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苫治安

苫治安

2002.05.17
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カテゴリ: カテゴリ未分類
■内容:カンディンスキー展

■会期:~2002年5月26日(日)終了

木・金は午後20時まで開館しているのを利用して、友人とカンディンスキー展を観に行った。
やはりいいなぁ~、カンディンスキー。
私、10年位前にあったカンディンスキー展は見損ねちゃって、あんまりまとめて作品を見る機会がなかったんだよね。
とゆーわけでとっても楽しみにしていったのだった。

もともと版画のひとで、中世ドイツ的な挿絵っぽいものも多い。
それらもとても魅力的なのだが、やはりコンポジション、インプロヴィゼーションでしょう。

対するコンポジションは、作文・作曲など、構造を考えているものなのだろうか。
この展示で第3期・第4期に分類される期間、彼のミュンヘンにおける華々しき時代のその作品の数々は、どれもエネルギーに溢れ、見るものを魅了して止まない。

しかもどいつもこいつもエラク楽天的である。これも見ててはっきり分かるので面白い。
なんかね‥‥大雑把っつーかなんつーか、こだわらない感じでイイんだよね。
ピカソやらマチスやらが「いかなるタッチを置くべきか?」って悩んでいたそのときに、カンディンスキーは気の向くままに塗ってるだけなんだもん。いいよ~。すてき~(いや、本気で)。
「塗り残しとかそーゆーのは気にしないの!」って台詞が聴こえてきそうな絵がいっぱい(笑)。

本当に、あんなに楽しい絵だとは思わなかった。
印刷物を見ると「かっこいい」「美しい」という印象が強いけれど、実物は「面白い」「かわいい」「明るい」。
「明るい」といえば、あれだけ「黒」を使っておいて「黒」に負けない絵を描けるのは凄い。
どんなに暗い色を使っても、画面全体から明るさは失われない。
そして何といってもそのエネルギー。どんな小品からもエネルギーが伝わってくる。


モスクワに帰ってからあとの作品は、どうもエネルギーが萎んでしまった。
途中の小さい風景画なんか「絵を描くの、やめてないか?」と思わせるほど、彼らしさがない。
そしてミュンヘン時代の楽天さもない。
なければならぬ理由もないが、生命力とか、ぼわぼわした無駄な部分が殺ぎ落とされてしまった感じで、見ていてちょっと辛かった。
ミュンヘン時代と一緒に見ないほうがいいのかも。

でもあの圧倒的なパワーを秘めた作品を見た後だと、あせちゃうんだね。なんてスナオな人。

欲を言えば。
もーちょっと点数が欲しかった!
またどこかでやってくれないかな~。それよりドイツに行ったほうが早いかな‥‥
だれか私と美術館めぐりの旅、しません?(笑)





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Last updated  2002.05.20 12:39:37


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