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みやびの世界にようこそ。 こちらのお話は もちろん もちろんのフィクションです。みやびの 想像の世界のお話ですよ。事実ではございません。キッパリ!あら?どこかで見聞きしたようなお話? なんて思われても それは きっとね 気のせい。うふ。時々 不適切な表現があっても そこはやさしくお許しをあ、ちなみに 後半の詩は 一応 みやび 詩人ですし詩 書いちゃってるんですけど 物語のちょっとだけの伏線ですの。では みやびの世界を くすっと 笑ってくださいな。にほんブログ村***「みやびさんっ!事件ですっ」どうしたの、チバちゃん!今日も、みやびの会社では事件勃発です。これって、地味パトさん絡みの確率多々なんですけど?さて、今日の事件は何っ???世間の皆さまの会社では、バレンタインの義理チョコは、いかがなさっていらっしゃるのでしょう?弊社は、先代のお局さま時代に「義理チョコ禁止令」が発動され、バレンタインに女子が男子社員の方々へ、義理チョコを贈ることを禁止されましたの。先代のお局さまは、「義理チョコを贈っても、ホワイトデーにお返しを貰うんだから無駄!」とのご意見でございまして、女子社員全員に、「義理チョコ禁止令」が出たのです。節約モード全開の先代のお局さまですから、義理チョコを買うのがもったいないのでは?さらに、ホワイトデーのお返しを貰っても、甘いものがお嫌いの先代のお局さまは、欲しくもないお返しを貰っても・・・と、費用対効果を考えると、どうも、バレンタインの義理チョコは不要であると思われたのでは?などなどと、女子社員皆さまのご意見でしたが、お局さまのお言葉は絶対ですので、それ以降、弊社ではバレンタインに義理チョコは禁止と相成ったわけでございます。ま、義理チョコを選ぶ手間も省けますし、さすがに先代のお局さまは、本命チョコまでは禁止なされなかったので、女子社員の皆さまのなかで、まるく収まって、その後、その伝統は、みやびがお局さまになってからも、引き継がれていたのです。というわけで、女子社員が入社すると、会社生活をスムーズに過ごしていただくための、弊社の様々な女子社員ルールをご伝授するときに、この「バレンタイン義理チョコ禁止令」も合わせてお話させていただくのが、お局さまとしての、みやびのお仕事。もちろん、地味パトさんが入社して、はじめてのバレンタインの時期になったときも、「うちの会社では、義理チョコを贈らないのが慣例なのでよろしくね!」とお伝えしたのです。今まで、他の新入社員の女子の方などは、これでOK。「わぁ。義理チョコ、ナシなんですね。めんどくさくなくて嬉しいです」とか、「それ、とてもいいルールです!」なんて、言っていただいて、やっぱり女子の皆さま、義理チョコ問題はちょっと悩みの種だったのかしら?なんて思ってのです。地味パトさんは「あら、そうなんですね」とおっしゃったので、てっきり、伝わっていたと思っていたところ・・・バレンタイン当日のことです。仲良しの営業部後輩ちゃんから、衝撃の内線電話が入りましたっ!「みやびさんっ!事件ですっ!」「みやびさんっ!地味パトさんが、バレンタインの義理チョコを配っているんですけど!」「しかも、部長とか偉そうな人ばっかです」えええっ!先日、地味パトさんには、義理チョコ禁止令のお話をしたのに・・・あの言い方では、ちゃんと地味パトさんに伝わっていなかったのでしょうか?他の女子社員の皆さまには、伝わったのに・・・しゅん。それとも、地味パトさんは、あっちのグループ(K林グループ)の方々なのか???でも、そうは言っても、このルールは会社内の単なる慣例だし、地味パトさんは、正社員じゃなくて、パートだし・・・・・・なんてことを考えると、地味パトさんに強く言えないみやび。これじゃあ、みやび、お局さま、失格です。くすん。だが!ここで、しゅん・・・としているだけでは、ますます、お局さま失格です。今年の教訓を省みて、来年への対策としなくては。そこで、改めて、女子社員の皆さまへ、義理チョコ問題の調査をいたしましたの。ほとんどの女子社員の方々は、今まで同様、義理チョコ禁止で問題ないとの回答でした。が、しかし、地味パトさんは、義理チョコが日常生活に組み込まれているご様子。「ママ友の間でも、義理チョコの交換ってしてるんですよぉ」なんて言うし。致し方ございません。みやび、お局さまとして、義理チョコルールの変更に着手いたしましたっ!たとえ、たったひとりの地味パトさんだけのため、だとしても。たとえ、単なるパートのため、だとしても。たとえ、女子間の空気が読めないお方のため、だとしても。女子社員の皆さまが、心地よく会社生活を過ごしていただくためには、みやび、がんばるよっ。つづく。
2019.10.01
みやびの世界にようこそ。 こちらのお話は もちろん もちろんのフィクションです。みやびの 想像の世界のお話ですよ。事実ではございません。キッパリ!あら?どこかで見聞きしたようなお話? なんて思われても それは きっとね 気のせい。うふ。時々 不適切な表現があっても そこはやさしくお許しをあ、ちなみに 後半の詩は 一応 みやび 詩人ですし詩 書いちゃってるんですけど 物語のちょっとだけの伏線ですの。では みやびの世界を くすっと 笑ってくださいな。にほんブログ村***『ん?居眠女史さん、こんなところで居眠りしちゃダメじゃないか』の、続きですよね。さあ、その続きを早く教えてちょうだいな。「その続きなんですが、それがですね・・・」『ほらほら、ダメじゃないか』お、いい感じ。『ここはクーラーの下だから、寝冷えしちゃうぞ』あれれ?『カーディガンを肩にかけてあげようかなぁ』「と言って、椅子にかけてあったカーディガンを肩にかけてあげたんです」どっひゃ~!なんでそうなるの?「なんでか、よくわかんないんですけど、居眠女史は、オジサマ方の受けがいいんですよね」え?居眠女史がオジサマ方の受けがいいですと?居眠女史って、どっちかいうと地味で影が薄くて、男子受けがいいとは思えないんですけどねぇ。「みやびさん、居眠女史は男子と女子の前では態度が全然違うんです。特に偉い人の前では、なんだか体をぐにゃぐにゃしてへらへら笑いをするんですけど、これがオジサマたちのツボにはまるらしく、デレデレなんですよね」ん?“ぐにゃぐにゃ&へらへら笑い”?あれ?どこかで聞いたような?「それに、そうやって、ぐにゃぐにゃ&へらへら笑いをしたかと思うと・・・」なになに?“ぐにゃぐにゃ&へらへら笑い” だけじゃなく?「仕事はすごくできるのに、めんどくさい仕事だと、『めんどくさい』とか『やりたくない』とか、ワガママ言うんです」「で、結局、やらなくてよくなったり、簡単な方法に変更になったりするんです」えええっ!仕事って、めんどくさい、とか、やりたくない、とか言っていいものだったの???「よくないですよぉ。そんなこと、私が言ったらとんでもないことになるんですよ。でも、居眠女史はなんでか許されるんです」ふむふむ・・・“ぐにゃぐにゃ&へらへら笑い” をしたかと思うと、“その仕事、面倒” と冷たく言い放つ。これって、“ツンデレの法則” では?あれ?これ、どこかで聞いてような・・・?ねえねえ。居眠女史って、なんかヘンな臭いとかしてない?「う~ん・・・変な臭いとかは、してないです。でも・・・強いて言えば、ビンボー臭いかも?」居眠女史と地味パトさん。オーバーラップするんですけどっ!さあ、世間の皆さま。ここで設問です。あなたは、どちらかの女子社員さんと一緒にお仕事をすることとなりました。どちらの女子社員さんを選びますか?<候補者その1>仕事ができないクセに、出来ます!と言って、絶対に間違える地味パトさん。昼間は、目立つこと大好きで、来客のお茶を出したがるけど、片づけはしない。得意技は、“くねくね&うふふ攻撃” “ツンデレの法則” “匂い大作戦”<候補者その2>仕事は出来るけど、出来ません!と言って、出来るのにやらない居眠女史。昼間は、なるべく目立たないようにひっそりと居眠り。得意技は、“ぐにゃぐにゃ&へらへら笑い” “ツンデレの法則” “ビンボー臭さで同情作戦”あ、お仕事早くて正確で丁寧なチバちゃんに一票ってのは、ナシよ!さあ、世間の皆さま、シンキングタイムっ!つづく。
2019.09.24
