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小坂町中心部に、小坂鉱山の歴史と文化、花輪(鹿角)盆地の自然を紹介している「小坂町総合博物館“郷土館”」があります。ここに、小坂鉄道(小坂線)で活躍した往年の車両が展示されています。2017年5月 追記ここに紹介した保存車両は、「小坂鉄道レールパーク」(小坂駅跡)に移設されました旅客輸送で活躍していた気動車「キハ2100」です。昭和30年代から、旅客輸送が終焉を迎えた平成6年まで活躍していました。早期に廃止された花岡線と共通使用されていたようです。旅客輸送廃止後、一部は同じ同和鉱業が運行していた岡山県の片上線へ転じ、また一部は青森県の弘南鉄道に売却されて黒石線で活躍しました。しかし、両線とも既に完全廃止されています。同じ同和の鉄道でも片上線は貨物すら残りませんでした。幸い、小坂駅に保管されていた1両が小坂町に寄贈され、当館に展示されました。同館のHPに、展示開始時と思われるピカピカの姿が掲載されていますが、現状はご覧の通り。外板がかなり傷んでいます。しかし、補修を行うためと思われる下塗り(パテ?)が塗られています。灰色の斑模様がそれです。博物館構内のため、他の保存車両に見られるような落書きやガラスの破損はありません。キハ2100の車内です。車内公開の案内はないですが立入禁止の表示も無く、朽ち欠けのもののステップが設置されていましたので、ちょっと入ってみました。エアコンこそないものの扇風機完備、ビニール張りのクッション入りシート、広い乗降扉、照明は蛍光灯と、昭和30年代の地方小私鉄向け車両としては、異例の豪華仕様です。小坂鉄道は小坂鉱山の繁栄と共にありましたから、軽便時代からレヴェルの高い車両が使用されてきました。この車両の豪華さも、鉱山の繁栄の象徴だったことでしょう。運転台には立ち入りできません。なお、展示ホームを挟んでキハ2100の反対側には、軽便時代の蒸気機関車と貴賓客車が展示されています(県有形文化財)。蒸気機関車は綺麗ですが、貴賓客車は木造なので外板に少し痛みがあります。どういうわけか、この写真は撮らずじまい。確か、展示上屋がかかっていたはずです。どちらも、車内に入れました。この2両は秋田県内の保存車両としては比較的有名なので、写真を見た方も多いでしょう。小坂駅舎も復元されています。復元といっても、いまある駅舎の短縮版を建ててしまったわけです。本物の小坂駅舎は立ち入り禁止ですが、博物館構内の小坂駅舎には切符などの資料や、通票閉塞機などの機器類が展示されています。当館にはこのほか、小坂鉱山繁栄(秋田市より栄え、秋田県財政よりも潤い、町中に電気が点灯しているさまは東京のようだ…と言われた)と、その礎となった黒鉱が生成された地質、十和田火山灰に影響された植生や動物社会について展示されています。2017年5月 繰り返し追記ここに紹介した保存車両は、「小坂鉄道レールパーク」(小坂駅跡)に移設されました小坂町総合博物館郷土館JR奥羽本線大館駅より、秋北バス小坂操車場行きで約50分JR花輪線十和田南駅より、秋北バス小坂操車場行きで約20分JR東北新幹線盛岡駅西口より、青森行き高速バス「あすなろ号」で約90分。小坂高校前下車、 秋北バス小坂操車場行きに乗り換え。 ※あすなろ号運行会社…弘南バス、秋北バス、岩手県北バス ※盛岡~弘前線「ヨーデル号」は止まりません←旅に出たくなったらポチっとよろしく
2007年05月31日
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秋田県大館市と東隣の小坂町を結ぶ、貨物列車専用鉄道があります。「小坂製錬鉄道」といいます。かつては「同和鉱業小坂線」といい、同じ大館駅から北へ向かう「花岡線」という短い路線もありました。大館、小坂、鹿角地域は鉱業が盛んで、随所に鉱山が掘られ、黒鉱などを大量に産出していました。小坂鉄道は小坂町内で産出される鉱産物を輸送するために、同和鉱業の前身会社である「藤田組」が、別会社で開通させた路線です。もちろん、鉱産物だけでなく鉱山を操業するための関連物資を運び、更に従業員をはじめとする地元住民や小坂鉱山を訪れる人々に関する旅客輸送や貨物輸送も行いました。その後、別会社だった鉄道部門を同和鉱業が吸収、国鉄と同じ線路幅1067mmゲージへの改造工事を経て、1989年、再び別会社として分離。このときからは、小坂鉱山での同和の生産活動全般が「小坂製錬株式会社」に移され、鉄道は同社の一部門となりました。旅客輸送は1962年より気動車で行われていました(それ以前は軽便の客車)。しかし輸送人員が少なく、1994年に取り止めとなり、以来、貨物専業で運転されています。小坂製錬の専用線と思われている方も多いようですが、一応、一般の「私鉄」とされているようで、鉄道貨物協会発行の「貨物時刻表」にも掲載されていて、終点の小坂駅はコンテナ取扱駅になっています。しかし、実質は製錬関連の荷しかないでしょう。主力の荷はタンク車で運ぶ「濃硫酸」で、JR奥羽本線、JR秋田港線(奥羽線の支線)、秋田臨海鉄道北線経由で秋田市の飯島精錬所(秋田北港駅)まで運ばれています。あいにく、小坂線内を走行する貨物列車の写真は手持ちがありません。奥羽本線内を走行する写真はこちら(2006年3月5日の記事)。牽引機関車はJR貨物のDD51。