「007 スペクター」21世紀のボンドにスペクター
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としのすけのワインハウス
最近飲んだ9点ワイン04
【HP:9】カリュアド・ド・ラフィット(2000)
2004/07/24 自宅にて
夜遅くから、義妹のN子さんをお誘いして、奥さまも交えた3人でミニ飲み会?を開催。
BGVはお下劣な「27時間テレビ」「東京ワンダーホテル」「猟奇的な彼女」です。(^^;)
まずは
飲み残しのフィエフ(2001)
を空け、次のご登場がこれです。
カリュアド・ド・ラフィット(2000)は、言うまでもなく、かの有名な
シャトー・ラフィット・ロスチャイルド(2000)
のセカンド・ワインです。
前回(2004/02/16)
はスクリュープルが無かったので開栓に失敗してしまいましたが、今度はばっちり。(^^)
ロートシルト家の5本の矢を象った紋章が刻印された非常に上等なコルクが滑らかに抜けます。
そして、いきなり豊かな果実香と上品な樽香がブワ~っと。
ほんと、こいつは凄いです。(^^;)
色は透明感の高い濃い赤紫。
注意深く香りを嗅ぐと、赤&黒の果実のコンポート、杏、深いローストのコーヒー、スパイス等々・・・バライティー豊かな香りの坩堝です。
そしてその香りは時間と共にどんどんパワーを増してきます。
タンニンも適度にこなれてきていて、アタックを感じるほどではありません。
前回感じたアルコールのアタックも、かなりマイルドになってきていますね。
そしてフィニッシュが秀逸。
まろやかなタンニンの収斂感とうまくマッチした絶妙にバランスされた酸味と甘みが長時間楽しめます。
HP:9
やはり、肝心?のラフィットの鉛筆香はしません。(T_T)
しかし、メルローの熟成香やバニラ系の香りが感じらはじめているので、今後の成長がとても楽しみです。
あ~、美味しかった。(^^)
た~だ~しぃ~、
女性陣のご意見を拝聴すると、
フィエフ > カリュアド
なのだそうです。
「カリュアドの方は、肉料理などと一緒にいただくと美味しそう」とのことでした。(^^;)
ちなみに香りのパワーに関しては明らかに
フィエフ < カリュアド
とのこと。
ご参考まで。(^^;)
レ・フィエフ・ド・ラグランジュ(2001)
2004/07/23 自宅にて
最近、ちょっと「激ジョブ」状態で・・・久しぶりのネットです。(^^;)
21日の夜なんて徹夜!
この年になると流石に完徹は辛かったです。(T_T)
でも、頑張ったかいあって今日は普通に帰宅。
ネットも楽しめる状態になりました。(笑)
でもきっと来遊も地獄を見るんだろうなぁ・・・
今日のワインは
メドック3級
、
シャトー・ラグランジュ
のセカンドワイン、レ・フィエフ・ド・ラグランジュの2001年ものです。
滑らかに抜ける上等なコルク。
色は紫がはっきり残る濃いルビー色。
しっかりとした杉のニュアンスはサンジュリアンを告げ、チョコレートを思わせるロースト感のある上質の樽香が完熟したイチゴとカシスの果実香にうまく溶け込んで素晴らしいハーモニーを醸し出しています。
タンニンもしなやかに存在を主張しますし、カベルネのスパイシーさも。
完璧な
サンジュリアン
だと思います。(^^;)
上顎の奥になが~く残るやや酸味のあるカシスを思わせる果実味タップリのフィニッシュもたまりません。
HP:9-
2001年のサンジュリアンもなかなか良い年のようです。
セパージュがカベルネ・ソーヴィニョン66%、メルロー27%、プティ・ヴェルド7%とのことですが、もっとカベルネリッチな印象を与えます。
あと2、3年置けば、メルローに熟成感が出て、絵にも描けないような味わいになるのでは?と本気で期待してしまうような素晴らしい出来のワインだと思います。
少なくとも、2000年より良いのではないでしょうか。(^^;)
