竹林館 空飛ぶ びぶりおてっく

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PB013

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2010年10月09日
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有馬敲詩集『糺の森』 をご紹介させていただきます。有馬さんは京都在住の詩人ですが、その詩は世界各国で翻訳されています。また、日本では教科書にも詩が載っているという有名な詩人です。その活動はたびたび新聞にも紹介され、天声人語で触れられたことも。詩集は4つのパートに別れています。それぞれ持ち味が違いますが、それがまた有馬さんの多様な作風を味合わせてくれ、読者を惹きつけるところでもあります。
関西の大型書店には平積みのところも多いです。箱入りのとてもシックな装幀です。ぜひ手にとってご覧ください♪

以下、キャッチコピーです。

糺の森に棲むフクロウ。
   混沌とした世界の闇を奥深く洞察し
   未来への羽ばたきの交響を
   諧謔とともに奏でる。
   *新作38篇*





  糺の森から飛び立つ鳥が、夜目の利くするどい眼で、隠喩の時代の終わりを告げる。
  未来へ向けて、詩のありどころを示す詩人渾身の詩集。       



    ++++++++++++++++++++

 詩の中から一編。 

      あの熟慮する政治家よりも
      きみは自分の言葉をえらんで
      他者をそそのかせねばならない
         (ヘイ ヘイ ヘイ ヘイ)

      あの慎み深い学者よりも
      きみは自分の純粋をまもって
      論理を組み立てねばならない


      あの苦労性の商人よりも
きみは自分の修辞をきたえて
      表現を磨かなければならない
         (ヘイ ヘイ ヘイ ヘイ)

      あの機敏なジャーナリストよりも

      問題を提起しなければならない
         (ヘイ ヘイ ヘイ ヘイ)

      あの老練な予言者よりも
      きみは自分の瞑想を深くして
      未来を透視しなければならない
         (ヘイ ヘイ ヘイ ヘイ)


          「唄ひとつ・スケルツォ」全行

    ++++++++++++++++++++

ISBN: 978-4-86000-198-8 C0092
サイズ:A5判変型
製本:ハードカバー・箱入り

定価2800円+税 ご注文はこちらからも 竹林館

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最終更新日  2010年10月26日 13時17分09秒 コメントを書く


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