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大石 ゆう

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2016.02.11
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先週はコラムの連載をお休みさせていただきました。毎週欠かさず書いてきたのですが、実父が月曜日に他界したため、葬儀と初七日の法要等があり、いろいろ多忙にしておりました。パーキンソン病を患ってはいたのですが、まさかこんなに急とは家族は誰も想像しておりませんでした。実は夜の間に眠ったままで、亡くなったのです。

私は結婚してから、夫の祖母と母を見送りました。今回は実父ということで、家族としては三度目の葬儀に参列することとなりました。夫の家は真宗大谷派、実家は浄土真宗本願寺派です。親鸞を宗祖とする浄土真宗の寺院である「本願寺」が、東西に分立したという歴史があることはご存じの方も多いと思います。

「慶長5年(1600年)9月15日の関ヶ原の戦いで豊臣家から実権を奪取した徳川家康は、同戦いで協力[13]した教如を法主に再任させようと考える。しかし三河一向一揆で窮地に陥れられた経緯があり、重臣の本多正信(三河一向一揆では一揆側におり、本願寺の元信徒という過去があった)による「本願寺の対立はこのままにしておき、徳川家は教如を支援して勢力を二分した方がよいのでは」との提案を採用し、本願寺の分立を企図する。」Wikipediaより

 実は私は戦国時代に分立とは知りませんでした。関心がないというのは、そういうものですね。そして、改めて学んだことがあります。それは浄土真宗では喪に服す必要はないということです。「喪中」は「穢れ」という神道の考えが入り込んだためで、仏教では忌み嫌ってはいけないとのことなのです。いろんな考え方があるのですが、今回は宗派の教えに救われた面がありました。四十九日までに予定がいろいろあったからなのです。

 知識の色は「黄色」です。知識があると、世間も明るくなりますね。





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最終更新日  2016.02.11 20:13:30
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