGM・・・♪♪♪レッド・ツェッペリン 伝説のライブこの日記書くようになってから実はあえて避けてたツェッペリン。いや、ね、その、ツェッペリンって、ボクん中でもう特別だから。そんな、こんな小さな場所でインプレッションなんて書けません(笑)。で、しばらく聴かなかったんだけど(一週間ほど)、やっぱ我慢できずにお客さんこない今日を狙ってかけてしまいました。ヘッドバンキングしながら染めしてました(笑)。このライブアルバム、去年出たやつね。すんごいよ、ホント。やっぱ、ツェッペリンのライブって、火の玉みたいだったんだ、って。延々と、ゆる~く燃えてるやつ。でも熱いやつ。本物の火の玉、見たこと無いけど。昔ね、ときどき行ってた飲み屋のマスターがリアルタイムでツェッペリンフリークだった人で、71年の武道館ライブの半券をパウチッコにして後生大事にもってるようなおっちゃんだったんだけど、そのヒトが、「ツェッペリンは、ライブに限る! 一度聴いたらスタジオの音なんてうそ臭く聴こえちゃうよ」とか、豪語してて、それこそうそ臭かったんだけど、この「伝説のライブ」を聴いて、なるほど、と思ったんだな、これが。すごいよ、ホント。質も量も(3枚組みだし)。しかし、なんで今頃でるんだろ。ジミー・ペイジ、まだまだネタもってるんだろうな。これで一生食っていくために。あ、でもそんなことしなくても十分食っていけるか、もう(笑)。と、今日はこの辺で辞めときます。ツェッペリンについては、また今度。♪♪♪・・・・・・♪♪♪ちょっと書きたいことがあるんだけど、たいしたことじゃないし、今日は眠いんでまた明日【^^】。
2004年04月14日
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♪♪♪・・・手染メ屋 今日のBGM・・・♪♪♪レッド・ホット・チリペッパーズ ベスト盤去年末に出たベスト盤。ロック好きなら一家に一枚、ってやつですか(笑)。レッチリ、ボクの中では時代的に範疇外の人たちで、もう、今のオンガク扱いなので、あんまりちゃんとアルバムごとに聴いてるわけじゃないけど、カッコいいよね(って、すごい月並みだが)。ジョン・フルシアンテ、ってホント壊れたいいギタリストだよね。ソロも聴いたけど、すんごいことになってるし(笑)。特にファースト。セカンド、早く再発しないかな…。レッチリは、店にあんまりお客さんがこないだろうな、って勝手に予想した日にかけてます。手染メとレッチリ、ってあんまり相性良くなさそうだからイメージ的に(笑)。いや、自分としては全然アリなんですが、ほら世間様がお許しにならないとでは、と。って、世間さまに媚売ってます…。♪♪♪・・・・・・♪♪♪Tシャツに絵描いて作品を作ってる女の子が今日ウチのお店を尋ねて来てくれました。残念ながら、ウチのTシャツには描いてもらえなかったけど、とっても魅力的なモチーフを描いてるヒトだった。絵を描くヒトを見ると、いっつも「いいですねぇ、うらやましいです。ボクは全然絵描けないから…」って、よく言ってたんだけど、ちょっと前に、絵描きの友達から「『描けない』ちごて、『描かない』やねん、オマエがゆぅてるのは。」って、釘刺された。「手ぇあるやんか、目ぇもあるやんか、ほな、描けるやん。オマエがゆぅてるのは、ただ、描かへんだけやねん。」「うまいとか、下手やとか、そんなん関係ないねん。ただ、描こうとするか、描こうとせぇへんか、それだけやねん。それを、『描けへん』なんてゆぅてたら、バチあたんで、ホンマ!」って、怒られた…。なるほどね、と思った、その時。でも、やっぱ、今日も言っちゃった、「いいですね、ボク、絵、描けないから…」って。来てくれた○○○○さん、ごめんなさい。ボクはただ描こうとしないだけです、めんどくさくってサボって。なのに、偉そうに講釈なんて垂れてスミマセンでした。でも、また遊びに来てね【^^】。
2004年04月13日
