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2006/08/17
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カテゴリ: カテゴリ未分類

モチベーションの話の続きです。

前回二回は、基本的には「アメとムチは本質的なモチベーションの向上策としては機能しないのではないか?」ということを書いてきました。
で、「だったらどうすればよいのか?」書いてみました、がまた終わりませんでした。。。

以下、書いている途中ですが、なかなか一般論以上のことはなかなか言えなかったですね。このテーマについては、自分自身のテーマとして、しばらく考えてみる必要がありそうです。





部下・社員のモチベーションを発揮するためにどうすればよいか?
ということについて、一番しっくりいく表現は、以前紹介した

マーカス・バキンガムの 『最高のリーダー、マネジャーがいつも考えているたったひとつのこと 』 に出てきました。


『部下は、支えられ、課題を与えられ、理解され、才能が許す限り大きな成功へ導かれると感じて、初めて全力を尽くしたいと思うものだ。』


自分が前職でモチベーションが非常に高かった時の状況を思い返してみても、この項目に当てはめることが出来るようです。

具体的には、

■支えられ  = 基本的には上司やチームメンバーが何かあったときに相談できる関係であったように思います。「こんなことを相談したら怒られるのではないか」とか「悪い評価をもらうのではないか」といった心配をあまりすることなく、プロジェクトの課題に取り組めたように思います。


■課題を与えられ  = プロジェクトそのものが、多くの場合挑戦的で、知的欲求を満足するものでした。中には「定型パッケージ」のようなプロジェクトもありましたが、多くの場合『楽しい』課題のある立場で仕事をさせてもらったと思います。


■理解され  = 仕事ぶりについては、まず顧客の反応を見ることで仕事が役に立っているかどうか、明確に(如実に)わかりました。これが「いい仕事」をしたときに「理解される」部分でした。一方、不本意な場合でもプロジェクトが終わった時点で、フィードバックをもらいながら、反省会をする中で、自分が何に苦しんでいたのか、吐き出す場面があった、ということはあったと思います。


■才能が許す限り大きな成功に導かれ  = 成功を感じる機会として、顧客の反応をダイレクトに見る機会以外に、意外と有効だったのは新卒の採用担当をやっていたことだと思います。就職活動をしている学生に対して、自分の仕事振りを語ることで(学生は感化されやすいというのもありますので)「学生時代に比べたら、ずいぶんと成長できたし、いろいろな経験ができてるなぁ」ということを実感する機会がありました。


そんな具合に、支えられ・課題を与えられ・理解され・才能が許す限り大きな成功に導かれる、ということが実感できる環境にいたと思います。(その後いろいろあって、必ずしもずっと万全だったわけではありませんが)


いずれにせよ、「アメ」もなかったですし(もちろん、他業種よりも多めに給料がいただける、ということはそれはそれで重要な要素ではありますが、「もっとがんばったら、いくらボーナスをやる」みたいなことはなかったですし、あったとしても全くモチベーションにはならなかったですね。人より早く昇進するというモチベーションもありませんでした。

「ムチ」も、会社としてはパフォーマンスがあがらない人には居づらい雰囲気があったと思いますが、ぼく個人としては新卒の一期生という恵まれた環境にいたこともあり、「ムチ」を意識することは殆どありませんでした。


こうして考えてみると、「自分が大事にされている(あるいは、居場所がある)」ということの方が、アメやらムチやらよりも、はるかに重要だったのではないかと思ったりします。

以前紹介した 、「組織開発ハンドブック」

現在のように、仕事が定義しづらくなってきて、仕事の「始まり」「終わり」あるいは「成果」を測定しづらい環境では、 「自己効力感」(=目の前の出来事に対する自分の効力が信じられる状態) が重要である、とありました。(心理学者のバンデューラ氏が提唱した概念だそうです)


では、上記のような「支えられ・課題を与えられ・理解され・才能の許す限り大きな成功に導かれる」ために企業として、どんな仕掛けが考えられるか、ということも書く必要がありますが(というかこれが本題ですが)これは次回にします。










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Last updated  2006/08/17 10:23:58 PM
コメント(6) | コメントを書く


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ふむふむなるほど  
iguccio さん
今さんのブログは毎度色々考えさせられます。

今回も多くの「気づき」をもらいました。

でもやっぱり自分でもう少し色々と本読んだり、
人と話したりしていかないと駄目ですねえ… (2006/08/19 02:24:05 PM)

