サリエリの独り言日記

サリエリの独り言日記

2006.07.07
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テーマ: ニュース(96643)
かつて来た道 3.

 これが私が生まれる10年前まで、日本で普通に行われていたということを、時間の感覚で捉えたかったので、10年の経過がどれくらいの時間感覚なのか、たとえば阪神大震災の例をとってみたのでした。
 私の生まれたころは、すでにそうした痕跡は世の中になく、まるで日本という国が出来たときから、この民主国家は云わば所与のものとして、昔からあたりまえに、あるかのような感覚でした。軍隊とか戦争とかを話すのは、それ自体がまるで悪であるかのようで、それについて話すことは好戦論者と受け取られることを覚悟せねばならないという、まことに奇妙な時代だったのです。

 敗戦後60年、戦争とか軍事力について、まともな議論がなされなかったことは、逆に世界情勢の認識について、今の日本を誤謬に導いているようで、必要以上の煽りと不安感に追い立てているような気がします。(逆に無知蒙昧な楽観論も危ない。実際に兵隊にとられて戦争するのは、若い人ですよ)
 最近はよほど議論の機会が増えて(戦争の予感が現実味を帯びてきたので)、昔なら好戦論者といわれた人が、ずいぶん元気になってる、これも困ったことです。

 時代とか社会というものが、10年足らずで、そっくり入れ替わってしまう(眼に見えるものではなく、社会風潮といったもの)ということを、私たちは充分認識しておかなくてはなりません。

 つい10年ほど前まで、韓国は軍事クーデターで政権奪取した朴正煕(パク・チョンヒ、現ハンナラ党党首朴 槿恵パク・クネさんの父)大統領の敷いた反共親米路線で、当時の日本よりはるかに北朝鮮に対して強硬でした。朴正煕はご存知かもしれませんが、旧日本帝国の陸大出身ですね。
 在任中に旧日本陸軍の威力を継承しているのは、自分だけだと(戦後日本が腰抜けになったので)云っていたとか。


 私より10年以上年上の人たちは、多少なりと今の北朝鮮(あるいは韓国)の世情や、国家組織からの声明に、過去からの遠吠えを聞いているのではないでしょうか?自分自身の内部に残っている、かつて確かにあった感覚を呼び起こされているのではないですか?
 今の北朝鮮を戦前の日本と同一視することは、もちろんできませんが(半島には島国とは大きく異なる悲哀の歴史があります)、まったく別世界のテロ国家のような断じかたを、はたして日本人(とくに若い政治家)はできるのでしょうか。
 これはひょっとしたら、日本がかつて来た道だったかもしれないのです。

― おわり ―





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Last updated  2006.07.08 00:03:14
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TNサリエリ @ Re[1]:Kyoto Tachibana High School Green Band 10.(09/07) ナガノさんへ  コメントいただき、ありが…
ナガノ@ Re:Kyoto Tachibana High School Green Band 10.(09/07) 2年遅れで、この文章を読んで泣けてしまっ…
TNサリエリ@ ふたたび、コメントありがとうございます。 cocolateさんへ 私自身、彼女の演奏に刺激…
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