全52件 (52件中 1-50件目)
仕事!と思ったでござるが,秋は(残暑厳しいでござるが・・・・)読書でござるよね。と,いうことで,「ケロロ軍曹」(吉崎観音・角川書店)を読むでござる。なんと高尚! 作者の吉崎氏は長崎の出身でござる。同郷でござるよ。今では15巻まで出ているようでござる。それに,その他にも関連書籍があるようでござるが,あちきはまだ1~14巻までしか持っていないでござる。 今,隊員たちにも貸し出しているところでござる。
2007.09.14
コメント(0)
今月のアーマーモデリングは,「東部戦線のSS機甲部隊 1943~1945」でござる。雪のダイオラマはあちきも作ったことがあるでござるが,なかなか難しいでござるよね。しかし,やはりそこはアーマーモデリング。みなさんとても上手い。ちょいと間延びする感がある雪の情景でござるが,そこはうまく締めて掛かっているでござる。 あちきが特に気に入ったのは,篠原比佐人氏のフィギュアでござる。細かいところまでしっかり表現されていて,表情もいい。何と言っても綺麗でござる。 それから伊藤康治氏のヴィネットでござるね。これは秀逸。
2007.08.31
コメント(2)
模型誌に「モーターヘッド」あるいは「FSS」とある一見戦闘用に向かないような,細く貴族的なスタイルのロボットが出てくるでござる。 その作例の美しさとなかなか手が出せそうにない価格でずっと気になっていたのでござるが・・・。分からないものには飛び込んでしまえ!ということで購入したのが「ファイブスター物語」(永野護・角川書店)でござる。 まだ読み始めたばかりなので,ハッキリ言って頭の中が混乱しているでござる。4つの恒星系と長大軌道を持つスタント遊星により構成されるジョーカー太陽星団とやらがこの物語の舞台のようでござる。そこでそれぞれの勢力が覇権を巡って争っているというかんじでござろうか。まだまだ理解できないところがあるでござる。 騎士と呼ばれる一族と,それが操る巨大ロボットモーターヘッド,騎士とモーターヘッドの仲立ちをするファティマ。その存在が一国の運命を握っているようでござる。 さて,この物語で出てくるモーターヘッドの美しさは感動モノでござる。あちきはどちらかといえば不細工なメカの方がすきでござるが,こういったモノもたまにはいいかなあと思ってしまう。 それから登場人物の数というか,その個性が面白い。顔はどれも同じように見えて正直混乱するでござるが,設定資料や年表などを見ながら少しずつ整理して読んでいるところでござる。慌てないで読んでいこう。 それからそれから,服飾というかそれも面白い。中世的なものもあれば現代的なモノもある。西洋的なモノもあれば日本的なものも・・・飽きないでござるね。 ちと少女漫画っぽいところがあってあちきのなじまない部分もござるが,建物やメカの書き込みは秀逸で楽しんで読んでいるところでござる。
2007.08.26
コメント(0)
この頃,夜寝るときに読んでいる本が,「タミヤニュースの世界 THE SPIRITS OF TAMIYA」(文春ネスコ)でござる。 あちきがまだ少年だった頃,小遣いに余裕がなく,タミヤニュースは読みたくてもなかなか読めないものでござった。熊本は,「たかしな模型店」のおいちゃんが,ちょいとおまけで分けてくれるのが嬉しかったでござる。 このタミヤニュースの世界では,Vol.1から懐かしい記事を復刻しているでござる。あちきが好きなのは,「模型ファンを訪ねて」と「私の傑作」のコーナーでござる。それぞれの先輩方の模型に対する思い入れが読み取れるでござる。「模型ファンを訪ねて」では,当時の記事と,再訪の記事を載せてあり,写真を見ると時代の流れを感じるでござる。しかし,模型に対する熱意というモノは変わらない,いや,深まる一方という感じでござるな。特に,小松崎さん,大塚さんの記事はいい。 それから,古い写真で言えばヤマタクさんでござる。昔の写真を初めて見たでござるが,まるで「ダウン・タウン・ブギウギバンド」でござるよ。 それから「新製品紹介」では,あちきが昔作っていたプラモがこんな思いで開発されたのかと感心したでござる。いやあ懐かしい。 それからそれから,特製タミヤ新旧ロゴシールも素敵でござる。 まだまだ,全部読んでいないでござるが,少しずつ楽しみながら読める記事でござる。
2007.08.08
コメント(0)
今でこそ,MINI-Zにはまっているでござるが,あちきの少年時代のRCと言えば「タミヤ」でござった。いくつかお世話になったでござるよ。 さて,今回御紹介する本は「タミヤRC 30年間の全記録」(Gakken)でござる。この本は良い本でござる。ポルシェ934から始まったタミヤRCの歴史を振り返るもので,とても懐かしいでござる。 小学生までは,そのへんのおもちゃ屋さんで売ってあるラジコンで満足していたでござるが,6年生ぐらいから自分で組み立てるラジコンに興味をもったでござる。本で調べたり,雑誌で調べたりするうちに本当に欲しくなり,貯金をはじめたでござる。 お父上からも資金援助を受けて,初めて購入したのが,ファイティングバギーでござった。通販で安く買ったといっても,当時のあちきにとってはとても高かったでござる。 最初は,ルノー5やフェアレディなどを買おうかと迷ったでござるが,近所の空き地でできるものということで,ファイティングバギーを買ったのでござる。 もちろん京商もバギーを作っておったが,精巧なつくりのものが好きだったのでタミヤにしたのでござった(ドライバーがそれっぽかった)。 しかし,このバギーが重いこと重いこと。オイルダンパーはたいした役目を果たさず,サスを支える軸が曲がったり,折れたりしたでござる。何度かその部品を買い換えたでござるが,最後は自分でなんとかしたでござる。 スポンジタイヤもあったが,これを履くとやたらと走りにくかったでござる。 バッテリーは高くて重くて充電時間も長かったでござる。それから当時は受信機用に別に単三電池が必要で,それらの充電も大変でござった。 巻き線抵抗でやけどをしたこともあったしドライブシャフトに挟まれて血豆を作ったこともあるでござる。 近所の友達は京商のバギーを持っていたでござるが,京商のものの方が走りは良かったかなあ。ほろ苦いラジコンデビューでござる。 当時,カンナムローラも出ていたが,これがもちょっと高くて,手に入れることができなかったでござる。 その後,購入したのが,ウィリアムズFW-11B。ボディはルノーのモノにしたりベネトンのモノにしたりしたでござる(ベネトンちょいと手を加える必要があったでござる)。こちらは兎に角,軽快に走ったのが嬉しかったでござる。ボディもバッテリーも軽くて安くなっていたでござる。プロポには,アンプなるものが付いていて,時代の進化を感じたでござる。勿論,ドライバーはパトレーゼ。 そのあとは,メルセデス・ベンツC-11,フォードエスコートなどを購入したでござる。懐かしいなあ。それからスバルインプレッサ(これは今でも残っている)。4WDの走りはおもしろいでござる・・・。 とまあ,こんな感じで昔作ったキットに巡り会えるのは嬉しいでござるね。なんせ,欲しかったキット,持っていたキットなど,タミヤRCキットすべてが載っているでござるからね。一部ではござるが,昔の箱絵もあるでござるよ。 それから,RCと言ったら滝さん,昔テレビにも出ていた方でござる。随分歳をとられた・・・そう言うあちきも歳をとったわけでござるね。社長と滝さんと宮内さんの対談もあるでござる。 それからそれから,ポルシェ934の当時の設計図も付いている(これじゃ,ぶつかったらこわれるわなあ・・・)。とても充実した本でござる。
2007.08.07
コメント(0)
先日,「私と20世紀のクロニクル」(ドナルド・キーン/中央公論新社)を購入したでござる。これは読売新聞に連載されていたもので(毎週土曜日だったかな?),キーン氏の半生を綴ったモノでござる。日本語,日本文化の研究をされている氏の話はとても興味深い。 しかし,残念なのは,その挿絵の少なさでござる。いや,挿絵は限りなく0に近い。あちきは,山口晃氏の挿絵を楽しみにしていたのでござる。これでは0点でござる。作品は,文と挿絵両方で一つの芸術でござるよ。何をやっているのでござろうかねまったく。 これは「山口晃作品集」(東京大学出版会)でござる。なんと「ルーペしおり」付きでござるよ。それほど細かい書き込みがしていあるでござる。 歴史の教科書で見たような絵巻物?屏風?そんな作風でござるが,よ~く見ると,バイクがあったり,サラリーマンがいたり,現代の建物,工場などが描かれたりと,とても面白い。 しかも,色遣いや構図どれをとっても素晴らしいときている。あちきは,戦艦三笠の絵や,頼朝の肖像画,三越を画いたものが好きでござる。 いずれにしても,クロニクルの画集を出して欲しいと切に願うでござる。