これがアメでしょ。  
ヤマグ さん
昇進や給料アップがばかりがアメではなくて、まさしくこれがアメでしょ。
このようなシステムを導入するよりも、給料アップで同じ効果(部下が死に物狂いで働く)が得られればそれにいいに越したことはないですよ。

上記をシステマチックにできるかって話はかなり興味ありです。自分はやっぱり個性を超えられないというの感じがしてならないのですが。 (2006/08/22 01:12:44 AM)

同感です。  
となり町の人 さん
初投稿になります。昔人事の仕事に携わっていたこともあり非常に関心のあるテーマなので、つい書きたくなりました。
アメとかムチって、あくまで過去の実績に対する処置であって(この意味で社内表彰とか懲戒に近い)、将来の行動に影響を与えさせようって期待するのはちょっと筋が違うと思います。
過去の成果をもって将来の行動に影響を与えさせようとするなら、アメなりムチなりの中身をどうするか考えるより、
・なぜアメをもらえたのか、今後アメをもらうためにはどうすればいいか
・なぜムチをもらったのか、今後ムチをもらわないためにはどうすればいいか
を説明することの方が大事かなと(説明したとおりのことをやってもアメをもらえなかったりムチをもらったりするのが難しいところですが)。 (2006/08/22 11:30:36 PM)

Re:ふむふむなるほど(08/17)  
tkokon  さん
iguccioさん
>今さんのブログは毎度色々考えさせられます。

>今回も多くの「気づき」をもらいました。

>でもやっぱり自分でもう少し色々と本読んだり、
>人と話したりしていかないと駄目ですねえ…
-----
コメントありがとうございます。
アウトプットしないと、「わかったつもりのこと」がいつの間にか「わかってないこと」に変わってしまうのが怖いので、気がついたことはなるべく書き留めるようにしてます。
が、まあ実際のところは「書きたい」と思えるまでためておくのが重要ではないか?というのが最近考えていることです。
ぼくの場合意思が弱いので、「これやらなきゃ」と思って、義務感から始めたものは、たいがい失敗してしまう(笑) (2006/08/27 11:11:26 AM)

Re:これがアメでしょ。(08/17)  
tkokon  さん
ヤマグさん
>昇進や給料アップがばかりがアメではなくて、まさしくこれがアメでしょ。
>このようなシステムを導入するよりも、給料アップで同じ効果(部下が死に物狂いで働く)が得られればそれにいいに越したことはないですよ。

>上記をシステマチックにできるかって話はかなり興味ありです。自分はやっぱり個性を超えられないというの感じがしてならないのですが。
-----
コメントありがとうございます。
そういう言い方も出来ますよね。結局これこそがアメではないかと。
ぼくもヤマグさんの意見に賛成。結局、仕事の種類も人間の個性もあまりにも多様なので、システマチックな仕組みが有効な部分ってものすごく少ないのではないかと思います。
(2006/08/27 11:13:14 AM)

Re:同感です。(08/17)  
tkokon  さん
となり町の人さん
>初投稿になります。昔人事の仕事に携わっていたこともあり非常に関心のあるテーマなので、つい書きたくなりました。
>アメとかムチって、あくまで過去の実績に対する処置であって(この意味で社内表彰とか懲戒に近い)、将来の行動に影響を与えさせようって期待するのはちょっと筋が違うと思います。
>過去の成果をもって将来の行動に影響を与えさせようとするなら、アメなりムチなりの中身をどうするか考えるより、
>・なぜアメをもらえたのか、今後アメをもらうためにはどうすればいいか
>・なぜムチをもらったのか、今後ムチをもらわないためにはどうすればいいか
>を説明することの方が大事かなと(説明したとおりのことをやってもアメをもらえなかったりムチをもらったりするのが難しいところですが)。
-----
お、初登場ですね。コメントありがとうございます。
おっしゃるとおりで、「過去も将来もずっと同じ仕事をする」人には、過去の結果を褒めることと、将来の期待を示すことがほぼ同義なのですが、現実的にはそういう仕事は殆どありませんのでね。

「どうすればアメがもらえるか」を説明することが非常に難しいのだと思います。少なくとも、全社共通の制度・仕組みで一律に行うことは非常に難しいということではないかと。

(2006/08/27 11:38:09 AM)

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