去年の9月の旅行ではいくつかのワイン産地を訪れる予定だったのですが、最初に訪れたワイン産地はアールAhrでした。アールのことを書いていきますがワインのレポートよりは観光としての視点のほうが強い記事になると思います。
ドイツに入る前は知り合いがいるオランダにいたのですが、ロッテルダムから2回電車を乗り継いでまずはアーヘンAachenで途中下車をしました(ここまでで2時間ちょっと)。
この街には世界遺産の大聖堂があるので一度は訪れてみたいと思っていました。
しかしワイン産地からは離れているのでわざわざここを目的地として来るまでもないと思って今まで訪れていませんでした。今回オランダからアールへのローカル線での移動の通過点上にあったので立ち寄ることにしたのです。
ここはベルギーにかなり近い街ですが、ブリュッセルからケルンへの高速列車タリスとICEの通り道ではあるので、これらの列車を利用する人には途中下車して立ち寄りやすいところではあります。

これが世界遺産の大聖堂です。
その脇の道の周辺が雰囲気があって好きでした。
この大聖堂がある以外はドイツの中都市によくある街で面白みはありませんが、大聖堂の存在感と古さからくる雰囲気は一度は観る価値はあるかなとも思いました。
ガイドブックなどによるとここは観光地というよりは静養地として人気があるようです。
そして、フリーパスを持っていたのでケルンまでの短い区間はICEに乗り、ケルンからはローカルの快速REでライン川沿いの路線を南下しレマーゲンRemagenまで行きそこからアール地方方面の支線に乗り換えます。
そのまま南下するとモーゼル川との分岐点コブレンツがありミッテルライン、ラインガウのワイン産地へと続きます。
アールへはわりと本数もあり電車でもけっこう行きやすいと思いました。
アール地方の中心はBad Neuenahr-Ahrweilerです。
実はここは2つの街が合併された地名で、2つの異なる要素のある街から構成されています。

Ahrweilerはこのような街並みの旧市街がある観光名所となっていて、Bad Neuenahrにはクアハウス(温泉)がありお金持ちも多く滞在する静養地で、この2つの場所は雰囲気が全く異なっています。
ふたつがセットであるからこそ旅の目的地として選ばれる場所であるのです。
どちらもドイツ人の観光客(年配が多い)で賑わっていました。日本のガイドブックではあまりとりあげられていない地域ですが、観光地としてかなり人気のある土地ということが伝わってきました。
日本でいう温泉地のようなかんじですね。鬼怒川とか伊香保とか飛騨高山とか別府とかと同じようなかんじでしょうか。
そして、観光地ではあるけれど英語などの外国語をしゃべれる人が少ない、というのは日本の温泉地を考えれば想像できるかと思います。
日光など海外にも有名な所は英語はしゃべれる人が多いけれどそうでない所は確実に少ないですよね。
地方の中心だから駅はそこそこ栄えていてコインロッカーくらいは当然あると思ったのですがどちらの街の駅も田舎のふつうの無人駅でした。
これにはびっくりしました。そして計画が大きく狂ったのでした。
僕は静養地の高いホテルには泊まれないのでユースホステルを選択しましたがAhrweilerの城壁に囲まれた旧市街からは20分くらい歩いたところにありました。
でもこの周辺の雰囲気がよかったです。

伝わりにくいかもしれませんが、落ち着いた雰囲気で天国にいるような異次元の空間にいるような感覚がありました。
観光地としてというよりは、この場所にいるとホッとするというような場所でした。これはこの場所だけでなく、次回に書くほかの土地にもあてはまる印象です。
この写真にある川がライン川につながる支流であるアール川なのですが、本当に細い支流で、ラインやモーゼルのように太陽光の水面反射や水蒸気によって畑に影響を与えるというような川ではありません。
次回はワイン産地としてのアールという側面を中心にこの地方の事を書いていきます。
ビュルテンブルク シュトットガルト周辺… 2011.09.18
ドイツ赤ワインの産地アール地方その2 2011.09.10
ビュルツブルクで観光 2011.09.03
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