2007.07.25
コメント(0)
昨日は仕事も落ち着き,掃除もできたので長崎の誇り「ツキオカ模型店」に行ってみたでござる。あちきはココで「Armour Modelling」(大日本絵画)を予約しているので,それを取りに行くのが楽しみなのでござる。新しいプラモデルにも生で出会えるしね。 今回のテーマは「実在しない“ホンモノ”の戦車」でござる。最初の写真を見たときはびっくらこいたでござる。「え~こんなんあったの?」ってね。でも,E10軽駆逐戦車ぐらいで「これって履帯が微妙にねじれているでござるな?」なんて思い始めて・・・・。結局,これらの写真は特撮だったわけでござる。あ~あ,騙された。 あちきが一番気に入ったのが,金子惣太氏の半軌道型バスでござる。あちきはこんな形が一番好きでござる。それっぽくて,良くできているでござる。流石でござるなあ。 それから,欲しいなと思ったのが,「60式 無反動砲 B型」でござる。1万5000円(予価)とちょいと高いでござるが,是非とも欲しい一品でござる。 十数年前だっか,雲仙普賢岳が噴火したときに島原城に入ったでござるが,城の敷地内に,無反動砲が待機していたでござる。夜だったし小さいながら迫力があったことを覚えているでござる。 欲しいなあ・・・・・。
2007.07.22
コメント(0)
少し前に届いた「Ku:nel」(マガジンハウス)。最近は忙しかったので,今日,パラパラと開いてみる。スローライフ,スローフードの雑誌や本は最近増えているでござるが,あちきはこのての「のんびり本」の中ではこのKu:nelが一番好きで,年間購読をしているでござる。 他の本と較べて,なんてんだろう,ほんわかしていて,お金を掛けたスルーライフさが無く,悪い言い方だが,貧乏くささを感じるところが好きでござる。 今回のテーマは「庭のおくりもの」でござる。紹介されている庭は,どれも趣深い。あちきの住む町は,新しく作られた町で,新しく建った家ばかりでござる。最近のガーデニングブームで,かわいらしい庭に仕立ててる家が多い。しかし,何だかそれは「作られた庭」で,まだまだ「育てられた庭」にまで至っていないと思うでござる。 この本に紹介されている庭は,どれも長い年月を掛けて,手作りで育てられた,いや,一緒に生活を共にした庭でござる。そこに魅力を感じるでござる。 それから興味をひかれたのは,「ばらのお酒」と「押し花」でござる。やってみたいモノでござるね。 そうして,そうして一番気に入った記事は,熊田千佳慕(くまだ ちかぼ・本名ごろう)さんの花と虫の絵でござる。あちきはこの方をテレビで初めて見たのではなかったか・・・。その繊細な筆遣い,1枚の絵を仕上げるのに5ヶ月以上掛かる緻密さ。蜂の絵では,産毛のふわふわ感が伝わってくるのでござる。 96歳になろうとしても,絵にかける情熱を失わないこと,熱心に研究を重ねること,絶対に手を抜かないこと・・・・その姿勢に感動でござる。
2007.07.21
コメント(0)
今回紹介するのは「第二次大戦のドイツ軍婦人補助部隊」(ゴードン・ウィリアムソン<著>,ラミロ・ブヘイロ<カラー・イラスト>,大日本絵画)でござる。 あちきが持っている資料はたかが知れているのでござるが,婦人補助部隊の資料というのは今までなかなか目にしたことがないので,購入したのでござる。 ご婦人方が戦場に向かうのをイメージするに,真っ先に出てくるのがソヴィエトでござるね。未亡人の部隊もあったとか。それから,イギリスのレーダー施設で働くオペレーターでござろうか,そのご婦人方。様々な映像でも振り返ることができるでござるね。 ドイツに至ってはなかなかイメージできない。それもそのはず,当時ナチスはドイツ女性が積極的に戦場に出向くのではなく,産めよ増やせよ,銃後のなんとかだった訳でござる。どこかのお国とかぶる部分でござるな。 しかし,戦争の長期化に伴い,そんなことを言ってられない状況になり,補助婦としてご婦人方も任務に就くわけでござる。 この本では,その婦人補助部隊のちょっとした歴史,制服,徽章等々を詳しく見ることができるでござる。カラーのイラストも8ページほどあり,モノクロの写真も40枚以上掲載されていて,資料として大変価値があると思うでござる。 以前に,おまけフィギュアで,ドイツ軍女性兵士なんてシャレで作ってみたでござるが,これはあり得ない話となるわけでござる。 時間ができたらこの資料をもとに一体作ってみたいでござるね。後ろ姿の資料があったらなあ・・・。
2007.07.13
コメント(0)
本日は島原方面に出張でござる(この忙しいときに・・・)。長崎市の公の会議場は,どこも古くて狭いのでござる。古いといっても近代化遺産のような重厚感は無い。しかも駐車場が確保できているところはほとんど無い。 しかし,島原の会議場はとても大きく綺麗で,設備もしっかり整っている。駐車場だって広い。この辺りは土地が広くていいなあ。 さて,会議まで時間があったので読んだ本がこれ,「身近な基準と単位大百科」(アントレックス)。 ちょっとした時間に読むのには最適でござる。表紙は何だか安っぽいのでござるが・・・・(ファミリーマートで580円でござる)。例えば,ヤクルトの大きさってなんであの大きさなの?とか,ビールの633ミリリットルって半端だよね。そんな様々な疑問(普通は疑問に思っていないかも・・・)に答えてくれるわけでござる。 「CDの最大録音時間はなぜ74分?」「野球はなぜ9回までなの?」「なんでフィルムは半端な枚数なの?」なんかとても面白い話でござった。それにしても昔の人は物理的に安定する数を理解しており,合理的な考えをもっていたのでござるなあ,と感動したでござる。
2007.07.11
コメント(0)
先日買った「Nostalgic Hero Vol.122(8月号)」(芸文社)。今回のテーマは「伝承スカイライン」でござる。やっぱりいいでござるね。 今回は特別付録としてDVD「名車列伝Vol.1」がついていたでござる。スカイラインを中心として,フェアレディなど様々な映像が入っているでござる。動く車の姿と音に感動でござる。 あちきが感動したのは,長谷見昌弘選手と高橋国光選手バトルでござる。富士でのスカイラインのバトルが少し入っているでござる。かっちょいいでござるね。 どちらも2輪出身で,あちきは特に,国光選手が好きでござるね。4輪ドリフトの元祖?(と言っていいのかな・・・)で,なんと言ってもマン島での事故からの生還は感動ものでござる。 長谷見選手も勿論好きでござるよ。このDVDでは長谷見選手のドライビングを車内カメラで追っているでござるよ。 それから,スカイライン2000GT-B(S54B-3)の走りもいいでござるね。 K元帥の父(ゴッドファーザー)もスカイラインのオーナーだったとか。残っていたらなあ。実はあちきもスカイラインのオーナー・・・・プラモデルの。 この本を読んでみて,ケースから出してみたでござる。 これはタミヤのモノだったかな。ちょいと昔につくったモノで埃かぶっているでござるね。 エンジンは中に入れ込まず,別にしてあるでござる。今回の雑誌はエンジン作りに参考になる写真が結構入っているでござるよ。 透明のパーツが接着剤で曇ってきているでござるね。これはイカン。 ナンバープレートはキットのものそのままなのでかなり分厚い。でもいいの。 もう一台作ってみたいでござるね。もう少し明るいシルバーがいいなあ。
2007.07.08
コメント(0)
今月の「Armour Modelling」(大日本絵画)の特集は「壊れた戦車」でござる。 壊れた戦車といったら,ミゲル・ヒメネス氏でござって,以前も焼け落ちた戦車を作っておられた。あちきはそのときとても感動したのを覚えているでござる。 今回も,焼けた戦車が紹介してあり,とても興味深かったでござる。その中でも,焼けこげて放置された民間乗用車が感動したでござる。難しそうでござるが,一度やってみたいところでござるね。 それから,1/35の「ドーラ」(フジミ)が圧巻でござるね。全長1メートル60センチ。化け物でござる。ベースを入れると2メートル。総重量は18キログラム。 おまけに価格は10万5千円を予定しているとか。 3億円当たったら購入したいでござる。
