定年退職親父の独り言

2018.01.07
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テーマ: 日経ビジネス(7)
カテゴリ: 雑感
特集は「ニッポンの品質」




 2018年最初の「日経ビジネス」の特集は「甦れ、ニッポンの品質」と題し、昨年発生した企業の不祥事を踏まえ、もう一度日本本来の仕事を取り戻そうという内容。

 神戸製鋼所や日産自動車などの問題を紐解いても、これらの品質問題は現場の社員たちが「悪意」を持って不正を働いているのではないことが特徴であり、先輩の教えられたとおりに働いた結果だということである。雑誌編集長はそこに仕事へのこだわりや誇りを感じないとし、それはもはや「仕事」ではなく単なる「労働」だと断じている。

 確かに昨年明らかになった不正は、そのことが原因で大きな事故が発生することは考えられず、一部では同じ検査内容で欧米での輸出では不正には当たらないとも指摘されている。

 では何が問題なのか。それはその検査体制を疑うことなく、ただ単にこれまでどおり行っていれば良いという惰性でしかないのかもしれない。
 まさに「仕事」ではなく「労働」である。

 バブル崩壊以来、「失われた20年」の中でもっとも衰退したものは人の育成だと言われている。かつての高度成長の中では「俺の背中」で通っていたモデルが今では示せないまま時が流れてしまっているのではないだろうか。
 同号の編集長インタビューで掲載されている稲盛和夫氏の「経営者も社員も、『人間として何が正しいのか』を判断基準に行動すべきです」という言葉が大変重く感じられた。


(2018.01.07)







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最終更新日  2018.01.07 21:57:22
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