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苫治安

苫治安

2007.02.26
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カテゴリ: カテゴリ未分類
書名:ノルウェイの森(上/下)

出版社:講談社(講談社文庫)
ページ数:302p/293p
発行年月:2004年09月
ISBN:9784062748681/9784062748698
本体価格:各514円(税込 539 円)

読了はおそらく先週だが、いつだったかわからなくなってしまったのでこのへんで書いとく(2月中なのは間違いない)。

あらすじ あらゆる物事を深刻に考えすぎないようにすること、あらゆる物事と自分の間にしかるべき距離を置くこと―。あたらしい僕の大学生活はこうしてはじまった。自殺した親友キズキ、その恋人の直子、同じ学部の緑。等身大の人物を登場させ、心の震えや感動、そして哀しみを淡々とせつないまでに描いた作品。


出た当時に読めばいいものを。

出た当時に読んでいたら、人生変わったかもしれない。
なんといえばいいか、よくある「この本で私の人生が変わった!」というものすごくポジティヴな影響とはちょっと違うのだが、でもやっぱり変わったかもしれない。

小説と関係ないが、昔、大学に通っていたころのある日、門を入ってすぐの茂みに子猫が捨てられていた。
ペルシャか何かのたいそうかわいらしい子猫で、毛足が長くて白くてふかふかで、抱き上げても大人しい。
あんまりかわいいのでその場を離れられず、このまま連れて帰るかどうかと真剣に悩んだ(たぶん1時間近く…)。
結局、飼うのはあきらめてそこでお別れしたのだけれど、あのとき飼う決意をして母親を説得していたら、その後の人生が少し変わったかもしれないと、今になって思いだすことがある。
一人暮らしになった今では、やろうと思えばできるけど、ペットを飼う気は全く起きない。
ちなみに授業のあとでもう一度行ってみたら、子猫はいなくなっていた。

つまり、そういう人生の変わり方が、この小説を読んでいたら起こったかも知れないのだ(人生というか、ライフスタイルかな)。
今でこそ「こーゆー価値観、あるよね」と思いながら読むが、若い頃は全く知らなかったし、何より「免疫」がなかったから。

そしたらその後の軌道もちょっとずつ変わっていたかも。
もっとも若い頃は今に増して心が狭かったから、反発してオシマイだったかもしれないけど。
とにかく、そういう小説である。
……どっちがよかったのか、今となってはわからない。

ある種、現実感が希薄なところがあるのだが、それにもかかわらずこの人の書く喪失は、喪失であることを感じさせられる。

でも読みやすかった。
もうあとは読んでもらったほうが早い(←サボタージュ)。

▼この本はこちら。上下通して6時間?(もうちょい?)






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Last updated  2007.03.05 12:23:05


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