2007.07.02
コメント(0)
先日リニューアル再販されたロータスを購入したので(実は,リニューアル再販とは知らなかったでござるが),その資料とにと思い「Model Graphix」(大日本絵画)を購入したでござる。 「おお,なかなか細かいところまで撮られているどござるな・・・」 「なるほど,そこはそうなっていたでござるね」 「ええ!タイヤロゴのデカールは付いていないの?」 「ロックナットは自作で,別売りディティールアップパーツを使って・・・,エンジンの配線ってこんなにあるの?・・・・」 「とりあえず,今は作るのやめとこう・・・」「ちょいと屋根裏部屋で待っててでござる」 あちきが他に気になった記事は,「スカイライン 2000GTーB」(フジミ)でござる。これは格好がいいでござるね。
2007.07.01
コメント(2)
今日は上の隊員たちは柔道の日。下の隊員たちと夜をすごすことに。あちきは昨日買った「Armour Modelling 6」(大日本絵画)を読んでみることに。 今回の特集はSPW。正直言ってあまり興味のない分野・・・・しかし,いくつかの作例を見るうちに作ってみたくなったでござる。特に,石井氏のSd.Kfz.251/17 Ausf.C 対空自走砲は惹かれるでござるね。
2007.06.11
コメント(0)
先日の「浜ぶら」で仕入れた「長崎昭和レトロ冩眞館」(長崎新聞社・堺屋修一・永松実)を開いてみる。昭和30年代の長崎の様子が,数多くのモノクロ写真で蘇るのでござる。 「ここ行ったことがある」とか「ここは昔こうだったのか」なんて自然に言葉が出てくる。昔の「おくんち」,紙芝居,結婚式,芸子衆の初弾き,等々様々な風物詩が盛り込まれているでござる。特に,あちきが気に入ったのは子供たちの遊びの様子でござる。 そうでござるな昔の子供たちの目の輝きは素晴らしいな・・・なんて思えるのでござる。
2007.06.05
コメント(0)
前にもブログで紹介したでござるが,あちきは大牟田の亀の甲町で幼少期過ごしたでござる。近くに三井三池の工場があり,その社宅跡でござろうか,そういったところが遊び場でござった。 昔使われていたプール跡や防空壕,ひっそりとした集会所跡など,そんなところで遊んだ経験からか,そういったところに惹かれるでござる。 あれこれ廻ってみて,九州には近代化遺産が多く残っていると感じるでござる。それは,解体するのに予算が伴い,それに関わる予算が捻出できないという経済的事情もあると思うでござるが,もう一つは,それらを愛する心があるのだと感じるでござる。 もちろん,文化,技術,産業,農業,行政など様々な分野で近代化を積極的に押し進めたという背景があってのことでござる。勿論,軍事的な分野の遺産も悲しいながらござる。 京都や奈良といった古都のイメージからは離れる九州でござるが,近現代の遺産に関しては負けてはいないでござる。 何と言っても,これらの遺産に関しては,懐かしさを感じることができるでござる。場合によっては,それにまつわる事実を知っている人に会うこともできる可能性があるでござる。 あちきがこのような近現代の遺産に惹かれる理由はそういったところにもあるでござる。 今回紹介する本は「九州遺産 近現代遺産101」(文・写真/砂田光紀 弦書房)でござる。多くの写真を中心にして,様々な遺産を紹介しているでござる。それも九州のみ。九州外のものでは,何だか「行けそうにないな」という気がするでござるが,ここで紹介されているものは,長崎に住むあちきにとってどれも行けそうなものばかり。しかも行ったことのある遺産も紹介されていてさらに深く学ぶことができるでござる。 内容充実,アクセスも詳しい。また,今では見ることができない遺産についてもしっかり残されているのはうれしいでござる。ちょいとカブ号にのって写真を撮りに行きたくなるでござるね。 あ,そうそう,今日もこれから仕事がござった・・・・・。トホホ。でいるうちに何かこうそれらに対するが
2007.05.22
コメント(0)
本当は職場に行って仕事をしようと思ったでござるが,隊員の通院の関係で,あちきは隊員と共にお留守番でござる。家にいるのは良いのでござるが,職場でしかできない仕事が進まないのは辛いでござる。 しかし,おかげで少し時間がとれたでござる。そこで,昨日アルファーコミックスさんから送られてきた「自虐の詩」(上下/業田良家/竹書房文庫)を読んでみたでござる。 アルファーコミックスさんから「MASTERキートン」を購入し,そのことについてブログで紹介したら,この本を送っていただいたでござる。はじめはとても信じられなかったでござる。届いて本当にびっくり。大変有り難いことでござる。 自分で本を選ぶと,自分のこだわりがハッキリしたり,ある程度確実な満足感が得られたりするものでござる。しかし,時にマンネリになって,冒険がないなぁって思うこともあるでござる。人からこのように紹介される本はとても貴重で,新しい世界に自分を連れて行ってくれることがあるでござる。 「自虐の詩」この本の表紙は,あちきがおよそ選ばないタイプの絵でござる。つまり,なんの紹介もなければ人生のうちで出会えなかった本でござる。 はじめは,職もなく,何につけてもいい加減な男が食卓をひっくり返すところから始まるでござる。薄幸な女はこの男のために働き,幸せな家族を作ろうと努力するでござる。しかし,この男は彼女から金を奪い,ギャンブルに出掛ける。周りの人からは「別れなさいよ」と勧められるが,たまに見せる男の自己中心的な「愛」にまたついていってしまうのでござる。 初めはとても腹が立った。「なんだこいつは」ってね。「女も女,自分の幸せを本気で考えたら」ってね。また,ワンパターンの展開になるのかな・・・って心配もしたでござる。しかし,読み進めるうちに,こんな「愛」ってありかもと思ってしまったりするのでござる。また,この女性が少し可愛く見えはじめたでござる。 理屈というか理論的というか,合理的というか,それだけではどこの家庭も成り立っていないと思うでござる(中にはあるかも)。あちきの家だってそうだ。あちきはとても我が儘で,仕事こそしているが妻を本当に幸せにしているかは疑問でござる。はたから見れば,「あんな男の何がいいの?」って思われてもおかしくないところもないとは言えないでござる。それでも今のところは妻は妻でいてくれている。 あちきの実家でも,父が仕事の勉強一からやり直すって言って,それから母の稼ぎで食べた時代がある。夜鍋するのを父は嫌ったので,夜中に起きて仕事をしていたでござる。深夜放送を一緒に聴きながらあちきも高校の勉強をしていたでござる。 機嫌が悪いと怒鳴ったり,パチンコ代が無いと言ってふてくされたり,無い金を友達に貸したりしても,母は父の悪口を言わなかったでござるなあ。ぼやきはしてたけど・・・・。 4コマ漫画の形態をとっているが,前の話とのつながりが見えて徐々に笑いがこみ上げたり,予想外の展開を見せられて驚いたり,クスリと笑ったり,頷いたり・・・。 そしてラストは「幸せ」について考えさせられる内容になっているでござる。 後半は,畳み込むように話が展開し,大きな幸せが彼女に訪れることをいつの間にか願ってしまう。しかし,自分が考えている幸せが本当の幸せではないことも頭をよぎる。幸せには様々な形があることにも気付く。そんな本でござった。 アルファーコミックスさん,本当にありがとうございました。心から感謝するでござる。
2007.05.19
コメント(0)
