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隣のIさんは、俺を見ておびえている。
「いや・・・。」
「うわ・・・。」
後ろのI君は、俺の後頭部を見て驚いている。
そのときの俺は何が起こっているのかわからなかった。
いや、わかっていたが、それが予想外なできごとすぎたので理解することができなかった。
ここまでの経緯を説明しよう。
朝、俺は携帯の目覚ましがなる前に目が覚めた。
携帯のデジタル時計は6:27と表示されていた。
昨夜、灼眼のシャナのアニメをすべて見終わり、感動にひたりながら寝た。
そのため、俺は誘惑に負け2度寝をした。
結局起きたのは6:50。
まぁ別に焦る時間でもないので、ゆっくりと用意をして家を出た。
家を出て歩く事20歩。
(はっ!今日は水曜日ではないか。)
体操服を忘れた事に気付いた俺はダッシュで取りに帰った。
(いつもはこんなことないのになぁ。)
このときから俺は、嫌な予感がしていたのだ。
まぁこれは、アトヅケのイイワケだが。
なんとか電車に間に合った俺は、中学からの同期の4人としゃべりながら電車に揺られていた。
そのうちの一人が、朝っぱらから単語帳を出していた。
「なにしてんの?」俺はOに問う。
「俺、この前から一日に5個単語覚えるようにしてるんだ。」
「へぇ・・・。」
ついにこいつ頭狂ったか、と思っていると目的の終点についた。
学校は傾斜のゆるい、長い坂道を登った先にある。
山である。
山とゆうことは当然木もある。
一つの木の葉が下にたれていて、俺の行く手をはばかる。
俺はそれをしゃがんでかわした。と思っていた。
そう、このとき、しゃがんで避けるのではなく、左右に避けていたら冒頭のようなことは起こらなかった。
教室について、クーラーがついていないことを残念に思いつつ、先生がやってきて1時間目が始まった。
あれ
1時間目は何事もなく終わった。
そして、2時間目が始まる。
(これ本当に地学?生物じゃん。)
と、思いながらノートをとっていると、左後ろのNから声がかかった。
「ちょっ。○○、毛虫ついてる。」
「は?」
OといいNといい今日は頭が狂った奴が多いな。
「で、なに?」俺は問う。
「だから、頭に毛虫が。」
「・・・・・・・・・・・・。」
ここで冒頭と時制が一致する。
取ってくれ、といってもよく考えたら相手は毛虫なわけで、取ってくれる人などいるはずもないと悟り、口にはださない。
俺は後ろ髪を払った。
しかし、手にはワックスの香りのみ。
しかし、Nには飛んだのが見えたようで、毛虫を指差す。
それを、先生が紙で取り窓から放る。
黒い、小さい毛虫だった。俺は大の虫嫌いだ。蚊を殺すのも嫌なほどだ。
人間、窮地にたつとなんでもできるなぁ、と思ったのだった。
休み時間、あおってくる友達の腹を数発殴って再起不能にさしたのは言うまでもないだろう。