サリエリの独り言日記

サリエリの独り言日記

2020.10.03
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ひょっこりひょうたん島

 イギリスのジョンソンさんならお気の毒、ブラジルのボルソナロ大統領とか、ベラルーシのルカシェンコ大統領なんかだと、その素行から見て「そら、みたか!」という笑い話ですむんだけど、アメリカの大統領となると、いくら漫画チックな図柄とはいえ「冗談じゃない」って話になる。
 最短でも二週間程度の政治的空白ということであれば、大統領選挙の行方という国内問題にとどまらず、この空白そのものがもたらす世界の攪乱が心配ですね。中国もロシアも、こうした時間的空隙には、とても鋭敏かつしたたかで、何らかの駒を動かして来そうな気がして仕方がない。その意味でも、世界で絶対罹ってはいけない人間の一人のはずですが、まあ強がりもここまで来れば、まさしく「病、膏肓(こうこう、回復不能)に至る」のレベルで、自身を反省して悔い改めるなんて発想は、もちろんここから先もなく、おそらくご本人はこのうえは劇的回復を演出して、一挙に失地回復をねらおうという頭でいっぱいなのでしょう。
 トランプ支持者には、このコロナ罹患こそトランプさんが編み出したフェイクニュースで、これによって大逆転サヨナラホームランをねらっている、という話がまことしやかに噂されているとか。したがって、この大統領の感染はオールドメディアが騒ぐほどには、支持率に影響しないのではないか?この大統領にして、こういう発想をする支持者たちのいる国だから、ということです。

 昔、S・キューブリックの「博士の異常な愛情」という傑作ブラックコメディー映画がありました。すでに大陸間弾道弾が飛び交おうかというさなかに、O・ウェルズ似の悪相のソ連大使が、ペンタゴンの機密会議室を盗撮しているのを、アメリカの将軍(J・C・スコット)が目ざとくみつけて、くんずほぐれつの取っ組み合い。「お前ら、世界の終わりが近づいても、まだそれをやっているの」といっているうちに、水爆が破裂して文字通り一巻の終わりという映画でした。
 同じようなくんずほぐれつを、このコロナ禍に「やるな」と言っても、彼のような国々は生理的にそれが出来ない、という厄介ではた迷惑な体質を、ずうっと持っているのです。安倍さんならそのあたり「警告」ではないにしても、軽い「牽制球」ぐらい(他の国を動かして)投げそうな気もしますが、菅さんはどうなのかな?


 ところで政治学者としても、バラエティー番組コメンテイターとしても、今や引っ張りだこの三浦瑠麗氏、私がこの人を知ったのは、五、六年前例の「朝生」で、珍しく青山さんが顔を出していて、それに同席していた時からです。断っておきますが、私はこの田原総一郎氏の「朝生」が嫌いで、普段見ることがないのですが、青山さんが出ていたのでチャンネルを合わせたのでした。
 その時の三浦氏の印象ですが、その美貌と滑らかな口舌ぶりは、他を圧していて面白く、しばらく注目する日が続きました。政治討論でのこの人の特色というのは、自分の主張を述べ立てるというよりも、その場の論点の整理ないし、解説のような体を成しているというところにあるんじゃないか、と思ったりもしたのです。しかしこれはある意味、持論の主張に熱中して、相手の話に聞く耳を持たない数多くの論者にとっては、はなはだ癇に障るところがあったのではないか。

 私はそれにつけて、思い出してしまうテレビ番組があるのです。表題にあげた「ひょっこりひょうたん島」という、それこそ五十年以上前の人形劇なのですが、登場するキャラクターがそれぞれ出色で、すこぶる面白く、中学生時代の記憶が今でもよみがえります。かなりヒネた中学生の私にとって、人形劇などというのは子供向け、まして「チロリン村」など死んでも見るまいと思うタチだったのですが、子供目線から大人を意地悪く風刺するという視覚が斬新で、知らぬ間に結構入れ込んで見ていましたね。


 そうした漂泊する島にさまざまな危難が押し寄せ、何とかみんなで切り抜けていくという物語なのですが、実質的にこの島の困難を見通して、解決していっているのは、六人ほどの子供たち。中でも「博士」と称せられる少年が際立っていました。島を牛耳っているつもりのドンガバチョやトラヒゲに対して一歩も引かず、その怪物的博識と超論理的語り口で、グウの音も言わせずに問題を解決していく。サイズと口の大きさだけが取柄の大人たちは、頭ではかないっこないので、文句は言いつつも従っていくほかない。
 とはいえ、生意気な子供に「腹ふくれる」思いは、大人の側に常に沈降するわけで、時にガバチョがトラヒゲをそそのかして、博士(確か中山千夏さんが声やってましたね)を陥れたりもする。そういう場面もありました。

 この図柄、先日の(見ないと言っていたはずの)「朝生」で、同じような構図となって顔を出していて、すこぶる面白かった。番組を仕切っているはずの田原氏に対して、三浦さんが一歩も引かず、終わりのほうでは、この番組を動かしているのは、実質的に三浦さんのほうじゃないか、と思ったりしたものです。もうお分かりだと思いますが、この三浦さんの立ち位置、「博士」とそっくりだと思いませんか?





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Last updated  2020.10.03 11:47:56
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TNサリエリ @ Re[1]:Kyoto Tachibana High School Green Band 10.(09/07) ナガノさんへ  コメントいただき、ありが…
ナガノ@ Re:Kyoto Tachibana High School Green Band 10.(09/07) 2年遅れで、この文章を読んで泣けてしまっ…
TNサリエリ@ ふたたび、コメントありがとうございます。 cocolateさんへ 私自身、彼女の演奏に刺激…
cocolate@ Re:エレクトーンというガラパゴス 1.(06/17) 再びおじゃまします。 826askaさんのYouT…
cocolateさんへ@ コメントありがとうございます。 三年ほど前に826asukaさんのことを知り、…

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