アルファーコミックスさんから「MASTERキートン(全18巻)」(浦沢直樹・画/勝鹿北星・作/小学館)が届いたでござる。 懐かしい本でござる。高校時代でござったか,いや大学に入っていたでござるかな?それぐらいの時に読んで,とても感動した本でござる。 ロイズの保険調査員の主人公は,オックスフォード大を出た考古学者でござる(考古学者いいなあ)。しかも元英国特殊空挺部隊のサバイバル教官でもあるわけで,物語の中でも,様々な身近な道具で危機を乗り越える場面が出てくるでござる。こんなの好きでござる。 大学の講師をしながら保険の調査員の仕事もやる(発掘費用のためにやらねばならないのか)。であるからにして,講義は休講が多いようで・・・・。 それから家族の方々は何だかいろいろと事情を抱えているようでござるが,これがまたあっけらかんとしている(あちきが読んだ範囲ではでござるよ)。 まあそんなこんなの本でござる。とても面白いので友達に勧めると,話だけじゃつまらないので,本を渡す。すると,これが返却されない。あちきもそんな小さなことにとらわれないので,また1巻から購入する,そうするとまた誰かに貸して(あげて)しまう。そうこうしているうちに,あちきは揃えることができなくなってしまったわけで,今回全部揃ってまた読めることがこの上もなく嬉しいのでござる。 それから更に嬉しいのは,アルファーコミックスさんの対応でござる。インターネットで購入したのでござるが,すぐに返事をいただいたでござるし,お忙しい中,あちきの書いたメールに心のこもった返事をいただいた。 梱包も完璧で,価格のことも考えたら,何だか得した気分になって更に嬉しいのでござる。 良い仕事をする人はその辺もちゃんとしているのでござるね。
2007.05.14
コメント(2)
料理を作っていると,たまに「甘いものが作れたらな・・・」と思うことがある。あちきは甘いものが苦手でござるが,料理のあとに隊員たちはよく甘いものを食べているからでござる。 簡単でしかも美味しく,ちょいと見栄えがいいものだったら・・・・欲張りでござるかな。 「3行レシピでつくる とっておきのスィーツ」(袴田尚弥・青春出版社)ではちょいとそんな夢を叶えてくれそうでござる。 あちきが甘いものを作るのに踏み込めないのが,まずは自分が甘いものが好きでないことと,結構時間が掛かること,それから材料を正確にはからなくてはならないこと,そうして材料を入手すること,道具がないこと,などなど・・・ハードルが高いのでござる。 しかし,この本を読むと何だか作ってしまえそうな気がするでござる。3行レシピと言うだけあって,手順は3ステップで書かれている。その他にも「おいしい約束」というものがあってちょっとした「コツ」を教えてくれるでござる。写真もとても綺麗でござる。 模型と一緒で,まずは最小限必要な道具を準備して,簡単そうなものから入ってみるでござるよ。
2007.05.12
コメント(0)
「庭の小さな仲間たちの季節の野菜レシピ」(アラン・パッサール/アントーン・クラン/幻冬舎)の紹介でござる。 アラン・パッサール氏は「料理の鉄人」にも出たフランス三つ星レストラン「アルページュ」のオーナーシェフだそうで,料理人というか芸術家というかそんな雰囲気を持っているでござるね。 絵はアントーン・クランという方が担当していて,これまた鮮やかな色彩で,キャラクターも可愛い。向こうではテレビで放送されているとか。 二人の芸術家が書き表したこの料理絵本は,とても心が落ち着くものでござる。フランス料理ということで,近くのスーパーでは売っていない材料も出てくるでござるが,ちょいと工夫して代用すればまずまずのものはできるでござる。 子供の絵本というよりは,大人の本格的な料理絵本でござるね。 ちなみに,表紙のミツバチ?に髭が着いているのは,我が隊員たちの落書きでござる。
2007.05.12
コメント(0)
模型作りでは毎回新しい方法にチャレンジしたり,誰かのやり方を取り入れたり,じっくり本物と付き合わせてどうやったら本物そっくりになるか考えながら取り組んだりするのでござるが,料理の場合はそんな余裕と工夫がないでござるね。 料理は毎日作っているのに,しっかり考えないのはもったいないでござるね。いや,毎日することだから逆にあまり考えないのか・・・・。 いずれにしても引き出しが多い方が良いに決まっている。レパートリーを多くもち,色々な材料を上手く使いこのなすのはとても魅力的でござるね。 あちきの場合は,いつも同じものの繰り返しになってしまっているように思えるでござる。朝の忙しい時間は,定番メニューでも仕方がないのでござるが,夕食はちょと工夫した方がいいに決まっているでござるね。しかし,なかなかそうはいかず,いつものメニューになってしまう・・・・。 そこで購入したのが「たれとソースの早引き便利帳」(川上文代・青春出版社)でござる。同じようなメニューでも,ちょいと「たれやソース」を変えてみるだけでずいぶんと雰囲気が変わるものでござる。 いつも「塩・コショウ」だけで味付けしている(それでも美味しいのだが)ものでもソースをかけてみるだけでリッチな気分になるものでござる。 料理のできあがりの写真などは加えず,シンプルに計量スプーンで量を表しているでござる。それに基本のソースのアレンジやちょっとしたレシピも掲載されているでござる。 基本のたれ・ソースが56種,ディップ・ドレッシングが50種,和のたれが49種,フレンチ・イタリアンが41種,中華・エスニックのたれが41種とたくさん紹介されているでござるよ。コンパクトな大きさで使いやすいと思うでござる。
2007.05.12
コメント(0)
「機動戦士Zガンダム デイアフタートゥモロー 2」(角川書店)を読んでみたでござる。正直言って「何が何だか分からない」でござる。 Zガンダムをほとんど知らないせいでござろうね。Zに詳しい人なら,裏話として結構盛り上がるものらしいでござる。 しかしなあ,カイ・シデン自体があちきにとってはそれほど能力のある人間とは思えないところがネックでござる。
2007.05.12
コメント(0)
「大いなる遺産 長崎の教会」(三沢博昭)の絵はがき集を取り寄せてみたでござる。いいなあ・・・・。長崎には,多くの教会があり歴史的に価値のあるものも多い。 この絵はがき集は三沢博昭氏の写真集から編集したものらしく,長崎,平戸,佐世保などの教会が撮されている。氏の写真集がちと高かったもので,今回は絵はがき集にしたでござる。 写真はどれも綺麗で,ちょっとした説明書き,アクセスなどが書かれているでござる。もちろん,絵はがきとして活用もできるでござる。 長崎の廃墟について廻ってみたので,次は教会を廻ってみようと思うでござるよ。
2007.05.11
コメント(0)
本を読んだでござる。というか,マンガを見たでござる。正確には「トニーたけざきのガンダムマンガ2」(角川書店)でござる。 いきなりのカラー,しかもこれまでとは違ってガンプラを使ってのマンガでござる。なかなかの出来で面白い。ちょいとパージ数が少なくなったかな?それと,ハチャメチャさがすこし無くなったかな?いずれにしても忙しいときにすべてを忘れて楽しめる本でござった。
2007.05.10
コメント(2)
長崎でいくつかの廃墟を巡ってきたでござる。まだまだ巡り足りないところではあるうが,ちょいと満足してきたところでござる。 しかしこの本を読めばまだまだ巡りたくなるでござる。廃墟の本はいくつか持っているでござるが,撮影者の主観で切り取ったものがほとんどでござるね。どこか感情移入していて(それで惹かれる部分もあるでござるが)逆に冷めるところもあるものでござる。中には(特にあちきが巡ったところなど)あちきの感覚とは大きくかけ離れたものもあるでござる。 この本は,近代化遺産に焦点を当て,その歴史的価値をしっかりと客観的に捉えているように思うでござる。小さいサイズではござるが,中身はぎっしり詰まっているでござるね。
2007.05.08
コメント(0)
今日はとてつもない腹痛のため布団の中で一日を過ごすことになったでござる。眠るだけではもったいないので,本をいくつか開いてみるでござる。 最初は,「20世紀飛行機プラモデル大全 平塚コレクションの世界」(平野克己 編・著 文春ネスコ)でござる。 多くのモデラーが,押し入れや棚,机の上下や窓枠,様々なところに所狭しと自分のコレクションをため込んでいるとおもうでござる。あちきも屋根裏部屋に入りきれないストックをもっているでござる。しかし,このコレクションは桁が違うでござる。数もそうだが,値打ちも並はずれているでござる。 数千個と言われる平塚コレクションの中から,900個に絞って掲載されているでござる。 フロッグ,オーロラ,リンドバーグといったあちきがほとんど見たこと無い(飛行機モデルは当時はあまり興味がなかった)ものから,レベル,エアフィックスなど今でも見られる海外モデル。それから,サンキョウ,サンワ,マルサン,などの日本のメーカー。勿論,ハセガワや田宮といったメーカーも数多く紹介してあるでござる。 懐かしいボックスアートが並んでいる中に,模型の写真も盛り込まれているでござる。 あちきは保育所に通っていたときにプラモデルをはじめ,アオシマの合体マシンに育てられたでござる。100円握って駄菓子屋兼プラモデル屋に通っものでござる。 その後,100円の小さな飛行機をいくつも買って遊んでいたのを思い出すでござる。 当時,田宮の兵隊さんも200円くらいで買えたっけ。お金のないあちきにとっては2号戦車は安くて魅力的でござった。 今の子供たちは「かわいそう」なんて思わないでござる(あちきたちが小さい頃も大人たちはそう思っていたでござろうから)が,100円で思いっきり遊べるプラモデルがあった時代は幸せだったと思うでござる。
