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夢 みるこさんComments
猫は3人姉妹の長女なの。
末妹は体が弱く、学校も充分には行けなかったわ。
なんどか発作を起こして倒れた・・・
母は、そんな末妹のことがとても気がかりだったと思う。
5歳違うと同じ遊びは出来にくいのよね~
雨の日、家の中でおままごとを一緒にすることはあっても
外で遊ぶときは山猿みたいな猫たちの遊びに付いていけなかった妹。
母は、面倒見の悪い猫によく小言を言っていた。
母も疲れてイライラしていたのだろうと今になれば理解できるけどね

猫が高校のとき、末妹は中学1年だったわ
なにかで喧嘩して、売り言葉に買い言葉で
迷い猫とても酷いことを言ってしまった。
「あんたなんか生まれてこなければ良かったのよ!」
「あんたがいるばかりに母さんは苦労しているのよ」と!
今思い出しても心が痛くなるような酷い言葉を
私は末妹に投げつけた・・・
妹はみるみる顔をゆがめて・・・泣き出した。
泣きながら走り出した。

夕方になっても帰ってこない妹
迷い猫、心配と後悔で探し回ったわ!
田んぼの近くの溝の中にうずくまっている妹を発見し
ごめんね、ごめんね、と謝りながら降りていった猫
妹は涙でどろどろになった顔で
とても悲しげに私を見ていた・・・
ごめんね、と言いながら妹を抱きしめる以外何も出来なかった。

その妹が21歳の若さで亡くなったのは
猫が長女を産んで3ヶ月ほどした寒い冬のこと・・・
報せを聞いて一番に頭に浮かんだのが
妹に投げつけたあの酷い言葉・・・
言葉は人を傷つける・・・
そしてその言葉を投げつけた自身の心も深く傷つけた・・・
寒い冬の夜、布団の中で妹になんども詫びた
心の中に寒風が吹き、猫の命まで真っ暗になった気がした
体が弱いのは妹のせいじゃないと判っていたのに
なぜ、あんな酷い言葉を口に出来たのか
今でも自分が許せないでいる猫です。
今朝の散歩は妹のお墓に行ってきたの。
お墓の前で滂沱と流れる涙を、
知らない人が見たら怪しむだろうな~と・・・
猫が仏教の信心をするようになった一つのきっかけは妹なの。
何年か経ち、宇宙で、幸せそうに笑っている妹と会いたいから
「ねえちゃん、会いたかったよ~」
「また、一緒に遊ぼうね~」と
心から笑って、言って欲しいから・・・