みやびの世界にようこそ。 こちらのお話は もちろん もちろんのフィクションです。みやびの 想像の世界のお話ですよ。事実ではございません。キッパリ!あら?どこかで見聞きしたようなお話? なんて思われても それは きっとね 気のせい。うふ。時々 不適切な表現があっても そこはやさしくお許しをあ、ちなみに 後半の詩は 一応 みやび 詩人ですし詩 書いちゃってるんですけど 物語のちょっとだけの伏線ですの。では みやびの世界を くすっと 笑ってくださいな。にほんブログ村***世間の皆さま。季節は少しずつですが秋の気配。いかがお過ごしでしょうか?さてさて、「老いらくえん物語」も、無理やり終わり(爆)物語の世界では平穏でございますが、みやびの実生活は相変わらず、波瀾万丈。ねぇねぇ。世間の皆さまの会社って、こんなにたくさんのヘンな人が在籍してらっしゃるのかしら?みやびの会社は中小企業なので、在籍人数は大企業に比べると圧倒的に少ないので、その比率を考えると、ちょっとヘンな人在籍率、圧倒的に大きいって思うのですよ。ざっと、軽く羅列しただけで、こんなに、みやびのネタになる人々がいるの。皆さまご存知の、「先代のお局さま」さらに、皆さまにゴミ箱問題でカケの対象になった「K林」。それだけではなく、先日は「地味パトさん」もご紹介しちゃったし。他にはね、「こだわりだらけのおぼちゃまくん」「ポンコツ」「5万円男子」「前歯歯抜け男子」などなど、もぉ、皆さまにご紹介したいキャラ満載ですのよ。地味パトさんも、会長とのカラミ以外にも、ネタの宝庫。というわけで、やっぱり地味パトさんの主役はハズせないんだけど、アレコレのお話聞いてくださいねでは、はじまり、はじまり~♪***「みやびさん、事件ですっ」どうしたの、チバちゃん!今朝もみやびの会社では、さまざまな事件が発生しておりますの。で、チバちゃん、今回は何があったの???「今朝、企画部の女子社員さんと一緒に出勤してきたんですけど、またまた、企画部の居眠女史が頻繁に居眠りしてるらしいんです」ほほぉ。ウワサには聞いていた企画部の居眠女史。その居眠りが今までに増して頻繁になっているというお話。会社で居眠りって、どおゆうこと?って世間の皆さまは思われることでしょう。まったく、その通りでございますの。これは、女子社員を仕切っているお局さまのみやびとしては、調査しなくてはならない案件。さっそく、企画部女子社員ちゃんを呼んで、実態を調査致しましょう。という名目で、さっそく、チバちゃんと三人で、行きつけのお店で女子会開催ですっ!「もぉ、みやびさん聞いてくださいよ」開口一番、企画部女子社員ちゃんは、居眠女史に対して、日頃のうっぷんが爆発です。でも、みやびちょっと疑問なんですけど、居眠女史はどうして、昼間会社で頻繁に居眠りができるのか?企画部の上司の方々は、注意しないのか?ってとこなんです。「そこなんですよ。みやびさん。この間なんて、居眠女史がまた堂々と居眠りしてたんです。そこに、課長が通りかかって、居眠りしてるのがバレたんです」お、チャンス!ここでしっかり課長に注意してもらいましょう。「その時、課長がなんて言ったかって言うとですね」「ん?居眠女史さん、こんなところで居眠りしちゃダメじゃないか」いい感じじゃないですか。ここでビシっと注意してもらいましょう。「その続きなんですが・・・」えええっ?なんで?企画部って、どうなってるの?みやび&チバちゃんは、椅子からズリ落ちそうになってしまい、まるでテレビのコント状態のようにズッコケてしまったのでありました。つづく。***守りたいものがあるそれがささえ
2019.09.20
みやびの世界にようこそ。 こちらのお話は もちろん もちろんのフィクションです。みやびの 想像の世界のお話ですよ。事実ではございません。キッパリ!あら?どこかで見聞きしたようなお話? なんて思われても それは きっとね 気のせい。うふ。時々 不適切な表現があっても そこはやさしくお許しをあ、ちなみに 後半の詩は 一応 みやび 詩人ですし詩 書いちゃってるんですけど 物語のちょっとだけの伏線ですの。では みやびの世界を くすっと 笑ってくださいな。にほんブログ村***「庶務課は去年と比べて、1,410円多いです」え?なに、その端数?賞与って、1万円単位で出るもじゃあ???「ですよねぇ。しかも、こんな端数が出てるのって、庶務課だけです。これって、地味パトさんの分じゃあ?さっき、庶務課女子社員ちゃんからのラインで、地味パトさんも、んんん?てお顔してたって、言ってましたよね。」そっか、地味パトさん的には、賞与金額が上がったには、上がったけど、ヘンな端数だった上に、思ってより多くなかったので残念な気持ちなどなどで、“んんん?” ってなってしまったのでしょうか?ところで、「1,410円」って、その根拠って、何?当事者の地味パトさんでなくても、そのナゾが気になります。チバちゃん、わかる?「うーん?わかりません。この端数の意味って何でしょう?」と、そこへ、給与課女子社員さんから内線が。「みやびさん、謎は解けた?」いーえ、全然わかりませんっ!「それなら、ちょっとヒントね。みやびさんはお若い頃、ちょうどボケベル時代だったんじゃなぁい?公衆電話の前で、早打ちしてたひとりだったのではないかしら?」え、ボケベル?もうすっかり、過去の遺産になっているポケベル。ご存知ない方のほうが多くなってしまった令和の今日この頃。「ポケベルで、アイシテルって、どうやって打った?」あああああっ!給与課女子社員さん、わかりましたっ!アイシテルは、14106 または、1410 だったのでは!ということは、1,410円の意味は、アイシテル・・・それ、ちょっと、いえ、めちゃ、キモイです。でも、ここでちょっと思うんですけど、14106 のほうが定番っぽかったのに、1410のほうを採用して、一桁、はしょるのって、セコイ。会長の愛(キモイ)が、千円台だってのも、せいぜい、地味パトさんの価値がそんなもん、ってことなんでしょうかね?しかも、勘の悪い地味パトさん、きっと、この意味わかってないご様子。せっかくの賞与UP&会長の愛の証しの1,410円も、不発。その上、女子社員の皆さまから、会長はセコイだとか、キモイだとか、陰で言われ放題。なおかつ、お目当ての地味パトさんには、お気持ち通じていないというダブルパンチ状態。うひゃひゃ、なんだか哀れだけど、ウケます。夏季賞与支給日の後、こんなそんなで、地味パトさん出現で、女子社員の絆が急速に強くなっている弊社でございますの。会長の社内徘徊は、ますます頻繁になり、最近では、堂々と、同伴出社をして、それを隠すでもなく、見ているほうが、大変不快。「みやびさん、こんな毎日、不快な状況を見させられて、ストレスから体調を崩したりしたら、労災が認められるんですか?」ホント、この事案、労災案件になってもいいって思うのよね。弊社、女子社員の皆さまのストレスが増大する日々、ちょっと心休まる時期がございました。地味パトさん、夏休み突入です。正社員の女子社員さんたちは、仕事に支障がないように、他の社員の方々と調整しながら夏休みを取得するのですが、地味パトさんは、いてもいなくても、どーでもいいので、どーぞご自由に、お好きなだけ夏休みしてくださいな、ってな感じなので、10日間も休みたい放題の夏休みです。会長にとっては、暗黒の日々ですが、女子社員の皆さまにとっては、ハッピーパラダイスの日々でございましたの。さてさて、夏季賞与騒動もそろそろ、皆さま記憶の遠くになり、秋風の吹き始めた9月の13日の金曜日。みやび、ふと、気が付きましたの。あれ?最近、地味パトさん、いたっけ?ちょっと庶務課の女子社員ちゃんに聞いてみましょう?ねぇねぇ。最近地味パトさん、何してるの?すると、想像を超えるお返事がっ!「地味パトさん、行方不明で、失踪中です」ええええっ!よくよくお話を聞いてみると、夏休み明けから、ずっと会社に来ていないとのこと。連絡もつかないのですが、まあ、別にいなくてもいい存在なので、気合を入れて探すこともせず、現在に至る、ってなお話だったのです。地味パトさん、会長を見限ったってことですよね。そう言えば、最近、会長も会社に来ていない。そもそも、小ちゃかった会長、ひとまわり小さくなったわって、思ってたんですよね。まさか、そんなことが裏で起きていたとは。そして、会長の悲しき、老いらくえん物語が、ここに終わったのでございました。完。***世間の皆さま、長い間、老いらくえん物語にお付き合いくださってありがとうございました。次回からは、短編で、会社内のあれこれ(だぶん、地味パトさん中心のオカシナお話)をお届けします。最後に、皆さまにお願いがございます。みやびと一緒に、祈ってくださいませ。神様、仏様、ありとあらゆる神様、どうか、みやびのお願いを聞いてくださいませ。「物語同様、地味パトさんが、失踪しますように。。。」
2019.09.13
