専業トレーダー DaTsU

石田衣良

波のうえの魔術師

株本としても優秀。テレビドラマ化もされて テンポのよさに感動してしまうだろう。 世界が変わってしまう一日がある。

4teen
直木賞受賞作品。 地下鉄の階段を上がる。目の前にずらりと並ぶもんじゃ焼き屋。裏道に入れば木造の長屋が残り、そして目線を上げれば、そこにはスカイラインを切り取る超高層マンションが。それらがみんな奇妙に調和して共存する町、それが僕らの町、月島。  180センチ、100キロの巨漢、ダイ。  ウェルナー症候群という難病のナオト。  勉強が得意なジュン。  かっこいいことを言ってもどこかイケてない、テツロー。  月島中学に通う中学二年生四人組が一年間で経験する様々な出来事。入院中のナオトの許に大まじめで「エンコー」の女子高生をプレゼントし(「びっくりプレゼント」)、過食・拒食を繰り返す同級生とつきあい(「月の草」)、自転車旅行と偽って2泊3日で新宿の町を探訪し(「十五歳への旅」)……。この町でぼくたちは恋をし、傷つき、死と出会い、いたわり合い、そして大人になっていく。  その他「空色の自転車」「大華火の夜に」「月の草」「ぼくたちがセックスについて話すこと」「飛ぶ少年」の、瑞々しい八つの物語で描く今どきの十四歳、青春ストーリー。 中学生ということ、ここまで考えているのか?いまどきの14歳は と考えること多い。

1ポンドの悲しみ
今日はわたしにさせて」離れて暮らす恋人が、ホテルの一室で男の前にたたずんだ……(表題作)ほか、愛に迷う女性たちのときめきと揺らぎを描く10篇。直木賞作家が放つ傑作恋愛小説集。 かわいい女性の小さな恋愛模様。本当に作者はいろんな 経験をしている。

●アキハバラ@DEEP
IT関連で働く「おたく」たちが驚異的なAI機能付きサーチ・エンジン「クルーク」の開発に成功。 グーグルとかヤフーエンジンなんかの検索システム以上に、検索した 人間の感性というか、個性、意思を持つスーパーサーチエンジンらしい。 一回これを使うと、他のサーチエンジンソフトは使えないと言う。 しかしそのソフトは巨大IT企業に盗まれてしまう。 秋葉原のIT企業の牙城から、盗まれたクルークを取り戻すオペレーションが始まる。
登場人物は…。 潔癖症で女性恐怖症のネット・デザイナー。 文章力は天才的なのに、キーボードを通さないとしゃべれない吃音のライター。 音感・リズム感は超敏感なのに時々音に反応してフリーズしてしまうデスクトップミュージシャン。 コスプレ喫茶に勤めながら格闘技を極め迷彩服に魅せられた超美少女。 アルビノの中卒天才プログラマー。 引きこもり歴10年の元法律家。 そこに、謎のインド人ストリートブローカーやソフトバンクを思わせるIT経営者などが絡んで楽しいことはこの上ない。 この方は、なんでもリサーチが綿密で、生きる ということをいつも 作品から生かせてくれると感じる。 かなり荒唐無稽で、読んでいて??の部分は否めないが、今のおたく、 秋葉原のことを知るにはとってもよい作品。しばらくオタク、萌えブームは 終焉しそうにない。

○I LOVE モーツァルト(「音楽を聴く」耳 by石田衣良セレクション [ カテゴリ未分類 ] モーツアルト250周年に今ふさわしい本。 石田氏はいろんな視点を持っていて、分かりやすく伝えてくれる。 また付属CDがとてもよかった。 心のキャンパスを広げる音、快活で明解なテンポ感、聴き手の心をグリップする力。ポップスを聴くように、カジュアルに楽しむ。誰も書かなかった天才音楽家のすべて。 ポップスを聴くように、カジュアルにモーツァルトを楽しむ! 心のキャンバスを広げる音、快活で明解なテンポ感、聴き手の心をグリップする力の魅力を語りつくす。誰も書かなかった天才音楽家のすべても紹介。 1 I LOVE モーツァルト(「音楽を聴く」耳 モーツァルトの絶対テンポ感 ほか) 石田衣良セレクション―モーツァルトはこれを聴こう!(ピアノ協奏曲第二〇番ニ短調K四六六 ディヴェルティメントヘ長調K一三六 ほか) モーツァルトってこんな人?(神童 家族と家系 ほか) 私の好きなモーツァルト(朝岡聡 平原綾香 樋口裕一)

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