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夏だぁ~! もう、工房での作業は汗だくです(笑)。うちの工房には、「ちょうどいい季節」というものが無い…。♪♪♪・・・手染メ屋 今日のBGM・・・♪♪♪ジャック・ジョンソン 「On and On」ジャックジョンソンの2ndアルバムですね。涼しくって、耳あたりがよくって、うるさくなくって、あんまり聴かなくてよくって(笑)好きです、この人。元プロサーファーだったからなのか、やっぱ、ウェストコースとの香りがプンプンしますね。絶対に東じゃない(NY在住とかだったらゴメン)。ベン・ハーパーとも友達らしくって、やっぱ、ギターとか教えてもらったのかな。ちゃんと弾いてるし(笑)。別にすんごいうまいって訳じゃないけど。この人、ボクの中では、ノラ・ジョーンズの男版みたいな位置付けになってるんですよ、ハイ。いや、音が似てる、とかそういうことじゃなくて。なんかさ、薄さとか、軽さとか、エコロジカルで省エネなフンイキとか、そういうのが一緒のような気がしてね。好きなんだけど、1枚持っとけばそれでいいかな、ってところも(苦笑)。♪♪♪・・・・・・♪♪♪いや、焚き出ししてるとホント暑いんだな、これが。鍋の上にかがんで作業したりするから、もう湯気だらけ。これ、冬だと結構あったかくていいんだけど、これからの季節はヂゴクです。汗が染め液の中に入っちゃったりして、あはは。柿渋がすごくいい感じに色ついてきてる。晴れが続いてるし、うれしいっす!自分用のデニムも染めちゃおっと。真夏よりもこれからの方がいい感じに仕上がるんだな、これが。皆さん、柿渋染めのご依頼されるなら、今から梅雨前が一番いいですよ!
2004年04月12日
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まだ昼ですが…、♪♪♪・・・手染メ屋 今日のBGM♪♪♪タワー・オブ・パワー(以下TOP) T.O.P.切れ味抜群のブラスファンク。もう、考えるひまを与えることなくカラダがタテノリすることを強要するホーンセクションの音厚と動きまくるベースライン。大好きです。ホントは今日聴いてるのより、もっと昔の70年代中頃にでたヤツの方がカッコいいんだけどね。でも、その頃のはLPでしか持ってないし。この人たち、白人ファンクなんですけど、だからこそ出るこのエッジは素晴らしいモノがあります。黒い人たちにはない緻密さっていうのかな、血でビートができないから、その分考え尽くされた音構成。それがカッコいい。フェニックス・ホーン(EWFのバックブラス)やJB’sとは全然違うよ。聴けばわかる。切れ味という意味では、EWFよりも更に上いってると思う。2ndアルバムにはいってるダンス・トゥー・ザ・ナイトクラブなんて、世界一カッコいいファンクナンバーです!あ、でも、聴くならライブ盤のほうが更に数倍カッコいい!もう、いきなり、“なんじゃこりゃぁ~”って。もし、TOP知らない人で、オンガクにスパッと切られたい、と思うなら、是非TOPを!アルバムは“Live In Living Color”がいいっす!でも、これ、CDは国内盤ないんだよね、確か。ボクもデジタルリマスターがでたらCD買おうとおもってるんだけど、全然でない。なんで?ワーナーさん、だしてよ。お願い。直ぐ買うから(笑)。♪♪♪・・・・・・♪♪♪今、はまってるアニメがあります。「レジェンズ ~蘇る竜王伝説」フジテレビ系列で日曜朝9時からやってるやつ。鉄腕アトムの後にはじまったアニメで我が家は、手塚ファンということで一応毎週見てたんで、アトガマもとりあえず1話だけみてみようか、と。なんせ、ほら、アトムの後だし、気合入ってるだろうからさ。で、予想以上に気合バリバリ入ってました(笑)題名だけだとあんまりぱっとしないけどさ、しょっぱなからボカンとやられました。なんかさ、いきなりオープニングテーマもなしに、砂漠でヘンなキャラクター達が何百人でお宝の取り合いしてるシーン。追っかけられてるのは峯不二子がクレヨンしんちゃんのタッチになったみたいな変なお姉ちゃん。カッコいい。もう、はちゃめちゃ。とにかく1話みて、気に入ってしまいました。スピード感とテンポがカッコいい。でさ、キャラクターがいちいちおもろいんだよね。