貨物列車は小坂線内は国鉄DD13タイプの機関車が重連または三重連(鉄道の日近辺には四重連のイベント運転あり)で牽引し、大館でJRの電気機関車に継走しています。貨車は同和鉱業・小坂製錬の私有タンク車と、たまにJRのコンテナ車が付くようですが…。起点の大館駅は広いヤードでしたが、近年区画整理があり線路は極めて少なくなり、小坂鉄道の施設はJRへ継走するための最小限の施設しかありません。(JR側の構内には貨物ホームがありコンテナ列車の発着があります)駅舎は取り壊され、旧構内を横断して看護福祉大(旧桂城短大)方面へ行く道路が出来ています。終点の小坂駅は現在も荷扱いで使用されているほか、車庫を兼ねているので、旅客輸送当時とほとんど変わっていません。但し、駅舎内、構内は立入禁止です。小坂駅から小坂鉱山まで構外側線がありましたが、こちらは既に廃線になっています。ところがどっこい、道路や川を跨ぐガーダー橋は残っています。しかも、ピカピカに整備されて。パイプラインに使われているそうです。中間駅のうち、茂内駅以外は旅客廃止と共に廃止され、施設が取り壊されたところもあります。茂内駅は、茂内~小坂間に急勾配があるため機関車の増結、解放を行うために残されており、運転業務が行われています。駅舎もそのまま使っているそうですが、もちろん、旅客列車は来ません。さて、長くなりましたが、この小坂鉄道には、現役稼動している車両以外に、数両の保存車両があります。それらは、小坂駅近くの「郷土資料館」にあります。その様子は、資料館のレポも兼ねて次回。小坂駅の模様も一緒に。★次回は「博物館・資料館めぐり」ジャンル設定を予定哀愁のローカル線参加中 クリック♪
2007年05月30日
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秋田県の北部に、とーーーーーーーっても甘い和菓子があります。それを製造しているのは、大館市、山田桂月堂。その、菓子の名前は「明がら寿」随分と昔から販売されている菓子で、還暦リーチの我が父が、幼少の頃に食べさせられて、あまりの甘さに卒倒…くらいの衝撃を受けたという…。簡単に説明させていただきます。「白砂糖(上白糖)の寒天」です少々、「胡桃」が入っています。それだけです。あ、寒天といっても、一般的な寒天よりも硬く、羊羹に近い。「白砂糖(上白糖)の羊羹」という説明でもいいかな。同行者に、「久慈良餅」(青森県浅虫温泉の銘菓)のようなもの、と説明してしまいましたが、開けてみると、アレとはちょっと違いますね。各種受賞しておりまして、外箱に列記されています。第十六回全国菓子大博覧会 名誉大賞牌第三回東北振興大共進会 功労大賞牌食品衛生施設模範店 厚生大臣賞「食品衛生施設模範店」は、明がら寿に限った事柄ではないですが。秋田県推奨優良品の表示も見えます。その外箱も、デザインは変わっていないらしい。製造者の住所関係表示だけは、今のものです。例えば、電話番号「市外4+市内2+個別」の組み合わせ。昔は1ケタとか2ケタだったでしょう。FAXの表示もあり。郵便番号下4ケタ化。観察はこれまでにして、食べてみましょう。…。…。甘い。うわぁ。思わず、当ブログ最大200px表示(ケータイの方は、通常の文字サイズです)。卒倒しそうというのも頷けます。お砂糖の甘さが、口の中いっぱいに広がります(笑)ちなみに、上記でも説明しましたが、お砂糖は白砂糖。和三盆とかそういう上方のお上品なお砂糖ではございません。白砂糖。本来はお抹茶でいただく菓子なんでしょうナ。普通の菓子感覚で食べると、なかなか強敵。その辺、製造元も分かっているようで、外箱に「本舗代表銘菓の独得な風味を御賞味いたゞく」(原文のまま)と表記あり。他の方のブログ記事では「秋田興奮スイーツ」なんて書いてあるところもあります。甘党の皆さん。ぜひ、一度ご賞味下さい。水曜どうでしょうのチーフディレクター藤村氏に送り付けたい逸品です(笑)購入はこちら。明けがらす(秋田県物産振興会)山田桂月堂店舗、大館市内・近辺有名店、JR大館駅待合室ジェイアールアトリス売店で購入可能。楽天では3本入りですが、現地では1本から販売。旅先では銘菓をご賞味!ブログランキング参加中
2007年05月29日
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いま、秋田市中心部の地下を東西に横切る自動車専用道路「秋田中央道路」が建設されています。その開通日が、9月15日と発表されました。建設の賛否をはじめ、紆余曲折がありましたが、遂に東北初の本格的都市型地下自専道がお目見えします。仙台によく似た道路がありますね。仙台宮城インターのところから東北大学川内キャンパス近くの地下を通って広瀬通に出る仙台西道路。しかしあそこは、青葉山を貫く山岳トンネル(と、その取り付け部)という事になっています。例によって暫定2車線です。本当はもう一本トンネルを掘って片側2車線の計画なのですが、目処は立っていません。延長およそ2.5kmで、秋田県庁から中央インターまで1本につながります。西行き(官庁街へ向かう)は、途中にも出口(ランプ)が設けられます。東行き(インターへ向かう)は、途中出入口はありません。お堀の下を掘るときには開削工法が取られボックスカルパート(箱型トンネル)にしたり、シールドマシーンに愛称がついたり、秋田駅直下区間の工事はJR東日本が施工と、工事の話題も事欠かなかった道路ですが、現在進捗率97%。開通したら、早速走ってみなければなりません。…で、この道路、無料ですよねぇ?
