ちびろずるーむ

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モンサンミッシェル(1)



3日目。朝から雨。視野悪し。きょうは13時間のバスの旅。

6時半、世界遺産モンサンミッシェル修道院観光に出発です。

通勤渋滞のパリ市内を抜けると、郊外の住宅地になり、それも

通り越すと今度は、広々とした牧草地の風景になって来ました。



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雨は降ったり止んだり。でも時折強く降り、視野が無くなります。

あのそそり立つ要塞のような風貌をぜひ拝んでみたく祈るばかり。

708年に聖オベール司教が大天使ミカエルのお告げの夢を見て

ここに修道院の設立を決意してから現在まで、長い歴史ですよね。



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約5時間かかって到着しましたが、なんと霧で半分しか見えません。

これから先にランチなので、何とかお天気が回復することを祈ります。

人気観光スポットですが、冬なのと雨のせいか、これまた空いてます。

そして寒くありません。とても静かで神秘の孤島って感じが伝わります。



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駐車場から歩いてすぐ入り口があり、2つ門を抜けると狭い参道が続き、

その両側に、ホテルや土産屋やレストランなどが、軒を連ねていました。

ここの名物ふわふわのオムレツが本日のランチ。前菜は、生ハムと野菜。

せっかくの生野菜なのに、生ハムのおかげで食べられず。とても、残念。



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卵をホイップしてオーブンで膨らませるようにして焼くみたい。甘くない

お菓子みたいな感じで美味でした。ここのポテトはパリよりも美味でした。

私達が席に着いてから作り始めるので、熱々のが食べられて良かったです。

デザートはアイスクリームでしたが、お腹がいっぱいで食べられずでした。



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お店を出てまた狭い参道を通り、石段を何段となくどんどんと上がって行き

ます。ひたすら上がるのみ。だんだんみんな無口になり、年配の方はかなり

辛そうな感じで気の毒でした。雨は次第に止んで、空が少しずつ明るくなり

ましたが、参道は暗い感じで、時折見える周辺の干潟や緑の草木の風景が、

とても美しく眩しく見えて来ます。私は写真を撮りながら、上りました。



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「うわー!」「すごー!」、前方で歓声があがりました。「上、上見て!」

との声にふと上を見上げると、島の最上部の修道院がそびえ立っていました。

11~16世紀の中世建築で、完全な姿で残っているのには、驚きました。ロ

マネスク、ゴシック様式と、時代に沿った建築方法で建てられているのは見事。



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塔のてっぺんで黄金に輝いていらっしゃるのが、大天使ミカエル。大司教の

夢枕に3度現れ、「モンサンミッシェルを造れ」と3度目にこめかみを突っ

ついたそうです。大司教の遺骨には穴が2つ・・・なかなか実行しないから

思いっきり突っついたんでしょうか?その話しを聞いた時に、ふいに笑って

しまいました。しかし、遺骨の2つの穴の真相は、どうなのでしょうか??


冬のパリ へ   モンサンミッシェル(2)






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