みやびの世界にようこそ。 こちらのお話は もちろん もちろんのフィクションです。みやびの 想像の世界のお話ですよ。事実ではございません。キッパリ!あら?どこかで見聞きしたようなお話? なんて思われても それは きっとね 気のせい。うふ。時々 不適切な表現があっても そこはやさしくお許しをあ、ちなみに 後半の詩は 一応 みやび 詩人ですし詩 書いちゃってるんですけど 物語のちょっとだけの伏線ですの。では みやびの世界を くすっと 笑ってくださいな。にほんブログ村***給与課の裏お局さまから、呼出の内線電話のあったみやび。だけど、庶務課女子社員ちゃんからのラインの着信もあるみやび。いやん、優先順位が付けられないわぁ。だけど、もう庶務課女子社員ちゃんからのラインは着実に受信済み。とりあえず、チバちゃんと一緒にラインを読んでから、給与課へダッシュだわっ!<地味パトさん、賞与明細を手に取りました>おお、ついに、地味パトさんに夏季賞与明細が届きましたか!<ちなみに、私は去年の夏と同額でした>そうそう、みやびもチバちゃんも去年の夏と同額よ。<地味パトさん、一瞬、あ、というお顔>おおお!地味パトさんだけ、夏季賞与がUPしてたのっ(怒)<だけど、すぐに、あ゛?というお顔><バッグをごそごそしてます><どうやら去年の賞与明細と比較してるっぽい><電卓だして、なにやら計算してます><何度も見比べて、んんん?というお顔>ちょっと地味パトさん、そのナゾの行動はいったい、何っ???でも、庶務課女子社員ちゃん、いいお仕事してくださって、ありがとう!どうやら、地味パトさんだけ、夏季賞与がUPしていることは確か。今までの、地道な努力(くねくね&うふふ攻撃、同伴出社、同伴帰宅、などなど)の成果が出て、なによりでございますな(激怒)あ、みやびは給与課の裏お局さまに呼び出されているんだったわ。チバちゃん、ちょっと給与課に行ってきますね。給与課女子社員さん、経理課のみやびでございます。お呼びでしたか?「あら、みやびさん、早いじゃない?」いえ、それほどでも。でも、なるべく急いでまいりましたっ!「これが、この夏の賞与会計伝票です。入力をお願いしますね。」はいっ!かしこまりました!と、みやびが給与課から退散しようかと思っていたところ・・・「みやびさん、何か私に話があるんじゃなぁい・・・」いえ、ないと言ったらウソですが、あるっていうのも・・・(しどろもどろ)「地味パトさんのウワサは私の耳まで届いているのよぉ」ひえっ!やっぱりそうでしたか。「地味パトさんには、私も大迷惑をかけられたほうだから」あ、そう言えば、アルバイトさんの給与を1行ずつズラして計算してしまって、その後大変だったというお話は、給与課の女子社員さんが、結局のところ各部署へ謝りにいったと聞いたことがあります。その節は大変だったことでしょう。お悔やみ申し上げます。「そうそう、この夏の賞与なんだけど、経理課にお戻りになったら、去年の賞与会計伝票と比べてみると何かわかるかもよ。みやびさん、去年の夏と比べてどうだった?」みやびは、去年の夏と同額でした。「そうよ。ほぼほぼ、ね。そんな感じよ。だから・・・」おおお!給与課の女子社員さん、カタブツだけど、やっぱり地味パトさんに恨みのあるご様子。これってヒントですね!みやび、経理課へダッシュで戻りますっ!チバちゃん、去年の賞与会計伝票を出してきてちょうだいっ!「みやびさん、どうしたんですか」それがね、カクカク、シカジカ、コウコウで・・・世間の皆さまに、ちょっとご説明いたしますが、弊社の給与や賞与の会計伝票は、各部門別になっておりまして、個人の賞与金額はわからないのですが、部門の合計はわかるのです。「あ、そういうことなんですね。えっと、去年と今年と比べてみて、私達の経理課の合計は同額。営業部は入社したり、退社した人があるので、ちょっと違いますね。で、庶務課は・・・ああああっ!」チバちゃん、どうしたのぉぉぉぉ!つづく。***世間の皆さまへ。今回で、「老いらくえん物語」を完了させるつもりでしたが、ついつい長くなってしまい、これを前篇として、明日、後編を更新致します。明日をお楽しみにしてくださいませ~♪
2019.09.12
みやびの世界にようこそ。 こちらのお話は もちろん もちろんのフィクションです。みやびの 想像の世界のお話ですよ。事実ではございません。キッパリ!あら?どこかで見聞きしたようなお話? なんて思われても それは きっとね 気のせい。うふ。時々 不適切な表現があっても そこはやさしくお許しをあ、ちなみに 後半の詩は 一応 みやび 詩人ですし詩 書いちゃってるんですけど 物語のちょっとだけの伏線ですの。では みやびの世界を くすっと 笑ってくださいな。にほんブログ村***某月某日 金曜日。今日は、待ちに待った夏季賞与支給日でございます。婚活に全然進捗のない、みやびとチバちゃん。今の楽しみは、もちろん美味しいものを食べることのみ。いつもなら、“今回の賞与は、高級和牛を思いっきり食べることができるのかしら?”なんて、自分の賞与が気になって仕方のないみやびですが、今回は自分の賞与より、地味パトさんの賞与が気になって仕方ありません。が、残念なことに、みやびの所属である経理課では、賞与の総合計はわかるのですが、個々の内訳は不明。給与や賞与の計算等々は、給与課のお仕事なのです。じゃあ、給与課の女子社員ちゃんに、聞いちゃったら?みやびさん、お局さまなんでしょう?という、世間の皆さまのお声が聞こえてきそうでございますが、またまた残念なことに、給与課の女子社員の方は、みやびの天敵。みやびより、入社がちょっとだけ早くて、しかもちょっとだけ年上の女子社員さんなのです。しかも、給与課の女子社員の方は、カタブツで有名。たとえ仲良しであっても、絶対に、こっそり・・・なんて教えてもらうなど、絶対に不可能。さらに、先代のお局さまが定年退職なさった後、お局さまの椅子を狙っていたというウワサもあったのです。もぉ、そんなことだったら、お局さまの椅子はお譲りいたしましたのに。世間の皆さまご存知の通り、みやびがお局さまになってしまったのは、先代のお局さまが退職後、お茶購入の窓口になってしまったからなのですよ。「お茶を制する者こそがお局さまである」という、女子社員の言い伝えを知らなかったんですもの。後で聞いた話によりますと、給与課の先輩女子社員さんは、くやしそうにしていらっしゃったとのこと。そして、給与課の女子社員さんは、裏お局さま、とこっそり呼ばれていらっしゃるのです。というわけで、給与課の先輩女子社員さんと、みやびとの間には、深い溝がございますのよ。こんなんだったら、もっと仲良しになっておけばよかった。後の祭りでございます。だけど、そうだとしても、ポカンと指をくわえて、ただ見ているだけのみやびではございませんのよ。えっへん!ちゃんと手は打っておりますの。庶務課女子社員ちゃんに、賞与明細を開封する地味パトさんの様子を、ラインで実況生中継するようにと、指示を出してあるのですよ。賞与明細は給与課の課長が、各部署の責任者へ持って行きます。みやびの経理課はもう配布済み。というわけで、みやびとチバちゃんは自分の賞与はチェック済みです。「みやびさん、去年の夏の賞与と金額同じなんですけど。」そうなのよ。みやびも去年の夏と同額。ま、中小企業ですし、景気の波にしっかりともまれている今日この頃。減額されていなかっただけ、よしとしましょう。さ、そろそろ庶務課にも賞与明細が配られている時間。みやびのスマホは机の上で、スタンバイ状態。庶務課女子社員ちゃん、いつでも、ラインしていただいて、OKですのよ。と、その時、みやびの内線電話が鳴りました。もう、誰?こんな重要な時間に内線電話してくる人って。出るのよそうかしら?と思ったら、電話の主は給与課の先輩女子社員さんから。ひえっ!それは、そっこー内線電話に出なくては。「みやびさん、給与課です。賞与会計伝票ができたので、給与課まで取りに来てください」はいっ!みやびダッシュで給与課までお伺いいたしますっ!「ま、そんなに急いで来てくれなくてもいいんだけど・・・ちょっとこの間、地味パトさんの話を小耳にはさんだのよね。地味パトさんの賞与金額が気になっているんじゃないのぉ?」ひぇぇぇぇ!(絶叫)なぜ、給与課の女子社員さん、またの名を「裏お局さま」が地味パトさんのお話を知っていらっしゃるのでしょう?とにかく、みやび、給与課へ猛ダッシュせねば。と、そこに庶務課女子社員ちゃんからの、ラインの着信が。いやん、みやび、身体はひとつしかございません。もう、どっちも気になるぅ。つづく。***「つきの あかり」きみに沈む月のあかり
2019.09.06
