SCENE

Sep 9, 2005
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カテゴリ: 子供

昨日の、女房が帰宅後の話である。

 女房・次男・娘が1階の茶の間でTVを見ていた。 じいさん・長男・わしは自分の部屋で思い思いのことをしていた。

 突然、娘の泣き声が聞こえてきた。
 兄妹喧嘩であろうとは思ったが、その泣き声の様子、大きさでなんとなくどんな喧嘩かが察しられる。 たぶん、皆さんも同じかと思う。
 「痛い!痛い!」と泣き声と一緒に聞こえたので、次男が娘を殴ったか蹴ったかしたのだろう。
 その大きさも普段とは違う。

 わしは下に降りてみたら、やはりそうみたいであった。
「何したんだ?!」と聞くと、娘が「お兄ちゃんが思い切り蹴った・・・」と、蹴られた部分を抑えて小さな声で・・・
 「力任せに蹴ったんだろ!?」と次男の方を向いて聞くと、次男は「だって、岬(娘)が先にオレの足を踏んづけたんだもん。」
 「お前が岬を思いっきり蹴ったらどうなるかわかるのか! 手加減しろ!」
 次男は何も言わない。

 「何が原因なんだ?!」
 女房が答える。
 「お母さんの取り合い。」

 「取り合いなんかしてない!!!!!!!」
と、声を荒立てる次男。
 「もういい!!!!!!!!」と言って、わしの横を通り過ぎて、自分の部屋に入っていった。

 「こら! まて! 港! 話は済んでないだろ!」と言いながら、わしは次男の後を追う。
 次男の部屋に通じる引き戸を開けようとするが、次男が中から抑えているようだった。
 わしは思いっきり戸を開けた。

 「なんだ! おまえ!」と一緒に、わしは次男の左ホホにビンタを入れた。 次男のめがねが飛んで言った。 3~4年振りのビンタであった。

 「話をきちんとしないで出て行くのはダメだ! お前だって言いたいことがあるんだろ! なんでそれを言わない!」
 次男はうつむいたまま声にならない泣き声を上げた。
 「ちゃんと、『お母さんの取り合いじゃない』と言うことを説明しろ!」
 次男は声をしゃくりながら話し始める。
 「お母さんの足を揉んでいるときに、岬がオレの足を踏んづけた。。。。」

 「それはわざと踏んづけたのか? 間違って踏んづけたのか?」
 「間違って・・・」
 「だったら、なんで思いっきり仕返しをしなくちゃならない! お前の体は岬の倍もあるだろ。 その体で思いっきりされてみろ。 どうなる?! お父さんはお前たちが小さいときから何度も言っていることがあるだろ! 『小さい子と体が弱い子には優しくしなさい』 そして男なら『女の子に優しくしなさい』 それを守ってないから怒っているんだ!」
 うん と次男はうなづく。
 「これからはもっと自分と岬の違いを考えなさい。 お父さんが思いっきりお前にビンタしたら、めがねじゃなくお前が飛んで行くだろ!」
 次男は黙ったまま、肩を震わせていた。

 「泣いているのはビンタされたところが痛いからか?!」
 ううん と首を振る。

 「自分の気持ちを分かってくれていないと思うからだろ?!」
 うん と首を縦に振る。

 「言いたいことがあったら言いなさい。」
 次男は黙っている。

 「いつも岬の味方ばかりしてと思っているんじゃないか?」
 首を縦に振る。

 「それはな・・・港・・・岬が小さいからだ。 港と岬を比べたら、岬は小さいから優しくしなくちゃいけない。 お前もだぞ。 でも、岬には『お兄ちゃんの言うことを聞きなさい!』っていつも叱っているだろ。 『いつも自分ばかり・・・』と思っているのは、旭(長男)の方が多いと思うぞ。 いつも旭お兄ちゃんは代表で叱られているだろ。 お前と旭が喧嘩したときには、どっちをお父さんは叱っている? お兄ちゃんだろ?!」
 うん と頷(うなづ)く。

 「お兄ちゃんとお前の時には、お兄ちゃんがちゃんと面倒見てないということだからお兄ちゃんを叱るし、お前と岬の時にはお前を叱るのは当たり前だ。 大きい子は小さい子の面倒を見なくてはいけない。 優しくしないといけないからだ。 でも、ちゃんと理由を聞いて、小さい子に悪いところがあれば、それを注意しているつもりだぞ。」
 うん と頷く。

 「しかしどうだ! お前はそれもしないで、茶の間から逃げたじゃないか! 自分が言いたいことを言わないで逃げるのは卑怯者だ!」
 うん と頷く。

 「お父さんが何故怒っているか? 小さい子に優しくしなかった。 言わなくちゃならないことを言わなかった。 この2つだ! 分かったか!」
 うん と頷く。

 「ただ、間違ってはダメだ。 お父さんが叱っているのは、お前が嫌いなわけではない。 旭も港も岬も、みんな同じくらいに大好きだ。 大好きだから、ちゃんとしてもらたくて叱るのだ。 嫌いだったら、何をしててもお父さんは無視している。 それだけはちゃんと胸の中に刻んで置きなさい。」


 ってなことがあったわけだが、息子達が大きくなってからは滅多に叱ることはしない。
 「ご飯を食べるときには音を出すな!」とか、「靴は外につま先を向けてそろえて脱ぎなさい。」とか、それは注意であって叱る行為ではない。
 注意はしょっちゅうかな・・・・

 久しぶりに叱ったのだが、ビンタをするまででもなかったかな・・・とも反省している。 ただ、時にはビンタ(体罰)も必要な気がする。
 子供の成長に、わしは責任があるのだから、なんでもかんでも体罰を与えるわけではなく、本当に守ってもらいたい、こうあってもらいたい、という親として子供に強要したいことに対しては、わしは体罰を与える。
 体罰は、『叱られたということだけが残り逆効果だ。』と言う人もいるが、親の責任としてどうしても昨日は手が出てしまった。

 あかんかったかな・・・・・・

 皆さんのご意見を聞きたい。

『女には優しくしなさい。』---女房には実践してません。 すんません・・・



田んぼの嫌われ者 アギナシ


今日は宮城県青根温泉の足湯に入ってきた。
無料だし、野外で景色はいいし、最高だった^^

【今晩の献立】

1、牛乳鍋
ベーコン・ウィンナーソーセージ・キャベツ・玉葱
エビ団子・ホタテ・じゃが芋・人参・ブナッピー
味付けは単純に、塩コショウと本ダシのみ

2、鮭の腹身の塩コショウ焼き

3、冷奴

4、大根・キャベツの浅漬け






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Last updated  Sep 9, 2005 09:10:09 PM
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