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六辺藤電二

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年明け最初に見に行く映画は私がお名前を捩らせていただいている、ロベルト・ベニーニ監督の作品と決めていました。

ネタバレに気をつけながら感想を書いていきますと、この作品でロベルト監督が演じているアッティリオは、時に7人の小人、そして時に王子様となってヴィットリア(*ロベルト監督の奥様のニコレッタ・ブレスキが演じています)を助けることに奔走します。
監督自身が映画のパンフレットで述べていますが、愛が生み出す行動力のすごさや偉大さを見事に表現しているかなと思いました。
キザな台詞をいくつも囁くが、決して格好良くみえないアッティリオですが、ヴィットリアの危機を聞いてその命を救うために奔走する姿は、メッチャ格好良いです(^0^)♪
渋い2枚目俳優として有名なジャン・レノが引き立て役にしか見えないほどです。
ただ、格好よく立ち振る舞うシーンでも、笑いを忘れないのがロベルト監督の得意技。
しっかりと笑いは盛り込まれていました。ネタバレしても楽しめそうなところを書かせてもらいますと、酸素ボンベを買いに行くシーンとか、靴屋に追い掛け回されて地雷が埋まっている所へ行くシーンなんかは爆笑でしたね。
もちろん笑いだけでなく、戦争の悲惨さも充分過ぎるくらい伝えてくれました。

アッティリオならきっとこう言うと思います。
「悲劇の無い戦争は無い。美しい戦争なんて無い。戦場に命を掛けるほど価値のあるものは無い。あるのは、地獄と永遠の悲しみだけ。」
それにしても、こんな無情なものしか無い世界で、1人の女性のためだけに自らの命も顧みず、果敢に地獄のような場所へ赴き、勇敢に行動する、しかもそれがまったく自然に見えてしまうあたり、俳優ロベルト・デニーニが上手く味付けをしてくれたなと思いましたね。
あれが英雄的な格好良さだったら、ただの英雄伝で終わってしまったでしょうが、ロベルト監督独特の味付けがされたことで、おもしろい映画になったような気がします。
楽しいといえば、のっけから登場してきた、アッティリオの夢の中の結婚シーンに登場してきた警官役!
あれはもう出てきた瞬間に笑っちゃいましたねェ~(^0^)♪
この作品で初めてロベルト・ベニーニ監督の作品に触れる方なんかには何が可笑しいの?、と言う場面でしょうが、『ラ・ビータ・エ・ベッラ(邦題:「ライフ・イズ・ビューティフル」)』を見た方なら、絶対笑っちゃいますよ。
『ラ・ビータ-』に出てきたドイツ兵で、強制連行されてきたユダヤ人達に恐ろしい強制収容所のルールをドイツ語で説明するドイツ兵の役の方ですから。
あのシーンを思い出すだけで笑いがこみ上げてくる私としては、この人が出てきただけで笑っちゃいましたよ(*キーボードを叩いている今も笑いが止まりません)。
ロベルト監督にとって必要不可欠な相方さんなのかもしれませんね。
ただ、パンフレットにこの相方さんのお名前が書かれていないので、未だに名前を存じ上げないのが残念です。

奇跡と言う言葉については色々な方々が色々なことを述べていますが、アッティリオが起こした奇跡はそのどちらでもなく、なんかいつの間にか起きちゃったっていう感じの奇跡ですかね。
その奇跡にスクリーン越しに触れた時、人は誰もラストシーンのヴィットリアになる、そんな気がしました。





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Last updated  2007.01.05 13:34:19
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