みやびの世界にようこそ。 こちらのお話は もちろん もちろんのフィクションです。みやびの 想像の世界のお話ですよ。事実ではございません。キッパリ!あら?どこかで見聞きしたようなお話? なんて思われても それは きっとね 気のせい。うふ。時々 不適切な表現があっても そこはやさしくお許しをあ、ちなみに 後半の詩は 一応 みやび 詩人ですし詩 書いちゃってるんですけど 物語のちょっとだけの伏線ですの。では みやびの世界を くすっと 笑ってくださいな。にほんブログ村***庶務課女子社員ちゃん。<ところが>って、どうしたんですかぁ?さっそく、続きを読んでみましょう。<たまたま、営業四課の課長が来たんです>営業四課の課長と言えば、どうして課長になれたのかよくわかんないお方。「考えナシの発言」「無鉄砲」「ケンカっ早い」等々の評判なのですが、ハッキリ言って、おバカさんです。それなのに、急に2階級も飛び越して課長になったのです。しかも、営業部の営業課はそれまで、三課まであってそれぞれ得意先の担当が分かれていて、なにも四課を作る必要はなかったのに・・・なぜ?という世間の皆さまのご意見。会長へのゴマスリの成果だというウワサも聞こえてきます。その営業四課の課長が庶務課へ来たんですね。それで、どうなさったのでしょう?<地味パトさんが急に営業四課の課長へ><くねくねしながら歩み寄ってんです>ひえっ!地味パトさん、なぜ営業四課長に、くねくね?なんで???<四課長ぅ~お給料って、どうやって上がるんですかぁ?><って、すり寄って行ったんですよ>おお!さすが地味パトさん。どこをどう押せば効率的かというポイントを押さえるの上手すぎます。それをお仕事に生かしていただくと、すっごくいいのですが。<そりゃ、会長っしょー><うちの会社、そういうの、会長が決めるんスよ><会長にゴマスリ、これで決まりっしょ>これだっ!みやび、すべてのナゾが解けました。ここで、点と線とが繋がった瞬間です。地味パトさん、給与と賞与UPのため、会長に急接近したのは、もはや火を見るより明らか。方や、「金目当て」方や、「純愛」嗚呼、哀しき老いらくの恋。“くねくね&うふふ攻撃”も、“匂い大作戦”も、“ツンデレの法則”も、どれもこれも、すべて「金目当て」手段を択ばない地味パトさん。ご自分の欲望にまっしぐら。思い起こせば、世間を賑わせている悪女の皆さま方は、あんなに男子の皆さまを手玉にとって事件を起こしているのに、全然おキレイではない。が、しかし女子力は突出。地味パトさんと、カブリます。となると、会長もキケンっ!だけど、一介の女子社員である、みやび。女子社員の皆さまの中では「お局さま」だけど、会社では単なるヒラ社員のみやび。何もできない無力さを感じます。そんな、悶々とした日々を送っておりましたところ、ついに、地味パトさんの女子力の成果が出るあろう日がやってまいりました!そうです!来週の金曜日は、弊社、夏季賞与の支給日。さ、地味パトさんの今までのアヤシイ努力の成果はいかに?みやび、自分の賞与より、地味パトさんの賞与のほうが、興味津々。ね、皆さまも、そうですよね?つづく。***「夕凪のとき」たった 一度だけ動かない 時間が あったそれは真夏の夕方 そのとき のような夕凪のとき だった
2019.08.30
みやびの世界にようこそ。 こちらのお話は もちろん もちろんのフィクションです。みやびの 想像の世界のお話ですよ。事実ではございません。キッパリ!あら?どこかで見聞きしたようなお話? なんて思われても それは きっとね 気のせい。うふ。時々 不適切な表現があっても そこはやさしくお許しをあ、ちなみに 後半の詩は 一応 みやび 詩人ですし詩 書いちゃってるんですけど 物語のちょっとだけの伏線ですの。では みやびの世界を くすっと 笑ってくださいな。にほんブログ村***さてさて、庶務課女子社員ちゃんのラインは、ますます核心にせまってきております。<冬の賞与はもっともらえると思っていたのに><なんで、夏と同額なんですかっ><と、課長に食ってかかってました>んまっ!以前から、ズーズーしいと思っていたけど、こんなツワモノだったとは!弊社のような中小企業は、賞与とは、会社の経営状態によって左右されることが多々。正社員の私達だって、今まで、ビックリするような(少なくて)金額だったこともあるのです。何を根拠に、勝手に、夏季賞与より多く貰えると思い込んだのでしょう?ちょっと聞いてみたいです。さらに庶務課女子社員ちゃんのラインは続きます。庶務課女子社員ちゃんも、かなりキレかかってるご様子です。<私の評価は誰がしてくれるんですかっ!><こんなに仕事してるのにっ!><なんて、言ってました>え、地味パトさん。アナタの評価をしていいんですかね?マジ、評価したら、とんでもないことになっちゃいますけど?「自分のこと、わかっていない人って最強ですよね。」チバちゃん、かなり呆れていらっしゃいます。ほんとに、そう。みやびとチバちゃんの脱力感、ハンパないです。さらに、地味パトさんの課長への攻撃は終りません。<だったら、どうしたら、私の時給と賞与が上がるんですか!><誰に言ったらいいんですかっ!>お仕事を、ちゃんと間違えずにやっていただければいいって思うんですけど?いろいろな部署をタライ回しされ、「あのオバサンいらない」と言われ、ようやくのショムニなのに?それにしても、すごいです。あんなにお仕事できないのに、給与賞与を上げろだなんて、堂々と恥じらいもなく真正面から、言うことができる。これはこれで、ひとつの特技かもしれません。<課長は地味パトさんの勢いに押されそうでした。>庶務課長さん、何も罪はないのに、地味パトさんに攻め寄られてかわいそうです。地味パトさんのズーズーしさに勝てるのでしょうか?<が、しかし>庶務課女子社員ちゃん、「が、しかし」って、どうなったんですか?庶務課長さんは地味パトさんの勢いに押されて、口を割っちゃいましたかっ?<課長は口が堅いですし><ご存知の通り、口ベタです><ハッキリ言わない課長に業を煮やして><地味パトさん撤退です>おお!庶務課長さん。さすがです。みやびとチバちゃんの評価は、ますますうなぎのぼり。<ところが>いやん、庶務課女子社員ちゃん。続きがあるんですね?早く、早く、その続きを教えてくださいな。つづく。***「過去形」“大好きだった”いつから過去形になって しまったのだろう
2019.08.28
みやびの世界にようこそ。 こちらのお話は もちろん もちろんのフィクションです。みやびの 想像の世界のお話ですよ。事実ではございません。キッパリ!あら?どこかで見聞きしたようなお話? なんて思われても それは きっとね 気のせい。うふ。時々 不適切な表現があっても そこはやさしくお許しをあ、ちなみに 後半の詩は 一応 みやび 詩人ですし詩 書いちゃってるんですけど 物語のちょっとだけの伏線ですの。では みやびの世界を くすっと 笑ってくださいな。にほんブログ村***庶務課の課長と地味パトさん。何をどうモメていたんでしょう?<自分の時給が安い、と><ママ友とこの間時給を比べっこしたら><同じような仕事をしてて><ママ友さんのほうが高かったらしい><そして><今の時給の1.5倍くらい欲しい、と>え、やだ。だって、地味パトさん、お仕事できないので、各部署をタライ回しされて、ようやく庶務課の「ショムニ」のお仕事で、なんとか在籍させてもらってるのに。そうゆうのって、ご自分でわかっていらっしゃってないのかしら?実は、地味パトさん。庶務課に行きつくまでに、数々のお仕事での失態が・・・失態その1 伝票を入力をしていた時期に、10ロット入力しなくてはならないところ、8ロットで「終わりました~」と言って残りを入力を忘れてしまったため、その後、いろいろ合わなくて、しかも原因がわからず(まさか、地味パトさんが入力してないものがあるだなんて想像もせず)大変だった。しかし、地味パトさんは自分は関係アリマセンと、涼しい顔をしていた。失態その2 50枚ずつの束にしてください、とお願いしたのに、54枚の束だったり、49枚の束だったりで、「数えなおす、確認する」という作業を怠ったので、後々、大変だった。もちろん、地味パトさんは自分は関係アリマセンと、涼しい顔をしていた。失態その3 必要な書類をオフコンから出力する仕事をしていたときに、プログラムの関係上、1回しか出力されない書類があるのに、それをヘンなところにしまいこんでしまい、「必要な書類が、ない!ない!ない!」と大騒ぎになって、その後、大変だった。もちろん、地味パトさんは自分は関係アリマセンと、涼しい顔をしていた。失態その4 社員から預かった書類を、チバちゃんに提出して、その後、外部に出さなくてはいけない書類があったのだが、いつまでも地味パトさんが自分で持っていて、社員は出したっていうし、チバちゃんはもらっていないっていうし、その後、大変だった。もちろん地味パトさんは自分は関係アリマセンと、涼しい顔をしていた。失態その5 アルバイトさんの給与計算の補助をしていたときに、リストを見事に1行ずつズラしてしまい、20人以上のアルバイトさんたちに、違う金額の給与を支払ってしまって、足りない人、多く払い過ぎてしまった人、などなどあり、その後の処理が大変だった。こんな大変な失態をしておきながら、もちろん自分は関係アリマセンと、涼しい顔をしていた。と、とにかく、お仕事が雑で、再度確認するってことが、どうやらできていないようで、でも、自分では、「お仕事できます!」って妙な自信がおありのようで、手が付けられないオバサンです。それに、こんなにいっぱいの悪行をしていて、 それなのに 一度も謝らない ズーズーしさとういう有様なのです。地味パトさんに「これ、ちょっと違うんですけど・・・」と言うと、「あ、」の一言だけでの、“必殺ズーズーしさ”の技で終わらせてしまうのです。庶務課女子社員ちゃんのラインは続きます。<しかも、賞与のことも言ってました>な、なんと!賞与にもケチつけてたんですかっ!だって、地味パトさんはパートでの採用で、雇用契約書には、「賞与なし」で採用されているんですけど、上司の方が、「社員はもらっていて、パートさんがないのはかわいそう」という温情で賞与ももらっているのです。しかも、「寸志」とか「金一封」とかいう金額ではなさそうなのです。それなのに、賞与に対して、何の問題があるのでしょう?庶務課女子社員ちゃんからのラインの続きを読んでみると、地味パトさん、ズーズーしさ満載の様子だったのでした。つづく。***「無風空間」できるだけ巻き込まれないように望む はわたしの まわりは無風空間 で