粒ぞろいのキャラクター設定とか、バカバカしいけどセンスのいいギャグとか、どっかで見たことあるぞ、と思って後で調べたらこのアニメ、監督がおじゃる丸と同じらしい。なるほどね。で、すごいのが音関係まず、オープニングが杏子でしょ、ま、このくらいはありがちかもだけど。最後のエンディングテーマが山本リンダの「どうにもとまらない」英語バージョンで、むちゃくちゃいけてる。すんげーカッコいいよ。ちゃんと外人唄ってるし。誰か知らない人だったけど。元曲より更にカッコいいです。出来ることなら是非コピーしたい(笑)。阿久悠さんにわざわざ英語の歌詞作り直させたらしいし(笑)。カラオケに出ないかな。で、極めつけはBGM。アニメ中のオンガクが全部ジャズなんだけど、その演奏がデビッド・マシューズ アンド ヒズ オーケストラ。あのMJQ(モダン・ジャズ・カルテットじゃないよ)とかMJOのマシューズさんです。ムチャ渋です。個人的には、そんなに好きっていうミュージシャンじゃないけどなんせグラミー賞2回も取ってる人だし、やっぱかっこいいよね。アニメって、オンガクすごく大切だよね。ほんと。とにかく、すごい。アトムより全然カッコいい。で、今日2話目だったんだけど、やっぱかっこよかったんで多分毎週見ると思う(笑)。来週はカニのおばけと戦うらしいって、こんな話だけだと、「ん?」って感じかもだけど。みなさんもどうですか?
2004年04月11日
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暖かかったなぁ、今日。今年初めて半袖で昼間過ごしました。火焚くと工房暑いし。さて、♪♪♪・・・手染メ屋 今日のBGM・・・♪♪♪今日はファンク・インクのファースト(アルバム名忘れた)。英語はFunk Inc.ね。決して書くインクではありません。子供とかで、モンスターズインクの名前、首かしげてる人いるよね、絶対。どーせならもう、ベタに「おばけ商事株式会社」とかにすればよかったのに。どーでもいいけど。ファンクはファンクでも、ドロっとしたやつですね、この人たちは。ミーターズとか、アラン・トゥーサンとか、ああいった南部のオト。昨日のEWFとは全然ちがうよね。なんせキレが無い。でも、そのドロっとした感じが、なんともユルくて心地いいんですよね。もともと黒い音楽っつうのは、全部どろっとしてるところがあるはずで、この頃までの南部の音にはそういうのがしっかり残ってる。今のR&Bって、よく知らないけど、もう、北も南もないんじゃないかな。北のブラックミュージックもいいけど、南も最高っす。大好き。ま、そういった南のコユい人たちの中では、かなり聴きやすいバンド、というのもあって工房ではヘビーローテーションになってます。LPで何枚か持ってるんだけど、正直、アルバムの名前全然覚えてません(苦笑)。だって、どれ聴いても同じだし。「あのジミー・クリフの唄コピーしてるやつ」とか「カーティスのスーパーフライに入ってる曲かばーしてるやつ」とかそんな言い方でLP特定してます、あはは。っていうくらい、カバーが多い。ちなみに全部インストね。この人たち、90年代前半に一度ブレイクしたよね。ほら、アシッドジャズ系がクラブで流行った時にさ、ブームの火付役DJのサイモン・ブースだっけ、彼が70年代初頭のジャズを再評価しちゃって、それで名に上がった人たちがこぞってアルバム再発されちゃったじゃん。ジャズファンク、とかいって。メルビン・スパークスとかバーナード・パーディーとかロニー・リストン・スミスとかあの辺のブレスティッジレーベルの人たち。そんなかにファンク・インクもいて、実はボクもちゃんと聴いたのはその時です。その前からちゃんと知ってた人、尊敬しますm(__)m。って、どうでもいいけどさ。ファンク・インク、適度にオシャレでしっかり黒くて、ちょっと差をつけたいBGMにぴったり!さぁ、貴方もどうぞ(って、むっちゃウソくさいか…)。♪♪♪・・・・・・♪♪♪春ですねぇ。。。近くの御所とか、通り沿いとか、地面が桜の花びらいっぱいでもう、すんごいことになってきたね。