2007年05月28日
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秋田県立図書館の新着図書コーナーに、地理学関係の本が一気に3冊入りました。『地域調査ことはじめ-あるく・みる・かく-』『日本の地誌』『日本からみた世界の諸地域』。『地域調査ことはじめ』をちょっと読んでみました。地域調査ことはじめ地理学をやっていると、必ず(といっていいほど)フィールド調査が必要になります。しかし、テーマを何にするか、対象地域はどこにするか、悩みどころです。本書では22名の若手研究者が、各々が学部生や院生だった頃に公刊した学術論文を取り上げ、当時の経験、失敗、得た事を分かりやすく紹介しています。いわば、論文作成過程ドキュメントです。各大学である程度確立している調査スタイルがありますが、その違いも分かるように、あるいは他校の方法論を取り入れることができる様に、執筆者22名の出身大学はさまざまです。3部構成になっています。第1部は「分野別の地域調査」。過去の研究成果が豊富で、手法がある程度固まっている分野の論文を取り上げ、調査手法や資料分析法などを紹介しています。第2部は「地域調査の諸手法」。アンケート、聞き取り、資(史)料分析、GIS(地理情報システム)などを紹介し、解説。第3部は「文化・社会の地域調査」。文化地理学、社会地理学の調査経験を紹介し、この分野の調査特有の諸問題や、成果公表時の配慮(肖像権など)について解説しています。上記の通り、各執筆者が自分の論文をサンプルに紹介していますが、手法のほかにも、テーマや地域設定のきっかけ(どうやら「自宅(実家)に近いから」という理由が最も多いようだ)や、調査中のハプニング、運が良かった体験などの記述もあり、面白いです。手法解説本は今までにも何冊も出ていますが、この本はより実践的(何と言っても論文作成時の経験談)であり、今まさに人文地理学諸分野の卒論を手掛けようとしている学生の皆さんにお勧めです。執筆者とテーマは次の通り1-1 都市の地域調査(堤純、愛媛大)、1-2 村落(中川秀一、明治大)、1-3 農業(仁平尊明、筑波大)、1-4 工業(鹿嶋洋、三重大)、1-5 歴史(米家泰作、京都大)、1-6 観光(佐藤大祐、長崎国際大)、1-7 行政(杉浦真一郎、名城大)2-1 アンケート調査による地域調査(中澤高志、大分大)、2-2 地域調査のテータ処理(谷謙二、埼玉大)、2-3 GISを用いた地域調査(横山智、熊本大)、2-4 企業へのインタビューによる調査(水野真彦、大阪府立大)、2-5 ライフヒストリーによる地域調査(湯澤規子、明治大)、2-6 史料分析による地域調査(山村亜希、愛知県立大)、2-7 地域調査とトライアンギュレーション(梶田真、東京大)3-1 村落社会を見てあるく(今里悟之、大阪教育大)、3-2 「伝統性」を考える(濱田琢司、学振特別研究員)、3-3 宗教の空間構造を考える(松井圭介、筑波大)、3-4 都市の歴史空間をあるく(加藤政洋、立命館大学)、3-5 ジェンダー化された空間を読み解く(影山穂波、椙山女学院大学)、3-6 工都に生きる出郷者から学ぶ(山口覚、関西学院大)、3-7 フィールドとの「距離」と「つながり」(原口剛、大阪市立大)、3-8 参与観察の実践(杉山和明、学振特別研究員)画像をクリックすると、楽天ブックスの購入ページへジャンプします。
2007年05月28日
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秋田県の北東部、鹿角市のとある火山灰台地上に、遥か4000年前の配石遺跡があります。「特別史跡大湯環状列石」といいます。1931(昭和6)年、耕地整理を行っていたところ発見されました。縄文時代後期の遺跡で、当時周辺に暮らしていた人々のイベント広場的要素を持つ施設であったと考えられています。史跡指定区域を分断するように県道が走っており、県道よりも北西側の配石遺構を「万座遺跡」、県道よりも南東側の配石遺構を「野中堂遺跡」といいます。2つの遺跡(配石遺構)はほぼ同じスタイルで、互いの距離は100m程しか離れていません。写真は万座遺跡で、こちらが1931年に農民によって発見されました。戦後、文化庁と秋田県教委による本格的な調査が実施されました。この遺跡の発見は大発見でした。それまでの考古学の常識では、縄文人の文化レベルはきっちりした社会を作れない程度のものだと思われていました。しかし、この遺跡を調査した結果、死者をきっちり埋葬した形跡があること、他所で発見されている土器や石器が出てきたこと、住居のものと思われる柱跡が発見されたことなどから、歴史を塗り替える結果となりました。同じく万座遺跡です。この遺跡のイメージを形成している「日時計状組石」です。環状列石を重要な遺跡たらしめるパーツの一つで、大湯ストーンサークルといえばこれを思い浮かべる方が多いようですが、これが「環状列石そのもの」ではありません。円を描くように、大小の石が帯状に置かれている状態を、「環状列石」といいます。そして、この「日時計状組石」ですが、夏至の日にこの日時計状組石から環状列石の中心を見ると、ちょうど太陽が沈む方向になっているそうです。この遺跡が4000年前頃のものであると、どうして分かるかですが、既に年代が判明している他の遺跡から出土しているものと同じ、あるいは酷似した遺物が出土しているので、それを手がかりにしているようです(つまり、交流があった)。もちろんC14年代測定なども使用されたでしょう。