2019.08.26
みやびの世界にようこそ。 こちらのお話は もちろん もちろんのフィクションです。みやびの 想像の世界のお話ですよ。事実ではございません。キッパリ!あら?どこかで見聞きしたようなお話? なんて思われても それは きっとね 気のせい。うふ。時々 不適切な表現があっても そこはやさしくお許しをあ、ちなみに 後半の詩は 一応 みやび 詩人ですし詩 書いちゃってるんですけど 物語のちょっとだけの伏線ですの。では みやびの世界を くすっと 笑ってくださいな。にほんブログ村***庶務課女子社員ちゃんのラインの続きを読んでみましょう。<この間の朝のことです><地味パトさんにわざわざ><おはよう、を><言いにやってきました><早朝会議のあった日です>ふむふむ。時には会長も真面目なお仕事があって、地味パトさんと同伴出社ができなかったのでしょう。すると、そんな日は、朝イチ、庶務課参りなんですね。ご苦労なことですこと。庶務課女子社員ちゃんのラインはまだ続きます。<その日は、おはよう、だけじゃなく><毎日暑いネ><と、耳元で囁いてました><キモイです>耳元で囁く、ですと?気持ちワルイです。このラインを同時に見ていたチバちゃんは卒倒しそうな様相です。<夕方5時のチャイムと同時に来るときもあります><そのまま、一緒に帰っていくような日あります>えええっ!同伴帰宅の日は庶務課までお迎えするんですねっ!<そうじゃない日は、恒例の“お疲れ様”の><囁きです>もお、会長、節操と言うものを持ちましょう。すると、同時にこのグループラインを見ていた仲良し女子社員の皆さまから、次々とラインが入りました。<うちの部にも、最近、会長がよくきます><営業部にも来ます。地味パトさん出勤日ばかりです><でも、チラっと回ってすぐ帰ります>ふむふむ、なるほど。会長は、心のおもむくまま、地味パトさん見たさに、社内をウロウロなさっているご様子。あのぉ。地味パトさんって、全然っおキレイではないのに、そんなんでも見たいですかっっっ?恋ってスゴイわぁ。会長はほんとは庶務課だけ行きたいんだけど、みんなに怪しまれるのを懸念して、行きたくもない他の部署もまわっているらしいです。策を練っているようで、皆さんにバレバレですよ。これではまるで、最近、世を騒がせている徘徊老人のご様子。みっとみないったら、ありゃしません。会長が、地味パトさんに“恋をしている”のは明白。そして、地味パトさんが会長を“意図的に落とした”のも、数々の状況証拠から見ても、そう考えるのが妥当。だが、しかし、それは何故?地味パトさんの、本来の狙いは何?みやびは謎が深まるばかりでございます。と、そこへ、庶務課女子社員ちゃんから、またまたラインの続きが送信されてきました。<みやびさん、他にもあるんです>ほほぉ、さらなる新情報をお持ちのようです。<半年くらい前、うちの課長と地味パトさん><ちょっとモメたんです>どんなことでモメたのでしょう。<それが、ですね・・・>おおおっ!今まで、地味パトさんには驚きの連続でしたが、ますますの驚きになるような予感です。つづく。***「共に歩こう」共に歩こうよきみと、と。きみの歩む道とぼくの歩む道がひとつの道でありますように、と。願った あの日
2019.08.23
みやびの世界にようこそ。 こちらのお話は もちろん もちろんのフィクションです。みやびの 想像の世界のお話ですよ。事実ではございません。キッパリ!あら?どこかで見聞きしたようなお話? なんて思われても それは きっとね 気のせい。うふ。時々 不適切な表現があっても そこはやさしくお許しをあ、ちなみに 後半の詩は 一応 みやび 詩人ですし詩 書いちゃってるんですけど 物語のちょっとだけの伏線ですの。では みやびの世界を くすっと 笑ってくださいな。にほんブログ村***実は、地味パトさん。「お仕事できますぅ~」オーラをバシバシ出しながら、ちょっとしたところでミスが多く、どの部署でも「うちの部ではイリマセン」とか「使い物になんないんだよね」などどの理由から、「このオバサンいらない」言われ、タライ回しをされ、ようやくたどり着いた先が庶務課です。なぜ庶務課い落ち着いたかというと・・・理由その1、所属の女子社員ちゃんがまだ若く「このオバサンいらない」と言えなかった。理由その2、庶務課の課長がめちゃめちゃ人が良く「このオバサンいらない」と言えなかった。理由その3、庶務課には「ショムニ」という必殺技が使えた。というわけで、庶務課に地味パトさんを押し付けられたのでした。庶務課の女子社員ちゃんは、社員の方々のさまざまな手続きとか、いろいろと忙しく真面目なお仕事なのですが、地味パトさんといえば・・・「お客様にお茶を出してください」「麦茶を作っておいてください」「コピー用紙を倉庫から出してきてください」「トイレットペーパーの補充をお願いします」「郵便物をポストに出してきてください」たまにどうしようもなく忙しいときに、「郵便局で切手を買ってきてください」「コンビニで支払いしてきてください」ってのもありますが、信頼ないので、あまりお金を持ち歩いて欲しくないところが実態です。そして、ショムニのお仕事と言えばコレ!「トイレの電球が切れたので替えてくれます?」というような、完璧、ショムニのお仕事なのですが、「私は会社のカナメの庶務課所属」といって、地元のママ友さんなどに言いふらして、大きな顔をしているらしいのです。とんでもない勘違いを堂々としているところなんぞ、さすがズーズーしさ横綱級です。さらに聞いたところによると、地味パトさんは地元のママ友さんの間のボスママらしいのです。そんな地味パトさんと一番距離の近いところにいる庶務課の女子社員ちゃん。今までにないディープなネタを握っているような予感がします。さっそくラインを読んでみましょう。<みやびさん、私は困っています>はて?今までの女子社員の皆さまからのタレコミは<見てしまったのです>から始まるものばかり。それなにに、庶務課女子社員ちゃんは、お困りとのこと?何にお困りなのでしょう?<最近やたら会長がうちに課に来るんです><たいした用事じゃないんですけど><ボールペンくれ、とか><地味パトさんの出勤日だけなんですけど><何度も来ます>会長と地味パトさんの庶務課とはフロアが別々。会長室はみやびの経理課を同フロア。そう言えば、最近、やたら会長室から出歩く後ろ姿を見ていたのですが、ほとんど気にしていなかったことは確か。なるほど、行き先は地味パトさんのところでしたか。さらに庶務課の女子社員ちゃんの愚痴は続きます。<最近、会長が、キモイんです>なになに?会長は庶務課で何、キモイ動きをしてるんですか?読み進めてみると、みやびとチバちゃんは呆れるを通り越して吐きそうです。げっそり。つづく。***「耳を澄まして。」耳を 澄ましてこゝろを 鎮めてそしてようやく 聞こえるくらいのちいさき 声できみだけにようやく 聞こえるくらいの溶けそうな 声で。
2019.08.19
