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苫治安

苫治安

2007.08.07
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カテゴリ: カテゴリ未分類
どうもね~、手離しで歓迎できないんだよな~、バイオ燃料。

理由ははっきりしている。
先進国が工業製品を今まで同様に使い続けるために、中・後進国の天然資源を搾取しようとしている、身勝手な構図が根本にあるから だ。

私がバイオ燃料に対する危惧を抱いたのは、もともと「バイオ燃料に切り替えると、水資源はどうなるの?」という疑問がきっかけだった。
日本あたりにいると忘れがちだが、地球上で農業や飲料に消費できる清水の量は、決まっている。
水は、無尽蔵にあるわけではない。
バイオ燃料の原料は、だいたい水を大量に必要とする(コーンとか)。
今だって水資源の涸渇は深刻な問題になってきているのに(それがなぜ「環境問題」を叫ぶこの世の中でほとんど取り上げられないのかサッパリわからない…)、バイオ燃料のために水資源を割かねばならないとしたらどうなるか??

そう、バイオ燃料は食糧難を助長する恐れのあるものなのだ。

と、つらつら考えていたら、現実における事態はもっと深刻でもっと急転していた。
インドネシアではバイオ燃料の原料としてヤシが高騰しており、ヤシを栽培するために企業が天然ゴムの林を根こそぎ伐採してしまったらしい。
水資源のような、目に見えない効果どころではない(いやこれもすごく重要だが)。
目に見えて、 温暖化を進めている ようなものだ。

たぶん、二酸化炭素削減のために本当に必要なことは、原油を使う製品の使用を抑制することなのだ。
先進国側のニンゲンはそれに気付いているはずだが、実行しようとしない(私もれーぼーやPCを使ってる以上、あまり人のこと言えませんが……)。
抑制を避けるために「バイオ燃料」という 免罪符 を手に入れようとする。
中・後進国側の企業は、それを儲けの機会としか見ていないのだろう。

企業の、一般市民に対する搾取であり、先進国の、中・後進国に対する搾取であり、現在の人類の、未来の人類に対する搾取である。
この視点から、早く、真剣に議論されるようになるといい。
「なんでもかんでもバイオ燃料」ではなく、どのように代替していくと効果的でかつ弊害の少ない適正な使用法となるかがわかれば、バイオ燃料も未来に大きく貢献するものとなるだろうから。

環境問題は、一つの側面から「良し」となればすべて「良し」となるような単純な問題ではない。
何かを変えればそれは別の側面に影響を及ぼす。

あらゆる側面から検討して循環的な構成を立ち上げること……「循環経済」「循環社会」の概念はすでに十年前に生まれているのに、いまだ口先以上の市民権を得ていないようなのは悲しいことだ。

市民レベルでできることなんかたかが知れてるけど(このカキコミだって社会にあってはほとんど力を持たないだろうけど)、それでもたかが知れてるなりに実行していく以外ないんだろーな……。





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Last updated  2007.08.07 12:51:39


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