また、915年の十和田大噴火による火山灰の堆積層「大湯浮石層」よりも下から発見されました。それで、この配石の目的ですが、「葬祭を含め、マツリを総合的に行う広場」であっただろうとの説が有力です。先に述べた「住居跡」は、ここの管理人の家ではなかったかと言われているそうです。実際、環状列石周辺ではほかに住居跡は見つかっていません。人々は、何らかの大掛かりなイベントを催行するために別の場所に形成されていた複数の集落から定期的に集まり、死者と先祖を弔い、収穫に感謝し、一族の無事を確かめていたもようです。なぜ、一族はまとまってここに住まわなかったのか。ガイドさんの説明によると、天災などで皆が一度に亡くなって一族が滅びるのを防いだものだということです。今流にいうと、「リスクの分散」ですね。万座遺跡は最初に発見されてから本格発掘まで長い空白期間がありました。そのため、地元の住民によって石が持ち去られているので、完全な形は残っていません。実は「つけもの石」に最適な大きさと形なのです(笑)。そのため、一部は、同じような大きさの石を探してきて、新たに配置しています。野中堂遺跡は発見が遅く、発見後直ぐ本格調査が実施されたので、円形の組石配置がよく残っていて、ほぼ全て発掘された石が置かれています。近年、傍ら(史跡区域外)に「大湯ストーンサークル館」という展示館ができました。ここでは、発掘の経緯、発掘して判明した古代大湯の人々の暮らし、人々の交易範囲などを分かりやすく、実物や複製品を交えて展示しています。資料館を先に見てから実物を見に行くか、その逆にするか、それは皆さんにお任せです。この大湯環状列石は、まだ未発掘区画があります。そこには、更に大きな環状配石がある可能性も残っていて、現在も発掘調査が続いています。特別史跡大湯環状列石秋田県鹿角市大湯JR花輪線 十和田南駅からタクシー15分 ※最寄り駅は十和田南駅ですが、環状列石を経由するバス路線はありません。 十和田南駅から大湯温泉へ行くバスはあります。JR花輪線 鹿角花輪駅から大湯温泉行きバス25分、「環状列石前」下車東北自動車道 十和田ICから20分。旅で触れる古代浪漫お気に召していただけたらワンクリック下さい大湯温泉 ホテル鹿角大湯環状列石より車5分ちょっと(遺跡内の県道を北上する)大湯温泉随一の規模を誇る大旅館。国際興業グループ。大湯温泉 龍門亭 千葉旅館手入れの行き届いた格調高い館内、各賞受賞歴を誇る定評の料理。
2007年05月27日
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皆さん、こん○○は。(「おはよう」かな?)筆者、毎日多忙&体調不良(急性…アルコール…じゃなくて、急性扁桃炎。当初は普通の扁桃炎だったのに、今日受診したら扁桃腺が更にデカくなっており、悪化していることは判明)のため、更新をお休みしています。発熱を伴い(今は平熱ですが)、せきが激しく出ます。他の疾患でも受診しており、現在何と14種類もの処方薬を服用または外用しています。しかも、一部の薬は1度に2錠。自己最大記録です。薬を飲むだけで、十分に水腹になります(笑)実は明日、JR東日本のイベント「駅からハイキング」に参加予定でしたが、無理をしない方が良さそうなので、不参加にしました。(キャンセル手続きは不要とのことなので、ほったらかしにしてます)北限の茶畑をガイド付きで見学する絶好のチャンスだし、珍しく我が家から近い所で、起きるのが遅い私にちょうど良い午後からの催行なのですが、仕方ありません。今の所持ちネタとして、「明がら寿」「特別史跡大湯環状列石」「小坂町康楽館と明治百年通り、小坂鉄道」「大湯温泉」「奥羽本線大張野付近をゆく電車」「奥羽本線大久保付近を行くED75貨物」がありますが、さしあたり、「明がら寿」「大湯環状列石」を最初に紹介します。←旅に出たくなったらポチっとよろしく
2007年05月26日
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大館銘菓「明がら寿」について記事を作成中でしたが、消えてしまいました。今日はもう時間がないので、明日以降書き直します。っていうか、管理画面の「Myメニュー」いつのまに、「別ウィンドウで開く」でなくなっていたのか別サイト参照の必要があって、Myメニューのあるリンクをクリックしたら、記事がパー。そういう重要なことは教えてくれよな。楽天。
2007年05月25日
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19日の日記へのコメントで、Kaguya姫様より「男鹿線の気動車が見たい」」とのリクエストを頂きました。ちょうど今年の桜が咲いた頃に撮った写真がありますので、ご紹介します。奥羽本線、土崎→秋田間、地元では桜と列車を絡めて撮れるポイントとして、これまでに何作かの作品が発表されている「向山踏切」です。列車は上り1134Dです。光線状態を中途半端に考えたので、見事な「側光」になってます(笑)この時は、直前(約10分前)の上り「リゾートしらかみ2号」を撮りにいったのでした。そちらは、もっと線路に寄って(といっても、公道から)正面がちに撮りまして、見事に真っ黒(爆)あと、ポジなので、明るい方に補正しても良かったかな…とも思います。来年、桜が咲いたら、こんどは午前の遅い時間に行ってみようと思います。「リゾしら」は撮れないけれど、男鹿線はほぼ1時間おきにやってきます。向山踏切…秋田市外旭川秋田中央交通バス新国道経由各線「高野(こうや)一区」下車徒歩10~15分。秋田中央交通バス神田土崎線「鳥谷場」下車徒歩2~3分(本数激少)秋田中央交通バス神田旭野線「外旭川病院前」下車徒歩10分。※駐車スペースはありません。護岸工事をしているので、邪魔にならないように。※護岸工事により、線路上(橋梁)とその周辺も工事をしています。※市中なので、食料品等の心配はありません。但し、撮影の合間に歩ける範囲にお手洗いはありません。今日の管理人…風邪をひいた~高熱だ~医者に行こう←旅に出たくなったらポチっとよろしく