2007.04.26
コメント(0)
昨日1人で呑みすぎて(あちきは家で1人で呑み潰れることがあるでござる),今日は朝から何もする気が起こらなかったでござる。 そこで読んだのが「人造人間 キカイダー」(石ノ森章太郎 秋田書店)でござる。 全6巻で構成されていて,テンポよく話は進み,あっという間に読んでしまうでござる。 操られることを目的とした「機械」と心をもった「人間」との狭間で揺れ動く感情,同じ父から生まれた敵ロボット(いわば兄弟でござるな)との戦い,良心回路をもった機械「キカイダー」の悩み。シリアスなストーリーでござるよ。 最後は,「いかがなものかな・・・」と思う部分がござるが,悩みを背負って旅に出る?主人公の後ろ姿はいいものでござる。 5巻には「サイボーグ戦士 真空戦争の巻」これはサイボーグ009でござるね,6巻には「胎児の世紀」が挿入されているでござる。「胎児の世紀」は正直言ってあまり好きになれない物語でござったが,1巻が昭和47年が初版で,平成17年4月までに30版を数えるところを考えると,長く愛されている証と言える作品でござるね。
2007.04.08
コメント(0)
今日読んだ本は,「実録!平成日本 タブー大全」(宝島社)でござる。 あちきの業界にも「タブー」というものがござる。これは正直仕方がない。自分の保身?それとも関係者同士のバランスを保つため?弱者保護?いけないなと思いつつ,正面切って戦いを挑めない,ついつい触れないでおこうってな構図にしてしまっているでござる。 この本で紹介されていることは,あちきが経験している「タブー」とは桁がちがうものでござる。でかいでかい「タブー」でござる。 相手が巨大組織だったり,大きな権力をもっていたり,暴力的な集団でござったり・・・読んでいるとなかなか怖いものでござる。 「こんなことが世の中では起きているのか!」と驚くことばかりでござった。しかし,何と言ったらいいでござるかね,やはりこの本でも相手がでかいと「タブー」は「タブー」のようでござる。歯切れが悪い部分もあったように思うでござる。 面白い本ではござるので紹介してみたでござる。
2007.04.01
コメント(0)
今日読んだ本は,「僕たちの好きな 攻殻機動隊 GHOST IN THE SHELL:STAND ALONE COMPLEX」(宝島社)でござる。 独特の世界観をもつこの作品はあちきが観たものの中でも群を抜く位置にあるでござる。最初観たときはびっくりしたでござる。 「電脳化」や「義体化」といったものは,おそらくこれまでそれらしき設定はあったような気がするでござるが,この作品の中では,何か現実味を帯びたもの,より説得力のあるものに見えたでござる。「ゴースト」や「AI」といったものに関しても同じでござる。何かこう上手く説明できないでござるが,哀しみがあってこの作品をより高い位置に押し上げているように感じるでござる。 この本の中には,簡単な用語の説明と人物の紹介がしてあるでござる。それから「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」,「攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG」,「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society」などS.A.C全シリーズが解説されてある。あちきは全作品を見ておらず,中にはよく分からない物語も正直あったでござる。であるからにして,この本はとても参考になったでござるよ。
2007.03.31
コメント(0)
今日は午後からいくつか注文していた本が届いたでござる。そのうちから一つ紹介するでござる。その名も『昭和・平成「怪死」事件史“疑惑の死”から見える日本の「闇」と「タブー」』(宝島社)でござる。 日本,及び,日本人というものは(というとくくりが大きいか),知らなくても良い情報は知っていて,知らなければならない情報は知らない。どうでも良い情報は垂れ流しで,知りたい情報は流れない。 どこの世界でもそうかもしれないが,タブーの問題も多く,発信することさえも許されない,そうでござるな・・・みんなで隠蔽なんてことも日常茶飯事でござる。 懐かしい事件がいくつか登場するこの本,あちきは田宮二郎氏の事件なんか今でもよく覚えているでござる。やっぱりなんか変だったもん,あのおっさん・・・なんて思った記憶があるででござる。 あちきは「タイムショック」が嫌いで,何かこう陰気な雰囲気が夢に出てきそうで,父親が便所に行っている隙に違う番組にチャンネルをかえていた記憶があるでござる。 クイズ番組としては妙に陰気で,それにたまに「ラッキーセブンで,5番」なんか言われると妙に引いた記憶があるでござる。なんかそれでも怖いもの見たさにチャンネルあわせてたかもしれないでござる。 それから「ロス疑惑」なんてのもあったでござるなあ。朝のワイドショウ的なニュース番組では,それで一つコーナーができてたりしたでござる。 時間がなくて全部は読んでいないでござるが,特に,「狭山事件」「日航ジャンボ機墜落事件」などは興味をおぼえたでござる。阿部譲二さんの話なんざ,なんかこう妙に説得力があったでござる。
2007.03.30
コメント(2)
「黒幕」という言葉に弱いでござる。なんかこうでっかくて,お金もってて,人脈もあって,裏からいろいろ人や政治を操っていて・・・。色々考えるとなんかワクワクするでござる。我が軍団もそのうち・・・なんて考えてみたりして。 以前購入していて,最近のバタバタで読むことができなかった本,「別冊宝島 日本の右翼と左翼」「別冊宝島 昭和・平成 日本「黒幕」列伝」(宝島社)でござる。怖いもの見たさというか,そんな感じで購入したでござるが,よく考えると,我が国の裏事情と言うのはよく知らないものでござる。だから裏事情なんでござるがね。しかし,それでいいのでござろうか,様々な思想,考え方を理解し,自分の取るべき道,目指す日本の姿をイメージしなければならないのではないでござろうか。 あちきは鳥の羽を広げたうちの右側か左側か恥ずかしながら未だに分からないでござるし,問題はそんな単純なものではないでござろうし,兎に角,何か考えさせられる本でござる。
2007.03.25
コメント(0)
この前から読んでいる本の続きを読もう(仕事もせずに・・・)。『人生を変える「心のブレーキ」の外し方』(石井裕之 フォレスト出版)でござる。 我々の中には潜在意識というものが働いていて,それは,現状を維持を目指そうとするそうでござる。ですから,太っているあちきは太ったままでいたいと思うそうでござる。困ったものでござるな。しかし,分かる分かる。 それをいかにコントロールするかでござる。ちょっとしたことでそれをコントロールできるのでござる。 語り掛けるような分かりやすい説明と,章ごとに整理された「アクションプラン」で潜在意識の現状維持メカニズムを上手にコントロールする方法を教えてくれるでござる。 あちきがまず行ったのは,まずは何か形にすること,スタートは丁寧にゆっくりやることでござる。なかなか面白い本でござるよ。
2007.03.24
コメント(1)
あちきが昨日,ちょいと読んだ本は,『人生を変える!「心のブレーキ」の外し方』(石井裕之 フォレスト出版)でござる。 この本によると,あちきがデブなのは,デブだからだそうだ。なんだと!何じゃそりゃ?。つまり,人間には潜在意識というものがあって,痩せたいと思いながらも,現状維持を目論む自分がいると・・・。なるほど面白そう。後日感想を書くでござる。今日は読書の夜でござる。