時間が経過すると、スミレっぽい香りも顔を出してきます。
ドメーヌ・デュ・ランクロ・コート・デュ・ローヌ・ルージュ(2001)
2004/07/17 自宅にて
今日はローヌのワイン。
アヴィニヨンからヴィエンヌまで、約200Kmに渡るローヌ川に沿った産地がローヌです。
日照に恵まれた地域で、全般にボディーのしっかりした、アルコール度の高いワインが産まれますが、北部は花崗岩質の急斜面土壌、南部は石ころの多いなだらかな段丘で、南北で少し性質の異なるワインになります。
今日のワインは、
コート・デュ・ローヌと
、
シャトー・ヌフ・デュ・パプ
を中心にしてその周辺に広大に広がる産地のものです。
植えられている葡萄の品種は様々ですが、グルナッシュをメインに、シラーとムールヴェドルで補完というスタイルが一般的。
そんな中にあって、この「ドメーヌ・デュ・ランクロ・コート・デュ・ローヌ・ルージュ」は、セパージュこそグルナッシュ75%、シラー25%とまま普通ですが、生産者がスーパー。
シャトー・ヌフ・デュ・パプでトップクラスと言われ世界的に有名(彼の造るシャトー・ヌフ・デュ・パプは、かのRP先生がしばしば高得点をつけます)な方であらせられる
アンドレ・ブルネル
氏がお創りになっているワインなのです。
ただし、このワイン、葡萄まで自分で作っている訳ではなく、信頼のおける生産者から葡萄を買い付けて、アンドレ・ブルネルが彼自身のコート・デュ・ローヌと全く同じに仕込んで、「ドメーヌ・ランクロ」の名前で出しているというものらしく、そのため、所謂「とんでもない値段」にはなっていないという「お買い得品」。(^^;)
さて、その味わいですが、
コルクはちょっとオボロの4.5センチ級。
開栓すると、アルコールのアタックと「野菜?」を思わせる香りが・・・(^^;)
その後から、ダークチェリーのような黒系の果実味とブラックペッパーを思わせる強烈なスパイスが現れます。
(香りのたちはアルコールに隠れてあまり良くはありません)
色は透明感が高く、やや赤味を帯びたものですが、意外な程に濃厚・フルボディで熟成感のある堂々とした仕上がりになっています。
フィニィシュがまた凄くて、キレの良い果実味の後に喉を焼くようなボディーとタンニン、その後に甘く官能的なプルーン・・・
なかなか良いですなぁ。(^^)
HP:9-
この値段でこのお味なら、誰も文句は言いますまい。
としのすけ的には、これでもう少し樽が効いていたら・・・
果実味もロースト香もあるんですが・・・新樽の香りが足りないんだよな~。(^^;)
シャトー・クリネ(1993)
&
シャトー・ペトリュス(1992)
2004/07/09
半蔵屋
にて
実は昨日の「いいこと」というのは、ミニワイン会@半蔵屋のことでありました。
指折り数えてその日を待っていたので~す。(^^)
お題は「としのすけミーツN氏(II)、フィーチャーリング シャトー・ペトリュス」でございます。
ワイン&お料理は、92のペトリュスを飲むことを中心に据えて、92のペトリュスと同じくらいの熟成加減のメルローを競演させたいということでお店に相談して、相方としてシャトー・クリネ(1993)をセレクト、お料理は、ワインに合うようにお店にお任せでお願いしておりました。
(半蔵屋のSさん、いつもご面倒ばかりおかけしてスミマセン)(^^;)
これらのワイン&お料理の詳細については、カメラマン 兼 ワイン大師範 兼 時事問題評論家 兼 大食漢? のN氏が恐らく画像入りの日記を公開くださると思います。(よね?>Nさん)(^^;)
結果は・・・としのすけ的には期待通り大変美味しゅうございました。(^^)
やはり、楽しい会話と美味しい食卓は人間に最高の幸福感をもたらしますね。
Nさん、本当にありがとうございました。
(そうそう、凄いお土産にも大感謝です。家宝が増えました。)(笑)
次回も楽しみですね~。(笑)
