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途中、日の出前まで休むのだろうか?幾つかのテントを見かけた。ここには熊が寄り付かないのだろうか?芋やどんぐりが手に入るようなところでは無さそうなので、
といったところだろうか?
さて、毎年このテントが頂上が近い事を告げてくれるのだが、こっちは正直もう休みたくて休みたくて仕方が無い。いい加減熊という恐怖から解放されたいものである。
やっとの思いで大岳山頂に到着する。もう、月は西に傾き少々赤みを帯びているように見えた。山頂はどういうわけか地面が剥き出しになっている。草木が生えないのかというとそうではなく、山頂の一部だけがなにやら人為的に 『ハゲ』 ている。林の中から突然開けた所に出てくる感じだ。多少岩もむき出しになっているところがあるが、まるっきり植物が生えないような土地ではないことが解る。早速コンロを取り出して岩の上に置き、点火お湯を沸かす。カップ麺にしようか?それともインスタントの米にしようか?御湯が沸騰するまで辺りを気にしながら悩んで出した結果が、
最近米食ってないからな・・・。しかしまぁ太平洋戦争に日本が負けた理由はこの米にあるんだろうと思うのは僕だけだろうか?今でこそ簡単に米が焚けるようになったが、昔はそうは行かない。勿論レトルトも無い世の中で、この米という食料は生産にも、そして食べるにも時間と手間がかかる最悪の軍用食だったに違いない。田んぼでお米を作る方々への不平ではありません。平和な世の中に成ったからこそ言える文句です。その社会を気付くにあたり沢山の死体の上に自分が立っている事を改めて思います。
そんな勝手な感慨に深け込んでいるときに、肘がザックから出しっぱなしにしていたペットボトルを倒した。岩の上に転がるペットボトルが奏でた音は意外と大きく、そして熊の呼吸にも似ていた様に思えた。
音の主がペットボトルと気が付いたときの空しさと独りきりなのに込み上げて来るこの恥ずかしさ、そしてどっと押し寄せてくる(外気の)寒気は堪りません><。
夜食も早々に引き払って御岳山に向うことにしました。まだ熊の出る地域は抜けていないとはいえ恥ずかしい。気を引き締めなおして出発です。
無事に御岳山に着いていたらまだ続く!!
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