精神世界の鉄人

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NHKの人気ドラマ、「梅ちゃん先生」を、DVDで、全部みました。

戦後の東京の蒲田が、物語の舞台なのですが、私が、現在、蒲田に住んでいることもあり、とても興味深いシーンが、満載でした。

2002年の10月から、ここに住んでいるのですが、なんとなく、直感で選んだ場所ですが、羽田空港や品川駅にも、近いので、地方への出張へも、気軽に行けるし、また、遠方からのお客さんも、簡単に、私のオフィスを、訪問しやすく、とても便利な場所です。




このドラマは、私にとって、とても参考になる内容ばかりでした。

母が、蒲田に住んでいたことも、面白いのですが、主人公の梅ちゃんが、医者になるために、学校で、医学の勉強をするシーンは、昔、父が、話していた内容を、思い出させるものばかりでした。

私の父も、医者ですが、若いころ、大学に通っていた時の話を、よく聴かされました。

当時の大学の医学部は、教授が、ドイツ人やフランス人ばかりで、授業は、ドイツ語やフランス語で、やることも、多かったそうです。

「日本語でも、大変なのに、こんな外国語で、授業を受けていたなんて、昔の医者は、本当に優秀な人が、多かったんだな…」

と、ビックリしながら、父の話を、聴いていました。






父は、昭和7年に、南米のペルーで、沖縄からの移民の子として、生まれているのですが、それから、すぐに、両親が亡くなり、沖縄に帰ってきます。

帰ってきてからも、すぐに沖縄戦が始まり、お兄さんを亡くしたりして、教会の神父さんに、お世話になりながら、猛勉強したようです。

当時の沖縄は、アメリカの占領下で、国籍は、アメリカだったのですが、優秀な学生は、日本の政府が、学費を援助するという制度があり、その援助を受けながら、日本の国立大学の大学院の博士課程を、卒業しています。

これは、考えてみれば、凄いエリートです。

それから、当時、アナウンサーだった、私の母と、結婚しています。

子供の頃は、意識したことは、ありませんでしたが、今考えてみると、出世街道を、まっすぐに生きた男だったのですね。

そういえば、子供の頃、父の大学院時代に、博士号をとった時のテーマを、聞いたことが、ありましたが、人間の胃腸の病気を、音によって、診断するというような内容だったような気がします。

私が、現在やっている仕事、「キネシオロジー」も、筋肉の反射によって、身体や潜在意識の調子を、判断するようなことですが、これも、父が、若い頃やっていたことと、少し似ています。

もしかしたら、この仕事も、自分のDNAが、懐かしがって、選んだのかもしれません。




このドラマの中では、家族関係や近所の人たちとの触れ合い、職場での付き合いなど、様々な人間模様が、描かれています。

その中でも、「父親と息子」の関係が、特に、印象に残りました。



勘当されたようなかたちになるのですが、お兄さんは、ビジネスの世界で、自分なりに、がんばっています。

でも、ある時、とうとうビジネスで、大失敗をしてしまいます。

家族の皆が、心配する中、お父さんに、そのお兄さんの恋人が、こう言います。

「息子さんは、お父さんのことが、本当は、大好きなんですよ。子供の頃から、お父さんに、褒めてもらいたくって、がんばっていたんですよ。今でも、お父さんから、認めてもらって、褒めてもらいたいんですよ。とにかく、一度でいいから、息子さんを、褒めてあげてください」

彼女の助言を聞いて、お父さんは、失敗して、心が、ボロボロになっている息子の会社に、行きます。



「オマエは、よくやった!」

と大きな声で、褒めてあげます。

その言葉に、癒された息子、つまり、梅ちゃんのお兄さんは、号泣するのですが、このシーンを、見ていたら、なぜか、自然に目から、涙が流れてきて、テレビをみながら、泣いてしまいました。

「あれっ? どうして、このシーンで、泣くんだろう…?」

と、不思議に思いながら、自分の心の中を、内観してみました。

「そうか。自分も、このお兄さんと、同じ気持ちだったんだ…」

このことに、気がつきました。




子供は、皆、そうだと思いますが、両親から、愛してもらいたいたいと、いつも、思っています。

しかし、一般的に、母親は、子供が、何をやっても、褒めてあげますが、父親のほうは、なかなか、褒めてくれません。

愛してないわけではないのですが、あまり褒めないのです。

現在は、変わってきているのかもしれませんが、特に、昭和の時代の父親は、マンガの「巨人の星」に登場する、星一徹のような頑固オヤジばかりで、子供を、褒めることは、あまりありませんでした。