あれ、集めて一度染めてみようとおもうんだけども、どーも地面に落ちてる花びらって、集めるのに勇気がいる…。いや、落ち葉とか、木の実とか、そんなのは平気で拾うんだよ、いっつも。でもさ、花びらって、ま、桜くらいしかないってのもあるけど、なんか、嫌なんだよね、目的がわからなさそうで…。「あの人、花びら拾ってる、何につかうんだろ…」って本気で心配されたりして。考えすぎか…。とかなんとか、いろいろ言い分け入ってますけど、実は一番の理由はボク、桜が怖いからなんです…。去年のうちのサイトのコラム読んでくれてる人なら憶えてくれてるかな。わからないけど知りたい方は、ウチのサイトの過去のコラムの去年の4月半ばくらいのやつを読んでくださいm(__)m。いや、ほんと、怖いよ。うちは今年も花見なし。今の時期、あんまり御所とかうろつきたくないんです、ええ。早く桜散らないかな…。
2004年04月10日
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♪♪♪### 手染メ屋 今日のBGM ###♪♪♪トレイ・アナスタシオのソロアルバム。ボクは基本的にオヤジロックの世代になっちゃんてるんで、あんまり最近の人たち(最近というのは80年代以降…)のオンガクしらないんだけど、この人は去年初めて聴いてブッこいたうちのひとりっス。フィッシュのギタリストですね、はい。ジャムバンドってやつですか、ボクはよく知らないんだけど、最近のジャンル分けらしくて、グレイトフル・デッドみたいなライブ命でインプロビゼーションばりばりのパフォーマンスをするバンドのことらしい。ライブの曲とかも全然決めずに本番入るらしく、その場の雰囲気で演奏しつづける、というツワモノバンドですね。デッドは何枚か持ってるけど、確かに終わらなさそうな曲多いよね。あんまりフリークじゃないし、デッドヘッズのヒトとか読んでたら恥ずかしいからもうやめよっと。でもさ、60年代末~70年代前半のちゃんとオンガクやってるバンド(生活はがたがたでも)って多かれ少なかれそうだったんじゃないか、と思う。オールマンとか、デラニーアンドボニーとか。クリームとかも多分そうだったんじゃないか、と思いますが。ま、ジャンル分けの話はさておき、この人(たち)、ドライブ感がすごい。ノリノリです。生で聴いたら多分四六時中絶叫してそう(笑)。フィッシュのアルバムもカッコいいけど、このソロも中々どうして、て感じです。フィッシュのに比べてちょっとギターのバランスが大きい位。そのまんまフィッシュのアルバム、って言われてもほとんど気付かない。ソロの意味があるんか、って気もしますが、とにかくカッコいいっす。なんか今年のフジロックにでるかもとかなんとか、ってウワサを耳にしたことがあるんですが、こないかな…。♪♪♪######♪♪♪イラク、イラク、イラク・・・、とても嫌な気分になってます。多分日本中の人も同じだと思うけど。細かい状況とか、国策を考えた内閣の判断とはとか、そういうことはアナリストの人たちがいっぱい言ってるだろうし、ボクはそんなことちゃんと知らないからそんなことはどーでもいい。とにかくヒトゴロシは早くやめてくださいもう、ほんとにやめてよ。だいたい、イスラム教って、経典の民の中でも一番寛大な人たちな筈なのに、あんなに怒らせちゃって、もう取り返しつかないよ。ボクはイスラムの人たちの価値観なんて分らない。で、それはみんなもそうでしょ。アメリカ人だって、ヨーロッパの人だってそんなのわからないよ。わかんないやつが武器もって復興支援や人道支援に行って、なんの助けができるんだろ?多分わかんないから武器もってくんだろうけど。わかんないならいくなよ。もう、全然わかんない。もう、はやくやめてください。お願いします。神様。
2004年04月09日