みやびの世界にようこそ。 こちらのお話は もちろん もちろんのフィクションです。みやびの 想像の世界のお話ですよ。事実ではございません。キッパリ!あら?どこかで見聞きしたようなお話? なんて思われても それは きっとね 気のせい。うふ。時々 不適切な表現があっても そこはやさしくお許しをあ、ちなみに 後半の詩は 一応 みやび 詩人ですし詩 書いちゃってるんですけど 物語のちょっとだけの伏線ですの。では みやびの世界を くすっと 笑ってくださいな。にほんブログ村***地味パトさん情報を求めて、みやびお局グループラインで一斉ラインをしたみやび。さてさて、女子社員の皆さま、何かナイスな情報をお持ちかしら?お、さっそく返信がありました。企画部の仲良し女子社員ちゃんです。<みやびさん、私も言おう言おうと思っていたとこなんです><私も知ってました。地味パトさんと会長のこと><朝だけじゃなく、帰りも同伴帰宅なんです>えええっ!朝だけじゃなく、帰りも一緒、ですと?<それがまた頻繁なんです><地味パトさんの出勤日の2回に1回は><同伴です><でも、乗換駅までで、それからは別々です>企画部仲良し女子社員ちゃんとは、乗換駅までは一緒の帰宅ルート。乗換駅からは、3つの方向へ路線が分かれます。地味パトさん、会長、企画部女子社員ちゃんは、そこからは別々らしいのです。<電車を待つホームでもベンチに仲良く座り><電車の中でも仲良く座り><会長、手相見るフリして><手、握ってました>ひえっ!電車の中で、手相見るフリして、手、握っていた、ですと?なんて古い昭和の手口。で、地味パトさんのご様子はいかがなものなのでしょう?くねくねしてたり、ひょっとしたら、「うふふっ」、とか言っていたかも知れません。企画部女子社員ちゃんに、ちょっと聞いてみましょう。<地味パトさんの様子はいかが?><うふふっとか言ってました?>すぐに返信がありました。<みやびさん、大当たりです><くねくねしながら、うふふって言ってました><手、握られながら、うふふの連続でした>「キモイ、ただ一言です」チバちゃん、お気持ちお察しします。さらに企画部女子社員ちゃんからのラインは続きます。<乗換駅に着くと><会長は地味パトさんの後ろ姿、名残惜しそうにお見送り><でも、地味パトさんは振り返りもせず><さっさと自分の乗換方面へ向かうのです>お、これは!電車の中での、手を握られてるのに嫌がらず、くねくねしたり、うふふっと言ったりするのに、乗換駅に着いたのなら、さっさと自分の乗換方面に去ってしまうとは。しかも、振り返りもせずに。それって、“ツンデレの法則”を巧みに使いこなしているという証しでは。電車の中では“デレ”で、電車を降りた後は“ツン”で。地味パトさん、ますますタダモノではない雰囲気を醸し出していらっしゃいます。“くねくね&うふふ攻撃” “匂い大作戦” “ツンデレの法則”この3つの「高難度男子攻略アイテム」を見事に習得して、しかも巧みに使いこなしているご様子。凄過ぎる。みやび絶句、でございます。この高難度男子攻略アイテム。課金すれば手に入るというアイテムはございません。ガチャを何度か回せば、手に入るというアイテムでもございません。だけど、ラスボス(ハイスペック男子)を攻略するには必須アイテム!ああ、みやびも、欲しい・・・「いーえ!みやびさん、そんなもん手に入れたって、ロクでもないに決まってますっ!」そうよね、チバちゃん、もし手に入れたって、使いこなせないし。しくしく。そんな絶望と諦めと、さらに放心状態のみやびとチバちゃんの前に、新たなるラインが入ったのでした。そのラインは、庶務課女子社員ちゃんからです。この庶務課女子社員ちゃんからの情報というところがポイントです。何故かというと、地味パトさんの現在の所属は庶務課。一番間近にいる庶務課女子社員ちゃんです。きっと、今まで以上のさらなる情報に違いありません。見たいような、見たくないような、でも見たいし。これって、怖いもの見たさの気分の、みやびとチバちゃんでございます。つづく。***「八月十五日」その日が八月十五日なのか知らずして三月の 某日あと 五か月だったのに
2019.08.16
みやびの世界にようこそ。 こちらのお話は もちろん もちろんのフィクションです。みやびの 想像の世界のお話ですよ。事実ではございません。キッパリ!あら?どこかで見聞きしたようなお話? なんて思われても それは きっとね 気のせい。うふ。時々 不適切な表現があっても そこはやさしくお許しをあ、ちなみに 後半の詩は 一応 みやび 詩人ですし詩 書いちゃってるんですけど 物語のちょっとだけの伏線ですの。では みやびの世界を くすっと 笑ってくださいな。***営業部後輩ちゃんは、今朝、何を見てしまったのでしょうか?早くぅ~そのお話の続きを!「見てしまったんです」「地味パトさんが、会長と一緒に話ながら、小首を傾げて、肩をちょっとあげて、くねくねしながら、歩いているのを!」えええっ!小首傾げて、くねくねしながら、歩いていた、ですと?「ひぇっ!やめてください。想像するだけでキモイです。吐き気がしそう!」チバちゃん、落ち着いて。「さらに、ちょっと物陰に隠れて、ふたりが正面玄関を通過するときに後ろにいたんですけど、地味パトさん・・・」なになに?さらに地味パトさんが、どうしたんですか?「地味パトさん、“うふふっ”って意味深な笑いをしているのを聞いてしまったんです!」「もちろん、会長のでれでれぶりは、後ろ姿からも手に取るようにわかるんですよ」おおお!これぞ「くねくね&うふふ攻撃」だ。これは、高難度の男子向け必殺技。たかが“くねくね”と、“うふふ”ですが、使い方にテクが必要で、もちろんみやびやチバちゃんは使いこなすことができません。いや、使いこなすどころか、使い方すらわかんない状態。「みやびさん、それだけじゃないんです」なになに?営業部後輩ちゃん、まだ続きがあるの?「地味パトさんが通った後って、なにやらアヤシイ残り香がするんです。お香の匂いっていうか、ヘンな柔軟剤の匂いっていうか、どこかの安っぽいフレグランスの匂いっていうか・・・」で、その匂いって、いい匂いなの?「いやいや、いい匂いどころか、ちょっとクサイ系で、女子的には嫌な感じです。でも男子的にはどうかわかんないですけど、ね」ふむふむ。なるほど。地味パトさんは、匂いまで男子寄りの匂いを熟知していらっしゃるご様子。「くねくね&うふふ攻撃」だけではなく、さらなるアイテム「匂い大作戦」も絶妙に操作できるとは!やるじゃん。地味パトさん。が、ここで、みやびは若干の疑問点が。地味パトさんは、何故会長に急接近してきたのか?地味パトさんは、まだ入社してさほど期間がたっていないので、会長が実質の実権者だとはご存知ないハズ。何か魂胆があるのなら、社長や重役に向けてなら、納得がいくのですが。さらに、「くねくね&うふふ攻撃」や「匂い大作戦」だけで、後期高齢者の会長を一目惚れをさせることができるのか?男子の皆さまには、美しさは不必要なんでしょうか???みやび、謎だらけでございます。だが、しかし、このまま放置してしまえば、会長は「老いらくの恋」へまっしくら。何やらアヤシイ魂胆があるハズの地味パトさんの毒牙にかかり、深入りして立ち直れず、後期高齢者の道を転がり落ちてしまわれては、それは長年お世話になっている女子社員としては、心が痛むというもの。地味パトさんは、タタけばホコリが出てきそうな予感がします。よし!「みやびお局グループライン」で、仲良し女子社員の皆さまへ調査の依頼をいたしましょう。<緊急><大至急、調査願います><地味パトさんと会長が急接近><目撃情報等々、詳細、要報告>一斉送信。あとは、みやびの仲良し女子社員の皆さま方からのご連絡を待つばかりでございます。女子社員の皆さま、いいお仕事してくださいませね。お返事お待ちしておりますわ。と、さっそく、一報がっ!企画部女子社員ちゃんからです。早いわぁ。おおおっ?えええっ?ひえっ!さらなる驚きが、みやびを襲うのでございました。つづく。***つづきは、お盆休み明けの来週金曜日を予定してます。後半の衝撃もお楽しみにしてくださいませ♪***「名。」たとえ 大きな川だと してもたとえ その流れが 主流だと してもそれがわたしの中の“ほんとう” では ないのならばわたしは その名に 恥じぬよう「市川」の 名に恥じぬよう。
2019.08.09