2007.03.22
コメント(0)
仕事もそっちのけで本を読んでしまったでござる。今日読んだ本は『人は「暗示」で9割動く!』(内藤誼人 すばる舎)でござる。 あちきは実は人前で話す職業をしているでござる。それも毎日・・・。であるからにして,ある程度話すのは上手い。かな?。 とにかく気になった本なので,早速読んでみたでござる。始めのうちは正直言って懐疑的でござった。口先だけで人はそんなに動かないでござるよ・・・。なんてね。しかし,半ばではその内面的な部分にも触れてあり,ある程度説得力があったでござる。この時点で,あちきもこの本の「暗示」にかかったのかもしれないでござる。 また,現にあちきがやっていることも書かれてあり,「気が合うじゃん」「そうそうあちきもそう思っているでござるよ」なんてこれまた「暗示」にかかってしまったでござる。 心理学者の本や哲学者の本をこれまでいくつか読んできたでござるが,専門用語の山をつくって持論を誇示するものも多かったでござる。しかし,これは結構気楽に読めて良い本でござった。 さて,我妻K元帥にも「暗示」をかけて,これまでの様々な買い物の重要性について語ってみようか・・・・あかん。やめとこ。
2007.03.21
コメント(0)
長崎市には原爆の恐ろしさを後世に伝える被爆遺構というものがいくつも残っている。多くの見学者がそこを訪れ,平和への祈りをささげているでおござる。しかし,多くは壊され,いくつかは手を加えられている状況にある。 長崎にはまた,戦争遺構もいくつか残されている。これはどうでござろうか,多くの方々が足を運ぶのでござろうか?多くは,あまり知られないままひっそり朽ちていっているのではなかろうか。 「戦争廃墟~昨日の事は昨日の眼で見よ~」(石本馨 ミリオン出版)。 普通の廃墟と違って,戦争廃墟には独特の雰囲気があるでござる。前者は子供の声が聞こえるような気がしたり,生活感見えたり,高度成長期の熱気が伝わったりすることがあるが,後者のほうにはそれがない。何というか悲しさが伝わってくるでござる。それから,何か祈りというかそう言った気持になるでござる。 この本には,全国の様々な戦争廃墟が掲載されているでござる。多くの素晴らしい写真で,廃墟をとらえているでござる。また,ある程度詳しい資料もあり,大変読み応えがある。 長崎にある戦争廃墟も取り上げられていて,最近そこを巡ったあちきにとっては,勉強になったでござる。 後半に,特攻兵器について取り上げられていて,実際に訓練に従事されていた方々の貴重な証言が載せられているでござる。この何日間か涙腺のゆるいあちきにとっては,涙無しでは読めないものでござった。 大変良い本でござるよ。
2007.03.15
コメント(0)
家族の危機的な状況は変わらない。しかし,そればかりを気にしてはいられない。家事や子供の世話,明日締め切りの仕事などなど,前に向かって突き進むしかない!! とはいうものの,やはり息抜きも必要。 ということで,パラパラめくってみたのが「廃墟漂流」(小林伸一郎 マガジンハウス)でござる。 廃墟を目の前にすると心臓が飛び出るくらいの感動を覚える。コンクリートの重さ,朽ち果てた物体,錆た鉄のかたまり,抜け落ちた屋根,建物を覆う木々。死んだようで生きているような建物。どれもが一度にあちきの体に迫ってくるように思えるでござる。 恐る恐る一歩ずつ近づきシャッターを切る。長い年月流れを感じ,そこに住んでいた人や働いていた人々などについて考える。だれも来ない廃墟で静かな時間を満喫する。 最近,廃墟は少なくなった。すぐに新しい建物が建つ。わずかに残っていても立ち入ることは許されず,望遠カメラで中をとらえるにとどめる。・・・でも,中を見たいな。 「廃墟漂流」はそんな欲求をある程度満たしてくれる。実物を前にした迫力にはもちろん叶わないが,美しい写真の中にその面影をみることができる。どれも行ってみたい。日本中の廃墟があちきの書斎に現れたようでござる。 廃墟を撮りに行くのは結構大変でござる。偶然廃墟に出くわすこともあるが,多くは事前に調査をする。ルートを考え,天候を考慮して日取りを決める。 あちきは,小回りが利くようにバイクで出掛ける。だから,寒い日は最悪でござる。しかも50CCのカブでござるから尚更大変。なかなか目的地に着かない。早朝から出発することばかり。 廃墟に着いたら寒さのあまり足がつったり,お腹が痛くなったり・・・。そんなことを考えるとこの本はとてもいい。また廃墟に行きたくなる。 錆とコンクリに固まり,オレンジ色っぽい写真を見て,鉄分補給完了。さあ,仕事!
2007.03.11
コメント(0)
で,何の本が届いたかというと,「廃墟漂流」(マガジンハウス)。「戦争廃墟」(ミリオン出版)でござる。 実はまだ深く読んでいないでござるが,結構いい写真がのっているでござる。 なぜあちきが廃墟に惹かれるようになったのか・・・は自分でもよく分からないでござる。しかし,今思えばこれが経緯でござろうかな・・・と思うことはたくさんあったでござる。 昔住んでいた,大牟田市亀甲町付近で,三井・三池でござろうか,社宅跡があって,そのこでいつも遊んでいたでござる。 そこには,プール跡や集会所跡,お社,それから大きな防空壕があったでござる。よくそこに入って遊んでいたでござる。社宅跡には水路だったかな?,防空施設だったかな?なんて思えるものもいくつかあったでござる。 今では,瀟洒な住宅街になっているでござるが,そこは昔,何となく,廃墟の佇まいがあったでごある。 当時から町全体が寂れた(申し訳ない)雰囲気があって,それでも町の人には活気があって・・・それがあちきの心の中に残っているのかもしれないでござる。ちょいと前にバイクでそこに行ってみたでござるがあまり昔と変わっていなかったでござる。 もし亀甲町のことについて知っている方があれば一報願いたいでござる。 本の紹介が全くなかったので,後日報告するでござるよ。
2007.03.07
コメント(0)
先日から読んでいる本を紹介するでござる。「SF画家 加藤直之 美女・メカ・パワードスーツ」(ラピュータ)でござる。氏の絵は,本の表紙やポスター等々で一度は見たことがあるのではなかろうか。あちきは,パワードスーツでもって見たことがあるでござる。 初めの方で,重力に関する話が出てくる。科学やSFについてほとんど馴染みのないあちきにとっては,ここは辛かったでござる。話がややこしくてほんの少ししかイメージできないのでござる。しかし,ここは実は大切なところなのでござる。 つまり,氏は,様々なもののデザインをする際に,「ものの道理」という(のかな?)ものを考えているようでござる。モノ,人,科学,組織等々綿密に構成されたイメージから氏の作品が生まれてくるのだと感じたでござる。だから他にはない魅力がある。 平面で見ると良い感じなんだけど,立体にしたら格好が悪く謎がいっぱいというものに何度も遭遇したことがござるが,氏の作品ではそれがないのではなかろうか。 あちきは「銀河英雄伝説」の存在については知っていたものの,小説を読んだこともなく,アニメを深く見たこともない。氏の画いた表紙はよく見ていたのだが・・・。しかし,この本を読んでいるうちに小説を読んでみたくなったでござる。少しは氏の絵に会えるでござろうが,それよりも何よりも,氏の絵はあちきの想像力をかき立てたでござる。その世界を見たくなったのでござる。 盛り沢山の本で,まだまだ全部は読んでいませんが,ちょこちょこ読もうと思うでござる。所々に「コラム」があるのでござるが,それも好きでござる。
2007.03.04
コメント(0)
肉体の冒険ではなく,「魂の冒険」と話すK・スギャーマ博士。博士がその冒険から作成したのが「ノーダリニッチ島 K・スギャーマ博士の動物図鑑」と「ノーダリニッチ島 K・スギャーマ博士の植物図鑑」(共に絵本館)でござる。 ノーダリニッチ島に生息する不思議な動物や植物をそれぞれ100種類集めたもので,生息地や大きさ,特徴等が細かくかかれているでござる。中でも,そのイラストはほのぼのとしていて,色鉛筆で描いたような温かな感じが気に入っているでござる。 それらは空想世界のものでござるが,いつしか「本物?」と思えるようになり,自分自身も「魂の冒険」に足を踏み入れることができるでござる。我が軍団の隊員たちはこれを楽しそうに読んでいるでござるよ。彼らはすぐに冒険にいけるのでござるね。 そうでござるな,大人になって,日々の生活に追われ,肉体の冒険どころか魂の冒険さえもすることができなくなってしまったでござるな。 今度は,自分自身の「魂の冒険」をしてみようと思ったでござる。 厚手の本で,若干価格も高いでござるが,学術書だと思えば・・・。
