旅と美味と鉄道と酒と温泉と…あと何だ??

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2018年06月14日
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昨年夏オープンした公設のアートスペース「 新屋ガラス工房 秋田市新屋 は、もとは 羽州浜街道の宿場町 で、産業では醸造業や製紙工場で栄えた地域です。
羽州浜街道は参勤交代には使われず、商人が行き交う道だったということで、昔の面影を残すところは少ないのですが、国道が早いうちに街道筋からバイパス化されたので(現在はさらに別のバイパスが開通)、旧街道沿いには旧街道筋の風情が色濃く残っています。
なお、戦前のうちに秋田市に合併しています。
※羽州浜街道:諸説あるが、(北國街道~)鼠ヶ関~久保田(~羽州街道)
※ガラス工房については 前回ご紹介しました




「新屋ガラス工房」の前から、久保田城下方向(秋田市中心部方向)を撮影。
道の両側に古い建造物が建っています。





味噌醤油 の醸造元「大彦」(だいひこ)さん。
歴史古そうな店構えですが、公式ホームページやFacebookページをお持ちで、HPによると、1681年創業の老舗みそしょうゆ店です。





右側の建物は、 酒造(酒蔵) だった「旧黄金井酒造」さん。
こちらは酒造りを辞めて久しいですが、建物は変わらず残っています。





たいへん立派な土蔵が残っております。
昔の土地割は税額を低く抑えるため間口が狭く奥行きが長い…というのが全国的なお決まりで、秋田も例外ではありません。その中でこの黄金井酒造さんは道に面した面が広くとられており、かなり儲かって税を納めていたのかな?という想像ができます。





先にご紹介した「大彦」さんも、裏手に大変立派な蔵をお持ちです。
屋外には甕が並べられており、味噌醤油製造の繁栄がうかがえます。

なお、左の建物は「新屋ガラス工房」のギャラリー棟で、この写真は「新屋ガラス工房」の敷地内から撮影しました。

「新屋ガラス工房」の前から、今度は南(酒田方向)へ目を向けましょう。





手前の 寿司屋 「高長寿司」さんは、町家形式の残る寿司屋として、市が作成した文化財マップに掲載されています。
その隣は 酒造(酒蔵) だった「旧勝平酒造」さん(旧渡辺邸)。文化財マップによると、土間廊下が特徴の商家造り建築ということです。

「ガラス工房」の前後100m程だけ でも 醸造業が3軒
ほかにも、ここ新屋地区の旧街道沿い約1.5kmの沿道には、 現在も酒造りをされている 「秋田酒造」さん(代表銘柄「秋田晴」)、 秋田県内では「しょっつる」で有名な 「仙葉善治商店」さん、 しょうゆ醸造 「森九商店」さんなど、ほかにも味噌醤油醸造元があります (少し古いマップなので、「あった」かもしれない)
※「旧國萬歳酒造」は現在の「秋田酒造」

かつてどなたかから伺ったお話では、昔から「みそ」「しょうゆ」「酒」の醸造が狭い範囲に揃っている町は珍しいということです。全国的に有名になった「新政酒造」もかつてこの地に壜詰工場を持ち(跡地がガラス工房になった/蔵は秋田市中心部)、その他の商店も密集してそれは活気にあふれた町だったようです。

醸造業が栄えた理由…それはもちろん、これでしょう





湧水
新屋地区は、砂丘である大森山にしみ込んだ雨水が、あちこちに湧水や井戸となって湧き出ています。現在では水質が悪化し、「秋田酒造」の前にある「長寿の泉」以外は飲めないようですが、昔はおいしい水が産業を支えていたんだなあ~と思いを馳せます。





新屋地区の街歩きを初めてしたのはもう20年近く前なのですが、その後建造物の更新はほとんどなされておらず、昔の街並みがよく保存されています。個人的には伝建地区に指定してほしいくらいです。今回は、ガラス工房の前100mほどだけを歩きましたが、これだけの収穫がありました。

※湧水だけは、ガラス工房の裏手で撮影


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秋田市新屋の街並み
秋田市新屋元町、新屋表町など
※湧水は民有地にある場合もありますので、ご了承の程


列車・バスでのアクセス
<列車の場合>
JR羽越本線「新屋駅」下車。
駅前左手に「西部市民サービスセンター(西部SC)」(市役所支所+公民館+バスターミナル)がありますので、文化財マップを入手できるかもしれません。

<バスの場合>
秋田駅西口より、秋田中央交通バス【720・721 新屋西線】県庁市役所・新屋元町経由西部SCゆきに乗って、「栗田神社前」で降りて前方へ歩き始めると良いでしょう。
【722・723 新屋西線】栗田県営住宅経由の場合は「雄物新橋」で降りて、後方へ歩き、橋の袂を過ぎたら右側へ進んでください。

ちなみに…朝上り・夕方下りのみ運行の「【724】川尻・船場町経由西部SCゆき」に乗ると、完全にとは言いませんがかなり長い区間で旧羽州浜街道筋を走行します。





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最終更新日  2018年06月14日 18時46分59秒
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