サロマ湖ウルトラマラソン2008の完走記です。
前日は8時にベッドに入りましたが、なかなか寝付けず、おそらく10時過ぎでしょう。途中12時前に一度目覚めたが、幸い直ぐに眠れたようです。2時5分前に目覚めて食事・着替えをして、3時10分にホテル出発。
会場に着いたのが4時半であり、スペシャルドリンク(グリコーゲンリキッド、BCAA,クエン酸)3ヵ所と、荷物エイドに着替え(半袖、ハーフタイツ)とスペシャルドリンク等を預ける。
仮設トイレに並ぶが長蛇の列であり諦めて別の常設トイレで小のみすます。結果的に途中のトイレで2,3分余計に浪費することになる。
15分前になりスタートに並ぶ。ここでMY☆STARの西さん、梶さん、みっちゃん、境さん、宮本さんに、マックさん、竹田さんに会う。本メンバーの後方2mの位置からスタート、ロスタイムは8秒。
10kmまで
前の方なので周りのランナーは皆飛ばしているが、マイペースを心がける。20km近くまでは抜かれる一方である。10kmは57分56秒で通過。キロ5分50秒の目標通りに推移。
脚の調子は良くわからないが、少なくとも軽くは感じない。
20kmまで
サロマ湖に入り、暫く行くと先頭ランナーの折り返しと会う。☆の先頭は境さん、その後マックさん、マツタケさん、竹田さん、みっちゃんと続く。西さんは見逃した?
その後で後ろから来たTAKAさんと挨拶、直ぐに前方へ離れていく。今日は体調が良さそう? 記録狙いのマジレースのようである。TAKAさんと挨拶している時に折り返し後の梶さんと宮本さんにマイスター頑張れと声をかけられる。竜宮台折り返し後の20kmは1時間55分と、ここも予定通り。
30kmまで
24キロで往きに目をつけていたトイレに入るが、大はふさがっている。せっかくだから小をして、出ようとすると大が空いていたので、連荘することに。この際、小も結構な量を。さっきは時間の無駄だった? 合計3,4分を消費。
ところが、この間にガーミンが衛星をロストしており、距離が狂ってしまい、500mは余分に走ったことになっており、ペースが速く計算されている。これから暫くは正確なペースが分からなくなってしまう。体が軽くなったせいもあるのか、30kmのラップは59分とトイレを除くと55,6分となり、速すぎる。
40kmまで
30km過ぎ(前?)スペシャルを取る、1,2秒探してしまった。どうもテーブルごとに末尾の数字で分類しているようである。マラソンの常識かな?
なかなかサロマ湖へ戻らない。そのうち国道へ出て道路の左側や歩道を走る。太腿の内側付け根に近い部分に痙攣しそうな感覚がある。どんなペースで走っても30km過ぎると脚が重たくなる。40kmは3時間52分。設定通りで、ここまで貯金8分。
50kmまで国道から抜けてサロマ湖岸へ入り、まもなく42.195km地点を通過、4時間4分40秒くらい。50kmを4時間50分30秒で通過。ほぼ設定通り(5キロ29分ペースで、貯金10分の予定)。コースは違うが、富士五湖では、50kmで貯金を吐き出しているので、今日は順調。
60kmまで荷物エイドを挟んで、最大のアップダウンもあまりペースを落とさずに走り切る。エイドで約1.5分くらい使う。60kmを5時間52分弱、順調。
70kmまで好調維持、サロマ湖へ向かう道で丹代さんに声をかけて抜く。この時はワッカで抜き返されるとは想像していなかった。40-70kmの間でかなりのランナーを抜いていく。65kmエイドでスペシャルを取る。70kmを6時間52分半で通過、この間1時間44秒、貯金7分半。ひょっとすると、ひょっとするかもと幻想を抱く。
80kmまで徐々に足が重くなる。71-73kmまで6分10秒前後とペースが落ち始める。74kmでトイレ1分、キロ7分。それほど行きたいわけではないのに貴重な時間を浪費してしまった。76km以降、キロ6分17秒、6分29秒、6分39秒、6分58秒と目に見えてペースが落ちる。79kmの左折してのエイドで水、スペシャル、ゼリーを取ろうとするが吐き気がしてほとんど受け付けない。フル・ウルトラ通して初めての経験に動揺する。体調悪化?完走できないかもしれない?極端にペース落ちるが走り出すが、ワッカへ向かう森に入ると、何故か上り坂。高低図にはなかったぞ!エイドでの吐き気で気力がなくなっていて、思わず歩き出す。少し行くと80kmの関門、また走り出して関門通過、7時間59分59秒。貯金は遂に1秒。でも、もう関係ない、無事に完走できるかどうかの方が心配になる。
90kまで80-82kmまでは殆んど歩いた方が多くキロ10分台。82km過ぎから歩いたり走ったり。暫く歩いたせいか、ワッカの原生花園に入って次のエイドでは水・スポーツドリンクを何とか飲んだ。少し元気を取り戻し走り始める(岐路7分台)。直ぐに笑石人さんと擦れ違いエール交換。その直後?、後ろからTAKAさんがあっという間に抜いていく、もっと先を行っていたはずなのに、何時の間に抜いていたのだろう?お腹を壊したそうである。トイレの間に抜いていたらしい。暫く行くと☆のみっちゃんと西さんと会う。いいペースである。8時間台は間違いない。89kmくらいでTAKAさんと擦れ違いハイタッチ。これで、擦れ違うべき人には全員擦れ違ったようである。と思ったら、急に走れなくなった。折り返し前後の3kmは殆んど歩き混じりのキロ10分前後。90kmを9時間26分、この間1時間26分。後10kmを90分で行けばなんとか11時間は切れる。
100kmまで
91km過ぎからまた走りが中心となる。もう脚は前に出ないので必死に腕を降り、上半身を捻って足を出す感じである。
これまでは給水とゼリーだけだったが、85km過ぎてからのエイドで始めて固形物を食べる。といっても小さな握りに梅干の乗ったもの一つと、スイカを4切れであるが。
さらに、ワッカの残り3,4kmの地点で気が付くと雲が切れ日がさしている。サロマ湖の緑は鮮やかになり、左を見ればオホーツクブルーの海。もっと早く晴れれば、この景色を堪能できたのにと少し残念である。
7分半ペースで行くが、96キロ過ぎに左膝が痛くなり、またまた歩く。ワッカを抜けてから走り始め残り2kmは何とかキロ7分台。ゴールはギリギリで10時間50分を切った。
最後の20kmでかなり歩いてしまい、100kmのランナーにも2,300人には抜かれたようである。しかし、知り合いには歩いている姿を見られずに済んだかも知れない(たまたまであるが)。
次こそ完走だ!