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いやぁ、今日もいい天気だったッス♪♪♪。桜もきれいだった。え、いや、ね、実は、長男の小学校の入学式だったんですよ、ハイ。普段は桜ってあんまし好きじゃないんだけど、こういう日はやっぱ桜じゃないとね、っと初めて思いました。ぢゃ、まずは・・・♪♪♪・・・手染メ屋 今日のBGM・・・♪♪♪アース・ウィンド・アンド・ファイヤー(以下EWF)の“太陽神”です。ところで、EWFってなんかプロレスとかの団体みたいだよね。よくこうやって略されるけどさ。これ、昔から思ってるんですけど。ま、どうでもいいですが。EWFの中でもかなり好きなアルバムです、これ。だいたい、“all'n all”がなんで太陽神なんだろ、って感じですが。ジャケットのフンイキだけだろうね、多分。だいたい、長岡秀星とか起用しまくってる時点でオウギョウっすよね。曲名(邦題)もすごい・太陽の戦士・宇宙のファンタジー(有名すぎるやつ)・銀河の覇者…、ま、歌詞自体がオウギョウだからこうなっちゃうんだろうけどね。実は内容まではあんまり知らないけど。話を元に戻しまして…、EWFって、ホントタイトだよね。このアルバム聴いてると思います。特に後半なんだけど、すんごいかっちょいい。「ランニン」とか、もう、必ず一緒に歌ってしまいます。♪パッパッパァイヤァ~、パッパッパーラパーラパー・・・とか(全部パパパだし)【^^】。売れすぎてる「宇宙のファンタジー」で前半しっかり笑って、「ブラジルの余韻」以降でタテノリしましょう!それが正しい聴き方(笑)。♪♪♪・・・・・・♪♪♪晴天の中、長男の小学校入学式に行ってきました。ホントは嫁が行くんだったんだけど、体調不良のためボク一人で子供に付き添うことに。いや、正直感慨深いものがありました。あの懐かしいニオイのする小学校の体育館で、我が子がちまちまと歩いてみんなと一緒に並んでる。うーん。これからの彼には、あんなこともこんなこともあるんだろうな、と自分とダブらせながら想像しながら、ひとりでニヤニヤしたりしてたんだと思う。ところで、久方ぶりに唄いました。君が代をです。ボク、この唄とっても好きで、機会があるときには必ずちゃんと唄うんだけど、最近唄わない人多いよね。時節柄ヘンに国粋主義っぽく見られることがかっこ悪いからなのか、どうなのか、わかりませんが、周り見てもお父さんやお母さん、唄ってない。児童の声とボクの声しか聞こえなくて、なんか、悲しかったっす。もちろんボクは右翼でも日本代表選手でも鳥肌実でもありません。ただ、君が代ってカッコいい唄だと思うんですよ。あの、♪さ~ざ~れ~、い~し~の~の盛り上がるところとか、トリハダもんです。大好き。一度大舞台でアカペラで唄ってみたいっす(うそ)。今日は、音楽の先生と思しきヒトのちょっとへたくそなピアノ一本のバック演奏だったので、そこの盛り上がりがいまいちでした。やっぱ、大太鼓とティンパニのドン、ドン、ドコドコドコドコドコドコドコドコ…がないとね。先生とかもあんまり唄ってなかった。日教組のお達しとかがあるんだろうか。国を思うことって、そんなに罪なのかしら。自分の国を好きになって、国の歌を堂々と胸を張って歌うことがなんであんまりカッコよくないことなんだろう。と、ちょっとのあいだ不思議に思ってしまった入学式でした。ちゃんちゃん。いや、とっても楽しかったんですよ、おおまかには【^^】。
2004年04月08日
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工房は水曜日定休でして、今日は休みッス。でも、仕事がたまってたんでちょっと作業しに出てしまいました。で、ちょっとのつもりが結局6時間もいるはめに…。あぁあ、真面目だな、オレって。♪♪♪・・・今日のBGM・・・♪♪♪今日はスティーリー・ダンのガウチョ。スティーリー・ダン(以下SD)の中で一番オサレなアルバムっす。なんちゅうのかな、かけてるとなんかエグゼクティブでハイソな空気がぷぅ~んと漂ってくる。なんか、ちょっとなんちゃってなハイソね。例えばステレオシステムは、バング&オルフセンの見た目重視デザインステレオ、みたいな。決して、マッキントッシュのセパレートなアンプセットにJBL、ではないですね。いや、決してけなしてるわけでは無いです。好きですよ、このアルバム。