大師範の前で、ほんと恥ずかしいのですが・・・ちょこっとコメント。(^^;)
シャトー・クリネ(1993)
としのすけが大好きな
ミッシェル・ロランの息のかかった
ポムロールです。
ペトリュスの北西約1Km、
レグリース・クリネ
の北側に約9haの砂混りの畑があり、約3500ケースの生産量。
メルローリッチ(メルロー75%、カベルネ・ソーヴィニヨン15%、カベルネ・フラン10%)は当然ですが、極限までの遅摘み、100%新樽で最低24ケ月熟成とスペック的にもとしのすけ御用達。(^^;)
まず、上等な長いコルクです。
開栓し、デキャンテイングするだけで豊かな果実香とローストの深い樽香が漂って来ます。
まさに、としのすけの大好きな展開。(^^)
色調はオレンジの欠片もない程にしっかりしていて、本当に93?!っていう感じ。
93年は決して良い年ではないのですが、これだけしっかりした造りをしていれば、メルローリッチでも10年やそこらはヘッチャラなんですね。
感心感心。
基本的にはカシス・ブラックベリーを思わせる黒系を基調とした果実味が支配していますが、若干のキノコ、タバコ、スパイス等のニュアンスも見え隠れします。
飲み進む程に香りはパワーを増し、タンニンはまろやかに。(^^)
としのすけのあまり好まない厩の香り(大師範は獣臭と表現なさっておりましたが)は予想に反して全くと言ってイイほど出現せず。
最後まで「強めに焦がした新樽をふんだんに使った若々しい上物メルロー」の存在感をアピールし続けました。
HP:9+
1993年にしては、凝縮感のあるワインだと思いました。
としのすけの大好きなお味。(^^;)
シャトー・ペトリュス(1992)
今更説明するまでもない、ポムロールの宝石。(^^)
アメリカのスノッブ達の間では欠かすことの出来ないワインです。
11ha程の小さな粘土質のブドウ畑で育てられているのは95%がメルロー、5%がカベルネ・フラン、100%新樽で20ヶ月熟成、約4500ケースの生産量が普通です。
しかし、1992年はボルドーにとって辛い年、そこで1992年のペトリュスは2600ケースにまで生産量を落として品質維持に務めました。
そんな努力を垣間見れるか?
こちらも長いコルク。
決して重くはないのですが、キメの詰まった非常に上等なものです。
こんなところからもペトリュスの「タダモノでなさ」が伝わってきます。
約1.5時間前に開栓、デキャンテイングしていた甲斐あって、きれいなメルローの香りがゆったりとグラスを伝って登ってきます。
意外だったのは、これまた非常に若々しい色。
透明感を湛えながら深く濃いルビー色は紫のニュアンスも感じさせる程です。
味わいは、ドライフルーツを基調に、赤系・黒系の果実味が絶妙にバランスしたとても洗練されたもの。
適度な(意外な程に控えめな)樽香、熟成感のあるヴァニラ、かすかなカラメル、皮革、湿った土、厩の香り(獣臭)、複雑なスパイスがその味わいの次元を更に高いものにしています。
立派なのは、少しアタックを感じさせてくれるところで、1992年という苦しい年でも、十分なボディーとタンニンをワインに与えたペトリュスに敬意を表します。
その存在感のあるタンニンも、マルゴーのようなスムーズさがあり、フィニッシュではふっと甘みまで現れ・・・極楽極楽。(^^)
HP:9
これは恐らく、誰が飲んでも文句なしの高得点でしょうね。
飲んでいて、何故かカリフォルニアの
パルメイヤー・メルロー
を思い出しました。
似てるかも?(^^;)
シャトー・ナルドー(2001)
2004/06/24 自宅にて
これ激旨です。(^^)
めっけもの。
AOCはボルドー・コート・ド・フランです。
長めのコルク、十分な上げ底。
セパージュはメルロー75%、カベルネソーヴィニヨン15%、カベルネ・フラン10%。
色は紫を残す濃いもので、黒っぽさすら感じるほどです。
そして香りが素晴らしい!
