いつかはカナダ犬と北京生活

いつかはカナダ犬と北京生活

3、忘れられない人

3、忘れられない人


 私は北京に大好きな人がいた。私よりひとつ年上の中国人、名前はビンビンといった。彼には彼女がいて、それを知りながら彼を想い続けてきた私。

 私たちは・・・敢えて例えれば、不倫のような、そんな関係だった。私にとって彼はたった一人の大好きな人だったけれど、彼にとって私の存在って何だったのか?正直今でも分からない。二番目の彼女だったのかもしれないし、或いは、体の関係だけと割り切った女だったかもしれない。

 正直、このフリーページを書いている今でも、私は彼を心から消し去れないでいる。自分のそんな感情を、恋人であるハスキーには申し訳なく思う。ビンビンに対する想いはきっと、ハスキーを愛しているのとはまた違った、特別な感情・・・。

 その彼がいる街だから、余計に北京が恋しかった。もちろん北京に戻ったからといって、彼とどうなれるわけでもない。それでも私は、彼からのEmailを待ちわび、月に2通は手紙も書いていた。望みのない片思いだとしても、彼を想う時間が、幸せだった。


続く→


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