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開催日:2013.10.14(月) 14:00開演
場所 :千曲市更埴文化会館 あんずホール(768名収容)
プログラム
開演前コンサート
アンサンブル演奏
金管8重奏
「アラカルト」より 5ほうれん草のラザーニャ 4すし 3ハンガリ-風グーラッシュ
サクソフォーン4重奏
「四重奏曲」より 2,4
木管4重奏 「二本のオーボエ、ファゴット、通奏低音のためのソナタ第2番」より1,4
クラリネット4重奏 「オーディションのための6つの小品」より 1.2.3.4
第1部 ~感謝~
1.アフリカン・シンフォニー
3.紺碧の波濤
レポート
「アラカルト」より
楽章の題名がなんとも素晴らしいと思いました。ほうれん草のラザーニャは音楽で表現するとこんな感じなのか・・・、すしはこんな感じなのか・・・、人間の想像力たるや無限大だなと改めて感じた次第です。
「四重奏曲」より
あまりにも有名なチャンチャンの超定番曲ですが、それだけに走れ慣れた道路を快適に走っているようなリラックスした感覚で聴くことができましたが、これだけ滑らかに演奏するにはどれだけ練習すればいいのだろうかと感じるところがありました。
「二本のオーボエ、ファゴット、通奏低音のためのソナタ第2番」
アンサンブルコンテストは出場団体が多く、よほど抜きん出た演奏をしないと東海大会へ進むのは難しいという印象がありますが、このチームはその東海大会で金賞を受賞したとの紹介があり、期待通りの素晴らしい演奏でした。編成はオーボエとバスーンとコントラバスでしたが、ダブルリード特有の哀愁のある音色で歌われると虜にならずにはいられない・・・そんなやすらぎのひとときがありました。
「オーディションのための6つの小品」より
このチームも東海大会で銀賞を受賞ということで、音の絡み具合がなんとも言えない素晴らしさでした。クラリネットアンサンブルというとハーモニークラリネットを加えてのクラ8という印象がありますが、こちらはベークラのみの4人編成。それだけにフルートアンサンブルのような一体感もあるように思いました。あとは音域の広いクラリネットの特性をフルに生かしたところも目立っているようでした。こういうの聴くとやはりクラリネットって最高かもというところです。
アフリカン・シンフォニー
第1部のキャッチフレーズは「感謝」ということですが、アフリカン・シンフォニーを選んだ理由は・・・と考えた時、それはステージの小さな奏者達から保護者の皆さんへの感謝なのかもしれないなと思いました。このあたり、アフリカンシンフォニーが吹奏楽の古典の名曲であるので「保護者の皆さんも学生時代に吹奏楽をやっていれば一度は吹いている」だろうから、懐かしい贈り物と言えるかもしれません。
エンターテインメントマーチ
地に足がついた落ち着いた感じのとても聞きやすいマーチでした。今度こそ聞き納めかな・・・と思いつつ私自身もこの曲に賭けた今年の夏の想い出を回想するひとときになりました。
紺碧の波濤
かなりの難曲ですが、ひと夏を賭ける価値のあるやりがいのある素晴らしい曲という印象を大いに受けました。
第1部のまとめ
開演30分前からアンサンブルステージが始まっており、もうそれだけで1ステージ。さらに第1部は懐かしの名曲と圧巻のコンクール曲の3本立という豪華さでした。それにしても、アンサンブルコンテストの東海大会出場枠は45団体中5枠しかないのにそのうち2枠を屋代中のチームが占め、さらに並み居る強豪チームがしのぎを削る東海大会でも金賞というのは、まさに長野県で一二を争うアンサンブル力があるのだろうなと感じた次第です。