母親は、息子も娘も、両方とも、よく褒めます。

父親も、娘は、たまに褒めます。

でも、父親は、息子だけは、あまり褒めないのです。

考えてみれば、女の子は、可愛い洋服を、着ただけで、褒めてもらえるという環境にいます。

ありのままでも、褒めてもらえる機会が、多いのです。

でも、男の子は、なかなか、ありのままでは、褒めてもらえません。

勉強で、1番になったり、スポーツで、1番になったりと、競争して勝って、はじめて褒めてもらえるのです。

男の子は、子供の頃から、

「競争で、勝たないと、褒めてもらえない」

という環境に、ずーっと置かれているのです。




母親の愛は、「神の愛」だそうです。

これは、「無条件の愛」とも言われていて、ありのままの姿でも、子供を愛するという「大きな愛」です。

でも、これだけでは、子供を、甘やかし、ダメにすることも多いので、宇宙は、もうひとつの愛を、創ったそうです。

それが、父親の愛です。

父親の愛は、「人間の愛」です。

これは、「有条件の愛」、つまり、「条件付きの愛」です。

子供が、何かを達成したり、成功したら、愛してあげるという「小さな愛」です。

これは、子供が、何か悪いことをすると、厳しく叱ったりして、人生を、軌道修正してあげることができます。

母親の愛は、何をしても、無条件に注がれる「神の愛」です。

ちょうど、太陽の恵みのようなものです。

でも、これは、あたりまえすぎて、だんだん、ありがたさを、感じなくなってきます。


世の中の大半の人たちが、現在、渇望しているものは、もしかしたら、父親の愛、つまり、「人間の愛」なのでは、ないでしょうか?

「認めてもらいたい。褒めてもらいたい」

たくさんの人が、こう思っていると思います。

しかも、何もしなくても、褒めてもらうというものではなくて、何かに、一生懸命打ち込んで、成功したあとに、本当に、それを、褒め称えてもらう。

こういうことを、求めている人が、多いような気がします。

特に、男性には、こういう人が、多いのではないでしょうか?




そういえば、私も、子供の頃から、父親を、尊敬していました。

「お父さんのような立派な医者になりたい…」

そう思っていました。

でも、ドラマ「梅ちゃん先生」のお兄さんのように、途中から、学校の勉強が、嫌いになり、医者になれませんでした。

ちょうど、ドラマのように、父の期待を、裏切ったようなかたちに、なりました。

「長男の自分が、お父さんの病院の後継ぎになれなかった…」

この気持ちは、20歳くらいの自分には、もの凄いプレッシャーでした。

「オマエは、二浪もしたのに、こんな大学にしか、入学できなかったのか?」

悪気はなかったのでしょうが、父が、酔っぱらって言った、こういう一言が、心に、グサリと突き刺さったことが、何度かありました。

20歳で、出会った、「パワーリフティング」という競技で、大学生の日本記録を、達成した時は、心のどこかで、

「勉強では、ダメだったけど、スポーツの世界では、日本一になったぞ。これで、お父さんも、見なおしてくれるだろう…」

こう期待していたのですが、大喜びしている母の言葉の後に、

「今の世の中では、腕力なんか強くなっても、何の役にも立たない。オマエは、機動隊にしか、就職できないぞ!」

と、また自分を、全否定されるようなことを、父から言われて、傷ついたことがありました。

昭和の時代の父親というのは、不器用なのです。

本当は、心の中では、褒めているのですが、それを、口に出すのが、照れくさいのだと思います。

でも、だからこそ、たまには、口にだして、言葉で、褒めてあがることも、大切だと思います。




2005年くらいに、沖縄で、キネシオロジーのセミナーを、開催した時に、母を、招待して、受講してもらいました。

母も、喜んでくれました。

それから、久しぶりに、父と母と私の3人で、食事した時に、母が、

「お父さん、イタルは、今、立派な仕事をしているよ。たくさんのお客さんから、尊敬されて、がんばっているよ」

こう言った時に、父が、

「そうか…」

こう言って、褒めてくれたのが、とても嬉しかったのを、覚えています。




幸福になりたかったら、母親との関係を、良くすると、いいみたいです。

なかなか、幸せになれない人は、母親との関係に、何か問題があることが、多いそうです。

「恋愛」や「結婚」に関することには、心の深い部分に、「母親の愛」の影響があるみたいです。


成功したかったら、父親との関係を、良くすると、いいみたいです。

なかなか、成功できない人は、父親との関係に、何か問題があることが、多いそうです。

「お金」や「仕事」に関することには、心の深い部分に、「父親の愛」の影響があるみたいです。




現在は、この「父親の愛」が、不足している人が、多いような気がします。

父親の方は、たまには、子供、特に、息子さんを、キチンと褒めてあげてください。

そして、

「父親から、自分は、愛されているだろうか?」

と疑問に思う人は、昔のアルバムなどで、父親に、抱っこされている時の自分を、見てみたり、思い出してみてください。

父親というのは、不器用なだけで、母親と同じくらい、子供を、愛しています。







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トーマ

toma_atlas@yahoo.co.jp



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Last updated  2013年04月24日 07時57分47秒


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