2007年05月22日
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しばらく懸賞当選から遠ざかっていた私。昨日帰宅すると、荷物が届いていました。通販で注文している品はないし…と思案。ほう…。久々の懸賞当選!「イオンクレジットサービス イオン石巻ショッピングセンターオープン協賛 カードご利用キャンペーン B賞」春先に、東北地方のイオンでカードで買物をして応募すると、抽選で旅行か賞品をあげるという懸賞に応募していたのでした。やっぱり、応募した事を忘れていると、当たるらしい(笑)ですな。肝心の賞品は…「ひっぱりうどん」なんだ、それ?「製造元 白石市・松田製粉」。ふーん。温麺(うーめん)と予想。どうやら、「ひっぱりうどん(そば)」なるものは温麺ではないらしい。釜揚げうどんの要領で、茹で汁を捨てずに鍋のまま食卓へ…つけ麺にして食べる、と書いてあります。つけ汁の具には…ツナ、鮭、鯖等の魚缶詰を…。ツナ?が入るの??初めてです。玉子やネギなどの普通の具材でもOKと書いてありました。でも、「白石温麺」も入っていました。茹でていただくことにしましょう。モチモチひっぱりうどんと、ほっそりサラサラ温麺他 送料コミコミ1000円<みちのく伝承の麺 水車亭(株式会社松田製粉)>
2007年05月21日
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メルシャンから、地域限定缶チューハイ発売中。「完熟葡萄のお酒」(メルシャン)マックスバリュ港北店で購入販売地域「秋田県」限定販売、原料産地「横手市大沢」の「スチューベン」限定缶チューハイ。ぶどうの自然な甘さが出てます。酸っぱくありません。不必要な甘さもありません。本当に、ブドウの果汁に酒の味が足された味。何杯でも飲めそうです(飲みすぎ注意)。茶豆100%のスナック「えだ豆」(新潟県・亀田製菓)。枝豆の味が良く出ています。おいしいと評判。ビールにも良いですね。【季節限定】今年も茶豆100%使用おやつにビールのおつまみに!えだ豆スナック 55g×10袋(亀田製菓楽天市場店)
2007年05月19日
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5月15日、秋田市と潟上市の境界にある「追分跨線橋」より、701系電車を撮影。列車は、上り秋田行き1654M。登場から14年ほど経ち、すっかり地域に馴染んできた電車です。高校生までの子たちは、本線で50系客車や気動車が幅を利かせていた時代を知りません。彼らにとって、奥羽線の列車といえば、完全に「コレ」なのです。(男鹿線はもちろん、いまでも気動車です)ここは、男鹿線との単線並列区間になっていて、左の線路が男鹿線です。この直線の先(奥)で、男鹿線は左に分かれていき、本線は大清水信号場に至ります。このポイントは、追分駅(背後)から徒歩15分ほどで到達できます。国道7号線の跨線橋なので、すぐ分かるでしょう。路線バスも「金足行き」「五城目行き」が通ります。駐車スペースは、跨線橋の北側に広い旧道敷があります。画像が赤みがかっているのは、西からの日差しが少し強いことと、期限間近の古いポジを使ったからです。あと、無用にPLを使ったからか。これは明らかに失敗。さらに、ちょっとピントが甘い。←旅に出たくなったらポチっとよろしく
2007年05月19日
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秋田県大館市の曲田(まがた)というところに、小さな教会があります。北鹿(ほくろく)ハリストス正教会曲田福音聖堂(通称「曲田聖堂」)といいます。明治25年、東京復活大聖堂(ニコライ堂)を手掛けた東京神田教会シメオン貫洞を棟梁に、地元の大工が秋田杉をふんだんに使って建てた聖堂です。ビザンチン様式の建物で、現在、国内に存在するハリストス正教会の木造平屋建築の中では、最古のものです。昭和60年に一部部材の解体修理が行われ、その姿を留め、今も教会として使われています。昭和41年には秋田県の有形文化財に指定されています。当時、曲田地区の信徒は個人(畠山市之助)宅で祈祷を行っていたが、信者が増えて手狭になったためと、布教の中心人物であった畠山が東京ニコライ堂の成聖式(落成式)に出席して感銘を受け、自分の敷地内に聖堂を建てようと決意したものだそうです。棟梁がニコライ堂を手掛けた人物である事もあって、内装には随所にニコライ堂の意匠が見えているということです。また、建物を真上から見ると、十字になっています。当日はガイドさん付きで行ったので、内部を拝観できました(画像はありません)。通常は行事が行われている時のみ内部を拝観できます。外観はいつでも散策できます。教会の鐘は、よくある塔屋の鐘楼ではなく、入口脇にあります。なお、関係者以外手を触れてはいけません(この方はガイドさんで、教会の関係者です)。北鹿ハリストス正教会 曲田福音聖堂 秋田県大館市曲田字曲田80-1国道103号線大滝地内JR花輪線 大滝温泉駅より徒歩10分JR奥羽本線 大館駅または秋北バスターミナルより秋北バス別所ゆき、花輪ゆきで約50分 (下車停留所は運転手にお尋ね下さい)盛岡~大館間高速バス「みちのく号」大滝温泉バス停より徒歩5分北東北観光情報ブログランキング(地域情報 東北)参加中大滝温泉 千歳ホテル大滝温泉には他に数軒あり。いずれも大滝温泉駅より徒歩圏内。プール併設の日帰り温泉「湯夢湯夢の里」あり。ネットで簡単やど予約&楽天スーパーポイントが貯まる楽天トラベル支払いは現地で現金でもカードでもOK(一部の宿を除きます)「お客様の声」評価でハズレなしの宿選び☆当ブログ主も常連