完熟した赤&黒の果実、深いローストのコーヒー、気品ある樽香、ほんの少しの腐葉土、スミレ・・・紛れもない若い上物メルローです。(^^)
タンニンはあくまでもシルキーで柔らかく、酸味と甘みのバランスも最高。
思わず、
ル・パン
、
ラ・フルール・ド・ブアール
、
オー・カルル
を連想してしまいました。(^^;)
フィニッシュは、柔らかな収斂感と心地よい甘酸っぱさ。
しかも長く続きます。
HP:9
ボルドー・コート・ド・フラン
はサンテミリオンにほど近いカスティヨンの北部にある近年注目され始めたアペラシオンで、
シャトー・ピュイゲロー
をはじめとする大変美味しいワインを産出するエリアすが、この価格のワインでこれほどとは・・・恐れ入りました。
以前(2004/01/18)レポートした
クロ・デ・ボリ(1999)
も【HP:9-】であったことを考えると・・・コート・ド・フランは暫く本当に目が離せないアパラシオンであると言えそうです。
としのすけのワインハウス、今日でめでたく1周年を迎えました。(^^)
訪問してくださる皆さま、ご愛顧に感謝致します。
これからも、2周年を目指して、
・ボルドー系のワインの話を中心に、独断と偏見で好き勝手に書く
・好きなことを、頑張りすぎない程度に、楽しみながら、続ける
をモットーにタラタラやっていこうと思います。
今後とも、宜しくお願い致します。 m(_ _)m
1周年記念日だしなぁ・・・今日は何を飲もうかなぁ・・・グフフ。(^^)
ということで結局。今日のワインは・・・
シャトー・ラグランジュ(1999)
2004/06/12 自宅にて
楽天HP開設1周年記念ということで、ラグランジュの1999を開けました。(^^)
激ウマでございます。
若々しい紫を強く残す濃い色調。
サンジュリアンらしい杉を感じるスパイシーさ、プルーンのような濃密な果実味、たっぷりの樽香、まろやかなタンニンと、申し分ございません。
ちょっと時間をおくと、杏やバラのニュアンスも現れる大盤振る舞い。
1999年はさほど評判のよい年ではありませんが、グランヴァンの名に恥じない立派なワインです。
むしろ、タンニンの強いマッチョな2000年、2001年(2002年も良いらしい)よりも今美味しく飲めるという意味でお勧めできますね。
堂々のHP:9
いやあ、期待以上のお味に大満足です。
お値段を考えると、ラグランジュは大変お買い得と申せましょう。
レ・パゴド・ド・コス(1999)
2004/05/21 自宅にて
今日のワインはサンテステフ2級格付け、
シャトー・コス・デストゥルネル
のセカンド、レ・パゴド・ド・コスの1999年です。レ・パゴド・ド・コス、1994年からリリースされたもので、カベルネソーヴィニヨン60%、メルロー38%、カベルネフラン2%と、かなりのメルローリッチ。
そのお陰でか、比較的早く飲める、口当たりの優しい上品なワインになっています。
さて、お味の方はと言いますと、
1999のコスはあまり評判が良くないビンテージなのですが、なんのなんの。
隣が
シャトー・ラフィット・ロートシルト
という約束されたテロワールに恥じない、素晴らしいワインに仕上がっています。
兄貴の持つ華やかな樽香の遺伝子をハッキリと受け継いでいて、特徴的な「アーモンドとキャラメルをトッピングしたコーヒー&ヴァニラアイスのワッフルコーン?」のような風味は健在!
さらに、カシス系の果実、スパイス等々・・・
ともすれば「ちぐはぐ?」と思われるような様々なフレーヴァーが渾然一体、素晴らしいバランスを醸し出しています。
酸がやや弱く、ともすれば「甘~ぃ」と感じさせるような部分もありますが、乳酸のようなやや刺すような心地よい刺激感のある美しいタンニンと素晴らしくマッチしていて・・・感動的です。
HP:9-
やっぱ・・・コスは美味しいわ~。
レゼルヴ・ド・ラ・コンテス(1998)
2004/05/14 自宅にて
ポイヤック村の2級格付け
、
シャトー・ピション・ロングヴィル・コンテス・ド・ラランド
のセカンドワインがこのレゼルヴ・ド・ラ・コンテスです。
ファーストのシャトー・ピション・ロングヴィル・コンテス・ド・ラランドは、ポイヤック村の血統である、決してはや飲み出来ない超絶に強靱なタンニンと豊かな果実味を受け継ぎながらも、華やかな香りとエレガントさを放つ銘酒。
ポイヤックの中では、サンジュリアンに接した立地とメルローの比率が高いことがその個性を生んでいるのかもしれません。
ちなみに、セパージュはカベルネ45%、メルロー35%、カベルネ・フラン12%、プチ・ヴェルドー8%といったところです。
