LAST RESORT

LAST RESORT

MONSTER

『モンスター』
監督・脚本 パティ・ジェンキンス

オフィシャルサイトにちゃんとしたあらすじ説明
があるので、そこも読みたい方はこちら↓
MONSTER

アイリーンは幼児時代に父親から虐待を受け、その父親も気が狂って自殺した。さらに8歳の
頃に父親の友人にレイプされた経験がある。
当時アイリーンは13歳で、幼い妹と弟を親戚の家に預け養育費を自分の身体で稼いだ。
13歳にして、客を取り娼婦となった。しかし妹と弟の前で、ある男が「俺はあの女と寝た」と酔っ払って言い、
アイリーンは周囲から軽蔑されるようになった。
たまらなくなったアイリーンは街を飛び出し、二度と戻らなかった。
そんな過去を持つアイリーンは、フロリダで娼婦をしながら生きていた。
(↑これは彼女の過去で、本編は↓のあらすじからです)

アイリーンは自殺を考えていた。
ポケットにある有り金5ドルを使い果したら死のう、そう思ってビールを飲みにバーへ行った。
そこで運命的にセルビーと出会う。
セルビーは同姓愛者(レズ)で、社会から疎外され反社会的な考えを持っていた。
同姓愛を治すために、セルビーは一時期親元
を離れ、親戚の家で厄介になっていた。
そんな2人は恋に落ち、愛し合うようになった。
2人で旅に出よう!という話になった。
アイリーンが「お金は私が稼ぐから任せといて」と言って、娼婦の仕事に励む。
それからのアイリーンは、愛される喜びを得た嬉しさから有頂天だった。
次々と客を取り、稼いだ。
しかし、ある男がとんだ変態でアイリーンをレイプし、殺そうとした。
必死にもがいたアイリーンは手元にあった拳銃でその男を撃ち殺した。
正当防衛。
その男に気絶させられていたせいで、セルビーとの待ち合わせに遅れてしまった。
アイリーンは急いでセルビーの家へ行った。
そして嫌がるセルビーを何とか説得し、「1週間でいいから私といてくれ。ほんとに1週間だけでいいから」とセルビーを納得させる。
稼いだお金で2人で出掛ける。
セルビーはおじやおばの言う事を聞かずに家出状態である。
あるボロ家を借り、2人で暮らし始めた。
2人はやっと一緒になれる喜びで有頂天だった。
レイプをされて、1回客を殺してしまったアイリーンは「もう娼婦はしない」と堅気になるとセルビーに誓う。
色んな会社へ面接に行くが、学歴や履歴書のないアイリーンを雇う企業はもちろんない。
アイリーンは酒で酔っ払い、堅気になるとい
う誓いを守ろうとしない。
その態度にセルビーは怒り、ある日ケンカになった。
そこで初めてアイリーンは「人を殺した」と告白する。
セルビーは動揺するが、尚も娼婦を続けろと言ってくる。
アイリーンは愛するセルビーといる為には客を取って、殺し続けるしかないと思う。
それからアイリーンの連続殺人は始まった。
しかし、警察に捕まるのも時間の問題で…ついにセルビーとアイリーンの似顔絵が容疑者として放映されてしまう。
アイリーンは愛するセルビーだけは、逃がそうと、お金を渡し街を出させる。
「いつかまた2人で暮らそう」と約束をして
…2人は別れた。
それからのアイリーンはセルビーからの電話を待ち、尚も同じ街で娼婦をしながら飲んだ
暮れ生活を送っていた。
すると、バーに来た武装警官にあっさり捕まってしまう。
刑務所からセルビーに電話をした。すると、セルビーの様子がおかしい…。
セルビーの隣に警察がいることをアイリーンは察する。
この電話は、警察が仕掛けた罠なのだ。
アイリーンに連続殺人を自白させるための電話なのだ。
セルビーは泣きながら「殺したでしょ?」と自白させようとする。
アイリーンは最後まで彼女への愛を告げ、自白する。
「私はいつまでもあんたを愛してるよ…」と。
その後、裁判所でセルビーは証言台に立ちアイリーンを指差し殺人の証言をする。
セルビーはアイリーンとは目を合わせようとはしない。
アイリーンは泣きながらセルビーを見詰め、頷いてばかりいた。
その後、アイリーンは12年間服役し、2002年10月9日死刑が執行された。


以上、私なりのストーリー説明でした。間違ってる点(セリフなど)あるかもですが、それはつっこまないで下さいね。






感想。
アメリカ映画だが、私の好きなヨーロッパ映画のようなテイストだった。
ストーリの進むスピードや役者の演技の仕方が、とてもよかった。
私は見終った後もエンドロールもずっと泣いてしまった(一人で…)
これが実録だとは思いたくないくらい痛い現実を見てしまった気分。
放心した。
アイリーンが愛しくて愛しくて、たまらなかった。
連続殺人犯なんて精神異常者ばかりだが、アイリーンはそうではない。
彼女はアメリカの病んだ社会での被害者なんだ!!!
煮え切らない怒りを覚えた。
これを見たら3日はブルーになります、見る方ご覚悟を(ォィ)
今まで色んな実録映画は見てきたが、ここまで悲惨で胸を打たれる映画はなかった。
セルビーの最後の裏切りは「酷い!」と思ったが、まだアイリーンよりも随分幼く、良い環境で育った彼女には正しい決断だったと思う。
よくよく考えると、ね。
彼女は「正しい道を生きたい」と最後にアイリーンに電話で話していた。
自殺を考えていたアイリーンにとって、そこへ現れたセルビーは奇跡だった。
アイリーンは彼女のために自分の人生すべてをささげた。
しかし、セルビーはそれだけの決心に至るまでの精神を持つような経験はしていない。
映画の中でアイリーンが「あんたの生きてきた世界と私の育った世界は別なんだよ!!!」と言ってた。
それが、最後になってほんとに確信になってしまった…。
生きてきた環境で、人は殺人者にもなり得る。
こんなに可哀想な彼女が死刑になったのは、本当に哀しい。
しかも執行は今からたった2年前の2002年なのである。
この映画は、見る前と見た後じゃ、人生観を変えられる映画である。
私はそうだった。

あと、アイリーン本人へのインタビューなどドキュメンタリーを記録した DVD というのも出ている。
めっちゃくそ欲しい…







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