徒然なるままに
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約80年前に牧野富太郎博士が葛城山で見つけこの名前があります。グミ特有の葉裏にある銀色の鱗片が殆ど無いのが特徴です。近畿地方中央部だけの固定種で、世界でもこの地だけに見られる希少種だそうです。奈良県・和歌山県で絶滅危惧1類、京都府は絶滅危惧2類、大阪府は準絶滅危惧種、と日本での生息確認地4府県で、いづれもRDB(レッドデータ)の上位にランクされています。勿論、環境省カテゴリでも絶滅危惧1類に指定されています。その産地の大部分を占める奈良県でも、全体で数十株しか確認されておらず、奈良県希少野生動植物の保護に関する条例で「特定希少野生動植物」に指定されています。◎特定希少野生動植物:奈良県の絶滅寸前種に指定されている250種のうち、カツラギグミなど特に数が少ないもの7種が特定希少野生動植物として指定されています。条例では、「特定希少野生動植物の生きている個体は、捕獲・採取、殺傷・損傷をしてはいけない。また、特定希少野生動植物の個体若しくはその個体の器官又はこれらの加工品は、譲渡し、譲受け、引渡し、引受け、所持をしてはいけない」とされ、生息地等の保全のため監視地区を設け、立ち入り禁止となっています。そのため「捕獲等及び譲渡し等の禁止、管理地区及び監視地区の規制等に違反した者に、懲役刑・罰金刑を科す」と非常に厳しい罰則が定められています。希少なカツラギグミを見ることができました。
2013.04.29
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