さて、セカンドワインであるレゼルヴ・ド・ラ・コンテス、ファースト同様、樹齢10年以上の樹から造られ、テイスティングによりファーストとセカンドに分けられるというものだそうですので、一歩間違えばファーストだった可能性もあった代物。(
シャトー・ムートン・ロスチャイルド
もファーストとセカンドは同じ造り方で、テイスティングによって分けるらしいです。)
98年のピション・ラランドが大変に良い出来であることを考えると、セカンドの品質も非常に期待が持てるというものです。
前振りが長くなってしまいました。
早速コメント。
コルクはセカンドとは思えないような5センチ級の上質のモノです。
ボトルの上げ底も十分にとってあり、ポイヤックの血統らしく、長期熟成を意識した創りと言えます。
開栓すると、少し酸味を帯びた重厚な香りと豊かな樽香。
コルクのお尻はしっかりと濃い紫色がしみついていますが、コルクへの染み込みはほとんどありません。
乾くと酒石酸の結晶のキラキラがキレイです。
色は透明感にあふれたややレンガ色に傾きつつあるルビー。
つややかな表面と綺麗に流れ落ちる涙がいかにも高級。(^^)
口に含むと、少し熟成香の芽生えた上物のポイヤックそのもので、ピション・ラランドとの差は正直ほとんどわかりません。
豊かな果実味、複雑でエレガントなボディー、強いのですが丸みを感じるタンニン・・・それらが心地よくバランスした素晴らしい味わいです。
フィニッシュもスッキリとした酸味としなやかな収斂感が長く残ります。
HP:9
うーん、これは良いかも。(^^;)
時間とともに香りもパワーを増し、味わいが一層まろやかになります。
2000年のレゼルヴ・ド・ラ・コンテスが、あまり誉められたものではなかったので、1998年のこいつもこわごわ開けたのですが、そろそろ飲んでも良さそうな感じで良かった~。
これくらいメルローがこなれたニュアンスが出てくると、ポイヤックのワインは本当に美味しくなりますね。(^^)
神様・ご先祖様、ありがとうございます。
エルドラ・ドック・メルロー(2000)
2004/05/11 自宅にて
京橋ワイン
の人気商品、エルドラ・ドック・メルロー(2000)の2本目です。
前回(
http://plaza.rakuten.co.jp/toshinosuke/diary/2004-04-16/
参照)も美味しかったので、十分休ませてからのお味に期待したのですが・・・
素晴らしい!
まさにカシスと完熟苺の果実味。
ネットリと濃い、とろみすら感じる濃さは、黒系の果実味も備えています。
樽香も、としのすけの好み程は強くないですが、高級感は十分です。
タンニンも極まろ。
フィニッシュは甘みが残り、デザートのよう。(^^)
HP:9-
価格からは考えられない味だと思います。
ブラインドで飲んだら、ナパ?って言っちうかも?(^^;)
今回もちょっと「水っぽい」感じがするのと、フィニッシュに収斂感が少ないことが気になるくらいで・・・やはり文句のないワインですね。
まさに「買い」のワインなのですが・・・ボトルの形状がやはりネック。
だって・・・冷蔵庫のワインの定位置に納まらないんだもの。(^^;)
ル・オーメドック・ド・ジスクール(2000)
2004/05/09 自宅にて
今日はこいつを頂きました。(^^)
過日、聞かん投資家さんがコメントされていたのを見て、また飲みたくなっちゃったもので・・・(^^;)
以前のとしのすけのコメントは、
http://plaza.rakuten.co.jp/toshinosuke/diary/2004-01-14/
の日記をご参照くださいませ。
さて、今日のお味はいかに?(ワクワク)
マルゴーのシャトー・ジスクールがオー・メドックの葡萄でつくるこのル・オーメドック・ド・ジスクール、やはり価格からは考えられないお味だと思います。
コルクは長めですし、開栓すると、チョコレートの香り。
色は深く澄んだ紫の残るルビー。
完熟したイチゴ&黒い果実のジャムのようなコクのある香りは上質な樽香と相まって夢見心地に誘ってくれます。
甘みと酸味のバランスも絶妙の域です。
ジスクール譲りの水のように滑らかなタンニンとその絶妙の甘さと酸味が細~く長~く口腔に留まり、ホント幸せ。(^^;)
HP:9-
「上善(理想的な生き方)は水の如し」と老子は説きましたが・・・理想的なワインは限りなく水に近づく?
あ、これって、日本酒「上善如水」の蘊蓄でしたね。(^^;)
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