May 28, 2004
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今日は皆さんに報告があります。
1年は働いていこうと思える会社に就職が決まりました。
メーカーでの輸出入の業務です。

「え?会社に入ったの?教える仕事にするんじゃなかったの?」
「教育関係にこだわってたんじゃないの?」

そう、そうだった。
その気持ちに変わりはない。
けれど、こういう結果に至るには
色々な紆余曲折があったので今日はそれについて、自分で確認


私は大学卒業後、通訳案内業国家試験受験の為に、就職せずに
学校に通い始めた。
そして同時に学費の為に、塾でアルバイトを始めた。
私にとって、通訳や翻訳をやる人というのは本当に憧れで、
いつか私も国際会議で通訳してみたい!という気持ちがあり、
「それなら頭が若いうちにやりなさい。」という母の言葉で
就職しないことを決めたのだった。

学校は本当に楽しく、いい先生が沢山いて、なにより仲良くなった
先輩方が本当に素敵な方ばかり。
私が一番年下だったということもあり、とても可愛がってくれて、
それでも勉強には真剣で、とてもいい環境でした。


叫び始めていた。苦痛の叫びだ。

耳に入ってくる言葉をすぐさま訳すこと。難しい高級紙の英文
を、正確に翻訳すること。

一つの事を極めるとはこんなにも厳しいことか。
好きだったはずのことが、だんだん苦痛になってきたのだ。


気づいてはいけないのだと思っていた。やると決めたんだ、
今の私は努力が足りないだけなんだ。そう思いながら、何とか
自分を奮い立たせて、続けていた。

一方で、アルバイトの塾では、中学生や高校生に英語を教えて
いた。
教える内容は、私がやってる勉強に比べたら勿論簡単。
でも、そこには別の難しさがある。
生身の人間に、ものをわからせるという難しさだ。

それでも私は楽しかった。
この子はどうしたらできるようになるだろう、この問題を、
どのように説明したらわかりやすいだろう?
そう考えることは、何時間してても飽きなかった。いやになら
なかった。むしろ楽しかったし、もっともっと、生徒が嬉しい
顔をするのを見たくて、考えていた。


そうして翌年の夏、本番の試験があり、あっさりと落ちた。
やるだけの事はやり、全く後悔はなかった。

さぁ、次に考えなければならないことは?

就職。

アルバイトしながら勉強する、というのは一度きりと、最初から
決めていた。この勉強を続けるのだとしても、もうこの一年
で基礎はできあがっただろうから、これからは働きながらやろう。

でも情けないことに、全く行動する気になれない。
そのくらい疲れ果ててしまった。情けなかった。

それに、前前から、ソウルの慶姉さんと、「試験が終わったら
就職する前に韓国に行く」と約束もしていたので、
私は、就活も兼ねて秋、3週間のソウル滞在をした。

ソウルでは素晴らしい出会いが沢山あり、特に時間を見つけて
通っていたハングル学校では、今も仲良くしてもらってる多くの
仲間に出会った。
ハングルを教えてくださるクラスの先生がとても素晴らしく、
私のような短期滞在者にもとても一生懸命で、大好きだった。

ここで私は思います。
「自分の国の言葉をああいうふうに教えるっていいな」。

「自分の国の言葉を教える仕事」が選択肢に加わったのが
この頃。


帰国。就職活動開始。
でも、この時期というのは、冬のボーナス、そして年末という
事もあり、求人は極端に少ない。
本来なら、ソウルに行っている秋のうちに活動すべきだった。
でも仕方ない。
そのまま年を越してしまった。


年明け。就職活動再開。
私の最大のネック。「大学を出て時間がたっているのに、実務
経験がない。その代わりの資格もない。」
今の日本では、一度卒業してしまったら、学歴や資格ではない。
なんといっても経験なのだ。

落ちる落ちる。書類すら通らない。
運良く通っても、「経験者を採用した」の結果ばかり。

その後、面接を受けても落ちたり、気乗りしなかったりという
事が続き、とある企業に出会う。

以前日記にも書いた、とある予備校、アジア校での講師募集
だ。
一次試験のときに面談してくださった人事の方が、私の意欲を
とてもよく認めてくださり、2次試験の模擬授業へと進むこと
ができた。
2次試験でも、その人事の方が見てくださるはずが、急な出張
で別の人事の方の前でやる事に。
集団授業の経験のない私は、読めない文字を黒板に書きまくり、
結果はボツ。
「やる気は認めます。でもこのまま海外に出すわけには行かない。
 練習を積んで、また受けに来てください。」

とても悔しかった。

でも、数日後。家の電話が鳴った。
一次試験でお世話になったあの人事の方だった。
「模擬授業、見れなくて申し訳ない。ぜひまた受けて下さい。」
そして、経験と語学力を積んで、時々近況報告してください、
という言葉を頂いた。
私は、言葉より何より、自宅に電話をかけてきてくれるという
その温かさが心に染みた。
どんな理由であれ落とした人間はもうその会社に関係がない。
それでもこうして数日たって、電話をかけて下さる心遣い。
落とされたのに、励まされた(笑)。

そして一瞬、アルバイト先の塾かどこかの塾に就職しようかと
考えるものの、社員としてこういう業界で働くことの過酷さと
朝昼の逆転している生活の様子を多く耳にし、選択肢から
外した。

