空っぽで真面目なブログ

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2019.12.25
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カテゴリ: プライベート


 この時、先生からは「いつ死んでもおかしくないからね。年越せないかもしれないよ。」と生きられる命が限られたものであることを知らされました。「先生、何って言ったの」と母に質問されたとき、私は母に先生の言葉を簡潔に説明しました。母は「わかった」と言って理解しました。
 それ以来、私は常に母に「1日でも長く生きよう」と言っては励ますようになり、平日は勤務を早めに切り上げて病院に行き、土日祝日は昼から病院に行くようになりました。勤務の合間を見て、家の者も来るようになりました。
 それからは終活です。母が元気なうちに行いました。とは言っても、もう腰は動きません。手足はばたばた動くのですが、だんだん痩せてきてしまい、元気なころは50kg台だった体重は40㎏を切り、30kg台までになっていました。また、食べては吐きの繰り返しが続きました。
 入院最初は外科病棟にいたのですが、11月下旬に緩和ケア病棟に引っ越ししました。ご飯の内容も変わり、部屋の規模も違っていました。8畳ほどの一人部屋で、食事ごとにおかゆ、主食に副食の野菜、ヨーグルト、高たんぱく低脂肪のアイスクリーム、デザートが必ず出ていました。「タンパク質は大事だからね」と私が言うと、食べるのです。とはいうものの、食べると吐く母がモルヒネで痛みを緩和するようになると、外科病棟では車いすでトイレに連れて行ってもらったのが、緩和ケア病棟ではおむつをつけるようになり、ついに便が自然に下に落ちるようになっていました。これは母にとってつらかったと思います。本人もさすがに「いやだ」と言っていたくらいです。
 闘病日記を入院中家でつけていましたが、疲れ気味になると家のソファーで寝ていました。それほど疲れていたのです。だんだん食欲もなくなり、「これ食べて」ということも増えました。料理のことで悩んでいた私にとってはありがたいことですが、その「これ食べて」の量が増え、食欲が落ちるので、カードに母の食欲についてメモして、看護師さんに渡したほどです。12月5日の夕食はデザート類だけ食べてあとはすべて残しました。これが最後の晩餐になるとは思いませんでした。「バイバイ、また明日ね」と言って眠くなったころに病室を後にしました。
 12月6日。突然容体が急変しました。昼までは元気だったそうです。しかし、5時ごろになり、容体が急変し、「来てほしい」という看護師さんの電話がありました。血圧が急激に下がり、重体でした。それでも、母は懸命に息を吸ったり吐いたりしていました。「お母さん、腹式呼吸だよ。」と言って私は励ましました。しかし、「あ~」と言ったきり、意識はなくなり、いつもの眠るときの顔になりました。ナースコールで看護師さんを呼び出しましたが、これが今生の別れになるとはいませんでした。最後の言葉が思い出せないです。ただ、「あ~」という言葉が今でも印象に残っています。苦しむ時間が少なかったのが不幸中の幸いです。

 近親者だけで12月11日に葬式を済ませました。生前、母は家族だけで直葬でするように希望したのですが、それは私たちが許しませんでした。おそらく母の葬式に出たい参列者がいるはずだと判断し、簡潔ながら式をしました。やはりきれいな母で旅立ってほしいと思い、メイクしてもらい、母の希望通りハワイアンドレスを棺にいれました。そして、最後は花に囲まれて送られたいというのも母の希望でした。棺には私の家の者の母への手紙に写真2枚、紫のマフラーをいれました。スライドショーの上演は好評でした。式に参加した方が予定より多く、香典返し足らなくなるハプニングがありました。そこは郵便や自宅訪問で香典を頂いた方も含め、地元の一つしかないデパートで香典返しを送らせていただきました。
 今は、書類上の手続きの最中です。仕事は27日まであるのですが、私は休暇を24日からとり、母関係でやらなくてはならないことを家の者とやっています。一連のことが終わると、悲しみが止まらなくなるかもしれませんが、二人で頑張って生きていく覚悟です。





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Last updated  2020.01.19 23:44:22
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