ホント、音としては完成&洗練し尽くされてますから、文句のつけようなし。SDのアルバムの完成度といったら、このアルバムが頂点ではないかと思います。個人的に一番好きなのは2枚前のプレッツェル・ロジックだけどあれは、ついつい聴いてしまう。だから、作業が進まない(笑)。だけど、ガウチョは、研ぎ澄まされまくっててささくれが無いから音がツルンと入ってきて耳に止まらない。で、あんまり聴いてない(苦笑)。だから、サクサク染めができるので作業BGMに最適という訳ッス。って、やっぱけなしてるのかな…。いや、そんなことないよ。好きだもん、これ。SDにオシャレなAOR的空気を望んでいるなら、ダンゼンこのガウチョですね、ハイ【^^】。♪♪♪・・・・・・♪♪♪てなわけで、さっきも言ったけど今日は休み。でも仕事がちょっと気になったんで出ちゃいました。しばらく休んでないなぁ~。っつっても、毎日好きな時間に工房行って、好きな染めしたりパソコンくねくねいじったり、漫画読んだり、お菓子食ったりタバコ吸ったり、珈琲飲んだり…、で一日終わってるんだから仕事なんだか遊んでるんだかわかんないけど。ホント、毎日楽しいよ【^^】。あとは、これで食っていけたら言うこと無いんだけど。って、そうなんす、まだ食っていけてないんス、ハイ。もうちょっとなんだけどね。ミナサマ、応援ヨロシクだすm(__)m。昔、誰かが言ってたけど、楽しいうちは仕事じゃないとか。確かに、なんのプレッシャーも無い仕事って、帰ってくるもの(要はカネのことか)も少ないイメージってありそうだけど、そんなのは、裏づけの無い体育会系格言だと思う。好きなこと、好きなものを誠実にやりつづけてけば、絶対に生き延びれるはず。そこで大切なのは、ちゃんと、好きなことだ、ってことを意識してることだと思う。例えばそれで好きなことをちゃんと意識しながらなんか作る。そうするとなんか出来上がるよね。その出来上がったモノには、そのヒトのいろんな“好き”のフンイキが入ってるわけ。例えばボクなら・70年代ロック・ガンダム・ゲゲゲの鬼太郎・ドラえもん・しりあがり寿…あと色々みたいな、雑多なもんが多分いろんな割合でフレイバーになって作ったモノにかかってるんだと思う。そういったものの集合体が「手作り品」なわけで、そのモノがもつフレイバーのどれかに共鳴したヒトがそれをきにいってくれるんだよね、多分。そこに、ウソがあるとフレイバーにならない。ドラえもん好きでもないのに、ドラえもんのことあんまり知らないのに(まぁ、俺らの世代でそんな奴はあんまりいないだろうけど)そういうやつがドラえもんっぽいフンイキなんて絶対に出せないじゃん。すんごいウソっぽい顔になる。で、ドラえもんのことすんごい好きな人には、それがハナについてかえって逆効果だったりして。例えばそんなこと。だから、好きなことに誠実に、です。いつもそう思って染めしてます【^^】。さ、明日もがんばろ。
2004年04月07日
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今日はいい天気でした【^^】。柿渋もしっかり発色しててとってもいい感じ。・・・というわけで、毎日名に書こうかなと考えてたんですが、決めました!「今日のBGM」コーナー。ウチの工房はショップと染め工房が隣り合わせなんですけど、昔っからボクはみゅーじっくがかかってないと作業できないんです、はい。まぁ、なんちゅうか、ながら族ってやつですね。古いか。で、毎日何枚かCDかけるんですが、そのうちの1枚を毎日紹介しちゃおうかな、なんて。♪♪♪・・手染メ屋 今日のBGM・・・♪♪♪今日のBGMはKeb’Mo’。ご存知ない方のために、読み方は「けぶも」でしゅ。本名はケビン・ムーア。結構まんまだよね。若手ブルーズメン。ムチャ渋です。っていうか、いそうでなかなかいないダウンホームなギター弾き。ボクが持ってるのはデビューアルバムしかないんですが、たしか94年ころにあのベン・ハーパーと同期でOkeyレーベルから鳴り物入りでデビューしたときのやつです。