2007年05月16日
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昨日に引き続き、大館市泉町「グルメ・きむら」のきりたんぽ定食です。再度、お膳の写真をご覧いただきましょう。中央上部の四角のお皿に載っているのが、きりたんぽ鍋の具材で、右上の鍋で煮ていただきます。その模様は、昨日の日記をご覧下さい。この定食は、客が銘々具材を煮込む、調理も料理のうち…というお膳なので、配膳されてからきりたんぽが食べられる状態になるまでおよそ20分ほどかかります。この間、客は仲居の講話を聴きながら、指示通りに調理を進めるわけですが、その間、酒を一杯やれるようにおつまみ(小鉢)が添えられています。この小鉢も、秋田の郷土料理で彩られています。まず、中央の茶色い惣菜は、「カスベ煮」といいます。「かすべ」とは、エイ(軟骨魚類)のことで、日本では主に北海道で捕れるそうです。それがなぜ秋田の郷土料理か。秋田では乾物のカスベを煮て食べます(北海道では生)。特に秋田市土崎の土崎港曳山まつり(土崎神明社祭典)は別称「カスベまつり」とも呼ばれ、祭りの酒の席には必ずカスベ煮が提供されます。土崎港は日本海を北航南航していた「北前船」をはじめとする商船の有力な寄港地であったため、北海道からの移入品のなかにかすべが含まれていたものと思われます。山形、青森でも珍重されるようです。スーパーの惣菜売場でも見かけることがあります。「かすべ煮」の左隣が「とんぶりとろろ」とんぶりとは、ほうき草の実で、別称「畑のキャビア」。とろろ芋は長芋(山芋)をすり潰し、ペースト状にしたもの。その上の黒い小鉢に入っているのが、「氷頭(ひず)なます」。全国一般に、祝の席で提供される「なます」(紅白なます)から、人参の千切りを除き、代わりに鮭の頭部(鼻)の軟骨を塩と酢で加工したものが入っています。北海道~新潟・岩手の沿岸部で供されますが、「紅白~」に比べ知名度が低いのが残念です。もちろん、人参を入れても良いし、イクラをトッピングしても良い。漬物は、一般的な白菜と胡瓜の漬物。そして、右下に見える、生玉子のようなモノ。これ、実は、ワタクシ初体験でした。これ、「しぼり大根」です。きりたんぽを何杯か食べた後、胃が重くなってきたな~と思ったら、鍋に入れるそうです。キリタンポ鍋のスープは鶏スープで、更にメイン具材が「ごはん」。何杯も食べていると辛くなってくるので、絞り大根を入れてさっぱりした味にさせて食べ続けるのだそうです。なぜ、そこまでして何杯も食べるのか。当地の風習として、「もてなしの食事を食べるのを一杯だけで止めたら、それは、その家の奥さんは料理が下手であると言っている事だ」という考え方があるからだそうです。それで、もし食べる本人がお腹一杯だったり、体調不良だったりしてあまり食欲がない場合でも、絞り大根を入れてさっぱりした味にさせて、あと何杯かお代わりするということです。とんぶり 80g かすべ煮 ひず(氷頭)みちのくは郷土料理の宝庫ブログランキング参加中
2007年05月15日
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先日、大館市の「グルメ・きむら」さんに、キリタンポを食べに行ってきましたキリタンポとは、秋田県の内陸北部の郷土料理で、全国的に有名ですからご存知の方が多いでしょう。その昔、マタギ(猟師)や山仕事で山に篭る人々がその日の獲物を鍋にし、握り飯をこねて杉棒に挿し、焼き目をつけて鍋に入れて食べたのが始まりとされています。それが、各家に伝わり家庭料理になり、やがて、秋田を代表する名物鍋料理、そして日本三大鍋料理などに数えられるまでになりました。現在でもマタギさんはいますが、食糧事情が劇的に好転しているので、山でキリタンポをすることはあまりないでしょう。きりたんぽ鍋の具材です。「グルメ・きむら」さんでは、醤油仕立ての鶏スープに、きりたんぽ、鶏肉(比内地鶏)、ごぼう、せり、舞茸、里芋、食用菊、長ネギを入れて煮込んだものです。他の飲食店や家庭では、糸こんにゃくや油揚げが入る場合があり、逆に、里芋や菊は入らない場合があります。鶏肉は必ずしも比内地鶏でなくても構いませんが、地鶏の方が出汁が良く出るようです。写真、量が少ないように見えますが、きりたんぽだけで6切れ…おそらく1本を3等分していると思われますので、2本分、220g。飯椀およそ1杯半~2杯分…あります。その他の具材は上記の通り。一揃いが四角のお皿に盛られてスタンバイ。その皿にチョコンとのっけられている丸小皿に、鶏肉。ちなみに、このお膳は「きりたんぽ定食」1500円。煮えすぎないように、個鍋で供されます。この個鍋は、一般の個鍋より少し大きいそうです。