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『とべ、人工尾びれのイルカ「フジ」 世界初のプロジェクトに挑戦した人びと』 (感動ノンフィクション)真鍋和子 文 佼成出版社原因不明の病気により、尾びれの4分の3を失ってしまったイルカ フジ。腐っていく尾びれを手術により切り取ることで病気は治り、いのちは助かった。が、尾びれはイルカの もうひとつのいのち ともいえるものだった。尾びれをつかって、イルカは泳いでいる。その尾びれを失ったフジはイルカが泳ぐための「ドルフィン キック」ができなくなってしまったのだ。以前のように泳ぐ事ができず、プールに力なくういているだけの フジ。このままでは運動不足で新たな病気にかかるかもしれない。沖縄美ら海水族館(おきなわちゅらうみすいぞくかん)の飼育係の人たち、獣医の植田さんは、毎日毎日、顔をあわせると、話はフジのことばかり、「フジを なんとか泳げるようにできないだろうか」「ドルフィンキックをもう一度とりもどせるように、なにかいい方法はないのかなぁ」「なにかできるはずだよ・・・。ぜったいに、できることがあるはずだ」そのとき、植田獣医がひらめいた。「義足」・・「義足をつけてかつやくしているスポーツ選手もたくさんいる。車いすに乗った犬だっている。」「フジの義足、いや尾びれをつくれないだろうか。人工の尾びれを・・」植田獣医は、「アメリカの水族館で、前足を失ったウミガメに世界的に名高いタイヤメーカーが、ゴムで人工の前足をつくった」という記事を雑誌で読んだ事があったのだ。早速、日本のタイヤのトップメーカーである、ブリジストンに相談、フジのための人工尾びれをつくるという 世界初のプロジェクト が はじまった・・佼成出版社 感動ノンフィクション シリーズの一冊。映画にもなりましたよね。ノンフィクションには本当の話の 本物の感動があります。イルカ フジ の存在感がいいです。主人公はあくまでフジなのです。「フジ!頑張れ!」と応援したくなる本です。グレードは 小学校高学年~(興味があれば中学年でも大丈夫だと思います)
2007年08月06日
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