Okeyレーベルって、ソニーかどっかがお金だして、昔のCHESSとかSTAXとかの、質のいいブラックミュージックをリリースするカッチョイイレーベルとしてスタートさせたところです。そこの新人若手ブルースミュージシャンがこのケブモとベン・ハーパーだったんだっけかね。ケブモさん、かっこいいんですよぉ。あのね、例えばね、想像してください。どこでもドアで今すぐニューオリンズの船着場に行きまして、夕暮れ時に海を見てると、波止場の横でドブロギターを抱えてひとり爪弾きながらスタンダードブルースを口ずさんでいる黒いお兄さんがいたとしましょう。どうします?すんごいかっこいいですよね。このジョーキョー。そのカッコよさって、なんちゅうか、誰のためでもなく、唄があるから歌ってる、みたいな。そんな感じ。そういうニオイがプンプンするヒトなんですよ、ええ。アルバムが出た当時、ケブモとベン・ハーパーが一緒にツアーで来日しまして、全然有名じゃなかったから(一応鳴り物入りなんだけど、なんせブルース業界ですから…)心斎橋クワトロでやったんだけど半分位しか埋まらなくて、すごくゆったりして聴けたんです。ケブモさん、まだ若いはずなんだけど、もう、訳知り顔のじじいみたいな空気を持っておりまして、今で言う癒し系っていうのかな、いや、やせてるんですけどね、背も高いし。でも、あんな伯父さん親戚でいたらいいな、ってな人でした。もちろん握手もしました(だって空き空きだったし)。なんか思い出話っぽくなっちゃいました…。このヒトのスタイルはあくまでダウンホームなデルタブルース。基本的にはギター一本と唄のみ。曲もロバートジョンソンとかのスタンダードが結構多いです。ほんとね、いそうでいないんだ、こういうヒト。もっと沢山いるんだとおもうんだけどね、ニューオリンズの波止場に行けば(笑)。クラプトンの「ミー・アンド・ロバートジョンソン」もいいけど、こっちの方が全然ネイティブ。当たり前だが。いや、クラプトンももちろん好きですよ。多分どっかで出てきます【^^】。でね、愛用のギターがね、ナショナル(松下じゃないよ)っていうメーカーのリゾネイターギター(俗に言うドブロギター)なんでして、もう、あの、独特の金属音がなんとも。でも、攻撃的なところが全然なくて、懐の深いパフォーマンスをしてくれます。いま、一番かっちょいいリゾネイターギター聞かせてくれるヒトって、このケブモなんだと思う。<語句説明>(笑)・リゾネイターギター:アルミなどの金属板がボディの中に数枚入ったアコースティックギター。これは音を増幅させるためで、戦前まだPAシステムがちゃんと出来てなかった頃、マイクを通さなくても大音量をだすためにはどうしたらよいか、というので考案されたらしい。名称としてはドブロギターの方が一般的かもしれないが、これは「ドブロ」というメーカーがリゾネイターギターで有名だったから。電気オルガンをエレクトーンというのと同じですね。♪♪♪###♪♪♪・・・なんか、BGMネタで長すぎました…。というわけで、手作りのお話はまた今度!
2004年04月06日
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というわけで、なんか、日記とかはじめてみました。もともと、書いたり話したりっていうのは嫌いじゃないんですけど、いつまで続くかはちょっと心配(苦笑)。って言いながら、コラムほどオチがなくてもいい話とかを軽いタッチでツラツラと並べていきたいな、と。まぁ、生きていれば書くネタなんていくらでも転がっているわけでして、気軽にやりたいと思います【^^】。多分、ここの日記ではかなり本音が出そうです。元来とっても自己中心的な人間のため、偏見に満ちた言動も多々あわられるのではと…。でも、手染メ屋のこと嫌いにならないで下さいね。と、初回はお決まりの、“日記をはじめるにあたっての抱負”になっちゃいました。アンネの日記からこの方、やっぱ、日記のスタートってこういう感じになっちゃうんですかね。今日はここまで!
2004年04月05日
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