ミキティのワーキング・エブリデイ

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2008.11.03
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カテゴリ: ヒプノセラピー

昨日、一昨日とヒプノセラピーの講座を開催していました。
ヒプノセラピーはまだまだ社会的に認知されておらず、特にビジネスの世界では知る人が少ない分野です。また、「催眠」を使うということで、「あやしい」と思われるようで、本当に日の目を見ませんが、対人的なビジネスを行う方にとっては、ものすごく学びのある「言葉」の技術なのです。
そのことに気づいてか、最近ではインテリ層の方々が受講なさっています。

・医師
・整体師
・薬剤師
・カウンセラー
・コンサルタント
・人事担当者
・経営者
・学校教師

など、実にさまざまな方が学びにいらっしゃいます。私自身も経営コンサルタントであり、ヒプノセラピーの技術をコンサルティングや講演などに活用しています。

ヒプノセラピーの技術の活用範囲はさまざまですが、今日は、そのうちの「聴く」技術について少しだけお話したいと思います。

私たちは日常的に人の話を「聞く」ことをしていますが、きちんと「聴く」ことが出来ている人はほとんどいないのではないでしょうか。あなたは話を聞いて、相手の心の中の様子を、しっかり受け取っていると思いますか?

ヒプノセラピーでは、「聴く」ためにさまざまな技術を用います。

1 ヒプノセラピストの持っているイメージを用いない
2 ヒプノセラピストの考えや信念を用いない
3 クライエントを全面的に受容する

このように書くと簡単なようですが、結構難しいことなのです。
講座においでの方々の多くが、このような聴き方に慣れていません。
ヒプノセラピーを学び始めた初期の頃は、どうしても自分の思い込みをクライエントに押し付けるような投げかけをしてしまいます。

たとえば、クライエントに自宅にいるイメージを描いてもらうよう指示したとします。
慣れない人は
「あなたは今、いつもくつろいでいる自宅にいますよね」
などと言ってしまいます。
ですが、クライエントが自宅でくつろげる人なのかどうなのかはクライエントしか知りません。
「自宅=くつろげる」
という固定概念をヒプノセラピストが押し付けているだけなのです。
この固定概念がクライエントの持つ考えや信念と異なる場合、
クライエントは押し付けられている感じを受け取ってしまい、その後のコミュニケーションが成り立ちません。

ヒプノセラピーのことでお話しましたが、
コンサルティングやコーチングでも同じです。
自分の思い込みで話を誘導してしまうと、相手は心を開けないですよね。

あくまでも、相手の心の中にあるイメージを教えてもらう。
相手が見ているもの、感じているもの、考えているものを、
聴く立場の者も同じように見て、感じて、考えられるように、教えてもらうというのが、「聴く」ということなのです。

コンサルティングに、ヒプノセラピーを学ぶことが有用だなんて!

と思うかもしれないですが、これが結構いいのです。心理学関連の知識やスキルは対人ビジネスには必須ですね。

塚原美樹のヒプノセラピー資格スクール「ヒプノコーチ」はこちら






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Last updated  2015.05.07 09:00:39


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