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2006年07月30日
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カテゴリ: 野球
 神宮での試合がテレビ中継されていた。ボクは閉口する場面を見た。スポーツマン精神に反する行いだった。白熱する地区予選の決勝戦、早稲田実業の背番号8の選手が11回の裏に同点のツーベースを打った。素晴らしい打撃だった。しかし、セカンドベースを回って、サードでアウトになっている。このアウトになった時が問題だった。サードへ向かってくる背番号8番の選手を、返球されたボールを持った三塁手が仁王立ちになって、進路を完全に塞いだのも悪いのだが、つまりこれはよく見えなかったけど走塁妨害かもしれないのだが、それに向かって、胸を張って、その胸で相手を突き飛ばすように、ドンっと体当たりした。これは、おそらくは走塁妨害を主張するべき場面である。けんか腰に体当たりする場面ではない。というよりは、いかなる場面でも、けんか腰の体当たりは許されない。スポーツは戦い方が問われるからだ。

 さて、高野連としても、注意だけで済ますのなら、それはそれでかまわない。高校野球は教育なのであって、生徒の間違いは許されるものと思う。むしろ、彼にとっての良い教育を受ける機会だったと思う。ただ、注意が本質的な解決になるとは思えない。つまり、ボクはアンフェアな精神が、高校野球に潜在している証拠の一つを見たのだが、一体、これは誰の影響で、誰が彼を教育したのかということだ。高校野球はスレたプロ野球と同じであっては困るのだ。
 早稲田実業の野球部が、教育的に優れているのか、劣っているのか、ボクは知らない。偶然起こっただけのことかもしれない。しかし、背番号8のランナーと、三塁手を見ていると、フェアプレーの精神に関する教育がおろそかになっているのではないかと危惧を感じる。激戦でカッとなるのはわかる。だけど、熱くなるにしても、気持ちの持ち方を間違っているのではないかと思う。間違えているとはつまり、相手選手を憎むことだ。
 フェアプレーに関しては、あまり厳しく言っても仕方がないかもしれない。彼らはこれから学ぶ立場だ。ボクだって高校生のときに、あの場にいればカッとなったかもしれない。だから、危惧するという表現を選んだのだが、見ていてちょっとぞっとした。二度と見たくないなと思う。





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最終更新日  2006年07月30日 19時55分15秒
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