また、固形燃料も、程よく煮えた頃に消えるように作られた特注だそうです(仮に煮え切らなかった場合は、燃料の欠片を追加します)。…なぜ、そんなに詳しいか。実はこの店では、団体客、グループ客は作り方のスピーチを聞きながら、お店の人の合図に従って作る事になっています。仲居さんの掛け声で、それぞれ材料を投入。秋田弁(のうち、大館・北鹿弁)で、小話を交えたお話です。県外客に大人気だそうです。ご参考までに、材料の投入順を紹介しましょう。1、鶏肉、舞茸、里芋を入れ、蓋をしてから点火。2、煮立ったら、ごぼう、きりたんぽ、きりたんぽに載せるように長ネギを入れ、再度フタ。3、5分ほど煮込んで(煮立ったら)せりと菊を軽くスープにくぐらせ、いただきます。「グルメ・きむら」さんのきりたんぽは「山田流」という、マタギの食べ方に近いレシピになっているそうです。仲居さんの話では、スープは醤油と水だけでは喉が渇くので、岩塩が入っている…というようなことを言っていました(記憶が頼り…まちがっていたらごめんなさい)。ですから、私が食べるきりたんぽ鍋(醤油のスープで自家製、または秋田市内の飲食店)よりも、少々薄く感じました。でも、なるほど、喉が渇きませんでした。仲居さんのご指示に従って調理したので、おいしく出来上がりましたセリはシャキシャキ、きりたんぽも煮えすぎず、鶏肉美味。旨いね~。確実に、今まで食べたきりたんぽの中で上位に入る美味さ。グルメ・きむら 秋田県大館市泉町5-6JR花輪線 東大館駅より、おそらく徒歩10分圏内 (大館駅からだと、旧ジャスコ・いとくSC~大館橋~大町の通りを南下、 徒歩30分以上かかると思われます) 目印は、ローソン大館一心院南店(真向かい)循環バス「ハチ公号」が近くを通るようです(大館大町)。詳細は秋北バスへお問い合わせ下さい日本全国食の旅…いかが?ブログランキング「東北」参加中次回、お膳に載っている他の料理をちょっと紹介
2007年05月14日
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今夜は秋田県鹿角市、大湯温泉です。 後日詳細UPします。
2007年05月12日
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JR北海道のプレスリリース等によると、今年の10月、北海道の函館本線、札幌~旭川間に新型の特急車両を導入、同時に現在の特急列車名を改めることを発表しました。新型特急は789系特急型交流電車で、愛称は「スーパーカムイ」。アイヌの霊的存在「カムイ」(日本神道でいう「神」に近い)から命名。公募で最も多かったということです。また、国鉄時代に、札幌~旭川間に急行「かむい」が運行されていたことがあり、そのカムバックともいえます。車両は現在、八戸~函館間特急「スーパー白鳥」全列車と青森→八戸間特急「つがる6号」で使用されている「789系」の派生型「789系1000番台」を新たに製造し、JR発足後間もなく製造された「785系」とともに運転されます。秋の観光シーズン真っ盛りの10月からです。現在運転されている特急「ライラック」「スーパーホワイトアロー」は廃止され、「ライラック」用の「781系」という古い特急電車は使用されなくなります。また、「スーパーカムイ」は、これまでの「ライラック」「スーパーホワイトアロー」と同様に千歳線の新千歳空港~札幌間に直通運転し「快速エアポート」として運転されます。JR北海道プレスリリース(PDF)789系特急「スパー白鳥」増結3両セット現在、青函連絡で使用されている「789系特急電車」
2007年05月11日
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昨夜の季節が終わり、新緑に移行しつつあります。 それだけです。 5月9日昼下がり
2007年05月09日
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「地図は嘘つきである」。某自動車教習所の指導員が放った暴言である。しかし、あながちウソではない。昨日の続き。地図は正確に地表の物を表示している…と思ったら大間違い。どだい、全く同じ位置に正確に縮小して表示する方が無理なのだ。例えば、道路。片側3車線もあるような大幹線道もあれば、バイクも通れない獣道同然の歩道もある。これをバカみたいに正確に表せば、広い道路がやけに目立つか、細い歩道の方は虫眼鏡でも使わないとみれない状態になる。だから、実際の地図では、妥協してせいぜい3~4段階に太さを区分している。道路描画の「太さ」に付随して、道沿いの施設の記号が若干ずらされていることもある。また、同じ場所に複数の施設が密集している場合…ありがちなのは、役場と消防署と警察署、(その他の)官公署、図書館(最近、記号ができた)…バカ正直に密集させて描画するとゴチャゴチャして訳が分からなくなるので、これらも実際よりは多少ずらして表現されている。以上のような地図の編集手法を、地図学の専門用語で「総描」(そうびょう)という。…「総猫」ではない。地理学専攻学生諸君、試験解答では誤字に気をつけられたい有名な地図学者で大学非常勤(兼任)講師の清水靖夫氏によると、「そうネコ」とする間違いが非常に多いらしい…したがって、以上の現象は「地図の嘘つき」ではない。昨日書いた、「通れない筈なのに通れるように書かれている」道路。情報更新が間に合わない、追いつかない場合が多々ある。特に、国土地理院の地形図は数年~十数年に1回しか更新されないので、なおさらだ。