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開催日:2013.10.13(日) 13:30開演
場所 :ホクト文化ホール 中ホール(1,070名収容)
第3部
1.ディープパープルメドレー
2.グレン・ミラー・メドレー
3.サクソフォンとバンドのための「青春の輝き」
4.シング・シング・シング
アンコール
5.宝島
6.ジャパニーズ・グラフィティー4~弾厚作作品集~
レポート
ディープパープルメドレー
グレン・ミラー・メドレー
今から17年前のニューサウンズインブラス'96よりからピックアップですが、堂々たるテナーサクソフォーン、トランペットのソロが圧巻でした。さらにムーンライトセレナーデではステージが暗くなり、ミラーボールを使った演出が行われました。そして登場したあの有名なフレーズのクラリネットソロ・・・今日一の最高の場面だなという印象を受けました。
サクソフォンとバンドのための「青春の輝き」
今年度から柳中を率いている顧問の原先生がタクトを置き、アルトサクソフォーンを持って登場してソロを取りました。プログラムには記載されていなかったのでまさにサプライズですが、原先生の演奏は本家の須川展也氏を彷彿とさせるものがあるなと思いました。それにしても、指揮者がタクトから楽器に持ち替えての名演は過去いくつか見てきましたが、この時は相模原市吹の定演で福本先生がアルトサクソフォーンを吹いた時のことを思い出した次第です。
シング・シング・シング
演奏されたのは難しいNSB版の譜面ですが、トランペットのソロ、そしていつもこのソロをやる時は最後の高音がうまく決まるか聞き手ながらドキドキしてしまうクラリネットのソロは大変お見事でした。そしてここでサプライズということで、ゲストドラムス山田氏と柳中生ドラムスとのダブルドラムのコラボが始まりました。当初は山田氏が右手、柳中生が左手にいましたが、途中で位置を交換したり山田氏がステージ上を練り歩いて音の出るものは何でも楽器にしてしまいますよ~!という非常に楽しい演出がありました。
宝島
それまでサポーターとして裏方を担当していたと思われる柳中OBOGが楽器を持ってステージ左右に入り、原先生もアルトサクソフォーンで再登場してソロを演奏したり、中間部でパーカッションパートが一人づつアドリブソロを披露するといった演出も入ってとても豪華仕様の宝島という印象がありました。
ジャパニーズ・グラフィティー4~弾厚作作品集~
この曲は3曲目にサライが入っているため、演奏会の大トリ曲として非常に使える曲だと思いますが、2曲目お嫁においでではクラリネット、トランペット、トロンボーンの3人によるデキシースタイルソロが見所でした。そしてサライではルミカライトによる演出の中、今日の演奏を最後に引退する三年生の紹介も行われ、サライの演奏効果に乗って非常に素晴らしいエンターテイメント感を感じることができました。
まとめ
第3部では豪華ゲストに原先生のサプライズ演奏、柳中生の素晴らしいソロの数々が登場し、非常に内容の濃いステージでやれることはすべてやったという達成感を感じられるところがありました。
また演奏会全体としては演奏はもちろん非常に素晴らしいものでしたが、運営において主催者である吹奏楽部保護者会の皆さんの存在を非常に大きく感じました。実際のところこれだけの曲数をここまでのクオリティーに仕上げるのは並大抵のことではなく、雨の日も風の日も雪の日も365日練習を積み重ねてたどり着いたものがここにあると感じました。