みやびの世界にようこそ。 こちらのお話は もちろん もちろんのフィクションです。みやびの 想像の世界のお話ですよ。事実ではございません。キッパリ!あら?どこかで見聞きしたようなお話? なんて思われても それは きっとね 気のせい。うふ。時々 不適切な表現があっても そこはやさしくお許しをあ、ちなみに 後半の詩は 一応 みやび 詩人ですし詩 書いちゃってるんですけど 物語のちょっとだけの伏線ですの。では みやびの世界を くすっと 笑ってくださいな。***準備万端で営業部後輩ちゃんがやってくるのを待っている、みやびとチバちゃん。と、そこに営業部後輩ちゃんがやってきました。待ってたのよぉ。「みやびさん、BBQ大会の打ち合わせって、絶対に口実ですよね?」でへへ、バレてましたね。やっぱり。もぉ。営業部後輩ちゃん、もったいぶらないで、何を見たのか、真実を教えてちょうだい!「それがですね。私が見たっていうのは、地味パトさんが、会長と仲良く同伴出社する姿なんですよ。ここ数週間、かなりの頻度で。地味パトさんって、週3勤務ですよね。ってことは、ほぼほぼ、です。」えええっ!会長と、ですと?会長と言えば、つい先日、後期高齢者のお仲間入りしたっていう会長ですよね?ハッキリ言って、“おじいちゃん”の域に突入していると言っても過言ではございません。会長は、仕事らしい仕事はやっておらず、隠居状態なのですが、弊社の大株主であり、会社の実権をぎゅっと握っている、実質的な権力者と言ってもいいでしょう。社長も副社長も専務も、みんな会長に対してはイエスマン。ゴマスリが出世するという、よくありがちな典型的な中小企業である弊社です。会長のご年齢から察するに、会長はいわゆる「失楽園」世代。某有名新聞の朝刊に連載された、渡辺淳一センセイの「失楽園」を読むのが朝イチのお楽しみだったハズ。が、しかし、一般社会には、もちろん「凜子」はいないし、アナタは古谷一行ではございません。自分自身の身の上に「失楽園」は起こるはずもなく。だけどだけど・・・いつかいつか・・・などと、妄想はなさっていらっしゃていたのかも知れません。そんな「妄想失楽園」世代の会長。だけど、弊社の実力者である会長。その会長を手玉に取るとは、地味だけど、おキレイではないけれど、女子力ありそうな地味パトさん。さすが、です。ま、でも、私、マネしたいって思わないけど。「みやびさん、私も同くじです」あ、こんなこと言ってるから、みやびもチバちゃんも、婚活戦線、全戦全敗なのかもっ!その後、営業部後輩ちゃんのお話を伺ってみると、こんなふうなお話だったのです。営業部後輩ちゃんは、毎朝、在庫チェックのために倉庫に行くお仕事があるのですが、倉庫に行くためには正面玄関を横切る必要があり、その時に、あれ?って気づくようになったそうなのです。「あら?駅から会社に向かってくるあのふたり・・・」「あのふたり、どこかで見たような・・・」から始まり・・・「え、あのふたりの正体はっ」と、気づいてしまい・・・「そして、見るたびに、ふたりの距離が縮まっているような・・・」でちょっと気味悪くなり・・・「そして、みやびさんラインしようかって思ったキッカケは・・・」「そのキッカケは、見てしまったのですよ。今日!」なにっ!営業部後輩ちゃん、まだ引っ張るのぉ!もうそろそろ、会議が終わって、上司の皆さま方がお戻りになってしまうのよぉ。その先を、早く教えてちょうだいっ(絶叫!)つづく。***「以心伝心」唯一の 絆たとえ ここに きみはいなくとも。
2019.08.07
みやびの世界にようこそ。 こちらのお話は もちろん もちろんのフィクションです。みやびの 想像の世界のお話ですよ。事実ではございません。キッパリ!あら?どこかで見聞きしたようなお話? なんて思われても それは きっとね 気のせい。うふ。時々 不適切な表現があっても そこはやさしくお許しをあ、ちなみに 後半の詩は 一応 みやび 詩人ですし詩 書いちゃってるんですけど 物語のちょっとだけの伏線ですの。では みやびの世界を くすっと 笑ってくださいな。***なかなか地味パトさんの謎が解けないところでございますが、前回の “女子力検定” の回答からお話しますね。設問1は、あなたが隙があるかどうかのチェック。設問2は、あなたのツンデレ度の “ツン” のほうのチェックです。設問3は、あなたのツンデレ度の “デレ” のほうのチェックです。どうやら、世の中の男子は、隙があり、なおかつ、ツンデレの女子が婚活市場で大活躍しているとのご様子。ということは、女子力高めということらしいです。設問1では、怪しげなキャッチセールスのお兄ちゃんは、ソノ道のプロですから、しっかり者の女子ではなく、ひっかけやすい隙のある女子を、見抜く能力は抜群。「頻繁に声をかけられ、時々、ひっかかっちゃって、何やら買わされたことがあります」と答えたアナタ。正解。女子力高めです。もちろん「モテ」です。「一度もキャッチセールなんてひっかかったことありません。もし万が一声をかけられても、絶対に何か買わされるだなんてことはあり得ません」と、答えたアナタ。残念。「非モテ」です。設問2では、気が弱そうだったり高齢者の方は、勇気を出して道をたずねているのですから、そっけないお返事やスルーされることが一番キツイところです。そこで、その時の気分で、ツンツンしなさそうな人を無意識で選んでいます。「え、道ですか?聞かれてことって、まずありませんねぇ」と答えたアナタ。正解。女子力高めです。もちろん「モテ」です。「はい!よく聞かれます。時々、一緒に目的地まで行くこともあります」と答えたアナタ。残念。「非モテ」です。設問3では、“うふふ”と、デレデレな雰囲気を出せるかどうかのチェックです。「ついつい女子の輪の中でも、“うふふ”と笑ってしまい、女子の中で浮いてしまうのを感じてしまうことがあります」と答えたアナタ。正解。女子力高めです。もちろん「モテ」です。「“うふふ”って笑うだなんて、それは私の人生の中であり得ないことです。」と答えたアナタ。残念。「非モテ」です。もちろん、みやびもチバちゃんも、完敗の女子力検定の結果です。「でも、地味パトさん、“うふふ”ってよく笑って、おっとり感を強調してるけど、それって、演技なんじゃないかしら?だって、この間、イライラしてたみたいで、倉庫でコピー用紙に当たり散らしてたのを、目撃しちゃったんですよ。ほらほら、よくいるじゃないですか?女子の前と、男子の前とで態度がものすご~く違う女って。地味パトさんって、まさしくそのタイプだって思います。」みやびもそう思います。ああいう女に男子はダマされちゃうのよね。そう考えると、地味パトさんが、男子社員と同伴出社という話も納得がいくというもの。でも、ほんとうにそう?男子はやっぱり美人が好きなんじゃないの?そのところの真相を究明するには、やはり営業部後輩ちゃんからじっくりとお話を聞く必要アリ。ちょうどいいことに、本日の午前中はみやびの部の上司は会議で、チバちゃんと二人っきり。真夏のBBQ大会の打ち合わせと称して、営業部後輩ちゃんを呼び出してしまいましょう。「もしもし、営業部長さんですか?経理部のみやびです。 さっそくですが、この夏のBBQ大会の打ち合わせをしたいので、今から1時間ほど、営業部後輩ちゃんをおかりしたいのですが。」よし!これで準備は万端。後は、営業部後輩ちゃんがくるのを待つばかり。一刻でも早く、地味パトさんの謎が知りたいっ!つづく。***「揺れる」揺れる揺れ 動く風も 吹いていないのにいや風が 吹けば風が 吹けば
2019.08.05
みやびの世界にようこそ。 こちらのお話は もちろん もちろんのフィクションです。みやびの 想像の世界のお話ですよ。事実ではございません。キッパリ!あら?どこかで見聞きしたようなお話? なんて思われても それは きっとね 気のせい。うふ。時々 不適切な表現があっても そこはやさしくお許しをあ、ちなみに 後半の詩は 一応 みやび 詩人ですし詩 書いちゃってるんですけど 物語のちょっとだけの伏線ですの。では みやびの世界を くすっと 笑ってくださいな。***先ほどの営業部後輩ちゃんからのラインを、チバちゃんに見せたみやび。ねぇねぇ。ビックリでしょう?「ひえっ!地味パトさんって、あの地味パトさんですよね?アラ還の、見るからに地味で、おばあちゃん顔の、我が国の某有名国会議員とお顔のたるみ加減が瓜二つの。」そうそう、あの地味パトさんなんですよ。その地味パトさんが、男性と同伴出社とは、どうしても想像できなんですけどねぇ。しかも、頻繁にって。「でも、見た目地味な人って、中味が派手とか、性格キツイとか、ってな話、よく聞きます。」う~ん、なるほど、その説、一理あるかも。そう言えば、みやび時々、スーパー銭湯とか行くんですけど、女子更衣室で、派手なおしゃれな下着を着ている人だわぁって、振り返って見ると、雰囲気もお顔立ちも、とっても地味な方の確率大。そのアンバランスさにビックリしたことってあるわぁ。あ、お顔が地味だから、派手な下着でバランスとってるのかも?「そうそう、派手な下着で思い出したんですけど、某有名国産下着メーカーの某シリーズのランジェリーは、機能性とはまた別の付加価値が付いた、着心地は問いませんっ!ってな下着もあるそうですよ」ふむふむ、さっそく某有名国産下着メーカーの某シリーズをネット検索してみましょう。ひえっ!お値段お高め。しかも、ぱんつ、小っちゃ。一平方センチ当たりの単価計算すると、とてつもないお値段になるような気がするのですが。「でも、みやびさん。この某有名国産メーカーの某シリーズの下着の一枚でも持っていないと、婚活戦線では戦えないような気がするんですよねぇ。」おっしゃるとおり。みやびのぱんつは、某量産衣料品店のもの。婚活戦線では、全戦全敗のみやび・・・と、チバちゃん。ここはひとつ、地味パトさんから、見習わなくてはいけないものがあるのかも知れません。ま、そうは言いつつも、そんな気、サラサラないみやびとチバちゃんではありますが、ね。そうそう、世間の皆さま。以前、みやびの若草物語を覚えていらっしゃいますでしょうか?そこでご紹介いたしました “女子力検定”ここで、再度、ご紹介しちゃいますね。ではでは、さっそく設問開始!設問1「時代は遡り、昭和の時代の渋谷スクランブル交差点に、あなたはいます。 その頃、スクランブル交差点ではキャッチセールスのアヤシイお兄さんがうじゃうじゃ。 あなたはそこで、アヤシイお兄さんのキャッチセールスにひっかかってしまいますか? それとも、無事スルーして、スクランブル交差点を渡りきることができますか?」設問2「地図アプリなどない昭和の時代のお話です。あなたは道を歩いているときに、気の弱そう な、若者男子やご高齢の方々などから道を聞かれたりしますか?」設問3「あなたは笑うとき、ついつい、“うふふっ” と笑ってしまいますか?」さあ!あなたのお答や、いかに!つづく***「涼やか」暑き 日々せめて こゝろ は涼やかでいたい誰かを 羨む ではなく誰かと 比べる でもなくわたしは わたし と涼やかでいたい
