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サイド自由欄
野生動物は、病気やげがをすると食を絶ち、たとえ発熱してもじっと体を横たえ、自然に治るのを待つといいます。
「発熱と食断ち」、これが何よりの名医といいますが、野生の動物はまさにそれを日常的に行って、病から身を守っています。
人間は、文明の発達とともに、この自然治癒力の素晴らしさを忘れ、ついつい食べすぎて、出す(排泄)ことよりも入れる(食べる)ほうに熱心で、余分な老廃物が積もりつもって、汚れたどろどろ血(酸性血)が体内にあふれ、さまざまな病気の元凶になっている状況です。それが生活習慣病という、毎日の食習慣が発生源となる病気です。
しかし、意図的に飢餓状態(断食)を作ると、眠っていた脳の排泄機能が一斉に目覚めるといいます。断食中は、新鮮なビタミンと、ミネラルだけのジュースと、生姜湯くらいしか摂らないのに吐く息が臭くなるそうです。
舌に苔が生える。目脂もでる。加えて、小便の色が濃くなる。黒褐色の便が出る。アトピー性皮膚炎の人は、湿疹がどんどんひどくなる。一見大変なことになったようですが、実はこれは断食中に、排泄機能がフル稼働し、老廃物が一斉に体外にでてくる現象で、むしろ喜ばしい症状だといいます。
凝り固まった背中や腰の筋肉の血流を良くするには、吸い玉 (カッピング) がいちばんです 。 疲労度が高いと吸引跡が濃くなるが、お風呂に入ったり体操などで筋肉を動かしてやると早く消える。
もちろん、断食をしなくとも、人の体には「血が汚れる」のを防ぐ機能が備わっています。たとえぱ、ヒ素のようた毒物を飲むと、すぐに嘔吐します。明らかに毒物であると体が認識すると、血液に吸収される前に胃でストップし、体外に出す反応が起こります。
これが胃を通り越してして十二指腸までいってしまうと、口から吐くことができないため、体は腸液、胃液、膵液を激しく分泌して、毒物をドロドロに包み込み下から出す。
これが下痢です。食中毒を起こしたときによく下痢をするのは、このメカニズムが働いているからです。したがって、束洋医学や自然療法では、発熱、嘔吐、下痢、発疹は、「血を汚さない」ための防御反応だと考えます。
ところが、現代医学は、抗生物質や解熱剤、点滴などを駆使しこの反応を抑えてしまいます。発熱するのは本当はいいことなのです。これを無理に薬でおさえてしまうと、老廃物は不完全燃焼を起こし、体内から老廃物は出ない八方塞がりとなります。こうなると、血液が浄化されず、汚れた血が体の中をいつまでもぐるぐる回りまわってしまいます。
漢方医学では「 万病一元、淤血(おけつ)より生ず 」、ということを言います。淤血(おけつ)とは、汚れた血液のことです。血の汚れを改善するには、運動や入浴によって体を温め、血流を促進するのがいちばん簡単な方法です。
普段から食べ過ぎに注意し、腹八分目でよく噛む。 きれいな血をつくる食べ物 を心がけることが大事です。
体の血液が酸性化(どろどろ)してくると、何となく体がだるくなったり、頭がぼぉっとして記憶力が低下、そうなると体の後ろ側、首肩、背中、腰の筋肉が硬くなり、こわ張りの症状を感じてきます。
そんなときに、もっと手っ取り早い解決法が、「瀉血(血抜き)」という療法です。瀉血は、首肩腰などのツボに、専用の鍼を刺し、吸い玉で血液を吸い出す療法です。凝り固まったツボからは、ドロドロした古血(ふるち=淤血)が沢山でます。
古血をとってやると、こりや痛みが嘘のように軽くなります。沢山出たからといって心配することはありません。うっ血状態の古血は、体にとっては何の役にも立ちません。むしろ体にとっては毒素のようなものです。
ただし、瀉血によらず、普通に吸い玉をやるだけでも同様の効果はあります。終わったあとの爽快感は、背中の思い荷物をおろしたときのような、スッキリと体が軽くなるのを体感できます。
参考資料 石原結實 著 「 体を温めれば病気は治る 」
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