徒然草-旅人のつぶやき

徒然草-旅人のつぶやき

2006.01.15
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テーマ: 住宅コラム(1845)
【CRAFT】から生み出される家のほとんどに「テーマ」があり、それに呼応した「サブネーム」が付いてます。「タイトル」?「屋号」?たとえば「伊勢街道・蔵の家」とか「丘の上のキューブ」なんていう、良くあるそんなヤツ。


「サンタフェ」はニューメキシコの州都です。標高2000mを超える高地で、現代では200軒以上のギャラリーが建ち並ぶ「芸術の町」。まぁ、観光地なのかな?法律で建物の外観を規制しているので、とても秩序が良く美しい街並です。教会やホテル、美術館などもほとんどが「サンタフェ・スタイル」です。

「サンタフェ・スタイル」…正しくは「プエブロ様式」と呼ばれます。根源は「スパニッシュ・コロニアル様式」に端を発しますので、ディテールは「プロバンス」「スパニッシュ」に類似します。
「スペイン→メキシコ→アメリカ」と移り住んだ人々が、先住民「ネイティブ・アメリカン」の伝統技法を取り入れて発展したデザイン。だから歴史は100年程度、ですね。

デザインの元となった「タオス・プエブロ」は、サンタフェから100kmほど北東に位置する、北米大陸最古の住居と言われています。土と藁を混ぜ合わせた「日干しレンガ」を積み重ねて作る壁(アドビ)、外壁に突き出した丸太の梁(ビガ)が特徴的なデザイン。壁は赤土色で角が全て丸みを帯び、屋根は素焼瓦を落とし込んだ「陸屋根」です。

乱暴な言い方をすれば「ネイティブ・アメリカン」と「スパニッシュ」の融合が「サンタフェ・スタイル」でしょうか。ただし、サンタフェにある建物の多くは「本物のアドビ」では無いようです。コンクリート、モルタルなどに着色しているものも多い様子。確かに、日干し煉瓦の高層建築は構造的にも不安ですね…

さぁて。雨の少ない「本家」と、多湿で四季のある「日本」では環境があまりにも違います。外部の丸太の耐用年数なども考えなくてはならない。雨を考えれば陸屋根は不安?それじゃぁ「丸太」を抜き、大屋根を付け、壁を白にすれば…あらら、見事に「スパニッシュ」に!そりゃぁ、ソッチが「本家本元」ですからネ。
「藁と土の壁」…日本家屋がそうだよね。赤土色の日干し煉瓦…西アフリカもそんなのだったなぁ。床は素焼きのテラコッタだよねぇ。アルミサッシはブルーに塗るべきか… 


徹底的にこだわるも良し。細部のディテールも取り入れ、生活スタイルすらも「本場」を手本に忠実に。。。そんなのも素敵だと思います。しかし、相応の問題点も覚悟しなくては…
雰囲気、イメージなんてのを上手に取り入れ、かつ自らの生活様式を崩す事無く融合を図る。これがベストでしょうか?ココは「ニューメキシコ」ではなくて「日本の片田舎」なのですから。。。

という訳で「サブネーム」に困っているのです・・・今回も「高次元での融合」を目指しているのですが、「サンタフェ」と使うのにも抵抗が…で、現時点では「ネオ・プエブロの家」としております。。。誰か名付けてください!

santafe-1.jpg






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Last updated  2006.01.28 14:16:52
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