2007.03.03
コメント(0)
絵が上手いでござるな(プロに言うには失礼でござるな)。でも,上手い。オリジンを見ているようでいいでござるな。内容は全く違って・・・。 今日,紹介するのは「トニーたけざきのガンダム漫画」(角川書店)でござるよ。初っぱなの黒い三連星の話も笑えるし,そうだな,デギン・ザ・グレートも危なくていいでござる。何も考えないで笑える一冊でござる。 そうそう,あちきも最近運動不足で「ダム不足」になっているでござる。
2007.02.20
コメント(0)
今日の長崎は随分冷え込んだでござるよ。当初予報された雪こそ目だって降らなかったものの,気温が上がらず,ちょいと雪まじりの雨が降ったでござる。 で,あるからにして今日も,リトルカブに乗れないでござるよ。 しかし,巷ではプロ野球がキャンプに入り,熱い戦いの幕が切って落とされたところでござる。そこで,今回紹介するのは「カルビープロ野球カード1973」(森 美憲,竹書房)でござる。 あちきらが毎日空き地で野球をやっているころは,巨人戦しか中継していなかったように思える。近所の子が,ロッテの野球帽をかぶっていると,とても新鮮な感覚でそれを見ていたような気がするでござる。しかし,巨人だけでなく,他の多くのチームにも実にすばらしい選手が在籍し,すばらしいプレーを見せていたでござる。 今回紹介する「カルビープロ野球カード1973」は,当時発売されたスナック菓子に入っていた野球カードをすべて集めたもので,そういった活躍を見せた当時の選手たちの輝きを伝えるものでござる。 また,相撲ファンには必見の相撲カードもおまけとして入っており,当時の記録を振り返る上で大変貴重な資料でござる。 あちきが野球カードを集めていた当時,ON全盛期,V9達成ということで,そりゃもう巨人を断然応援していたでござる。その後,長島引退,王のホームラン世界記録,赤ヘルブームなど様々な時代の流れが起こり(実はあちきの寝巻きはカープのユニフォームに変わっていたでござるよ),いやあ,当時野球というのは,ファッションもそうでござるし,人生観にもつなっがていたでござる。 その後,名称は変わるものの,お子様たちが競って集めることになる「野球カード」はしりを見せてくれるものでござる。 あちきは当時,ONも好きでござったが,土井が好きでござった。黒江が後ろ,土井がジャンプしているカードなんざ,宝物でござった。とても大事にしていたカードでござるが,今ではどこにいってしまったか分からないでござるよ。しかし,この本は,そういった今では失くしてしまったカードを蘇らせてくれるでござる。また,野球カードに秘められた歴史,レアカードの秘密などを詳しく教えてくれるものでござるよ。いやあすばらしい。 話はかわるが,当時の野球選手は「こわい」と言うイメージがござった。エナメルのベルトをして,ぴかぴかのシューズを蟹股で履きこなして・・・まるでヤ○ザのような格好で歩いておったでござる。 また,一方で泥臭さもあり,職人技を惜しげもなく披露する人間も多ござった。記憶に残るプレーヤーが山ほどいたように感じられる。 みな,庶民に見られていることを意識してプレーしていたように思えるでござる。最近のプレーヤーは,ありゃ年俸を上げるために首脳陣にプレーを見せているのかな・・・。いずれにしても,あちきはシーズン半ばで野球中継を見なくなっている日々が続いているでござる。この本の中に登場するような選手たちが現れてほしいものでござるよ(ただのノスタルジーでござるかな)。 ここであちきの集めていたカードに話は戻るでござるが,その他にも土井の様々なポーズのカードを持っていて,とても大切にしていた覚えがあるでござる。でも,なぜか,あちきのカードの一番上は,シピンになっていたでござる。 「1973」ということはその後の野球カードも出るのかなと思っていたのでござるが,そうではなさそうでござる。シピンのカードの謎も今は解けないでござるよ。
2007.02.01
コメント(3)
今日は朝から風邪。背中や膝が痛くてしょうがない。こんな日はよく寝ると治るのでござるが,寝ているのも飽きてしまう。でも,テレビも見たくないし,本も読みたくない。 しかし,本を「見る」のはいいみたいでござる。 今日「見た」本は「1000Robots Spaceships & other Tin Toys 1000ブリキのもおちゃコレクション」(北原照久・清水行雄 TASCEN)でござる。 高価なブリキのおもちゃはもっていない。欲しいなと思うが,なかなかそうはいかない。しかし,この本を見ているとなんだか自分がブリキの玩具にかこまれているような気分になれるでござる。 特に,アメ車のおもちゃは好きで,これにはよいものが載っているでござる。 「欲しいな」と思ったり,「見るだけで満足満足」なんて思ったりできる。つまり,おもちゃ屋さんに来ているような気分になるのでござる。 清水さんの写真もブリキのおもちゃがとても温かくとらえられていて好きでござる。 ロボットに宇宙船,子供に労働者,車にバイクに動物に,様々なブリキのおもちゃがあちきの風邪をなおしてくれそうでござる。そんな温かい本でござるよ。
2007.01.29
コメント(2)
昨夜,バーボンを傾けながら読んだ本,それは「超絶プラモ道」(著:はぬまあん 編:スタジオ・ハード 竹書房)でござる。 久しぶりに読み返したのでござるが,いいなあ。 「アトランジャー」や「タイガーシャーク」は最高でござる。 他にも,「ザ・アニメージ」シリーズ。これはガンプラ絶頂期に出たプラモで,「だいも 買わんばい」(熊本弁で,誰も買わないよ)と言っていたシリーズでござる(N君は買っていたが・・・)が,この本を読んでいるとなんだか無性に欲しくなるでござるよ。 ザ・アニメージのプラモに入っていたミニマンガも最高でござるが,商品やミニマンガの紹介の度に出てくる,はぬまあん氏の突っ込みも最高でござる。 第5章の超絶プラモ資料館も資料的価値が高く,岡田斗司夫氏の「僕にとって,プラモってのはオリジナルが当たり前であって,スケール物というジャンルは邪道扱い・・・」というコメントも納得がいく。そんな素敵な一冊でござるよ。も買わないだろうと思っていた
2007.01.28
コメント(2)
今日,御紹介する本は「超絶プラモ道2 アオシマプラモの世界」(竹書房)でござる。「アオシマ」がなければ,今のあちきはなかったと言っても過言ではないでござる。あちきのプラモ人生はここから始まったのでござる。 100円玉を握りしめて,近くの駄菓子屋兼,文房具屋兼,プラモデル屋に走り,棚に積まれたアオシマプラモを丹念に吟味し,レジに急いだものでござる。 買った後は,部屋に入るまで待ちきれず,近所の友達と,玄関先で組み立て,合体を楽しんだでござるよ。全部のパーツを合体させた時の感動はもちろん,オリジナルのマシンを考えたときなどは,大変満足して何とも言えない充実感の中にひたることができたでござる。 この本は,そんな少年時代を振り返るにはもってこいのアイテムでござる。「ああ,そんなプラモがあったな」,「これ,欲しかったんだよな」などは朝飯前。「このプラモで遊んで,B君とケンカをしたな」とか「このプラモは防空壕前でみんなで作ったな」とか,その時の温度や膝小僧の臭い,着ていた服などまで思い出すことができるでござるよ。 ちなみにあちきは,「タイガー・シャーク」が好きで,「合体マシン」も「ミニ合体マシン」も揃えたでござる。また,スーパーカーブームの時は,「合体プラモデルカウンタック」に手を出し,ボクサーマシンとコクピットマシンをゲットしたでござる。結局,予算の都合で全部そろわず,カウンタックにはなれず,中途半端な妙なマシンが机の上に鎮座していたことを覚えているでござる。 このころから「野望」が芽生えたのかも知れないでござる。 この本の前に書かれた「超絶プラモ道」については後日紹介するでござる。
2007.01.25
コメント(2)