ただ、毎年刊行されている「道路地図」の類で、情報が何年も更新されていないのはいただけない。だが、稀に嘘つきの事がある。私が教習所で使っていた1枚物の道路地図。(「自主経路」教程で使うために、教材として配布されたものだ)1.5車線の道路と片側2車線の幹線道が「同じ幅」であった。これは、さすがに「嘘つき」と言わざるを得ない。前述の指導員氏が嘘つきと言ったのも、これが原因。地図は、見るものではなく「読む」ものである。皆さんも地図を「読む」と、より一層、理解が深まると思われるのでお勧めする。こちら葛飾区亀有公園前派出所両さんの地図大達人人気漫画「こち亀」の大人気シリーズ。小学生向けだが、一般にも役に立つ内容。特に、地図を読めたい、毛嫌いしている皆さんにお勧めしたい。初版は2000年だが、既に十数刷の重版を重ねる(ちなみに、昨春私が買ったのは第14刷)。監修者は本文でも登場した清水靖夫氏で、作者はもちろん秋本治氏。地図通になる本地図のプロ集団「立正大学 マップの会」編。「地図とは何か」から、地図の読み方、地図の作り方、最新技術まで、平易で分かりやすい記述で読みやすい1冊。
2007年05月05日
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快適なドライブには、「迂回路情報」をある程度頭に入れておいた方が良い。「迂回路」と言っても、難しいことはない。いわゆる「裏道」である。そして、「裏道」を通過するにおいて、忘れてはならないのは、そこは幹線道路ではないということである。勘違いしないでほしいが、「裏道」は通常走行で十分可能な区間を「急ぐために」経由するのではない。大抵の場合、通常走行する経路が最も合理的であるのだ。その経路が渋滞や事故で期待通りの機能を果たせていない状態に遭遇した場合に「裏道」を利用するのである。したがって、裏道を速度を上げて通過するなどということはもってのほかであり、慎みまれたい。以上のことを踏まえて、「迂回路情報」をある程度頭に入れておくと、アクシデントに遭遇し交通が遮断、または狭窄していても、イライラ度を低く抑えて快適なドライブが可能となる。迂回路に関する情報は、予め地図で収集しておく。お暇な時に実走してみると、なおよい。なお、道路地図はたまに「嘘つき」である…と自動車教習所の指導員は言う。全く道幅の異なる道路が同じ太さで表示されていたり(これは、都市部に多い)、はたまた、不通になっている区間を平気で通行可能のように表示していることがある(これは、山間部に多い)。特に後者の例では、峠越え道路に直線的なバイパスと急カーブ(九十九)の旧道が併記されている場合、旧道は既に通過できないことが多い。例えば、秋田県湯沢市の市街地と稲庭地区を隔てる国道398号線「山谷峠」は、景勝地「小安峡」や小安峡温泉、栗駒山への連絡ルートとして観光上も経済上も比較的重要な峠道である。もうだいぶ前にトンネルを擁するバイパスが造られた。そして、旧道は現在全くもって通行不能であるとのことである(ヨッキれん氏「山さ行がねが」より)。しかし、今年発刊の某社道路地図では、自動車の通行を許さない旧道が、太線で実にご立派に描写されている。まるで、通行に全く支障がないようにだ。これは、およそ7年前発刊の版でも同様。改訂されていない。このようなことがあるのだ。誤解しないで欲しい。「嘘つき」との表現。これは、自動車教習所指導員氏のかなり穿った解説である。実は、地図の表記が現実と食い違うのには理由がある。今夜は雷鳴が激しくなってきたのでそれは、次回。。。地図必携ブログランキング参加中
2007年05月04日
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GW後半戦スタート!「国民の休日」が「みどりの日」になりましたが、今年は前半後半の間に平日が2日も入っているので、「大型」感が少ないかもしれないですね。連休中も仕事の私には、関係ないですが。さて、GWは新年度が始まって最初の長期連休。この春、就職、進学した人々にとっては、初里帰りの機会でしょう。各地方の繁華街は賑わっている事と思います。5日の夜や6日の日は、仕事先や学校に戻る人々を見送る大勢の人が、駅や空港に集まることでしょう。近年は、夜行バスのターミナルに大勢の見送り客が出ている光景を目にします。昔は、「駅」で夜行列車を見送っていた風景が、今は「バスターミナル」なんです。まるで中国です(笑)各社、各地の「ツアーバス」予約※「ツアーバス」とは、発地→着地のバス移動だけを商品にした「団体旅行」で、システムは一般の「高速バス」とは異なります。「ツアーバス」は上記の通り団体旅行で「貸切」バス。一般の「高速バス」は「一般乗合」バス(路線バス)です。
2007年05月03日
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今日も文字レスですいません。「レス」っていうのかどうか分からないけど、まあ、いいや世間は「ゴールデンウィーク」です。NHKでは「ゴールデンウィーク」とは言わないそうですよ「大型連休」。この時期、医者が休みなんですね。今日、耳鼻科に行ったら、「本日臨時休診」の張り紙がありました。明日は水曜日で、この医者は水曜日は休診日なので、明日も休み。日曜、祝日も休診日なので、8連休。鼻が詰まって仕方ありません。こまったなー
2007年05月01日
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