徒然萬成

徒然萬成

2022.11.01
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カテゴリ: 国内外問題
以下 産経WEB より


 2022/10/23

中国の習近平総書記(国家主席)の3期目指導部が23日に発足したことを受け、日本政府は習氏が共産党大会で強い意欲を示した「台湾統一」への警戒を強めている。米国や同志国と連携して抑止力・対処力を高めつつ、首脳を含む直接対話の機会を通じて自制を促したい考えだ。

習氏は16日の共産党大会初日の政治報告で、台湾への武力行使を「絶対に放棄しない」と述べ、武力統一の可能性を示唆した。党の最高規則である党規約には「台湾の独立を断固反対し、抑え込む」との文言も新たに盛り込んだ。

政府関係者は「習氏が自身の最大の功績として目指すのが台湾統一だ。任期の5年以内に動くという前提で対応すべきだ」と指摘する。外務省幹部は今年2月に国際社会の予想を裏切ってロシアがウクライナを侵攻したことを踏まえ、「習氏の野心を過小評価してはいけない」と警戒する。



習総書記の3期目が始まった。
台湾への武力行使を絶対に放棄せず、抑え込むのだそうだ。

ウクライナ問題を機に、岸田政権はロシアと即座に敵対する道を選んだ。
これにより、中国を背後からけん制する役割を担っていたロシアが、逆に中国と共に日本へと動く可能性をつくってしまった。

日本の報道では、台湾問題は台湾だけの問題として、大変なことだとしながらも、ある種の他人事感があるが、本当にそうだろうか。

台湾侵略の際には、中国が台湾の通信網をかく乱するところから始まるだろう。
そして、台湾と同時に、尖閣さらには沖縄へと動いてくる可能性がある。

台湾を守るどころか、日本の危機になるのではないか。

アメリカは、日本に武器を供与して日本を戦場として戦わせる可能性もあるだろう。
それは現在のウクライナの姿になっていくのではないのか。

さらには、中国と同調して、ロシアが北海道へ出てくる懸念も出てくるだろう。
第二次世界大戦で、占領するはずだったのに取れなかった北海道だ。
さらには、そこに北朝鮮も同調して本州かどこかに入ってくる可能性もある。

日本の弱みは戦略的な思考ができないことだ。
ロシアーウクライナ間の歴史も知らずして、一方的にロシアと敵対した。
ロシアは、ロシア系住民を守るために動いたことなど、日本では報道されない。
中国包囲網を築いて、中国をけん制しなければならない一つの軸を、敵方に回らざるを得ない状況に自ら追い込んでしまったのだ。

もちろん、バイデン大統領の戦略眼のなさも影響している。


日米に比べ、インドの戦略眼はたいしたものだ。
インドから見て中国の背後に位置するロシアには、きっちりと中国をけん制してもらう役割を果たしてもらっている。


いずれにしても、世界情勢がこれからどうなるのか、どうすれば、国民を守れるのか、しっかりとした戦略眼と判断力が問われるだろう。

台湾危機は、日本危機に直結してくるだろう。

日本は、自分の国は自分で守れる、普通の自主独立国家になれるのか。


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最終更新日  2022.11.01 23:16:52
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