仮面ライダーも確かにいい,ボウケンジャーも確かにいい。しかし,地域で活躍する「ローカルヒーロー」はもっといい。 地球規模の戦い,宇宙規模の戦いの前に,我が人類は地域の問題を抱えている。ゴミの問題に地域活性化,地域の安全等々,その問題は特定の悪を退治するより,時間と忍耐が必要である。限られた予算の中で,最大の効果を要求される過酷なお仕事が,「ローカルヒーロー」と言って過言ではない。そんな英雄たちにスポットを当てたのが,「ローカルヒーロー大図鑑」(水曜社)である。 とってもゆるいキャラクターが心を和ませ,勇気を与えてくれるのでござる。一家に一冊必要でござるよ。 ちなみに我が長崎のヒーローは,大村市の「協力戦隊 グレイトレンジャー」,松浦市の「健康戦隊 フクシマン」,長崎市の「ごみ分け姉妹」でござる。どれも力強いヒーローでござるよ。ちなみに,敵組織もあり,「悪の秘密組織 SARS」,「ダルインダー帝國」は,我が軍団とライバル関係にあるのでござる。
2007.01.24
コメント(2)
地球侵略に燃える我が軍団は,心の安まるところがないでござる。しかし,ときには「ほっこら」としたいでござる。 あちきがそんなときにパラパラとめくってみるのが「簡素なくらし~つつましやかに,美しく~」(WAVE出版)でござる。 著者の「mitsou」さんは,布小物作家でイラストレーター。本の中で紹介される話題や,小物はとても味があって,心惹かれるでござる。なべしきにお皿,手帳,まだまだいっぱいでござる。 肩肘張らずに,でも,自分の好きなものは好きって言っているところが好きでござる。 以前,我妻K元帥のために,麻のハンカチに刺繍を入れてもらったでござるが,とてもいいものでござった。いくつか麻のハンカチはもっているでござるが,その中でもとても気に入っているでござる。ハンカチの名前は「乙女のハンカチーフ」でござる。じつは,妻の贈り物と一緒に,あちきの分も注文したでござる。あちきは乙女ではないのでござるが・・・。いいものでござるよ。 何だか心があたたかくなる本でござるよ。HP「みつのあはれ」 http://www2s.biglobe.ne.jp/~mitsou/
2007.01.23
コメント(2)
本日届いたのは「機動戦士ガンダム THE ORIGIN 14 ~ルウム編・後~」(安彦良和,角川書店)。我が軍団の地球侵略に必要不可欠のバイブルでござる。 リアルタイムで観ていたガンダムも素晴らしかったのですが,やはり,書き込みがグ~ンとなされたこの本はもっともっと素晴らしいですね。物語の深さはもちろんでござるが,登場人物の表情や動き,しょってるもの(ランドセルとかいうものではないでござるよ)人生っていうのかな,そう言ったものがしっかり描かれている。 また,モビルスーツも細かいところまで描かれていて,これまで「あれっ?」と思っていたところが「うんん,なるほど!」に変わるのであります。 説明が難しいな,例えば,ガンタンク,あれってボインミサイルみたいに次々弾が打てるけど,その弾はどこにあるの?とか・・・。もっと分かりにくいか。つまり本物らしさを増しているといった感じです(アニメも当時としちゃリアルさではぴかいちでござったよ。だってへんてこな宇宙人が攻めてくるっていう話じゃないんだもの)。 さて14ですが,初めはスケールの大きな戦いが描かれています。緊迫感とスピード感があります。また,水面下の政治,渋いところも見せてくれます(詳しく言っちゃまずでしょ)。いやあ満腹でござる。デザートにこれもいいでござるよ。「機動戦士ガンダムさん さいしょの巻」(大和田秀樹,角川書店)。ものすご,笑えるでござるよ。
2007.01.16
コメント(0)
潜水艦浮上のシーンでござる。もちろん嘘でござる。女神大橋を戸町側から入り,そうでござるな,女神大橋の中程まで来て,前方左側,皇后島(通称:ねずみ島)の方(神ノ島の方と言った方が分かりやすいかかな)を見ると,見えてくる防波堤(ですよね)でござる。私めは,いつもそれを見ながら「おお!潜水艦だ!」と心の中でつぶやいております。写真はみなと坂方面から撮ったもので,ちょっとそうは見えにくいかもせいれませんな。夕方はもっとそれっぽいシルエットが浮かび上がるでござるよ(申し訳ない,すごくローカルな話でござる)。 それらしく見えるものと言ったら,長崎では「軍艦島」が思いつきます。通称「軍艦島」,本名?「端島」でござる。昔,政府広告だったかな,端島を映した映像が流れ,強い衝撃を受けたでござる。一度行ってみたいな・・・。しかし,非合法ではもちろんいけません。決まりを破ってはいけないでござるし,そこに住んでいた方々には申し訳ないでござる。でも,行きたいな・・・。船でのツアーもあったそうでござるが,行き損ねたでござる。そこで,私めは,本を読んで行った気になっているでござる。 左から,「軍艦島の遺産~風化する近代日本の象徴」(後藤惠之輔,坂本道徳,長崎新聞新書),「軍艦島~眠りのなかの覚醒」(雜賀雄二,淡交社),「軍艦島~海上産業都市に住む」(伊藤千行,阿久井喜孝,岩波書店)でござる。他にも色々あるのでござるが,私めはこれが好き(価格の手頃さもあり)でござる。一番好きなのは一番左の本。軍艦島の歴史や当時の生活の様子がよく書かれていて,分かりやすい。なぜか懐かしさを感じるでござる。中央の本は,時間が止まったような軍艦島の様子を写真でよくとらえています。一番右の本は,活気のあった頃の生活の様子をカメラがうまくとらえています。緊張感のある坑内の写真や,ほのぼのとした島の人々の写真など・・・。どれも宝物でござる。
2007.01.11
コメント(0)
今朝届いたのは,横山宏さんの「Ma.K.モデリングブック」(大日本絵画)。これまでも,様々なプラモデルや模型にかかわる本や雑誌などを読んできました。例えば,バーリンデンさんのものや,トニー・グリーンランドさんのもの,MAX渡辺さんのものや,Mrmour Modellingの記事やDVDなどなど,どれもよかったのですが・・・。 いいよ,これ!色の作り方や塗装方法が詳しく書かれておりますね。それから,デカールの話ね,100均の話ね,また,道具ね,筆のお話ね,接着剤の話ね,お皿の話ね,もう盛りだくさん。それから,これまでの作品もギュウギュウ詰めで,しかも,様々アングルから撮られていますね。情報満載で,隅から隅まで読んだら3Kgは太るでござる。筆塗りの巧みさ。厚く塗り重ねた独特の作品。こだわって,こだわって芸術品を創り上げる姿勢。お勉強になったでござるよ。ああ,もっと早くに手に入れておけばよかったな・・・。 まだまだ全部読んでいないので,今日はゆっくり読もうと思うでござる。今日は誰も電話掛けないでね。セールスは明日来てね。集金は・・・。
2007.01.08
コメント(0)
新年も2日。家族の中では色々と悲しいこともあるんだけれど,みんなで支え合っているって実感がもてるところでもあります。 さて,今日は横山宏さんの「Ma.K.スケッチブック(大日本絵画)」を紹介しましょう。これは,「ツキオカ模型店」のおばちゃんから勧められたもので,私も以前から欲しいとは思っていたものであります。しかし,購入に踏み切れない理由はいくつかあって, 1つめは“価格”これまでも様々な宏さんの作品を購入してみましたが,やはり若干高め。紙も上等だし,アイディアってもっと報われるべきだと思うし・・・。仕方ないかなって我慢しています(買って後悔したことはないでござるよ)。 もう1つは,「スケッチ」というだけに,“色”がついていないんだな。模型を作る場合には,この“色”が重要になるもので(たいした模型は作れないのでござるが・・・),これらがあって,なかなか購入に踏み切れなかったのでござる。 しかし,よく考えてみると,これまでも宏さんの本はいくつか購入しているし,それらにはちゃんと“色”がついていますし,今回は「“色”なしでもいいか」って思いで買ってみたのであります。もちろん,「ツキオカ模型」のおじちゃんやおばちゃんのお勧めとあっちゃ断る理由もござらん。 さてさて,読んでみるとなかなかこれが面白い。読めば読むほど,見れば見るほど面白い。スケッチのもつ自由さと躍動感,開発秘話というか宏さんの思いっていうか,なんか,みるみる虜になったでござるよ。“色”を付ける前の力。線の力,想像力の力を感じて感動している私でありました。
2007.01.02
コメント(0)
全52件 (52件中 1-50件目)