全日制の語学学校などは優秀な人でないととってもらえないし、
もう、私はいったいどうしよう?となってしまったのがこの頃。

そしてさまよいながらも、「教えること」「海外に出ること」
が、自分にとってのキーワードだとはっきりと実感したのも
この頃。


そして仮の仕事を見つけ働きながら、私はある日、本当にある日、
空からポトンと雫が落ちてくるみたいに、静かにあっさりと、
こう思った。

「夢がはっきりしている。やりたいことは、見えている。
 だったら、仕事は何でもいいじゃない?夢は逃げないよ。」

貯金も就職活動で底をついている。それなのに夢は見えてきて、
しかもとてもお金のかかる夢だ。これじゃ夢は遠ざかるばかり
だ。そんな矛盾に気づいた。


私はその時から、仕事を選ぶ上でのあらゆるこだわりを捨てた。
最初に目に付いて、最初に受かったところで働く。
そう決めて今回就職が決まったのは、たった2日後の事だった。

しかも、全くこだわりを捨てていたのに、こんなところで
今までの勉強が生きた。

それに、
この会社の人事の方は、卒業3年目にして実務経験のない私を、
一から育ててくれると言ってくださった。
意欲をかってもらえたのだ。
最悪なネックであった「実務経験なし」が、いっそう意欲を
引き立たせたのだ。


やっぱり、発想の転換は人生を変えるのかもしれない。
方向を変えることは、夢から遠ざかることでは決してなくて、
かえって心にある夢の色を、より鮮やかにするものなのだ。

早速月曜日から、仕事は始まる。
多分、大変なのはむしろこれからで、色んなことにぶつかると
思う。
でも、私には本当の夢があるし、これからする就職とは、
私にとって夢をかなえる為のアイテムだ。
事務職につく事になってなおさら、教えるという仕事が
きらめいて、いとおしく見える。
だから、精一杯、やりたいと思う。

そう、この仕事の決まる本当に直前、もうすでにやめていた
アルバイト先の塾が、講師が足りないとの事で私を呼んで
下さった。
久しぶりに同僚の講師のみんなと顔を合わせて、とても嬉しかった
のだけど、特に嬉しかったことがある。

私と同じように就職活動をしていた同僚の人がいるのだけど、
その人も、自分の道を見つけていた。その話を嬉しそうにして
くれた。
もともとさっぱりとした感じの明るい人だけれど、私には、
今までとは全く目の色が違うのがわかった。
久しぶりに会って、最初に顔を見た時からそれを感じた。
そう、やっぱり人生に対する前向きさとか、がんばろうと思う
気持ちというのは、人を輝かせるんだ。

今心の中にあるのは、もうこれで就職活動しなくていいんだ、
という喜びと、何より、感謝の気持ち。


日記を見て、励ましてくださった人たち。
いい求人を見つけては連絡をくれた人たち。
面接でであった幾人かのあたたかな人たち。
両親。

「Tomomiは、なかなか進路も定まらなくて、いやな日々かも
 しれないけど、お母さんは、Tomomiと一緒に買い物に行っ
 たり、ジムに行ったり、お昼を食べたり、そういうのは、
 Tomomiが社会人になってしまったらなかなかできないこと
 だから、とても嬉しかった。それもある意味での親孝行
 だよ。」

一番辛いときにそう言ってくれた母。

それから、ちび。
いつも私の心を和ませてくれたちびの小屋は今も庭に残ってる。
これからは毎朝この小屋を見て出かけるだろう。

塾とも本当に本当にこれでお別れ。
ここで出会ったみたいな可愛い子供を、いつか私も育てたい。
(結婚できたら^^;)
本当にいろんな生徒がいたけど、いつのまにかただの
先生と生徒、という意識から、今では子供に対する母性みたい
なものが心に生まれている気がする。

だからやっぱり、素敵な人間になりたい。
あたたかい、優しい人間になりたい。

****************************************
Topに予告しましたが、「往復書簡」というコーナーを
始めます。
まだリリースしていませんが、二人の間ではかなり、
盛り上がっています(笑)

無料スペースを借りて作りたいのですが、知識が全くないので、
最初はツリーページにつくることになりそうです。
やっぱり自分でHP作れるっていいなぁ。







































































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Last updated  November 23, 2004 11:20:20 PM
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海のくまさん@ チン型取られちゃったw <small> <a href="http://onaona.mogmog…
チ~フデス@ Re:移動します(06/11)  いつも楽しみに拝見させて戴きました。…
yukina♪ @ Re:移動します(06/11) 靴の紐を結びなおすのですね(o^^o)。 と…
ちかこ20025390 @ 足跡ぺたり こんばんは 世につれ 人につれ 変わ…
Milky5555 @ Re:ブリジットジョーンズの日記2(03/21) お久しぶりです♪TOMOちゃんも見たんだね~…
はじめ@ おっつー なんか一人暮らし満喫してるみたいだね! …
hisa@ Re:私の個人的な悩み(02/15) ウィスキーボトル空けるってのは冒険しす…
Milky5555 @ ご無沙汰です TOMOちゃんの新しい1年(^▽^) 同じ場所に…

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