2019.08.02
みやびの世界にようこそ。 こちらのお話は もちろん もちろんのフィクションです。みやびの 想像の世界のお話ですよ。事実ではございません。キッパリ!あら?どこかで見聞きしたようなお話? なんて思われても それは きっとね 気のせい。うふ。時々 不適切な表現があっても そこはやさしくお許しをあ、ちなみに 後半の詩は 一応 みやび 詩人ですし詩 書いちゃってるんですけど 物語のちょっとだけの伏線ですの。では みやびの世界を くすっと 笑ってくださいな。***仲良しの営業部後輩ちゃんからの、思わせぶりなラインのおかげで、朝から仕事にならないみやびです。 え、なになに?急いで経費を支払ってほしいですと? そんなに急に言われても、すぐには出せませんよっ! 午前中締めの、午後出しっていうルールですよね?なんて、冷たく対応してしまうのは、あの思わせぶりなラインのせいなのよ。ごめんなさいね。営業部後輩ちゃんは、一体全体何を見たのか?家政婦は見た、ではないけど、みやびの心鷲掴みですのよ。と、ほどなく営業部後輩ちゃんからラインが。来た来た。<あの地味パトさんが><男性と同伴出社><しかも頻繁に>えええっ?なんですと?あの地味パトさん?地味パトさんとは、ちょっと前に入社した、地味な雰囲気のパートのオバサンなのです。内輪では地味パトさんと、こっそりお呼びしておりますの。地味パトさんが男性と同伴出社と聞いて、みやびの驚愕の感想っていったら、以下でござますのよ。アラ還の、見るからに地味な、イケイケって聞かれたら、即座にそうではない、と答えられるあの地味パトさん?それが男性と、しかも頻繁に、同伴出社、ですと?で、その相手の男性って、誰っ!もちろん、社員の誰かですよね?営業部後輩ちゃん、話、ひっぱり過ぎ。営業部後輩ちゃんも、その後ラインが途絶えたので、ひょっとして、真面目なお仕事が入ってしまったのかも知れません。残念ですが、致し方ございません。そこでみやびは、この衝撃的な事実を、大の仲良しのチバちゃんにご報告することにいたしましたの。先代のお局さま定年後は、みやびはチバちゃんとますます仲良くお仕事をしておりますの。チバちゃんの席はみやびの隣。チバちゃん、大事件よ。「みやびさん、どうしたんですか?大事件って?」これ、これよ。営業部後輩ちゃんから来たこのラインを読んでみて!チバちゃん、おもいっきりビックリしてくださいな。つづく。***「惑う」 道を 間違えながら 誰かを 傷つけながら 後悔 しながら 惑う ことばかりだけど それに 気づく ことこそ 生きる って ことなんだ
2019.07.31
みやびの世界にようこそ。 こちらのお話は もちろん もちろんのフィクションです。みやびの 想像の世界のお話ですよ。事実ではございません。キッパリ!あら?どこかで見聞きしたようなお話? なんて思われても それは きっとね 気のせい。うふ。時々 不適切な表現があっても そこはやさしくお許しを。あ、ちなみに 後半の詩は 一応 みやび 詩人ですし詩 書いちゃってるんですけど 物語のちょっとだけの伏線ですの。では みやびの世界を くすっと 笑ってくださいな。 ***某月某日、今朝も平穏なスタートでございます。みやびも「お局さま修行」に励み、今や女子社員の皆さまからご信頼をいただけるようなお局さまに成長しております。女子社員の皆さまがたが、楽しく会社生活を過ごせるように。さらに、女子だからと言って、不当な扱いにならないように。女子の皆さまに、時々お声かけして、悩みなどないかしら?なんて気にかけたり。それだけではございませんわ。毎年恒例の、真夏のBBQ大会を仕切ったり、新年会に忘年会、さらに創立記念日の準備などなど。お局さまの仕事は、ほんとにいっぱい。うかうか普通の仕事なんてやっているヒマなんぞございませんの。あらあら。みやびさんったら、すっごく真面目なお局さま、やってなぁい?ちょっとイメージ違うんだけど?うふ。そこはちゃんとみやび。お局さまとして必須なスキルは、キチンと習得しておりますのよ。まずは、ですね。お局さまとして、最重要課題は、いただきもののお菓子の各社員への配布なのです。え、平等に配ればいいだけの話じゃない?ですって?いーえ、それは間違い。実は、微妙に不平等に配布すること、これこそがお局さまの腕の見せ所だったのです。これはお局さまになってからわかったことなのですが、ちょうど人数分のお菓子をいただけることは、まずありません。ちょっと足りなかったり、多かったり、また種類の違うお菓子の詰め合わせだったりするのことが多々。個数だけでなく、内容も平等ではないのです。この時に、一見すると平等に配布されているようにし、だけど、みやびをお局さまとして慕ってくれている女子社員を優遇して、微妙な配合で分ける。これこそが、お局さまの真骨頂とも言えましょう。これには、かなりのスキルが必要なんですのよ。さらに、ご存知の通り、みやびは現金を管理しておりますので、各社員の皆さまへ経費の支払い業務をいたしております。この時に、キライな社員には、こっそりと、しわくちゃな汚いお札をさりげなく滑り込ませ、みやびお気に入りの社員の皆さまには、なるべくきれいな新札っぽいお札でお渡しするようにしちゃってるんですの。あ、可もなく不可もなくの社員の皆さま方は、その日の運次第ですね。ね、みやびって、キチンとお局さまをやっているでしょう?そんなある日の朝、仲良しの営業部後輩ちゃんから、ラインが入りましたの。<みやびさん><実は今朝><見てしまったんです>なにをっ~~~営業部後輩ちゃんは、すぐ下のフロアにいるのに、わざわざ、こっそりとラインをしてくるような用件。何、見たの~~~?それにみやび思うんですけど、ラインって、どうして長文を一気に打たないんですかぁ?それって、現代若者文化のお作法なんでしょうか?昭和生まれのみやびは、なかなかそのお作法についていけませんの。それにしても、みやび、もうラインは既読しているんですけど。その続き、早く、打って~つづく。***営業部後輩ちゃんのご用件はいかにっ???見たって、何をっ?つづきは数日後の予定です。***「笑顔」きみの笑顔を 見ているだけでぼくは全て 真っ白になれるようなそんな気がするんだ
2019.07.28
みやびの物語の世界にようこそこちらのお話は もちろん もちろんのフィクションです。みやびの 想像の世界のお話ですよ。あら?どこかで見聞きしたようなお話? なんて思われてもそれは きっとね 気のせい。うふ。あ、ちなみに 後半の詩は 一応 みやび 詩人ですし詩 書いちゃってるんですけど 物語のちょっとだけの伏線ですの。では みやびの世界を くすっと 笑ってくださいな。***世間の皆さま。 お久しぶりでございます。 みやびでございます。 さてさて、先代のお局さまが定年退職なさってからかれこれ数年。 皆さまとすっかりご無沙汰の日々ですが、 みやびのお局さまぶりはどうなのかしら? ちゃんとお局さまで出来てるぅ? なんて世間の皆さまのウワサを、小耳にはさみましたのよ。 大丈夫でございますぅ。 みやびは、しっかりと「お局さま修行」に励んでおりましたの。 みやびのお局さまぶりも、そろそろ板に付いておりますのよ。 と、言うわけで、久々に、みやびのお局さまぶりのご報告いたしますね。 でね、皆さまとちょっとだけご無沙汰している間に、あれやこれやと みやびの会社では、いろいろな事件が起こっておりますの。 え、なになに?またまた先代のお局さまのような濃いキャラ出現とか? それに、何このタイトル?気になるぅ。 でしょう? でへへ、でござますわ。 そんなこんなのをお話しできたらなぁ、なぁんて思いますの。 では、はじまり、はじまり~つづく *** “空席” ぼくの 左側の 空席は きっと きみの ための 空席 だったんだ
2019.07.27
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