サリエリの独り言日記

サリエリの独り言日記

2006.09.01
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カテゴリ: 科学
 どなたかのコメントにもありましたが、ドストエフスキーばりに、退屈な前置き話!をながながと続けているのは、これから話する私のエセ科学的妄想に興味のない人を、前もって追っ払うためです(ウソ!)。

 境界線(Outer Limits)を追い求めて、そこにたどり着いたと思った瞬間、さらにそこから広大な地平が広がっている、ということは科学の世界ではよくあるようで、例えばもう40年近く前の話になってしまいましたが、人類が始めて月の石を地球に持ち帰ったとき、これで月のクレーターが隕石でできたのか、火山の噴火でできたのか、今にも解決できるような期待がありました。ところが実際には解決できた問題の向こうに、さらに大きな疑問が現われてきたのです。
 あるいは素粒子の学問の世界でも、原子核の内部構造を調べていくとクォーク(Quark)という粒子に行きつく、ところがそのクォークの数が思いのほか多いことがわかってくると、さらにそれの向こうの地平を考えざるを得ない、というわけで超弦理論(Super string theory―物質は極小のヒモの振動数によって決まる)のようなものが、ささやかれると、ここから先は科学というよりも哲学的認識論にジャンプしてしまいそうです。
 実は2500年ほど前に、それに近い世界認識に到達した人がいましたね。インドのシャーキャ・ムニ(釈迦牟尼)です。今のような科学的知識のない時代は、かえって単刀直入に人間の感覚の陶冶ができたのかもしれません。仏陀の悟りはひょっとすると無神論の認識ともとれ、そこでは意志とか本能とか、生命感覚の核心は無だとし、それを盛る器(身体)は空とする考えは、意外と今の科学知識の最先端の認識と近いのかもしれません。

 何だか話が難しく、おまけに拡散しているようです。漠然と考えていたことを、まとまらないままにウダウダ書きつけるとこういうことになる、という見本みたいになってきました。

 例の「利己的な遺伝子」のR・ドーキンスが、生物の種族保存は、生物が持っている遺伝子によって行われる結果なのではなく、逆に遺伝子の持っているコピー機能の結果として、生物が存続してきたという考え方は、我々の発想を覆すものでした。 コピー機能に意志はない のです。
― つまり、我々人間を含めた生物は遺伝子が自らのコピーを残すために作り出した「乗り物」に過ぎないということになる。コピーを残す効率に優れた「乗り物」を作り出せる遺伝子が、結果として今日まで存続してきたと言えることになるのである(生物=生存機械論)。 ― Wikipedia
 R・ドーキンスが過激な無神論者になるのは、何となくわかりますね。ではこうやって話している人間の意志とか本能とは一体何なのでしょう。

 これは発想の転換ではありますが、新しい発見というものではない、ドーキンスの理論はダーウィンの進化論を、よりすっきりと補足説明するもののようでです。

 それはともかく、人間についてはとりあえず後回しにするとして、先に触れたウィルスのような生物と非生物の境界に位置するような存在のふるまいが、ただの分子機械であるように、細菌のふるまいも生物=生存機械論で考えたほうが理解しやすい、と私は思うのです。

 ここから先は、私の妄想です。
 先に書いた我々の身体に付着した常在細菌のふるまいは、自然物のいわば化学反応に近い結果であるといわれたほうが、私には理解しやすいのです。腸内細菌の個々に意志(生存本能)があって、多種多様な攻防を繰り広げていると考えるよりは、全体として生物=遺伝子生存機械のプロセスを繰り返しているというような。

 となると、地球全体のありとあらゆる生命現象も、遺伝子生存機械の結果であると見ることもでき、人間以外のすべての生物は、たぶんそれを受け入れるでしょう。彼らはサルやイルカのような高等生物であっても、みずから意志で動いているというよりは、遺伝子のふるまいに動かされていると見たほうが早い。
 人間だけはそれを認識してしまったわけで、そこに神へのながい道筋を見出すか、たんなる脳内の仮想現実と見なすかは、個々それぞれの判断です。ただ地球全体としてありとあらゆる生命現象をみるとき、ヒトのふるまいもふくめて遺伝子生存機械のように見えてしまうのは、私だけでしょうか?
 地球という球体が全体としての意志はもちろんないとしても、遺伝子生存機械の器(乗り物)として存在しているのなら、たしかにバイオスフィア(地球を一個の生命体と考える)という考え方はありえるかなという気がするのです。

                                     ― おわり ―
― 追記 ―
あ~しんどかった。こういう話はもうやめにしましょう。





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Last updated  2006.09.01 14:05:29
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TNサリエリ @ Re[1]:Kyoto Tachibana High School Green Band 10.(09/07) ナガノさんへ  コメントいただき、ありが…
ナガノ@ Re:Kyoto Tachibana High School Green Band 10.(09/07) 2年遅れで、この文章を読んで泣けてしまっ…
TNサリエリ@ ふたたび、コメントありがとうございます。 cocolateさんへ 私自身、彼女の演奏に刺激…
cocolate@ Re:エレクトーンというガラパゴス 1.(06/17) 再びおじゃまします。 826askaさんのYouT…
cocolateさんへ@ コメントありがとうございます。 三年ほど前に826asukaさんのことを知り、…

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