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巨人の黄金期を支えた名二塁手、土井正三氏が亡くなったというニュースが昨日流れました。
世紀の誤審と騒がれた本塁突入セーフが、土井氏の見事なスライディングによる明らかなセーフであることが報道写真によって証明された日本シリーズなど、攻守にわたる名プレーヤーでした。 http://www.sanspo.com/baseball/news/090926/bsa0909260507005-n1.htm
ある意味(あくまでもある意味)、土井さんの不運はイチローの新人時代にオリックスブルーウェイブの監督を務めたことでした。
3年目の土井監督は、2割に満たない打率の、身体がまだできていないように見えた高校出の新人イチローを二軍に落としたのです。
その年、土井さんは監督を解任され、翌年から引き継いだ仰木監督がイチローを使い続けると、いきなり初の200安打超えの日本記録と首位打者のタイトルを取ってしまうのです。因みに鈴木一郎の登録名をイチローに変えたのは仰木監督です。
その後、イチローが活躍すれば活躍するほど、土井さんはイチローの才能を見いだせなかった駄目な指導者であるというレッテルを貼られるようになります。
実際、"土井昭三 イチロー"のキーワードで検索すると、当時の土井さんに対するひどい記事を書いたブログや記事をみつけることができます。
故人になってしまうと、故人を讃え偲ぶ記事とともに、「本当は…」といった記事もみられます。
もしかしたら、土井さんを無能呼ばわりした人の中にも、そんな記事を書いている人がいるかもしれません。
かといって、土井さんをこき下ろした人たちを責める資格は私にもありません。
私もどちらかといえば、土井さんを批判する記事に賛成していたくちですから…。
ところで、当時の土井監督の立場でイチローを使い続けられる人が果たしてどれくらいいるでしょうか?
逆に、もし、イチローが二軍に落とされすに使い続けられたら…。
少なくとも、それは今とは違うイチローです。
二軍落ちという経験が無ければ…なんてことは、もちろん誰にも分からないことです。
そして、土井監督のような立場になる可能性は、誰かを指導する立場の人にはあるということです。
野村監督
「死んだかあ。何度か戦ったが、土井、高田、黒江は嫌な選手だったなあ。強いチームはショートより、いいセカンドや」
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ありがとうございました!